顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

朝の表情

2020年09月02日 | 日記
残暑もやっと峠を越しました。
幾夜も続いた熱帯夜の早朝、つい目が覚めてしまい昼間の暑さが嘘のような田んぼ道を歩くことの多かった夏でした。

間もなくギラギラと殺人的な光線に変わる前の、太陽が優しく感じられるほんの一瞬です。

頼りなげな雲もすぐに消失して真夏の太陽が顔を出してきます。

河霧が出ている日がありました、那珂川に流入する涸沼川の上だけに筋状に…。
国木田独歩に、河霧のなか舟を漕ぎ出すシーンで終わる「河霧」という短編があります。
そして9月、心なしか空も空気も澄んできたような気がしました。

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