夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

定年退職後、2年が過ぎれば・・♪  《初出2006.9.20.》

2008-05-04 15:02:48 | 定年後の思い
私は10月下旬になれば、定年退職後、丸2年が終わり、
3年生を迎えようとしている。

定年退職の前後は、家内の父が死去したので、この前後は何かと慌しかった。

それでも定年退職後の直後の1ヶ月は、ときおり平日の日中に散策していると、
このような贅沢をしてよいのだろうか、
と思ったりしていた。

私は退職の5年前頃から、退職後は自分の自由自在な生活をしたく、
我が家の財政状態を家内と話し合ったりした。
その中に、自分達は退職後の生活の基本方針として何をしたいのか、
最優先の課題であることはいうまでもない。

多くのサラリーマンの人達と同様に、平日は睡眠時間を削って、
最後の5年を勤め、定年を迎えた。

退職後、先輩達の多くと同様に単純に私は失業保険を頂こうとしたが、
この頃の時代は失業者が増えて時であり、
このお方達の勤労意欲の熱意をニュースで知るたび、失礼と思い、
失業保険の手続きは辞退した。

家内との共通の趣味は、国内旅行である。
これ以外は、お互いの趣味を大切にしょう、とした。

私は小説、随筆、歴史書、現代史など書物を読んだり、
VCT、DVDの映画、ドキュメンタリーを家で観たり、
カセット、CDの音楽を聴いたり、
VCT、DVDの音楽を視聴するのが楽しみだった。

そして、この間に文章を綴り、何らかの形で公表ができたら、
と漠然に思ったりしていた。


我が家では、日常生活は分担している。

家内は料理、掃除、洗濯をしてくれるので、
私は買い物、ときたま庭の手入れをしている。
私の分担が少ないので、すまないと思い、朝の茶坊主をしている。

私は起床後、煎茶を淹れて、少し飲んだ後は玄関庭で煙草を喫ったりしている。
朝刊を取りいれた後、コーヒーと牛乳をそれぞれのマグカップに入れ、
目覚めた家内の枕元に置く。

煙草に関しては、退職後にパソコンの横にお盆に載せた煎茶と灰皿を置き、喫ったりしていた。
或いは新聞を読んだり、テレビを観たりするときも同様であった。

晩秋になると暖房をするので、煙草で空気の汚れが酷(ひど)く感じて、
換気する為に、窓を開けたり閉めたりした。

これではいけないと思い、家の中では煙草を喫わないと宣言し、
庭先などで喫いはじめた。
通称、ほたる、となった。
春の蛍、秋の蛍と四季蛍である。
庭の樹木、草花を眺めながら、その時の思い考えたりし、煙草を喫ったりしている。

退職後の数ヶ月は、会社のことも考えたりしたこともあったが、
すべて想い出の出来事に心が変化してきた。

あの時は、あんなこともあった、と蘇(よみがえ)ることがあるが、
あの現役時代の勤務内容、スケジュールは苦戦もしたが、
私なりに何とか及第点と思っている。

現役時代は勤務の関係から、音楽主体であり、流行の歌などに注視していた。

ここ数年の音楽は分からなくなった代わりに、
これ以前の音楽は、ときおり聴いている。

退職後、朝の陽射し、昼下がり、夕暮れなどのうつろいが楽しみとなり、
そして雑木の四季の彩りに心を寄せたりしている。





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