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水戸市八幡町にある白旗山八幡宮は、文禄元年(1592)に佐竹義宣が本拠地だった太田から分祀し、当初は城の西にあたる八幡小路(現北見町)、徳川家の代に上那珂西村を経て、宝永4年(1707)に現在地に遷座したといわれています。
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平成10年(1998)に修復された本殿は、慶長3年(1598)の建立で、国の重要文化財に指定されています。
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さて本殿左には見事な大銀杏があります。樹齢800年、樹高35m、幹周り約6mの堂々とした姿もさることながら、葉の上に種子ができる珍しいオハツキイチョウとして国の天然記念物に指定されています。
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鈴なりのギンナンが音を立てて降っている中を探しましたが見つかりません。社務所の方に聞きましたら、お葉付き銀杏は一種の奇形として生じるため、数多く発生するものではなくなかなか見つからないということでした。
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その方にこの辺で今年は見たという辺りを探したらなんとそれらしきものが…、写真を社務所で見てもらって確認いただきました。種子がふたつ出たため実が大きく育たず、葉は丸まって黄葉しています。
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お葉付き銀杏は全国でも20数カ所見られるそうで、茨城県でも照明院(鉾田市・樹齢500年)・西光院(大洗町・樹齢400年)・西念寺(笠間市・樹齢300年)が知られていますが、樹齢、樹勢ともここの銀杏は全国五指に入るとされています。
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それにしてもこんなにたくさんのギンナン、それも大粒…、一体どうするのでしょうか?毎年ギンナン拾いの仙人ですが、つい聞きそびれてしまいました。