夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

“殺されない”老人ホームの見分け方 7カ条 、75歳の私は真摯に学び、やがて多々教示させられて・・。

2019-09-30 16:03:01 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 “殺されない”老人ホームの見分け方 7カ条 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、いつの日にか介護・要になってしまった時は、やむなく介護施設にお世話になる、
このようなことを漠然としながらも、話し合う時がある。

しかしながら介護施設は、入居した時は想定したより悪条件であった場合、
退去することも難題であり、困苦しながら入居しつづけるか、
身体は不自由で、心は失墜した状況となる中、困り果てると思ったりしている。

このような介護施設に関しての秘めたる思いもあり、まして介護士、介護関連者の横暴も難題であり、
《・・“殺されない”老人ホームの見分け方 7カ条・・》を真摯に学びたく記事を精読してしまった。
            
この記事の原文は、『週刊朝日』の2019年7月12日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 AERA dot. 】に7月5日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

                 

《・・“殺されない”老人ホームの見分け方 7カ条   
            

いまや老人ホームでは、入所者への虐待のみならず、
“殺人”にまで発展するケースが見られるようになった。

常勤医不在の4カ月の間に、入所者11人が死亡するという、ずさんな施設があることも明るみに出た。
“殺されない”ための老人ホームの見分け方について、専門家の声を紹介する。


惨劇を防ぐための独自の取り組みも始まっている。

「訪問する日時は一切、前もって伝えず、抜き打ちで調査を行います」

こう話すのは、公益財団法人「Uビジョン研究所」の本間郁子理事長だ。

同研究所では、施設サービスの質の確保と向上を目指し、主に「施設評価」を実施している。
評価するのは、夜間の抜き打ち観察など17の項目。
最終審査を経て、報告書が作成される。


ある施設を本間理事長が抜き打ち調査したときのエピソードが印象的だ。

「抜き打ち調査ですから、柱の陰からそっと職員の会話にも、耳をそばだてます。

ある施設で、入居者が粗相して、床を汚物で汚してしまったのですが、
入居者が『私、やっちゃった・・・』
と自分を責めるような言い方をしたのです。

すると職員は、こう優しく言いました。
『失敗ではありませんよ・・それより寒くないですか・・』

自然に入居者のことを気遣うことができる、素晴らしい職員だと
好印象を持ったことは、言うまでもありません」


                

施設の経営者、職員など施設に関わる全ての人から、ヒアリングも行うという。

「介護の仕事は、営利主義ではできません。
いかに入居者に、つまり人に誠実に関わっているか。

うれしかったり、悲しかったりということは、データではなかなか推し量れません。
直接我々、第三者の目がとても重要になってきます」



昨今の高齢者ホームでの虐待事件について、本間理事長は構造的な問題だと指摘する。

「20代の職員が、80代の入居者とコミュニケーションを図るのは、やはり難易度が高い。
そこで大事なのは、介護職員の教育の重要性です」


Uビジョン研究所でも、一般職員・役職者用と立場に応じた研修プログラムを実施している。
高齢者虐待防止法の意味を読み解いたり、グループワークで課題を洗い出したりして、
当事者意識を強くしてもらうことを心掛けているという。


「特養ホームの運営資金は、50%が税金、40%が介護保険、そして自己負担が10%で賄われています。
つまり公的資金が、9割を占めている。

行政が、質を担保する義務があるのです。
誰がどのように、介護サービスの質を担保していくかということが、今改めて問われています」(本間理事長)


ちなみに施設評価は、施設の人数に応じた料金プランとなっている。

               

満を持して施設に入居したものの、“殺されて”しまっては、元も子もない。
“殺されない”ためのポイントは何か。


淑徳大学の結城教授によると、確実にチェックすべき点は、次の4つに絞られるという。

(1)地域住民との交流
(2)職員の離職率
(3)看護が24時間体制か
(4)建物の豪華さに惑わされない


(1)では、ボランティアなど地域住民との交流が活発な施設は、
   あらゆることをオープンにしても良いという姿勢を持つ施設と判断できるという。

   閉鎖的な施設では、目が届かず、職員による虐待が生まれやすい。
   職員も良い意味で見られているという緊張感を常に持つ。


(2)では、質の高い施設は、離職率も低く、労働環境が良いと推察できる。
   見学の際に離職率を尋ねたときの反応からも読み解くことが可能だという。

   「しっかり離職率を開示する施設は合格。
   逆に隠そうとしたり、口ごもったりしたりする施設は要注意です」(結城教授)


