今日で11月も終わり。明日からはいよいよ年末12月へと突入であります。相変わらず慌しい日々が続き、11月はなんかほんと瞬く間という感じでした。
天候不順も重なり後半は週末自転車にも乗れず、やや悶々としてきております。
仙台の蕎麦仙人から打ちたての新蕎麦を頂戴しました。絶品です。言葉もなく家族で一気にたいらげました。我が家でこんなに静かな食卓は珍しい現象でありました。
実父は先週土曜日に再び食事中に咽て入院となりました。また急いで食べてるからだ。しかし今度運ばれた病院、奇しくも義母ががん治療を蹴って脱出した病院でした。の治療では肺炎、それもけっこう大きめ。というのに加えて排気胸がみつかりました。
治って退院したはずなのに大きな肺炎があった。また肺気胸、こちらは大きなものではなくて本人も痛みとかもない模様ですが、これはいつ開いたのか。
前回の退院後に両方進んだというのは今居る施設の介護状況からみてあり得ないと思うのであります。
一体最近の病院はどうなっているんだろう。来週早々に退院できそうな見込みで、僕はまた仙台へ急遽向かう必要がでてきちゃう気配であります。
クマパパといくならガード下。この後は予想外で結果良しの僕らの人生を象徴する場所なのでありました。
楽しかったよ。また今度。
義母。埋め込まれてしまったポートの除去手術も完了。とても元気で気分も晴れ晴れしているということです。
もう少し事後に起こった事を書いておきます。
とその前に前提を
腹膜播種がみつかった。PETの検査で、数個のあやしい細胞が腹膜にあり、これは陽性なのか陰性なのかもまだよく解らないけれども、ブドウ糖に反応していることからがん細胞であると思われるというような状況だった。という詳しい説明がないまま化学治療をする話になってしまった。
この化学療法はFOLFIRI(フォルフィリ)治療と呼ばれるもので、一度始めたら一生続ける治療で、2週間のサイクルで48時間の点滴を受けるというかなりの負担のある治療でありました。
この治療内容も殆どなんの説明もないまま埋め込みポートの手術を受けてしまった。
後でわかって、こりゃとんでもないごめんやめますというのが前回のお話。
とりあえず逃げ出した感がありますが我々としてはこの医者バカじゃねーのというのが本音で、自分に点滴うってろと思う次第であります。
ということで埋め込みポートを取り出し元気になった義母は新たに紹介されたホスピスで説明を受けてきたということでした。
ホスピスでは腹膜播種の現状を見る限り慌てて何か治療をする必要性はない。とはっきり言い切ったということでした。
病院によってこんなにも見解が違う場合があることに僕は改めて驚愕しました。年齢から(現在74)考えても急激に悪化することは考えにくい、僕もそう思う、そうであります。
定期的に診察はするけれども、積極的な治療はもっと具体的な症状が出てきてからにしましょうという話であったということであります。
義父母はこの説明にとっても安心感と安堵を得たようで、花をみに二人で出かけたり姉妹で温泉に行ったりと以前以上に仲良く活発に行動しているみたいです。
これまで大きな病気や怪我の経験のない僕は、医者が言うならそうなんだろうという、当たり前だと思っていた信頼感というものがありましたが、実父の件も加えてこの最近の「医療」と僕ら自分自身との関係性というものが昔のそれとはかなり異なってきていたことに気づかされた思いであります。
手術にせよ化学療法にせよ、統計的な見地として効果を測ってはいるのだろうけども、個人としてやった場合とやらなかった場合の両方の結果を見ることは決してできない話なので、個人としてやる方がいいのか、やらない方がいいのかは難しい選択になることがあり得る。
医者というか医療機関としては症例を増やして統計値を改善する方向にもっていきたいという真理が働くため、よい結果がうまれそうな人たちには積極的な治療を進めることになるのだろう。
しかしこれは個人の幸福に繋がらない場合があるということだ。
そしてこれを無視した医療は患者個人としての治療と果たして言えるのか。それは実験とかいう表現の方が正しいのではないかと思うのであります。
僕もだらだらと高血圧の薬を処方されて飲み続けていますが、産業医の面談でそれとなく相談してみたら、飲み続けるリスクもあるなんて言うじゃないですか。
早速次回の通院の際には薬を減らしたいと相談してみようと思います。
忙しくて夜のお散歩も近場の天王洲アイルまでが精一杯です。
折り良く屋形船なんかが通りかかるとテンションあがりますね。
今週末も土曜日は雨。家族でインフルエンザの予防接種などをして、大人しくし過ごして折ります。