ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

急速に進行する、石油業界の社内管理システム改善

2009年07月18日 06時08分47秒 | Weblog
最近のSS経営環境の変化で周辺ビジネスもだいぶ変わっているようです。
一概にSS周辺ビジネスとはいってもいろいろありますが、

元売りなどに大きな影響を受ける系列計算センターなども対応を迫られています。
今迄は、「お上」の制約を受けながらの業務だったわけですが、
最近の石油流通システムの現場ではお客様(特約店企業など)から、かなり流動的な対応を迫られているわけです。
とくに「直売流通」などでは大きな変化が出ています。

SS店頭における売上POSデータ処理だけでなく、
「新仕切り価格体系」などに対応するため、独自に「直売システム」の必要性が叫ばれています。
単純なPOSデータ処理と異なり、かなり専門的で複雑な価格体系処理を体系づけながらの値付け作業を求められているわけです。
元売りなどはすでに、複雑な「流通管理」に対応できる「基幹統合系システム」を装備しているわけですが、
「新仕切り価格体系」に対応するためには今後特約店レベルでもシステム構築の必要性が発生しています。

当社のユーザー様でも、かなり大胆な業務省力化を行っているところが増えています。
ミスを発生させないで、人も不要で、しかも大量な流通データ処理を実現するためにはかなり思い切ったシステム改善が必要となるわけですが、
それが実際に実現できる時代です。

もちろんシステム導入のための設備投資は必要となりますが、
投資コストに勝る経営効果があります。

問題は、システム投資に見合った業容とスタッフの課題です。

当然、システム自体の価格を安くすることも絶対条件です。

経済やビジネスが大きく変わります。
関連するビジネス環境にも大きな改革が求められているわけです。

当社も、価格を安くするための努力を重ねています。


夏の独り言

2009年07月17日 11時10分30秒 | Weblog
暑いですね、といってもブログ上ではその暑さが判らないはずですが、
内陸の群馬の気温と蒸し暑さは常に全国のトップクラスです。
何ともすごい暑さで、夜もエアコン掛けっ放しで寝ています。

冬は空っ風、夏はこの暑さ。

それでも、季節の変わり目の春先の山々の緑と秋口の紅葉はとてもきれいです。

私の住まいからは、上毛三山(じょうもう三山)の、赤城山、榛名山、妙義山がみんな見渡せます。

山育ちですから、この時期に窓から山の景気を見ていると、無性に山が懐かしい。
渓流に沿った環境で育ち夏には川に潜って魚採り。
木陰で昼寝したり、トウモロコシやきゅうりを食べながら野山を駆け回ったものです。
夏になると懐かしい幼馴染の顔なども思い出されます。
子供の頃は蚊帳を釣って寝るのが嬉しかったものです。

早く仕事を一段落させて、また田舎に庵を結んで隠然と暮らしてみたいものです。
仕事があって忙しいときだけ、会社に出かけ若手と一緒に出張に出るのも楽しそうですね。

そんな事を夢見ながらここ数年は、夏の暑さのど真ん中全国を飛び回っているわけです。
昔の人生設計では、還暦を過ぎたら仕事は人に任せて悠々と時間を使いたいと思っていたわけですが、
いまだに毎日「サイボウズ」のグループウェアとにらめっこで、
最近はさらにスケジュールやなすべき仕事が増えてきました。
「大変だ!」などと言いながらも、さらに仕事に対する意欲と活力が出てきた昨今です。

自分は、本当に仕事人間なのだと思います。
常に回遊して動いていないと生きてはいけない「マグロ」のような人間なのでしょう。

プロとしてのビジネスライフ

2009年07月17日 05時08分23秒 | Weblog
昨日、会社から帰ってテレビのスイッチを入れて
「ゴルフチャンネル」にチャンネルを合わせましたら、
「全英オープン」のライブ中継をしていました。

時差の関係で日本時間では夕方からのプレーなんですね・

タイガーウッズと石川遼クンが同じ組でラウンドしているわけですから凄いですね。
矢野東も続いてのスタートです。

久し振りに夜更かしして最後までテレビ観戦しました。

ところで、ゴルフチャンネルの全英オープンのスポンサーは「フォーティーン」。
竹林隆光君が創ったゴルフブランド、彼も昔からのゴルフ仲間なのですが、
現在ではウェッジで有名なメーカーです。
彼は、フォーティーンを大手企業にM&Aで売却して、現在はクラブ設計家として悠々自適な生活です。

