松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

2018年を迎えて

2018-01-01 | 日常雑記-暮らしの逸話(エピソード)-
ご無沙汰ばかりのブログです。
一昨年、昨年と2年続いての喪中の年越し。

2年続きともなると
年賀状ともすっかり縁遠くなった感じがして
おせちは一応用意してみるものの
彩りは白黒茶色とモノトーン系ですし
少量で質素なしつらえです。
これはこれで落ち着いていい感じです。


朝方は冷え込みましたが
陽光が差し込む部屋は暖房いらずで
穏やかな時間が流れてます。


ひとり暮らしを始めてから
音楽を聴く習慣が消えました。
アロマやお香を焚くこともなくなりました。

その代わり家の周りの公道や私道を掃き清めたり
生活ゴミ収集後の空のゴミ箱を配って回ったり
ご近所ルールを母から引き継ぎました。

この2年の間にもご近所は様変わり。
奥さんを亡くされた後も
長らくひとり暮らしを続けていたご主人が
ひとり娘さんとの同居のために越して行き、
跡地にはすぐに新築が建ち新たな隣人さんが。
見知った人達がどんどん衰えていき
施設入所で留守宅になったり
居宅サービス受給で接する機会もなくなったり。
働き盛りの世代は数えるほどしかいません。


両親の看取りの次は自分の老い問題。
どうしたものかと。
終活なんてものではないです。
私にとって老いをみつめることは
生ききることと思っているので、
終わりではなく収めるイメージの方が
合う感じがしています。
太極拳の収勢みたいなものですね。


両親が私に遺してくれた時間を
どう生きて活かして収めていこうかしらと。
ようやく、そう、ようやくね、
向き合えるようになってきたみたいなんです、

介護中はやはりそれ相応の緊張があったんですね。
更年期は比較的軽くてすむのかなと思っていたんですが
緊張のために表に出てこなかっただけみたいです。
いろんな片付け進むに連れて
徐々にいろんな形で実感させられています。

何はともあれ身体のことは
私にとっては人生の大半を費やしてきた
ライフワークみたいなもの。
これからも関わってゆくのはわかっています。

どんなスタイルがふさわしいのか
だんだん具体的になってきたような気もします。