ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

春眠暁を覚えず

2007年02月21日 11時48分18秒 | Weblog
春眠暁を覚えず
春ですね、朝寝坊の気持ちよさ。
一度眼が覚めてから、また寝てしまいます。

朝起きて、浅間山、妙義山、荒船山の夜明けがきれいです。
やはり、春はあけぼのです。

春はあけぼの
やうやう白くなりゆく
山ぎはすこしあかりて紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

ベランダで枕草子の一節を口ずさんでしまう季節なんですよ・・

生まれ在所の山々を遠くに望み、志も新たな昨今なのでございます。

生きる勇気が湧いてきます。
仕事の意欲も湧いてきます。

なぜか性欲はあっても立ちません。最近EDなのかな?
団塊の世代でも、もう一度青春が欲しくなる春の季節。

笑うなよ!
猫だって、屋根の上で変な声を出す季節なのですから・

おじさんもヤル気満々の朝なのです。

思い切って人生のギアチェンジ、ヒル&トゥーでヘアピンカーブをパワードリフトで廻し込み、次のカーブへ向かってスローインファーストアウト、昔とった杵柄でのテクニックが光ります。

これでも昔は、ラリーストなのでした。あの、「チームやまぴこ」の創立者なのです。あの山も攻めてみたものです、死んだ弟や友達の冥福を祈りながらこれから再び本格ラリーにでも参戦してみようかなんて考えているとても元気な団塊の世代のオヤジなのです。

またまた市況変動の予兆

2007年02月21日 09時46分57秒 | Weblog
まだ明確化していませんが業転市場を中心に市況変動の予兆が垣間見えてきた。
今年も中間溜分の動きには注目でしょう。なにしろ輸出による需給調整が早いので今後の動きはどうなる事やら、情報の質と取得スピードがポイントです。

上げたり、下げたり価格設定も大変ですが、とにかくこまめに価格対応しなければ収益値取りもできないでしょう。

もはや元売りの経営スタンスや系列などの批判をしてみても全く意味のない状況です。市場は市況で動いています。

たまに業転市況が上がると困るという表現をなさる方もいるわけですが、その理由が分からない。単純に仕切りが上がって利幅が減少するとでも思っていらっしゃるのでしょうか?

現況では何らかの理由で相場が振れない限り市況是正はありえません。ですからビジネスキャリアのある業者にとっては上げも下げもそれなりの対応ができればそれに越したことはないはずなのです。上げには上げの下げには下げの商売があります。

現在のままの末端市況ではほとんどの業者が生きられません。

一部では今回の乱売劇で「公取」に対する不当廉売提訴などが話題になっています。考えてみると「公取」は石油業界にとって昔は石油組合などの「価格協定」で消費者からの突き上げの問題が中心でしたが、最近では販売業者間の過激な価格競争での不当廉売の話題ばかりです。

たまには、昔のように「価格協定」で突き上げられる石油組合があっても好いと思われるほどの悲惨な状況です。困ったものです。

昔は、石油組合の支部単位で価格協定するのが当然の時代もあったのです。

こうなったら、上げは素早く、下げはゆっくりで、間隙をぬって「利ざや」を稼ぐ以外に値取り方法はなくなってしまいそうです。

石油ビジネスをSS店頭オペレーションだけで採算に乗せる事は難しい時代です。
最終的には外販や直売部門の強い業者が勝ち残るのかもしれません。

事実、有力企業は「SSも経営しています」といったところが増えています。
システム構築もSS店頭POSと請求書発行だけでなく、販売戦略を前提にして基幹業務統合に移行してコストダウンをはかっています。

早くも花粉が

2007年02月20日 15時34分57秒 | Weblog
自分はかなり重症の花粉アレルギーです。
昔は、花粉の時期になると転地療法をしていたくらい酷い状況です。
眼ヤニ、鼻水、喉のかすれ、アトピーのような痒みなど全く困った状況になっていました。

最近では少し症状も軽くなっていますが、先日、喉の調子がおかしくて医者へ行ったら花粉アレルギーとのことでした。
若返って再び声変わりでもするのかとも思いましたが、やはり花粉の影響だそうです。残念!!

