浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

円の価値

2008-03-18 00:13:17 | 出来事
なんとも情けない展開だ。
サブプライムと云う問題が知れ渡り始めた頃、福田首相はアメリカに端を発する問題なんだからアメリカがきっちり責任を果たすべきだと云うような主旨の発言をしていた。

一国の首相がメディアで発言する内容としては如何にも冷めすぎだ。こんな事言っちゃって、逆の立場からみたら距離を置かれて当然なんじゃないかと思った。

別にこの発言があったからと云うワケでは全くないけどアメリカ政府は金利の引き下げやら何やらと手を打っており、尚かつ手を打っていると政府自らがアピールする事で、市場の安定化を支えている。

今日もブッシュは金融システムの安定に「断固たる手段を講じる」用意があると強い口調で発言していた。

勿論それがどんな手段なのか解って言ってるのかは不明ではあるが。

一方でそんな他人事のような発言をしていた日本はその後具体的な策を講じたのやら何なのか影が全くない状態で株価は下落を続け、ここにきて日銀総裁が不在となる事態を招いている。

この責任は一体どう取るのか。

日本に端を発した問題なんだから、日本が責任を取るべきだと。そのまんま返しで思っている国もあると思うけど。

それに対して断固たる態度で解決に臨んでいるとは言い難い今の日本の政治っていったい何処に漂流していこうとしているのだろうか。

国内の政治家同士の顔色ばかりを伺っているからこんな世界情勢と乖離した動きになってしまうのだと思う。

日本の円はどんどん急騰して今や100円を切った状態となったけど、これは円の価値が上がったのではない。

失墜しているだ



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