(3)では、看護師が24時間在勤している施設は少ないが、すぐに誰かが駆けつけてくれるかなど、
   在勤していなくても、緊急時の体制がしっかりとしているか、どうかを確認するべきだという。


(4)は文字通り、「羊頭狗肉」(見かけが立派で実物は違う)に注意すべきということである。


               

外岡弁護士は、二つの点に着目すべきと指摘する。

(1)「小規模多機能型居宅介護」の活用
(2)施設経営者の経歴や理念


(1)は、介護保険における地域密着型サービス。
   利用者は事業所に登録して、事業所のケアマネジャーと相談しながら、
   「通い」、「泊まり」、「訪問介護」の3つのサービスを用途に応じて受けることができる。
   定員も29人と小規模で、外岡弁護士の親族も利用していたという。


 「厚労省は、特養などの老人ホームを増やそうとしているが、
個々のライフスタイルにより適しているのが、小規模多機能型。
地方に多く、都市部に少ない。ひとつの事業所で、3つのサービスが利用できるのが強み」


(2)について、外岡弁護士はこう言う。

「施設の代表の経歴、介護についての考え方をホームページなどで、しっかり確認すること。
そもそもなぜ介護の仕事を志したのか。

施設運営が営利主義に傾くと、虐待などが生まれやすくなる。
福祉の理念を持っている人かどうかが見分けるポイント」

               

Uビジョン研究所の本間理事長はこう主張する。

「介護人材不足は、ますます進んでいくでしょう。
施設に入ると、人材難で集まってきた不適格な担当者によって、命まで奪われてしまう。
そのためには施設に頼りすぎず、在宅での介護をぎりぎりまで続けることが大事」


これから老人ホームを選ぶ際に最も必要なことは、
受け身で待つのではなく、モノを買うのと同じように、
主体的に自分の目線で選ぶことなのかもしれない。(本誌・羽富宏文)


【“殺されない”ための注意 7カ条】
(1)地域住民との交流
(2)職員の離職率
(3)看護が24時間体制か
(4)建物の豪華さに惑わされない
(5)「小規模多機能型居宅介護」の活用
(6)施設経営者の経歴や理念
(7)ぎりぎりまで在宅介護を (専門家への取材をもとに編集部作成)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

             

今回の標題は『 “殺されない”老人ホームの見分け方 7カ条 』は、
週刊誌の見出しに多いショキングな題目であるが、
記事の内容は丁重に、介護施設にお世話になる入居者の立場に対し、
それぞれの介護の専門家のアドバイスが綴られていた。
 
特に学んだことは、《・・厚労省は、特養などの老人ホームを増やそうとしているが、
個々のライフスタイルにより適しているのが、小規模多機能型・・

・・利用者はひとつの事業所に登録して、事業所のケアマネジャーと相談しながら、
「通い」、「泊まり」、「訪問介護」の3つのサービスを用途に応じて受けることができる。・・
ただし 地方に多く、都市部に少ない。・・》。

このような銘言を学んだりした。
 
いずれにしても確かなUビジョン研究所の本間理事長の主張・・
《・・介護人材不足は、ますます進んでいくでしょう。
施設に入ると、人材難で集まってきた不適格な担当者によって、命まで奪われてしまう。
そのためには施設に頼りすぎず、在宅での介護をぎりぎりまで続けることが大事」
・・》

このようなことは、私の終末期の大切な生活の要として、過ごそうと微苦笑したりしている。
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人生100年時代、老後の不安を軽くする3つの考え方、年金生活の私は学び、教示させられ・・。

2019-09-29 16:16:00 | ささやかな古稀からの思い

昨夜パソコンを立ち上げて、ヤフー・ジャパンのライフ記事を見ている中、
『 人生100年時代突入? 老後の不安を軽くする3つの考え方 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

私は民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

こうした中で遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、 身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、
定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。

そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。
                               

こうした中、数年前より新聞、雑誌、そしてテレビの番組などに於いて、
『人生100年』の公言されて、戸惑ったりしてきた・・。

こうしたこともあり、《・・人生100年時代・・老後の不安を軽くする3つの考え方・》、
遅ればせながら学ぼうと思い、記事を精読してしまった。

この記事は、生命保険ガイドの小川千尋さんの記事を『All About(オールアバウト)』の編集部が、
最新情報に加筆して、関連の公式サイトの【あるじゃん(All About マネー)】に2019年9月28日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・人生100年時代突入? 老後の不安を軽くする3つの考え方 