今年は、早くも花粉が飛んでいるようです。困ったものです。

業務が多忙すぎますが、それでも昔のようなストレスは溜まりません。
食べ物にも気をつけていますから健康バランスも良いはずです。
運動不足ですが、最近では昔のゴルフ仲間から誘われて週一ゴルフのペースです。
花粉症もこのところ軽くなったようですが煙草だけが課題です。

山の中の一人暮らしが大好きな私としては、昔のように環境の良いバックオフィスを早く作りたいところです。現在当社が販売しているコンテンツはすべて、私が数年間山荘で山籠りをしながら企画、制作したものなのです。

可能な限り、早く結果を出してバックオフィスを作りたいと思っています。
そうしたら、既存のユーザー様には泊まりがけで研修にも出かけていただけます。
日本全国からまたユーザー様をお招きして毎日男の手料理を食べていただきながら遊びに来ていただいて石油ビジネスのアイデアや創造的な話題で盛り上がりたいなんて考えています。

3月から私の業務をアシストするスタッフが研修で入ります。

経常利益に直結する業務管理コストダウン

2007年02月20日 09時11分41秒 | Weblog
いくら売っても儲からないガソリン。
利幅はあっも暖冬で思うほどには売れない灯油。
ということで、今年は年初から大変な状況です。

ここにきて、だいぶ優勝劣敗の経営格差が明確化しています。

外見では見えない社内の経営管理コストダウンが一気に進行中です。
おかげさまで「ペトロマスター」に対するお問い合わせが急増しています。
ようやく石油業界でもERP基幹業務統合による業務省力化に注目が集まる時代

一般管理費のコスト削減は経常利益に直結します。
粗利益向上よりも決算に直結する経営効果が見込めます。

これからは、社内のコストダウン競争かもしれません。


前年比

2007年02月19日 10時30分19秒 | Weblog
一概に前年比といっても相場が大きく変動する昨今の石油ビジネスでは販売数量や売上高だけで一喜一憂する事はできません。
今年の灯油に限っては数量よりも粗利益確保でした。ほとんどの企業で販売数量は落ちても粗利益高は増加しています。

販売数量が前年比20%減といわれますが、前年は一昨年比で130~140%も伸びていた訳です。しかも一昨年は乱売の年でした。ですから一昨年比では100%といったところが多いのです。

最終的に分析してみると灯油は石油業界の「優等生」です。

特に、店頭販売と配達の「棲み分け」が定着した事で配達灯油の収益性は大きく見直されています。

セルフSSなどの店頭現金売りでは値幅は決まったものですが、配達灯油で大きな収益が望める事は既定の事実として定着してきました。この事は今後の経営格差拡大の大きな要因となるはずです。

業転市場が一気に下落した影響で全国的に収益が悪化した石油業界ですが、直近の相場気配は再び反転の様相でとくに『中間溜分』には注目が集まります。

一番収益の薄いガソリンだけに依存する業者は何時までたっても不安定な経営を強いられる事になるはずです。

前年比は常に収益性での比較がポイントとなります。
我々が見るところでは中間溜分を持った企業における直売部門の強化が経営力強化に直結している事は明白です。

大手ディラーだけでなく、地域業者の内陸デポまでが見直されています。閉鎖SSなどを再活用した配送センター設置は全国で高収益を上げています。

配送センターはサインポールも不要です。系列の商標権などにも縛られないため、独立経営の第一歩となってきたようです。設備の再活用や仕入れソースの拡大による新しい展開が模索されています。

これからは、相場と市況を見ながら収益中心の「前年比」を確実に把握できる、情報取得がポイントとなりそうです。

暇を見つけて

2007年02月18日 09時00分39秒 | Weblog
小説から映画まで藤沢周平の作品ブームですが、

私は最近、佐伯 泰英の作品に凝っています。

まるで、カッパえびせんのごとく、読み出したら止まりません。
私の大好きな痛快時代小説などは一気に読破してしまいます。
出張先のビジネスホテルや移動中の新幹線、時にはお風呂を温めにセットして入浴しながら読んでいます。お陰で単行本がシワだらけになったりします。

ストレス解消、頭が疲れない、特に読書後の後味が良い。
特に「居眠り磐音」シリーズは350万部を突破したそうです。
確かに、時代小説とはいっても現代と共通する庶民の生活背景なども感じられます。

スカッと爽やかな生き様。いいですね、

人が「生きる」ということに関しての価値観などについても考えさせられます。
時間があったら、是非お勧めです。

完全休養です。

2007年02月17日 08時00分08秒 | Weblog
この時期、毎年アレルギー性鼻炎で苦しむのですが、今年は喉までやられました。
医者で診察。マスクをもらい部屋の空気清浄機は回しっ放しです。