身近な知ってる人間がビッグネームになっているということは、
嬉しいことなのですが、翻って自分をみると情けないですね・

生きてきた人生のどこかで歯車が狂ってしまったようです。
得意で、好きな道を一心不乱に突き進むことで成功の道が開けるのが人生です。

焦らずにいきましょう。これがわが人生。
「この道しか、生きる道なし」

親から継承したビジネスで苦労せずに生きていくのも人生。
自分自身で「生きる道を切り拓く」のも人生

問題は、ビジネスとしてのリスク負担に耐える根性と「才能・能力」の問題なのです。

それができないなら、他人に仕えてサラリーマンとして禄をはむしかないわけです。

よく考えると、最近の「格差社会」というものは、
リスクに立ち向かう「根性」と「才能・能力」によって発生しているような気がします。
ですから、凡人が成功した人間を妬んでも仕方がないことなのです。

スポーツの世界を見ていると、特にそれを感じます。
私は、仮に「負け組」に落ちたとしてもそんな社会が好きです。
どん底から努力して、勝ち上がる人生も、スポーツも素晴らしい。

テレビの「プロジェクトⅩ」のように客観的に他人の努力を見ながら、
涙を流したり感激しているのではなくて、

自分自身が当事者として、
負けて、悔しさを味わい。勝利して自ら感激に浸る。
そんな人生が好きです。

テレビで解説している評論家には、絶対になりたくないわけです。
それにしても、石川遼君、初日の段階ではタイガーウッズに勝ちました。
すごいですね、あの若さでプロとしての根性と才能に恵まれています。

うらやましい限りです。

さあ、今日もビッグビジネスに立ち向かいます。

週末からは涼しい軽井沢の山の上でゴルフ三昧の予定。
一生懸命に人の三倍仕事して、人の二倍は人生を謳歌しましょう。

全英オープンが始まりますね

2009年07月16日 11時49分07秒 | Weblog
最近の私は、夕方九時頃には必ず床に入ります。

夜中から明け方に起きだして、集中的に仕事をして、出勤前に食事をしてから、
マッサージ機に掛りながら少しだけ横になり、
そして三十分程度の仮眠をとってから出社し、
会社では、昼食をとってから昼寝をしています。

昔からの私のライフスタイルなのですが、知らない人が見たら怠慢な経営者に見えるはずです。

平日の昼間は、動物園のコアラのように動きが鈍いわけです。
そんな私ですから、困るのは、出張しての午後一時からのプレゼンテーションのスケジュールが多いこと。

昼食後は、私にとって一番眠くて弱い時間なのです。
テンションが上がれば、そのまま頑張ります。

ゴルフなどをしている場合も、昼食を食べると眠くてしょうがない。
カートの助手席に乗ってはウトウトしてしまいますから、なるべく運転します。

そんな私をみて、ゴルフ仲間は「昔のお猿のチンチン電車の猿みたい・・」なんて笑います。
運転席に座ってハンドルを放さないでいるわけです。

いよいよ今日から、全英オープンが始まりますね。
夜中のテレビですから、またまた寝不足になりそうです。
タイガーウッズと石川遼一緒の組でラウンドするようですから面白そうです。
日本から七名も参加するようです。

地元の矢野君も頑張ってほしいですね。
身近な選手が全英に出場するわけですから、ここ数日は眠れません。

外販志向が強まる、新たなSSビジネスモデル

2009年07月16日 03時43分26秒 | Weblog
ここ数日、あちこちの業者との面談に追われていますが、
外販に力を入れようというSS業界の強い意欲を感じています。

