行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

リュウノウギクと開発

2019-11-20 20:00:30 | 風景
もう咲いている頃と
リュウノウギクの自生地である南山を歩いて見ました(11/7)。


稲城南山のリュウノウギクの自生地、
開発により、自生地が狭まり、数が減っていますが
今年も花がきれいに咲きました。


リュウノウギク(竜脳菊)、
日当たりのよい丘陵や山地に生える野菊の一つ、
野菊では珍しいキク科キク属の多年草です。
茎がひょろりとして頼りなく、花、葉は菊によく似ます。


花期は10月下旬~11月、
ヨメナやノコンギクなどよりは遅く、
秋も深まって花をつける野菊です。


花は茎の先端に1~3個が付き、
径は2.5~5cm、外側に白い舌状花が並び、中心の管状花は黄色、
舌状花は楕円形でヨメナやノコンギクなどより丸みがあります。
数は多くなく、貴重な野菊です。


その南山のリュウノウギクが咲くあたりから、
東を眺めると、開発地帯がすぐ近くに臨めます。
山が切り崩されたあとに、住宅が次々と建てられています。、
そして、遠くには都心の高層ビルとスカイツリー、
ここは絶好の展望スポットです。


少し眼を右に向けると、
ショベルカーの働く先の空間を
京王よみうりランド駅からよみうりランドへのゴンドラが次々と通り過ぎていきます。


さらに右を向くと、
半年前と比べると開発がかなり奥まで進んでいます。、
ショベルカーの数も増え、開発がピッチをあげて進んでいるのがわかります。
早く開発が終わり、公園や緑地がきちんと整備され、
それなりに自然が戻ってくるとよいのですが。
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ニシキギとハナノキの紅葉

2019-11-19 20:00:06 | 花と虫
11月7日の散歩道。
紅葉のニシキギにオレンジ色の果実、
そして、その果実に鮮やかな黄色のお腹の
キバラヘリカメムシが付いていました。


ニシキギ、
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木、
紅葉が美しいことで知られています。
その美しい紅葉を錦に例えて錦木(ニシキギ)の名がつけられています。
また、枝にコルク質の翼(ヨク)があるのが特徴、
翼がない品種があり、コニシキギではなく、なぜかコマユミと呼ばれます。


葉は対生で細かい鋸歯があり、
マユミやツリバナよりも小さく、枝葉は密に茂ります。
そのニシキギの紅葉にキバラヘリカメムシがいました。


ニシキギの果実は楕円形で、
熟すと果皮が割れて、中から朱色の仮種皮に覆われた種子が現れます。


果実は盛りが過ぎ、
鳥などに食べられたり、落ちたりしたようで多くはもう種子がなくなっていました。
まだ残っている種子にキバラヘリカメムシが数匹付いていました。
そのキバラヘリカメムシを下から、
黄色の腹部を写して見ました。
ニシキギ科の果実によく付くキバラヘリカメムシです。


ニシキギの近くに葉脈が赤色、
他の部分が濃いオレンジ色と美しく紅葉した木の葉を見つけました。


浅い切れ込みの掌形の葉、
ウリハダカエデとも思いましたが
葉の形、赤く、長い葉柄から、多分、ハナノキです。
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モミジバフウの紅葉

2019-11-18 20:00:37 | 花,植物
11月初旬、
街路のモミジバフウが秋色に染まりはじめていました。


11月3日の夕刻、
体育館からの帰り道のクジラ橋、
下を通る尾根幹線のモミジバフウが紅葉を始めていました。


モミジバフウ、
フウ科フウ属の落葉高木、
別名はアメリカフウ。
葉はカエデのような掌状、やはり秋に紅葉します。


この日は曇天の寒い日、
紅葉道を犬と散歩する人も冬支度です。


果実はウニのようなイカイガの集合果、
この果実、クリスマスの飾りつけなどに使用されます。


4日後の11月7日、
この日は秋の雲がきれいな晴れ日でした。
クジラ橋の一つ下の堅谷戸橋から、
4日でモミジバフウの紅葉がずいぶんと紅味を増しています。


橋の反対側から、紅葉の尾根幹線と青空と秋の雲。
標準ズームをほぼ広角端にしました。


モミジバフウの葉の色模様。

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樹中のドングリ

2019-11-17 20:00:30 | 花,植物
地上に落ちているものはよく眼にするドングリ、
考えてみると樹についている状態をあまり見ません。
秋の公園、丘陵道を歩きながら、
まだ樹についている身近なドングリを探して見ました。


