行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

河川敷の藪原にて

2020-09-27 20:00:19 | 花,植物
久しぶりに多摩川の河川敷を覗いて見ました。
多くの場所は昨年10月の台風による増水で
1年前とはすっかり姿が変わり、
3m近くもある大型雑草で埋め尽くされ、中に踏み込むのが憚れます。
ただ、柵の周囲など水の流れがあまり強くなかった場所は
昨年と同じ蔓草が残り、秋の様子を見せていました(9/21)。


キョウチクトウ科カガイモ。
柵の近くの草原に薄紅色の花のかたまりが数カ所ありました。
雌しべが一本長く伸び、花の内側には毛が蜜集しています。


ニシキギ科ツルウメモドキの青い実がたくさん柵に絡まっていました。
秋遅く熟すと3つに割れ、
橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出すと美しく変身します。


そのツルウメモドキの実に混ざり、
紺色の果実、多分、アオツヅラフジ、落葉つる性木本です。


蔓性雑草の代表、葛、秋の七草の一つに数えられています。
そのクズの花にウラナミシジミが吸蜜していました。
繁殖を繰り返しながら北上、
秋になると東京でも見られるシジミチョウです。


コセンダングサもあちらこちらで花をつけていました。
河川敷では秋を代表する草です。
どうせならと、この季節、
どこにでも現れるイチモンジセセリが吸蜜していた花を探して一枚。


夏の盛りに白い花をつけていたケシ科の多年草タケニグサに果実ができていました。
中に黒色の種が透けて見えています。
そしてその大きなりっぱな葉はもう枯れ色になっていました。


植物ではありませんが、
その近く草原に背中がきれいなピンク色のバッタがいました。
ショウリョウバッタモドキのようです。
普通は背中は褐色、ピンク色のものはめずらしく、たまに出現するようです。
コメント (2)
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