SS業界における新たなビジネスモデルの模索は、いよいよSSフィールドを飛び出しての外販に注目が集まりそうです。

地域に根ざした一番店による、ネームバリューと信頼度を利してのビジネスモデルの模索は、確かに大きな可能性を秘めています。

SSを起点とする今後のビジネスモデルは、地域性や企業ごとの「独自性」がポイントだと感じます。

従来の「車関連」を起点とする「中古車販売」、「板金」、「レンタカー」などのビジネスのほかにも、SSを起点とするビジネスはたくさんあるはずです。

「ホームエネルギー」という視点から見ると
「外販灯油」をは起点とする「暖房機器」、「家電関連」、さらには簡単な「リホーム」ビジネスまで動き出しています。
問題は、その企業の今までの実績との関連のようです。

今迄、SSの「油外収益」と言えば、まずは洗車やタイヤ販売、車検などが頭に浮かぶわけですが、
これからは地域性や企業ごとの独自性による、多様なビジネスモデルが生まれてきそうで楽しみです。

地域特産物関連などのビジネスも開始されており、全国マーケットを視野に入れての食品のWEB通販ビジネスなども行われています。
鹿児島の「さつま揚げ」などでは、自社で工場まで持っている石油流通業者がいらっしゃいます。

顧客サービスの向上を目指してCTIを活用した『コールセンター』、『受注センター』などの設置も盛んです。
このような流れですから、「顧客管理データ」が改めて重要視されてきました。

地域における新たなビジネスマーケットの掘り起こしには「顧客管理データ」が必須です。
絞り込み検索などで色々な角度から抽出分析した顧客データに対するDMやメール発信なども効果が見込めます。

消費者ニーズの掘り起こしによって、さらに今後のビジネス展開のヒントが出てきます。

灯油配送を起点とするビジネスモデルでは
スタッフなどによるドアツードアの対面販売に注目が集まります。
ガソリンを入れる目的でSSに来店するお客様に対する、気ぜわしいアプローチとは印象が違い、
お客様にとっても「うざい」という感覚がないようですから、
充分な時間を取っての商品説明なども可能です。

なにより、配達という業務はお客様にとって「御苦労さま」という意識が強いのがポイントとなっているようです。

こんな時代になって、改めて、「お客様」は「それぞれの企業の大きな資産」なのだということを痛感しています。
「元売りカード」などによる顧客獲得の展開と「自社顧客」として、
改めて顧客囲い込みについての認識を考え直しています。

我々にとっては、元売りや元売り販社も大きなお客様なのですが、
「SSビジネスの未来」という観点から考えると、個々の企業の独自性も当然重要だと考えます。

新たな、時代のSSビジネスのヒントが頭に浮かび、
徹夜で考えてきましたが、
窓から望む赤城山の峰が明るくなってきました。

今日も、会社で昼寝かな・・・・

政治も石油ビジネスも「大転換の季節」

2009年07月15日 05時50分29秒 | Weblog
昨日で梅雨が開けたようです。
いよいよ、政治もビジネスも「熱い夏」、

連日猛暑日の厳しい暑さが続きそうです。
健康に留意して、頑張りましょう。

衆議院の解散から総選挙の日程も決まりましたが
いよいよ自民党政治が終焉して、新しい与党による政治が始まる予感です。

庶民は、もし、民主党が政権を取れば
「高速道路がタダになる」、石油の「暫定税率が撤廃される」、「国家公務員法改正案」も具体化してくる。
かもしれないと期待しています。

最初の二つはいずれも「自動車」に関係した事案ですから、
当然石油業界にも大きな影響を及ぼすはずですね。
大不況下で経済的には好影響が出るような気がしていますが、
皆さんはどのように予測しますか?

揮発油税が撤廃されてガソリンが安くなり、
高速道路を使って車で出掛ける人が増えて、
ガソリンは増販、観光地なども賑わうことになれば、
減税による景気対策としては理想的なのですが、
いずれにしても、SS業界は他の業界よりも直接的な影響を受けることになるはずです。
プラス要因として、受け止めたいものです。

