松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

更年期って土用みたいなものかも

2020-08-05 | からだの風景-みる・さわる・かんじる-
更年期といえば、女性ならば閉経前後の
10年間くらいをさすみたいですね。
また、男性の更年期や更年期障害についても
認知されて久しいこの頃。
この時期はちょうど人生の節目や
身体的心理的な変節を迎えるタイミングとも
重なる人が多く、内外ともに不安定な状況。
そのため心身のバランスが崩れやすく
不調が現れやすいのですね。

ただ皆が皆、いわゆる更年期障害となる
というわけではありません。
不調にも程度があるというか
日常生活に支障が出るほどになれば
痛かったりつらかったりします。
できればなるべく穏やかに
更年期を過ごせたらいいんですけれどね。


人の一生を春夏秋冬に例えたりしますよね。
青春
朱夏
白秋
玄冬
の四つの季節です。
それぞれの季節の変わり目が
人生の節目に重なるとも言われたりします。
季節の変わり目に土用があるならば
人生の節目にも土用にあたる期間があるのでは?

更年期といえば秋から冬への変わり目
みたいな印象が強いですが、
たぶんそれまでの変わり目にあっても
それなりに心身ともに不安定になる時があったような。
少なくとも私にはありました。

私の場合、人生的にはこれから冬を迎えるわけで、
季節の変わり目としては、これまでになく
ちょっと厳しいのかもしれないです。
春から夏みたいなワクワク感もなければ
夏から秋のような感傷的な淋しさもない。
衰え弱ることへの受容、諦念の果ての安穏に
落ち着くのでしょうか。

秋から冬に向かう土用の期間。
すでに体のあちこちにガタつきが出ていますし
これから先シニアなりの楽しみも味わいたいと願ってます。
養生を重ねつつ
日々淡々と過ごしていけたらいいなあと。








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