               
  
 ◆平均寿命と健康寿命には時間差がある

寿命が長くなるにつれ、現役引退後の老後(セカンドライフ)も長くなっています。
今後、90歳超えは当たり前の世の中になりそうなので、セカンドライフは、ますます長くなる模様です。


そんな長寿化の中、注目してほしいことがあります。
平均寿命と健康寿命には時間差があることです。


平均寿命とは、みなさんもよくご存じの命が尽きる年齢です。
一方健康寿命とは、誰の世話にもならず、自立して生活できる年齢のことです。

その差の年数は、軽重はともかく、誰かのケア(手助け・介護)が必要な期間になります。


つまりセカンドライフは、自立期間とケア期間で構成されるということ。
ケア期間を「サードライフ」と呼ぶ人もいます。

              

◆平均寿命と健康寿命の差

最近のデータを見てみると(実測値と予測値で整合性は、とれていませんが)、
ケア期間は、男性が約9年、女性が約13年です。

これまでのセカンドライフのマネープランは、
どちらかというと、自立期間しか考えていませんでした。


患わずに亡くなる、いわゆるピンピンコロリで人生を終わる、
あるいは患っても、ケアが必要な期間は短くて、
マネープランに大きな影響を及ぼさないケースが多かったからです。


また夫婦の場合、夫のほうが早く亡くなって、遺族年金を残すため、
老後資金は遺族年金で不足する妻の生活費+αが残っていれば、
大きな不安や問題はありませんでした。


しかし、今もこれからも、男性も長生きするようになり、女性の寿命も延びそうですから、
老後資金の必要額は大きくなります。

そして、ケア期間にかかる費用も考慮するとなると、
いくらお金があれば安心なのか・・・見当をつけられないのが実情です。


それに、セカンドライフは、お金の問題だけではなく、
気の持ちようや生き方そのものを見直さないと、不安を軽くすることはできそうもありません。


では、どう考えればいいのか。
「公助」、「共助」、「自助」の3方面から、私見を述べさせていただきます。

             

◆「公助」は徐々にパワーダウンしていく

セカンドライフの「公助」とは、主に生活費のベースとなる公的年金、
介護が必要になったときの介護保険、医療を受ける際の健康保険です。


少子高齢社会が定着した昨今、公助が徐々にパワーダウンしていくのは必至です。
現役世代にこれ以上、過重な負担をかけるわけにはいかないからです。


ですから、もらえる年金額は減り、介護保険と健康保険は、保険料負担が上がるのに、
給付は下がっていきます。

そして、物価上昇と消費税増税もあいまって、
セカンドライフの生活は、厳しさが増す一方になるでしょう。


これは致し方ないことなので、「そうなる」と覚悟するしかありません。
その上で、「共助」と「自助」をどうしていくかを考えます。

             

◆人との付き合いを密にして「共」に「助」け合いを

2つ目の「共助」は、兄弟姉妹などの縁者、ご近所さん、友人などとの
人付き合いを密にして共に助け合うことです。


付き合う人は、同世代でも異世代でもかまいません。
とかく、年をとるほどに友人は少なくなり、交際範囲は縮小していく傾向があるので、
意識して人付き合いを広げるようにしましょう。


人に会う機会があると、身なりにかまったり、しゃべったりするので、
老け込み防止効果が期待できそうです。


それに、ちょっとした用事を頼んだり、頼まれたりする習慣をつけておき、
軽度のケアなら、公助の力を借りなくてもすむようにしたいもの。

何より、誰かとつながっている、
何かがあったら駆けつけてくれる人がいるのは、心強いといえます。

ただし、一方的に助けてもらうばかりにならないようにしましょう。
助けてばかりの相手は不満が募り、人間関係がぎくしゃくするからです。

助けてもらったら助ける・・・。
この循環が大切です。


もし、身体がきかないなどで、助け返すことができなければ、
せめて「ありがとう。いつも感謝しています」の言葉で代替を。


そして、お金の貸し借りは、人間関係を悪くするモトなので、これはやめましょう。
それに、お付き合いにかかるお金は、割り勘を心掛けてください。

             

◆お金とケアで迷惑をかけないため、あらゆる「自助」努力を!

