行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

樹中のドングリ

2019-11-17 20:00:30 | 花,植物
地上に落ちているものはよく眼にするドングリ、
考えてみると樹についている状態をあまり見ません。
秋の公園、丘陵道を歩きながら、
まだ樹についている身近なドングリを探して見ました。


ブナ科コナラ属コナラ。
ドングリは長い楕円形のすっきりした姿です。
その年に咲いた花がドングリになる一年成です。


上より少しずんぐりしていますが
葉や冬芽から、これもコナラです。


ブナ科マテバシイ属マテバシイ。
日本固有の常緑広葉樹、本来の自生地は九州南部とのこと。
公園木や庭木として広く植栽され、
関東地方でもよく見られます。
先端に丸みのある長細いドングリ、
昨年の花が1年半かけてドングリになる二年成です。


ブナ科コナラ属アラカシ。
ドングリがまとまってつきます。
大きさはコナラより小型で、
その年の花がその年ドングリになる一年成です。


そのアラカシの葉にウラギンシジミの雌が翅を広げていました。、
葉は倒卵形、鋸歯は葉先から途中までで、
シラカシに比べて粗いとあります。


ブナ科コナラ属シラカシ。
アラカシによく似ていて、区別が難しく、
実は筆者は明確には区別ができません。
ドングリの先端の突起の周囲にリングがあり、
少しへこんで見えるのがシラカシということからシラカシと判断しました。


シラカシのドングリ、
アラカシに比べて殻斗の横縞がはっきとして、
殻斗がドングリに深くかぶさります。
コメント
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