しょうがないから、読書三昧。
こんな時には、軽くて痛快な時代小説でも読んで体を休めましょう。

久し振りに友人のプロに誘われたのですが、この周辺は杉の木だらけで花粉が多くて当分ゴルフは無理のようです。アプローチイップスでゴルフも楽しくありません。

部屋でジッとして読書と資料作成。薬を飲んだら眠くてしょうがない。

近くの健康ランドで久し振りに中国マッサージにでも掛かってこようと思います。

今週は休養です。早く花粉がなくなればいいのですが・・

商売の潮目を読む

2007年02月16日 06時44分32秒 | Weblog
価格が上がったり、下がったり、需給が締まったり、緩んだり。
石油製品はそのほとんどを輸入に頼ることから国際情勢も含めて、いろいろな要因で需給条件や市況がめまぐるしく変わります。

リテール業者の流通段階では、仕入先や消費者との関係が、売り手市場になったり買手市場になってみたり、まるでシーソーゲームのごとくそのスタンスも変わります。「流通の潮目」が毎年めまぐるしく変化しています。

灯油を例に取れば、玉が締まった昨シーズンと暖冬の今シーズンでは、仕入れも売りもビジネススタンスが大きく変わっているはずです。

最近では灯油は『業転流通』が急増しており、当然のことながら需給状況や市況は先行きを見ながら色々な条件で相場として敏感に反映されています。

相場商品ですから、毎年、底で買って、天井で売り抜け最高益を出す事が理想です。しかし、全ての商品市場のどんな相場の名人でも常に底で手当てして天井で売りぬく事ができる人は絶対に居ないはずなのです。

ところで最近、某PBマークの二世若手経営者の方から仕入れ調達手法に関してアドバイスを求められました。

まるで、評論家のような国際政治分析、石油商社マンか元売のような流通用語を駆使しまるで当方が教えを頂くような状況でしたが、販売量はさほどでもありませんでした。石油業界紙や掲示板などで当座の研究をしているのはよく判りました。

一方では、古い付き合いの某大手商社との面談で、最近場当たり的で目先の利益ばかりを追いかける若手の販売業者が多く、特に業転ではその場限りの取引が多く、経営者が代替わりした企業などでは昔とはだいぶ商売の風情も変わってきたと嘆いています。

確かに、かつての石油業界では収益の余裕もあったので、お互いの取引について思いやりがあったように感じています。私の親爺などは仕入先である元売担当者などとは親戚以上の付き合いをしていたように思います。田舎の当社へ元売県担が泊まって行ったことも珍しくありませんでした。その方は役員になっても退職してからも当時「ツバメ会」の会長であった親爺と親しく付き合っていた事を思い出します。古きよき時代でした。

節目となるポイントで適切なアドバイスや情報も頂戴できたことで、当時としてはだいぶお世話になりました。よい協調関係でした。

後になって考えると、石油ビジネスには大きな波動の節目と目先の相場があります。重要な事は潮目を読み人間関係を基調として、仕入先や顧客との協調を持つ事が必要だと感じています。

これからの石油業界では再びそんな商売が見直される時代になっているような気がしています。仕入先と苦しい事や悩みを互いに腹を割って相談できる協調関係を創る事で経営課題を打破できる事も多くなるはずです。

お客とはセルフで人間関係が薄くなりました。仕入れ先とは業転市況を睨んだ殺伐としたやり取りだけで取引を行うシビアでドライな経営者が勝ち組になることもありますが、お互いの立場を尊重しての人間関係の構築も必要だと思います。

今年は石油業界の「潮目」が変わる年になりそうです。
こんな年こそ人間臭い商売が見直される事になるはずです。

もう一度、買いも、売りも、しっかりと足元から見直す必要がありそうです。

自分が石油業界から離れてからよく判ります。

『親の意見と冷酒はすぐに効かぬが後で効く』 といったところでしょうか。

社内業務ルーティーンの整理

2007年02月15日 17時41分25秒 | Weblog
営業活動活動が本格化して開発業務も多忙で、第一線の営業マンと経営者を兼ねる自分としては経営管理業務が遅れ気味になりそうで焦っています。

さりとて、当面社員を入れて指示してみても、業務の特殊性から即時戦力として望む事は過去の経験で不可能だという事がすでに判っています。

とにかくこの場は自分で部門別に業務を精査整理して、業務平準化のルーティーンを確立してから社内業務を確立する必要がありそうです。

ビジネス企画開発、営業開発(マーケティング活動)、関連ドキュメント類の整備、営業活動体制確立、プレゼンテーション活動、構築納入作業、サポート、経理部門、人事総務管理など、いままで火事場のくそ力で行ってきた作業を分類整理して体制を作る必要があるのですが、単に人数を増やせばいいというものでもありません。