 
3つ目の「自助」は、経済面と健康面の努力です。
セカンドライフが長くなるほど、生活費、レジャーなどのゆとり資金、ケア費用など、
必要な老後資金はかさんでいきます。


経済面の自助努力には、次のようなことが考えられます。

会社員は定年退職、自営・自由業の人は現役引退までに老後資金として、
1000万円単位のお金を貯蓄しているはず。

ですが、早い時期から貯蓄の取り崩し生活をすると、
最後までお金がもたないかもしれません。


少しでも、取り崩し生活を先延ばしにするために、
身体が動くうちは、何でもいいので働き続けることです。
収入が少なくても、遊んでいるよりは、ましです。


また、住まいが広すぎたら賃貸にして、
その家賃より安い住まいに住んで、差額を生活費の一部にする、
投資信託や株などの投資で、お金に稼いでもらうことも考えましょう。


働かなくても大丈夫という人は、ボランティアや趣味でも何でもいいので、
外出する機会を積極的に作りましょう。
家にこもっていると、心身によくありません。


ただし、健康を害さない程度のほどほどのさじ加減で働く、外出の機会を作ることをお忘れなく。
でないと、健康面の自立を果たせなくなって、本末転倒になってしまいます。


さて、健康面の自助努力は、自立期間をできるだけ長くするため、
ケア状態になっても軽くすむよう、健康管理を怠らないこと、身体を動かすこと、
頭(脳)を鍛えることを心掛けてください。


とにかく、今の中年世代は、子・孫世代にお金とケアで迷惑をかけられないので、
あらゆる努力をする必要があります。
それが、老後の不安を軽くするための考え方の要だと思います。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                               

今回、これからの時代も含めて、『老後の不安を軽くする3つの考え方』に関して、
「公助」、「共助」、「自助」の3方面を的確に表現されて、やはり専門家が発露された論調だ、
と絶賛したりした。

このことに関して、今回学ぶ前に於いては、ささやかな私の思いを表現すれば、下記の通りである。

私が現役サラリーマン時代、私たちの少し上の世代は、会社員が定年まで勤め上げれば、
退職金と年金で、まずまずの老後をすごすことができ、
そのことが働き手にとっての意欲向上や目標達成のための刺激策と称せられるインセンティブになっていた、
と私たち世代は学んできた・・。

そして私たち年代、少し下の団塊世代の御方の多くは、 民間会社に長年勤めて、
たとえ50代にリストラに遭遇しても、殆どの御方は定年退職時を迎え、
やがて年金満額時まで第二の職場で働き、待望の年金生活を始められた御方が大半と思われる。

私は定年退職の前に、出向時の中で、経済にも疎(うと)い私は、
経済ジャーナリストの荻原博子さんなどの数多く著名人の書物を読んだりした。

そして
デフレ経済の蔓延している中、定年時に持家(マンションか戸建て)のローンは返済完了となり、
預貯金が3000万円あれば、公的年金を受け取りながら、少しづつ取り崩して堅実に生活すれば、
少しだけゆとりのある年金生活ができる、と学んだりした。

そして私はサラリーマン生活を卒業した後の年金生活の資金の指針として、 ささやかに過ごしてきた。

ここ数年、
経済誌などを読んだりすると、 政府は2018年10月、
「70歳までの就業確保」を企業に求める方向で検討を始めた、 と学んだりしてきた・・。

こうした根底には、
今は法律で「65歳まで」が企業に義務付けられているが、
健康な人にはもっと長く働いてもらい、年金を受け取らずに制度を支えてほしい、
という明確な目的も教示させられてきた。

こうしたこともあり、人生100年、と声高に叫ばれてきたのかしら、 と私は微苦笑したりしてきた。

               

私は年金に関しては、少子高齢化が加速される中、
働いて下さる方が減少して、 受給者の私たち高齢者は増加するので、
やむなく年金額は、やがて10%前後は減少すると思われるが、 年金制度は崩壊しない、 と書物から学んできた。

こうした中、平均寿命に関しては、『人生100年時代』は、
男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱、 実像である、
と私は昨年の11月上旬で学んできた・・。

これに関しては、沢田 浩さんの寄稿文が【 現代ビジネス 】に配信され、この一部を転載させて頂く。

《・・(略)・・安倍内閣の「人生100年時代」も、鵜呑みにはできない。
100歳以上の人生を生きる人たちが、今後増えることはよくわかった。

そのうえで肝は、「どのくらいの確率で、私たちが100年を生きられるか」ということである。
厚労省や、総務省の公表資料からひも解くと、
今年2018年に100歳を迎える人は、 3万2241人(男性4453人、女性2万7788人)。

