コロナウィルス禍で行われた今年の防災訓練は、避難訓練と安否確認訓練だけで終わりました。
例年行われていた消火栓の放水確認や、アルファ米の炊き出し、AEDや三角巾に寄る応急手当などの訓練は、三密を避けるという理由で全て中止となり、訓練そのものはごく短時間で終了してしまいました。
肝腎の参加者も例年よりはずいぶん少なかったような気がします。
仕方がない、と言ってしまえばそれまでですが、何も工夫の無い防災訓練となりました。
早く、コロナ騒ぎが終息してくれないと、何もかも「コロナウィルスによる感染拡大防止のため」というお題目のために無くなってしまいそうです。
今回の防災訓練に向けて、いろいろとブログを書こうと思っていましたが、何となく気が抜けてしまいました。
各地域の防災訓練は、そんな感じで終わってしまったのですが、町役場では避難所開設の訓練や情報伝達の訓練などを行った模様です。
防災訓練というと、これまでは南海トラフ地震による災害ばかりがクローズアップされてきました(今回も、それを想定した訓練でした)が、実際に我が町最大の危険災害は河川の氾濫による水害なのです。
風水害の訓練は、避難場所へ逃げるタイミングの見極めと、避難所の設営・避難者の受け入れ・運営がポイントになります。
来年以降の訓練が、そうした風水害に備えるための、より実際的な訓練になることを願っています。