出張して、帰ってきては病院へ行き、業務整理をして次のスケジュール調整をしてまた出張の繰り返しでは頭も満足に動かないわけで、この閉塞感を何とか打破すべく頭を痛めています。

なんとか、今月中に自分で業務管理計画を取りまとめて来月から整理しながら作業に入る予定です。それも営業活動を行いつつ進めるのですから大変です。

体調はあまりよくありません。院長に精密検査を兼ねた人間ドックを進められましたので近日中に暇を見て一泊二日の検査入院の予定です。

今後はあまり自分で仕事を抱え込まずに、社員育成に努めるつもりなのですが、その作業自体がストレスになるのではないかと心配しています。

過去に幾つかの会社や業態を立上げて、多様な業種の業務体制を創ってきた経験もありますが、現在のビジネスフォームは全く別物です。難しく考えたらきりもなく、簡単に考えたらとんでもない事になります。

ITビジネスの本質は外見はよくても、過酷な業務です。体力も知力も資金力も想像以上に必要です。

永いインターバル期間を経て、いよいよ本格稼動といったところでしょうか。
全く新しい、業務転換のようなイメージです。
私自身の人生最後のビジネスフォーム確立の覚悟で妥協なく臨む覚悟です。

頑張りましょう。

国道50号戦国物語

2007年02月15日 07時58分36秒 | Weblog
北関東エリアの国道50号といえば、石油業界においては昔から有名な激戦地です。過去からの乱売の歴史の事例を挙げたら枚挙にいとまはありません。

一時は、静かだった50号市場が再び過激な価格競争にさらされています。
この地域の業者は歴戦のツワモノで価格競争に喧嘩慣れしており非常に勉強もしています。

過去の経験から業転市況の先読みにも強く、戦上手な猛者業者が林立しています。
冷静に分析すると、業転価格の値上げが見えてくると相場を先読みをして直前には過激な価格を提示して乱売に入るようです。先にある値上げが見えていれば過激な価格競争の期間も見えて来るわけで体力消耗期間が短縮されるからでしょう。

値上げ前に一気に下げて価格志向の消費者を一気に抱え込み、あとは値上げの波に乗ってゆっくりと値取りに入るという拡販手法が幾度も繰り返されてきました。

次に来る上げのタイミングでは若干の目減りは覚悟の上で、当面は低価格を提示して一気に囲い込みをはかるわけですが、そんな商売が繰り返されているこの地の消費者はその手口にも慣らされているのです。

花粉の飛ぶ季節になると「ティッシュペーパー」を求め、黄砂のひどい時には安い洗車の看板を求めて、雨が降る時期になると撥水コートサービスを求めて移動します。なにしろ、各社SSビジネスの新業態やアンテナショップの多い50号沿線では販売業者による色々なビジネスアイデアや工夫がなされています。

最近では、地元大手特約店もだいぶ元売の販社化してしまいました。
残った大手ディーラーはまさに勝ち残ったツワモノですが、経営実態は判りません。

私の古い友人のSS業者は、ほとんどを商社元売からのリースで6店舗くらい展開中。車検センター、中古車販売、板金、保険などで奮闘中。彼は商才があるのか業務を拡張しています。元気です。

独立系の旗手として著名な友人も大奮闘中。テレビに出て業界状況を論じたり、業界の話題をさらっています。

振り返れば、私も含め3人それぞれが石油業界で頑張っています。
昔は、よく若手同士で色々な話をしながら大手との競争の商売に専念していた20歳代もありました。今では、いつの間にか還暦に近づき三者三様の生き様で頑張っています。

昔、酒を飲んではあいつが言っていた。

足利幕府も源氏も徳川もみんな50号沿線から出て、全国を制覇した。
「関東のこのエリアから出た人間がいつの時代も天下を制する」

確かに今でもこの地域からは、ヤマダ電機、ビックカメラ、カインズ・ベイシアグループをはじめ多様な流通ビジネスが派生しています。いわゆる業転に強い販売業者が急成長して、全国展開中なのです。

最初はゴン太でも販売力でその流通業界を支配するような元気の良い企業が、いままでも多く生まれています。お陰でどこの町でもショッピングモールだらけで併設のセルフSSも増加中なのです。

しかし、石油業界ではどうでしょう。
○○○善さんくらいかな???

とにかく、戦国時代のようなサムライが多い話題一杯の50号沿線です。