新しい部署の仕事は闇が多くて踏み込むと大抵ごみの山。どかすとその後ろにもごみが放置されているまるでごみ屋敷みたいなところだった。
端から片付けしている訳だけど、縺れているものもあったりして簡単に解決できない。
日常業務が実弾で飛ぶ部署なので、飛び出してきた課題を解決しつつ、根深い問題にも対処しなければならない。どれもこれも最優先で胃が裏返りそうだよ。
そんなこんなでここんとこずっと忙しい上にストレスフルな日々な訳ですが、まだまだ僕は元気ですよ。
そして週末のこの気候。
僕はホント助けられて生きてているな。ありがたい。
カミさんの送迎を終えるといそいそと家事と支度をすませて自転車を踏む。
北東の風ということで江戸川に抜けて遡上していくとだんだん風が強くなってきた。
帝釈天でお参り兼休憩。
柴又帝釈天
この街燈の柱がじゃまっけだな。
風が強いって言っても2月に入ってこの穏やかさ。
去年は殆どこの時期自転車に乗れなかったもんなー。
静かに目をつぶって(寝てると思う)る置物のような巫女さんからお守りを購入。
体が冷えないうちに再び走り出す。
どこかで左折して帰路につくつもりだったのだけど、いいペースで先行してくれているおじさんがいて暫く追走。僕より多分年上なんじゃないかと思うのだけど、かなり早い。
頑張って付いているうちに三郷排水機場が見えてきた。
おじさん(俺もだけど)はもっと先まで行く気らしいけど、僕はそろそろ引き返さないと。それでもここまでこれたのはとってもうれしい。
三郷排水機場
三郷放水路を西行して中川に出る。
三郷水門
中川では大きなクレーン船が下っていくところでした。
どこかの工事かな。それとも帰るところかな。
僕が学生の頃、父は休みの日は普段より早起きで、実家の裏に広がる山にわけいり山菜やきのこを採ってくるのが何よりの趣味だった。何時間も山を上り下りしてそれでも昼前には帰ってきてたっけ。
母は台所や玄関を汚されるので文句を言っていたけど、聞く耳などなくて採ってきた収穫を前にご満悦の父。
山歩きに付き合ってへとへとになって眠ってる犬のロン。
週末のよくある我が家の光景だったが、そうか僕は父に似たというか同じことをしてんだな。
新大場川水門
水門の上をレース鳩が八の字を描いて飛んでいました。
水門をマイルストーンにして自転車を踏み始めた訳だけど、お陰で心身ともに健康。妙な話だけど、僕は水門のお陰で家族を守って仕事も続けられてきたということもできる。
今井水門
僕の家族たちがみんな元気で健康でいられたからこそ僕もちゃんと仕事が出来ている。当たり前の話だけど、こうしたことはみんな重なり合って繋がって今の僕らの生活・人生が生まれているんだね。ひとつどこかが違えば今の僕らとは違う人生になっていたのだろう。
今日こうして自転車に乗れる事に感謝します。ああと彗星のように現れて先行してくれたあのおじさんにも。
52キロ