浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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レンヌ・ル・シャトーの謎

2006-02-28 21:24:49 | 読書
ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」は映画公開が迫り何かと話題だが僕は未読だ。

しかし、ヘンリー・リンカーンの「隠された聖地―マグダラのマリアの生地を巡る謎を解く」は読んでた。しかし、こちらは小説ではなく、著者が調べた事実として書かれたものだ。

「隠された聖地」の方を概略すると以下の通りである。

フランスはラングドック・ルシヨン地方ピレネー山脈の麓にある小さな村レンヌ・ル・シャトーという村には、1059年に立てられたというマリア教会があった。

1885年この教会に赴任してきた若い神父ベランジェ・ソーニエールは教会の柱にあった隠し穴から新約聖書の一説が書かれた羊皮紙を発見した。

その羊皮紙に書かれているものは何故か中途半端な改行や奇妙なスペルの間違い・余計な文字の挿入があるばかりか、意味不明の図が書き込まれているものだった。

ソーニエールはこの羊皮紙をヴァチカンに持ち込み、地元に戻るがその後出所不明の大金を使って教会を大修復を行うのだが、出来上がった新しいマリア教会は、その発見された文書と同じ様に不可解な像や絵が飾られる謎の多いものになったのだった。

ソーニエールは一体何を発見したのだろう。そしてヴァチカンはどう関与しているのだろうか。

これに対し本書は明確な答えは提示しないものの、聖杯伝説や、イエスの子孫。はたまた異端カタリ派の隠し財宝。さらには風水のような超古代文明の存在すら示唆してくるのだ。マジかよ。

http://members.jcom.home.ne.jp/y-yseki2002/dokusho2.htm#ヘンリー・リンカーン

予想以上に壮大なスケールで仮説を展開する本書は大変に刺激的で読み出したらとまらない面白さだった訳だが、そのリンカーンがアイディアを盗用されたとして出版社を提訴したという。

両方読んでないから、「盗用」と云えるのかどうかは不明だ。

漏れ聴こえる情報では「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台もこのマリア教会であるらしいとか、主人公の名がソーニエールになっていたりするらしい。本自体かなり話題にはなりましたよね。

この教会の謎は地元では元々かなり知られた話だったらしいので、これをもって盗用はちと苦しいかなとは思う。

一方、解けない謎を抱える現実のマリア教会と、それに迫らんとする「隠された聖地」の面白さはフィクションでは越えられるハズもなく、ブームについては冷めて見ていたりしてた訳だ。

この時期に提訴なんてタイミングが良すぎじゃね~のと云う感じもしないではない。しかしあなたは、謎は謎としても、事実を知らないまま小説や映画だけで満足しますか?

しかし、なんて良い本読んでるんだろう、僕って。自画自賛。

仙台東宝劇場

2006-02-26 20:39:00 | 出来事
仙台東宝劇場・仙台東宝2の両劇場が、今日本年2月26日(日)をもって閉館だそうだ。なんと開場は昭和38年3月で僕と同い年じゃないですか。僕は小学生で映画にのめりこんだ頃から大人になるまで、とても沢山の映画をみせてもらい、思い出の詰まった映画館だ。
東北劇場や名画座もなくなってしまったし。寂しくなりますね~。
何より映画なしにはいられない僕を育ててくれた映画館たち。
仙台東宝は入口の上に大きく掲げられた上映作品の絵も誇らしげな、いかにもこれぞ「映画館」という感じが好きでした。
また、座席列の傾斜が大きくて子供だった僕でも前の人の頭が邪魔にならない優しい映画館でもあったと記憶しています。

この場からお礼を言わせていただきます。
ありがとう。本当にお世話になりました。


コンスピラシー・セオリー

2006-02-25 12:21:45 | 読書
海野弘の「陰謀の世界史」超面白かった。
本書によればコンスピラシー・セオリーとは、「身のまわりに不思議な出来事が起きる。もしかしたら、それは偶然ではなくて、なにかの陰謀、<彼ら>の企みではないだろうか。(陰謀史観とも云う)」という考えだそうだ。

そして、今、このコンスピラシー・セオリーが流行りだという。

陰謀そのものではなく、陰謀史観が流行っている?

インターネットの普及に伴い真偽判定不能な情報が蔓延。ソースが確かなニュースと同時進行的に「実は...」という情報が手に入るようになった。

小説も映画も陰謀説が大好き。

テレビドラマ「X-FILES」確かに夢中で観てたっけ。なるほど。

そして勿論現実のニュース、ケネディ暗殺の真相、ダイアナ妃の事故。9.11。これらのニュースにはコンスピラシー・セオリーが常に同時進行で走っている。

確かに、これを流行と云わずなんと言おう。

http://members.jcom.home.ne.jp/y-yseki2002/dokusho2005-4.htm#海野弘②

現実の陰謀家と陰謀があると思い込むパラノイアが追いかけあい混じりあう事でコンスピラノイアが生まれ「現実」にスピンがかかっていく。

正に真理である。


ゴールド!

2006-02-24 23:36:42 | 出来事
祝!ゴールドメダル、荒川静香殿
              トリノ・オリンピック 2006


日本フィギュアで初の快挙。おめでとうございます。
しかも、低調なトリノ・オリンピックとなった日本勢で唯一のメダルがゴールド!凄くない?その精神力に脱帽ですね。
いや~。良かった。良かった。ほんと。

さすがに今朝は起きてて見てた人も多かったみたいだね~。
わたしゃ昨夜の酒と花粉症で爆睡してしまってました。


M6

2006-02-23 23:07:44 | 出来事
みたぜM6!
今日は東京プリンスで開催されたBMWのイベントにご招待頂き、しかとこの目でM6、V10エンジン500馬力超の芸術品を鑑賞させて頂きました。
超カッコえぇで~!
ありがとうございました。
田町に勤めながら、東京プリンスときいて何の疑いもなく古い方にむかった僕は何者なのでしょうかね~