どうも、昔から石油ビジネスというものは政治的要因によって大きく変化する宿命にあるようです。

一方で、自動車メーカー各社は「ハイブリッド車」の販売が順調のようで。
今後、発表される新型車はほとんどがハイブリッドカーとなりそうです。

省エネカー普及のタイミングと石油税制の変化が同時進行しそうです。

当社としては、「軽油引き取り税」に注目です。
政争の具となった「石油関連税制」の動向により、
石油ビジネスの経営環境が大きく変化するはずです。

昨年のように石油税制の変化が短期間に大きく変わるようなことになれば、
石油業界でも混乱が起きるのかもしれません。

昨年は暫定税率問題の急浮上で当社の「D-TAX」は、
おかげさまで大注目を浴びたわけですが、今回も緊張しています。
いくつかの事態を想定して、変化とご要望にお応えすべく
「即時対応可能」なシステム対応を準備しています。

「地方分権」が大きなテーマとなる今回の総選挙では、
実は、地方税である「軽油引取税」の動向には注目が集まります。

国税である「揮発油税」、しかし
地方の既得権であり大きな財源でもある「軽油税」の取り扱いに関してはどうなるのか・・

昨年のように、全廃となったリ、復活したりすることになれば、
当然石油システムもその都度の対応を迫られることになります。

まさに、『変わるビジネス、変わるシステム』ということです。

いずれにしても、石油流通企業の統廃業なども急速に進みそうです。

何しろ、キリンとサントリーの統合が話題になる時代なのです。
「キントリービール」なんて商品が出るかもしれません。(笑

今日も、暑さに負けず、出張です。


スケールメリットがコストダウンの格差をさらに拡大しています。

2009年07月11日 05時19分30秒 | Weblog
今年は結構忙しいシーズンになっています。
石油業界では淘汰が進み、勝ち組企業はシステム投資に本腰を入れています。
特に、灯油などから派生する配送システム構築や「受注一元化」、「配送体制集約」など企業として全社的業務コストダウンが進んでいます。

この部分で大手企業がコストダウンを図ると、かなり大きなスケールメリットが生まれてきます。

経営者としては、理屈よりも、スピーディーな意思決定と行動力が問われている時代です。
実際に結果の出せる経営改善とはどんなことなのか、

訳の判らない「セミナー」などを聞いて頭がチンプンカンプンではだめですね。


汗を流す人を大切にしよう

2009年07月10日 08時32分16秒 | Weblog
衆議院選挙を控えて、麻生総理と自民党の無策が目立ちます。
日増しに政権交代前夜といった雰囲気が強まっていますが、

夏の風物詩である全国各地の「花火大会」までも中止にする都市が多いようです。
庶民の楽しみである花火大会まで中止になるようでは、
政府がとなえる景気回復の雰囲気なんてものは何処かへ吹っ飛んでしまいそうです。
まさに、我が国の政治と経済対策は貧困です。

我々庶民が気付かぬうちに、国の情勢はどんどん悪化しているような気がしています。
身近な年金問題でも、団塊の世代の受給額は意外と少ないようで、
しかも年齢による需給格差も予想以上に大きくてショックを受けている方も多いようです。

こんな状況ですから、国の体制が変わることは間違いありません。
また、変わらなければ困ります。

教職員や公務員などを退職した方だけは優雅な老後のようですが、
民間企業の退職者で企業年金などを当てにしていた方などもいろいろ大変なようです。
やはり、国家というものは国民のために存在しているのであり公務員や官僚のために存在しているのではありません。
公務員は公僕ですから国民のために存在しているのが元来だと思われますが、
景気に左右されず、国の制度的にも優遇されているのは公務員ばかりのようです。ですから公務員改革は絶対に必要だと感じます。

いつの間にかこの国の社会構造が狂ってしまったようでね。

政治が変われば、社会構造も少しは変わるはずですから、期待しましょう。

不況と言われて久しい、SS業界ですが、
蒸し暑いフィールドで汗を流しながら一生懸命に仕事をしている若いスタッフを見るたびに、「ガンバレ!」と声をかけてやりたくなります。

「汗を流す人を大切に・・」

外国のコンサルティング企業からコンサルタントとしてデビューしました

2009年07月09日 14時32分30秒 | Weblog
某国の某有力コンサルティング企業から、
私個人に対してコンサルタントとしての登録契約の依頼がありまして、
しばらく前に契約しました。