いずれも、1918年生まれの人たちだが、その年の出生数179万1992人から導くと、
実際に100年を生きる人の確率は、実に1.8%。 うち、男性は0.49%。
つまり、1000人に4~5人しか、100年を生きられないということだ。

3万人近くが100歳を迎えた女性の場合でも、3.167%。
多いといっても、100人に3人ほどである。

現在の日本の総人口1億2600万人に対する構成比では、100歳以上はわずかに0.1%である。
日本の将来人口推計では、この比率が2040年には、0.3%と3倍となる。

その推移からすると、2040年に人生100年を迎えるであろう人も、現在の3倍くらいにはなるだろう。
男性では100人に1~2人、女性で10人に1人弱。
これが「人生100年時代」の本当の実像のようである。・・》

こうしたことを私は学び、 現代の平均寿命は、男性約81.1歳、女性約87.3歳(2017年)であるが、
やがて10数年後の2030年の前後の頃は、プラス5歳前後が、
平均寿命の実態になるかしら、と私は思案させられてきた。

                            

このようなことを学んできた私は、「人生100年時代」には、戸惑いながらも微苦笑させられた。

いずれにしても、私としては、15年前の年金生活を始めた頃は、
男性の平均寿命は約78歳であったので、私は漠然としながらも、平均寿命に準拠するように、
この世とサヨナラすると思ったりしてきた。

やがて昨今の男性の平均寿命は約81歳と学び、
永らえば永らえるほどに、老後資金を再修正する必要があり、苦笑したりしている・・。

そして私は何よりも、心身共に自立し健康的に生活できる健康寿命を意識して、
確かな『生きがい』と『健康』、そして『気力』を持続できるように、 ときおり願いながら歩いたりしている。

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
私は独りで外出して、 自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。

               

何かと単細胞の私は、ここ数年、私が意識的に深めていることは、
日本は長寿国であり、 介護などの必要がなく、 日常生活を支障なく過ごせる期間を示す「健康寿命」をみると、
男性が72.14歳、女性が74.79歳(厚生労働省、2016年の推計値)で、
平均寿命とは男性で8.84年、女性は12.35年の差が実態となっていることである。

こうした中で、約10年もの間、何らかの介護支援が必要となる、 と改めて教示されて、
動顛をしたり、溜息を重ねたりしてきた・・。

いずれにしても、それぞれ多くの御方が自助努力をされ、
何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。

その上、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。

このように心情を重ねていると、「人生100年時代」・・、
テレビ、新聞、雑誌などで、 盛んに明言されているが、
ほんの一部の幸運な御方だけ100歳の御誕生日を迎えられる・・ と私は微苦笑している。

              


今回、特に感心させられたことは、2つ目の「共助」の章である。
《・・人との付き合いを密にして「共」に「助」け合い・・
兄弟姉妹などの縁者、ご近所さん、友人などとの 人付き合いを密にして共に助け合うことです。

付き合う人は、同世代でも異世代でもかまいません。
とかく、年をとるほどに友人は少なくなり、交際範囲は縮小していく傾向があるので、
意識して人付き合いを広げるようにしましょう。

人に会う機会があると、身なりにかまったり、しゃべったりするので、 老け込み防止効果が期待できそうです。
それに、ちょっとした用事を頼んだり、頼まれたりする習慣をつけておき、
軽度のケアなら、公助の力を借りなくてもすむようにしたいもの。

何より、誰かとつながっている、 何かがあったら駆けつけてくれる人がいるのは、心強いといえます。
ただし、一方的に助けてもらうばかりにならないようにしましょう。
助けてばかりの相手は不満が募り、人間関係がぎくしゃくするからです。

助けてもらったら助ける・・・。 この循環が大切です。

もし、身体がきかないなどで、助け返すことができなければ、
せめて「ありがとう。いつも感謝しています」の言葉で代替を。


そして、お金の貸し借りは、人間関係を悪くするモトなので、これはやめましょう。
それに、お付き合いにかかるお金は、割り勘を心掛けてください。・・


こうしたことは、セカンドライフの最も肝要な哲学である、と思い深めたりしている。 
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要介護を招く将来の骨折・転倒を防ぐ、足の衰え防ぐ「筋肉・骨貯金」、こっそりと高齢者の私は学び、やがて微笑み・・。

2019-09-28 15:28:26 | ささやかな古稀からの思い

先程、健康・医療情報サイトとして名高い【 日経Gooday(グッデイ)】を見ている中、
『 足の衰え防ぐ「筋肉・骨貯金」 習慣にしたい運動は?
               要介護を招く将来の骨折・転倒を防ぐ 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