ブナ科コナラ属コナラ。
ドングリは長い楕円形のすっきりした姿です。
その年に咲いた花がドングリになる一年成です。


上より少しずんぐりしていますが
葉や冬芽から、これもコナラです。


ブナ科マテバシイ属マテバシイ。
日本固有の常緑広葉樹、本来の自生地は九州南部とのこと。
公園木や庭木として広く植栽され、
関東地方でもよく見られます。
先端に丸みのある長細いドングリ、
昨年の花が1年半かけてドングリになる二年成です。


ブナ科コナラ属アラカシ。
ドングリがまとまってつきます。
大きさはコナラより小型で、
その年の花がその年ドングリになる一年成です。


そのアラカシの葉にウラギンシジミの雌が翅を広げていました。、
葉は倒卵形、鋸歯は葉先から途中までで、
シラカシに比べて粗いとあります。


ブナ科コナラ属シラカシ。
アラカシによく似ていて、区別が難しく、
実は筆者は明確には区別ができません。
ドングリの先端の突起の周囲にリングがあり、
少しへこんで見えるのがシラカシということからシラカシと判断しました。


シラカシのドングリ、
アラカシに比べて殻斗の横縞がはっきとして、
殻斗がドングリに深くかぶさります。
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秋のエナガ

2019-11-16 20:00:17 | 
10月から11月、
木々の葉が落ち、エナガの姿が撮れるようになりました。


カメラ片手の散歩、
10月を過ぎると小鳥も被写体の対象、
望遠ズームもつけて歩くことが多くなりました。


日本に見られる小鳥では
キクイタダキに続いて2番目に小型のエナガ、
そして、すばやく動き回ります。
ピントを合わせて、レンズに収めるのけっこうたいへんです。


それでも数が多く、よく遭遇します。
しかも複数で行動するので、失敗は多いですが
チャンスも多いエナガ撮影です。


すぐ近くにとまってくれたエナガ、
可愛い姿が撮れました。
しっかりピントがあい、可愛い表情が写るとうれしくなります。
素人カメラマンには人気のあるエナガです。


黄葉の樹が背景に入る下からの角度で写して見ました。
顔がつぶれてしまいましたが
眼が写っているのでよしとします。


雨が今にも落ちてきそうな曇天の夕刻、
我が家の残り柿に数羽のエナガの姿がありました。、
望遠レンズをつけて、家の中からねらって見ましたが
曇天の空が背景、きれいには写ってくれません。


メジロは毎日のように来ていましたが
住宅地の柿の実にエナガが来るのは珍しい。
エナガが柿の実を突くのは初めて見ます。
横でメジロが「その実はぼくのだからダメ」と言っているようです。

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秋のキセキレイ

2019-11-15 20:00:12 | 
セキレイ科キセキレイ、
腹部の黄色が鮮やかな小鳥です。
夏の間は山地の渓流などに棲みますが、
秋から冬季には市街地の水辺でも見られます。


里の小さな流れに
キセキレイが冬毛になって戻ってきていました(11/5)。


ハクセキレイとは違い、
人が一定の距離以上に近寄ることは許してくれません。
近づくと、岸辺の石から石へと、小刻みに移動して逃げて行きます。


この個体、
胸部、尾部の黄色が濃いので、おそらく雄です。
夏毛のキセキレイ雄は喉元が黒く、
胸部、腹部がさらに濃い黄色となります。


別の個体、
胸部、腹部の黄色が淡いので、雌と思われます。


この個体は雄でしょうか。
いずれにしても、夏毛のキセキレイは雌雄が見分けやすいのですが
個体差もあるところから、冬毛で雌雄を正確に見分ける難しいと書かれています。
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庭の香り

2019-11-14 20:00:55 | 花,植物
11月に入り、
朝、玄関を出ると微かに芳香が漂います。
ヒイラギモクセイです。


我が家の玄関横のヒイラギモクセイ、
昨年に比べると今年は開花が2週間ほど遅く、
11月3日、葉の付け根のところどころに真っ白な小花がかたまって付き、
よい香りを放っていました。
キンモクセイに比べると芳香は弱いのですが、
やさしく品のある香りです。


モクセイ科ヒイラギモクセイ。
ヒイラギとギンモクセイの交雑種です。
ヒイラギに比べ、葉の縁のギザギサが小さく、
花は純白に近く、上品に見えます。


我が家の庭のものではありませんが
花や葉から、これもヒイラギモクセイです。
この写真、あえて縁にギザギザがなく、なめらかな葉を写して見ました。
ヒイラギと同じように老木になると、
縁にギザギザがなくなる葉も現れるようです。