日本国内における石油ビジネスに関しての説明や外国の投資ファンド等に関するアドバイスが中心です。

かなり高額な時間当たりのギャランティ契約です。

仕事なんてそんなにあるはずもないと思っていたら、
超有名な外資系投資ファンドから日本の石油ビジネスマーケットに関しての見解とアドバイスを求められまして、
初めて、本格的なコンサルティングビジネスを経験しました。

会話ができなければ、通訳も付きますし、全てがプロフェッショナルな世界です。

当社のスタッフなどは、半信半疑で
「社長、そんな凄い話が本当にあるんですかねぇ~、
もし本当なら、ギャランティーで「ネギ塩カルビー」と「ネギタン」を腹いっぱい驕ってくださいよ」
なんて言ってました。

仕事をしたら、すぐに外国からドル建てで銀行にお金が振り込ました。
マネーロンダリング対策とかで、地元の銀行から入金の明細を問われました。
地方銀行ですから、外資の著名なコンサルティング企業や投資ファンドなどからの入金なんて珍しいようです。

ビジネスの内容については、守秘義務で公開できません。
しかし、日本の石油流通ビジネスのリテール部分も今後は変わりそうですね。

やはり、情報の質が問題です。
私も、外国の石油メジャー関係者の意見や情報が得られて、とても勉強になります。
それにしても、日本国内のリテールマーケットにおけるビジネスの可能性。
誰でも知りたい、情報ですね。

若者の車離れと石油ビジネス

2009年07月09日 05時27分49秒 | Weblog
ニュース報道では、

若い人たちが車を持たない時代・
理由として、
経費がかかる、車以外のことにお金をかけたい。公共交通機関を利用する。

一方では、六十歳以上のドライバーによる事故が多い。
それにより、保険料が大幅にアップするとのこと。

SSビジネスを自動車関連産業としてとらえると、先行きが少し暗い話題です。

どんなビジネスでも、消費者動向によって盛衰が決まるわけですから気になりますね。

それでも、地方では車がなければ生活できない地域が多いと思うわけですが、
都会では車が無くても充分生活ができるというわけです。

自分の最近の生活を考えると、
田舎に住んでいた頃は、毎日車が下駄代わりでした。
タバコを買うにも車を使っていたものですが、
首都圏の街の駅前に住んでいる現在は、
車に乗るのは、仕事での出張とゴルフに行く時、
郊外のスーパーでの週一回の買い物程度で毎日は車を使いません。
会社は自宅と近いので徒歩通勤です。

都市部と地方では、車の利用頻度が全く違うように感じます。

田舎に行くと、お年寄りが通称「枯葉マーク」と呼ばれる、高齢ドライバーマークをつけて車に乗っています。
田舎では、車がなければ生活ができないわけです。

ところで、
田舎のガソリンスタンドは、「車の燃料」のほかに「ホームエネルギー」ビジネスという側面や、暖房機器販売や修理サービスなどを兼ねているケースが多いですね。

まさに、昔から消費者ニーズから派生した、ガソリンスタンドのビジネスフォームです。
ですから、絶対大切にしたい油外収益源なのです。

地方や田舎では、都市部のSSと異なり、地域の消費需要に根差した油外収益というものが存在します。
地域性特性があったり、昔から言われた「SSのサロン化」なんて懐かしい言葉です。
地域の高齢ドライバーが、お茶でも飲みながらくつろいでガソリンを入れたり、ストーブの修理に来たりしている姿は、
さしずめ、田舎の「スターバックス」

それでいいのです。
お年寄りがガソリンで来店してセールスルームで、奥さん自慢の漬物を食べ、
お茶を飲んでから、ゲートボールの試合に出かける。
生活に密着した商品が自然に売れるはずですから、それが本当の油外収益。

ああ、のどかに仕事をしていた、昔のガソリンスタンドを思い出します。
私の父などは、昔、近所のお年寄りが病気になると救急車代わりに病院まで連れて行ったものです。
その間、地元の人たちは自分でガソリンを給油して、自分で名前と数量を帳面などに書き込んでいたものです。

それが、地域セルフの原点ということです。

若者も本当は素敵な車に乗りたいはずですが、
何しろ、この景気です。

住みにくい、嫌な渡世でございます。

政治も、悪すぎる。