キツネアザミとハルジオン

まだ鍬も入っていない春田にいろいろな草に混じり、
アザミ?と思われる花がたくさん咲いていました(5/6)。


アザミだとしたらこの時期に見られるのはノアザミです。
しかし花の形が少し違うように思います。
また、ノアザミにしては一茎につく花数が多く、
棘もありません。


不思議に思い調べてみるとキツネアザミと知りました。
アザミと同様にキク科ですが、
アザミ属ではなく、キクアザミ属、
アザミの仲間ではありません。
アザミに似ていてアザミではない、
キツネにだまされたようだということで
キツネアザミの名があります。


そのキツネアザミの4月上旬の姿です。
なんの草かと思い撮影していました(4/7)。


同じくキク科のハルジオン、
やはり春田の草の中に咲いていました。
どこにでも見られる帰化植物ですが
なかなかの美しさです。
特に紅色の強く出たものはきれいに思います。


多摩川の土手に紅色のものが群れていました。
紫苑(シオン)に似ていて春に咲くということから
春紫苑(ハルジオン)の名がつけられたようです。


極めてよく似たものにヒメジオンがあります。
ハルジオンの開花時期は4月～5月、
ヒメジオンは5月末から晩秋までといわれています。
また、下向きの蕾が見られるのはハルジオンです。