松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

練習メモ_打虎式02

2018-10-12 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
イマイチな打虎式のその後。
少しずつ改善されてきたような感触。

無為自然を思い出したことで
三調のバランスを見直してみた。

太極拳導引の場合に
重要とされるのが三調、
なかでも調心がカギとなる。

なかなか思うようにいかない打虎式に
イマイチな感じ、残念な思いに
とらわれているのではなかと
書き記したのが前回。

調心=こころをととのえる

鍛錬中は動作に集中しているので
まさかイマイチとか残念な気持ちが
影響するとは思わない。
では動作に入る前に行う
身体と精神の確認をする時はどうか。

繰り返し練習しているうちに
だんだんとこの確認が
甘くなってきてはいないか。

同じ動作を繰り返し練習しているのは
納得がいっていない状況にあるからだろう。
つまりイマイチ、残念な状況が続いているわけだ。
一回ごとに動作の結果を検証し
その内容を整理する。
そしてここまでの一連の情動もリセットする。



年齢とともに体力もおちてくるし
疲れを感じるのも早くなってくる。
当然集中力を維持することも難しくなる。
いろんな条件が変わってきている。
でも、それでも気づく能力は
年々あがってきているように感じる。

限られた時間で丁寧に行う鍛錬。
そっちにシフトしてきているようだなあ。

相応しい動きになっているかそうではないか。
そうでなければ何がそうさせているのか。
こころか身体か。
それを映す呼吸、気息のありよう。

実際の練習に三調をいかしていく。
三調を意識した練習。











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