五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

社員の感染公表すべき?

2020年08月26日 | 日々のつれづれに
 
新型コロナウィルスの感染者が最後まで出なかった東北の県で、初めて陽性と判明した方が勤めていた企業で、その事実をどこまで公表すべきか、で大いに悩んだという記事を読みました。
 
企業の業種、感染者の職種、社内及び社外での濃厚接触者の有無、など様々な要因が考えられますが、新たな感染者を出さないためにも、基本としては「速やかに発表すること」を原則とするのでしょうね。
まあ、様々な理由で発表できないことがあっての企業の悩みやジレンマだとは思いますが...。
 
一般的に企業の隠し事で、正当性のあるものはほとんどないといってよいでしょう。
「(公表の)法的義務はない」だとか「個人のプライバシー保護のため」などの理由を付けてはいますが、ほとんどはその場その場での隠ぺいに他なりません。
隠していたことが後で見つかった場合には、予想以上の悪評と打撃を企業が被ることになることを、少しでもリスクマネジメントを知っていれば、予測できないはずはないと思いますけどねぇ。
 
とはいえ、公表したことでいわれなき中傷を浴びる例も多くあることから、公表に二の足を踏んでしまう場合もあるかと思います。
いかにも不祥事を起こしてしまったような「皆様方に多大なご心配とご迷惑をおかけいたしまして...」みたいなセリフを並べるよりは、できるだけ事実を詳細に説明して、影響の範囲をクリアにすることに重点を置いた方が良いのではないかと思います。
 
「感染元がわからないのは、きっと人に言えないような場所でうつされたんだ」と、全部ひとくくりで決め付けてしまうのも、今回の新型コロナウィルスの感染力を考えると、いかがなものかと思います。
おそらくは、知らず知らずのうちに感染してしまったケースがほとんどだろうと思うのですが、キャバクラやホストクラブ、そして得体の知らない場所でのパーティーなどで発生したクラスター感染の罪は深いものがありますね。
 
コメント
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