鹿に衝突

といっても私ではなく電車の話。

7日の早朝、東京に行くために午前6時20分発の身延線に乗ろうと市川本町駅に行きました。
電車を待っていると突然のアナウンスが。

「お待ちの電車は鹿と衝突したため、現在23分遅れで運行しています」

甲府駅での中央本線特急との待ち合わせ時間は6分。
これは困ったと思いましたが、今更仕方がないので腹をくくって待っていると、約20分遅れで電車が到着しました。
当たり所が良かったのか、電車側の損傷は見当たりません。


早朝だったことが幸いしたのか、単線のローカル線にもかかわらず、その後は順調に走り、終点の甲府駅に到着した時は約6分遅れ。
驚異の追い上げ（？）。

特急かいじ（始発）は私たちのために待っていてくれました。
狭いホームを走りましたよ、ええ必死で。

身延線からの乗り換え客は私以外にも何人かいたと思いますが、無事に乗りこむことができました。
特急は4分遅れで出発し、途中の大月に着くあたりでほぼ定刻通りの運行に戻りました。


翌朝（つまり今日）の新聞を見ましたが、身延線が鹿と衝突したという記事は見当たりませんでした。
ちょうど「信玄公祭り」が開催中だったこともあり、それに直接の被害や列車の運休などがなかったからなのでしょうか。

鹿とぶつかっても、途中で少し遅れたくらいでは記事にならなくなったほど、増えすぎた鹿との事故は多くなっていると見えます。

ちなみに身延線は今年全通90周年を迎えています。
鹿にぶつかろうが倒れた木で遅れようが、沿線住民の足なのです。