1979年のル・マン24時間レースは、前年度のチャンピオンであるルノーがF1に専念するために撤退したため、本命は2台のワークス・ポルシェ936、対するはミラージュM10、ロンドーなどのレース専用に作られたグループ6のプロトタイプ・カーでした。
一方、これらより格下(と見られていた)市販車をベースに作られたグループ5のポルシェ935はプライベートチームが大量14台をエントリーし、大雨のレースということもあって1位から3位までを独占し「下克上」と呼ばれる結果に終わりました。
優勝したのは有力なプライベーターであるクレーマー・レーシングが独自に改良した935K3(クレーマー・タイプ3)、市販車ベースとはいえ見るからに速そうないでたちです。
格下とはいえ、強力なターボチャージャー・エンジンを搭載した935は戦闘力が抜群だったのでしょう。
この935K3、ちょっと見にはマルティニ・カラーのように見えますが別のスポンサーのカラーのようですね。有名な腕時計メーカーの名前が見えます。
2位に入ったのは目にも鮮やかなトロピカル・レッドに塗装された935、スポンサーのHAWAIIAN Tropicは日焼け止めローションのブランド名だそうです。
実はこのクルマには有名な俳優であるポール・ニューマンさんがドライバーとして参加しています。
無類のレース好きとしても知られているニューマンさん、実はこのとき54歳。すごいですねえ。
もっとも相棒のF1ドライバーでもあったR.ストメレン(このとき35歳、1983年レース中に事故死)ががんばって走ったらしいですが。
3位入賞は優勝車と同じクレーマー・レーシングからエントリーした935/77A、スポンサーのカラーなのでしょうか、コバルトグリーンがきれいです。
スポンサーとしてクレジットされている“Trisconi”はドライバーのFrançois Trisconiと同じなのでオーナー兼ドライバーなのかもしれません。詳しいことはよくわかりませんが。
こうして見比べてみると3台のポルシェ935、ウィング(スポイラー)やエアダクトの形状が微妙に違っています
1976年に製作された935ですが結局ル・マンで優勝したのはあとにも先にも1979年だけでした。
強力なターボチャージャー・エンジンを搭載したポルシェのレースカーはこのあとポルシェ936のモデルチェンジを繰り返しながら1982年のポルシェ956、いわゆるグループCカーへと発展を遂げていきます。
※モデルはスパーク製、1/43スケール。
一方、これらより格下(と見られていた)市販車をベースに作られたグループ5のポルシェ935はプライベートチームが大量14台をエントリーし、大雨のレースということもあって1位から3位までを独占し「下克上」と呼ばれる結果に終わりました。
優勝したのは有力なプライベーターであるクレーマー・レーシングが独自に改良した935K3(クレーマー・タイプ3)、市販車ベースとはいえ見るからに速そうないでたちです。
格下とはいえ、強力なターボチャージャー・エンジンを搭載した935は戦闘力が抜群だったのでしょう。
この935K3、ちょっと見にはマルティニ・カラーのように見えますが別のスポンサーのカラーのようですね。有名な腕時計メーカーの名前が見えます。
2位に入ったのは目にも鮮やかなトロピカル・レッドに塗装された935、スポンサーのHAWAIIAN Tropicは日焼け止めローションのブランド名だそうです。
実はこのクルマには有名な俳優であるポール・ニューマンさんがドライバーとして参加しています。
無類のレース好きとしても知られているニューマンさん、実はこのとき54歳。すごいですねえ。
もっとも相棒のF1ドライバーでもあったR.ストメレン(このとき35歳、1983年レース中に事故死)ががんばって走ったらしいですが。
3位入賞は優勝車と同じクレーマー・レーシングからエントリーした935/77A、スポンサーのカラーなのでしょうか、コバルトグリーンがきれいです。
スポンサーとしてクレジットされている“Trisconi”はドライバーのFrançois Trisconiと同じなのでオーナー兼ドライバーなのかもしれません。詳しいことはよくわかりませんが。
こうして見比べてみると3台のポルシェ935、ウィング(スポイラー)やエアダクトの形状が微妙に違っています
1976年に製作された935ですが結局ル・マンで優勝したのはあとにも先にも1979年だけでした。
強力なターボチャージャー・エンジンを搭載したポルシェのレースカーはこのあとポルシェ936のモデルチェンジを繰り返しながら1982年のポルシェ956、いわゆるグループCカーへと発展を遂げていきます。
※モデルはスパーク製、1/43スケール。
市販車の改造でこのタフさ・・・・基本設計が素晴らしいのでしょうね。
まして、大雨での走行となれば尚の事、市販車ならではの設計の勝利・・・・でしょうか。
3台揃いますと微妙な違いを観る事ができて妙味深いです。
3台の造作を比較できるのはスパークならではかもしれません。少なくてもメーカーの差を考えなくてもいいですからね。