我が家の庭の姫柚子、
11月になり、急に黄色味を帯びて、
黄緑色となっていました(11/3)。
10日ほど前までは鮮やかな緑色でした。


柚子より小さな実ですが
同じようなよい香りがします。
毎年たくさんの実が付き重宝しています。


今年は雨の日が多かった10月ですが
そんな雨の日の我が家の庭のキンモクセイ(10/15)。
金色の小花が葉の付け根にまとまって咲き、
強い芳香を周囲に放ちます。
ことしはキンモクセイも例年よりずいぶん開花が遅かったようです。


キンモクセイ、
花の形、花の付き方はヒイラギモクセイによく似ています。
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色づきの実

2019-11-13 20:00:50 | 花,植物
10月下旬~11月、
ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、クサギ
そしてウドの果実が色づいていました。


ムラサキシキブ。
調べてみるとシソ科、
草本に多いシソ科ですが、木本にもシソ科があります。
秋に紫色の美しい実をつけるのでこの名、
今年は実付き悪い上に台風が多く、どの木も実が少ないように思います。


ヤブムラサキ。
同じく、シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。


ムラサキシキブによく似た紫色の果実のヤブムラサキです。
しかし、萼に毛がびっしり生え、
その萼に包まれた果実が毛に包まれ、
どこか野生的、野暮ったく見えます。


クサギ。
かつてはクマツヅラ科でしたが
この木も今はシソ科となりました。
秋に熟する果実は美しい青色、
赤い萼が開いて残り、派手な色合いでよく目立ちます。


ウコギ科タラノキ属の多年草、ウド(独活)。
香りがよく、若葉、つぼみ、若い茎の部分が山菜、野菜となります。
秋に直径3mmほどの球状の液果が黒く熟します。


果実が真っ黒に熟した中、
花(果)柄がピンク色に染まり、美しい彩を見せていました(11/3)。
果実一つの中に3~5個の種子ができています。


最後も草の実、
ウリ科のつる性1年草、スズメウリの実です。
カラスウリより小型なのでスズメウリの名、
実は熟すると灰白色、
薄暗い藪の中に生えることが多く、白く輝いて見えます。
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いなぎ市民まつり、ヨサコイソーラン

2019-11-12 20:00:21 | 
10月26、27日は
今年で第18回となるいなぎ市民まつり、
たまにはこんな写真もよいかなと、
ヨサコイソーランの演舞人を写して見ました。


第18回Iのまちいなぎ市民まつり、
27日の昼過ぎ、
くじら橋を渡るとヨサコイソーランが始まっていました。
演舞人もですが、力強い旗振人も見どころです。


稲城龍舞隊、
東京都稲城市と北海道大空町女満別との姉妹都市交流から発足したチーム、
毎年、札幌でのよさこいソーラン祭りに合同チームとして参加しているとのこと。
この日も、大空町からも演舞人が来ています。


こちらは「いなぎ藍の風」。
ヨサコイソーランのチーム、稲城には2つあるようです。
鮮やかなピンク色の旗が目をひきます。


Iのまち稲城にかけた「藍の風」のネーミング、
最後に稲城の鳥、チョウゲンボウが舞ったり、
稲城繁盛節で踊ったり、演出効果満点、
みなさん楽しそうに踊っていました。


イケメンのお兄さんが歌う稲城繁盛節、
すてきな歌声でした。


終始楽しそうで素敵な笑顔で踊る人、
ポーズもピタっと決まっていました。


曇っていた空もいつのまにか青空となり、
みなさんの笑顔が映えます。
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祭りの裏の花壇にて

2019-11-11 20:00:29 | 花,植物
いなぎ市民まつりの行われている中央公園、
祭りの写真を写しながら、
ずらっと並ぶテントの裏の花壇をのぞいてみました(10/26)。


ずらっと並ぶ祭りのテントの横、
軽トラの荷台が売り物の梨と花でデスプレイ。
こんなものを望遠レンズでスナップするのも面白い。


昼ごはんも食べて、
祭りのテントの裏の花壇まで。
花壇の中の酔芙蓉にうっすらと紅がさしていました。
ここの酔芙蓉はお酒のまわりも遅く、毎年、花が咲くのも遅いのです。


もう間もなく11月ですが
花壇の花にまだ蝶たちがいます。
ベニシジミ。


ウラナミシジミも翅を広げていました。
翅に傷みもないきれいな雌の個体です。


同じ花にルリシジミも。
ちらっと見える翅表、これも雌のようです。


アメジストセーシがまだ花をたくさんつけています。
この花が好物、
ホシホウジャクがホバリングしながら
しっかりと口吻を花の中に、
ピントがしっかり合い、その様子がわかります。


こちらはヒメクロホウジャク、
ホシホウジャクに比べると翅の付け根に黄色がありません。
体もホシホウジャクよりずんぐりしています。

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