そして私は認知症、心筋梗塞など何よりも恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

               

このような深情を秘めている私は、
《・・要介護を招く将来の骨折・転倒を防ぐ・・足の衰え防ぐ「筋肉・骨貯金」・・》って、
どのようなことなの・・と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、伊藤和弘さんが取材されて纏(まと)められた記事で、
公式サイトの【 日経Gooday(グッデイ)】に2019年9月27日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・足の衰え防ぐ「筋肉・骨貯金」 習慣にしたい運動は? 要介護を招く将来の骨折・転倒を防ぐ 

65歳を過ぎて、要介護になった人の主な原因に「脳卒中」、「認知症」、「老衰」に加えて、
「骨折・転倒」と「関節疾患」がある。

これらを予防し、年をとっても自立して楽しく生活していくために、
若いうちから、心がけるべきことは何だろうか? 

骨代謝に詳しく、高齢者医療とリハビリテーション医療の第一人者である
原宿リハビリテーション病院名誉院長の林泰史さんに聞いた。

               

■骨量と筋肉は30歳前後から減り始める

足腰の衰えは、健康寿命に直結する。
高齢者の中には、転んで脚の骨を折ったことをきっかけに歩けなくなり、
要介護になってしまう人が少なくない。

2016年の「国民生活基礎調査」によると、
高齢者が要介護になった原因の第4位が「骨折・転倒」で12・1%、
第5位が「関節疾患」で10・2%となっていた。

「要介護の前に、要支援という軽い段階がありますが、
要支援になる一番の原因は、関節疾患なんです」と林さんは指摘する。

「年をとると関節が弱くなる。
特に太っている人は、膝の関節に負荷がかかります。
関節の負荷を減らすには、周りの筋肉を鍛えること。
膝周りの筋肉を鍛えると関節の負担が減り、将来、膝が痛くなることの予防にもなります」(林さん)

筋肉の老化は、早くも30歳前後から始まる。
放っておくと脚の筋肉は、年2%のペースで減り続け、
80歳を迎えたときには30歳前後の半分以下になってしまう。

骨も20歳前後をピークに密度が減り、スカスカになっていく。
「男性は80歳、女性は65歳になると、約半数が骨粗しょう症と診断されるようになります」(林さん)。

骨がもろくなれば、ちょっと転んだだけでも、折れやすい。
特に大腿骨の根元(大腿骨頸部)を骨折すると、
歩行能力が著しく低下し、そのまま歩けなくなってしまうことが多いという。

しかし、筋肉や骨量の減少は、生活習慣で抑えることができる。

「何歳になってからでも、骨量や筋肉を増やすことはできます。
もちろん、早ければ早いほどいい。

若いうちからそういう生活習慣を持てば、
年をとっても骨量や筋肉を大きく減らさないようにできるでしょう」(林さん)

つまり、年をとってからの関節疾患や、要介護につながる骨折・転倒を防ぐには、
まだ若い30~40代のうちから、骨と筋肉の“貯金”を心がけておくべき、ということだ。

              


■骨を強くする日常生活の3原則とは?

では、具体的にどんなことを心がければいいか。
まず骨を強くする日常生活の3原則として、林さんは「食事」、「日光」、「運動」を挙げる。

骨は、カルシウムでできているため、骨を強くするには、
まず原料となるカルシウムを積極的に、補給する必要がある。

さらに、カルシウムの吸収を促進するビタミンD、カルシウムの骨への沈着を進めるビタミンKも重要だ。
「この3つの栄養素が骨を強くするゴールデン・トライアングルです」(林さん)

ビタミンDは、このところ注目が高まっている栄養素だ。
不足すると、骨がもろくなるだけでなく、
糖尿病や高血圧のリスクも高くなる可能性が示唆されている(Arch Intern Med. 2007 ;167:1159-65.)。

食品では、アジやサバなど青魚に多く含まれるが、肌に日光を浴びることでも合成される。
日光を避けるようになった現代人は、ビタミンDが足りなくなりがち。

ある程度は、日光を浴びることも必要だ。
日焼け対策で肌を露出しないようにしている人は、
とりわけビタミンDを多く含む食品を積極的に取り入れたい。

ビタミンKは、納豆に多く含まれている。
実際、納豆をよく食べている人は、骨折しにくい傾向があることが分かっている。

「東日本では、よく納豆を食べるので、
西日本よりも2割くらい大腿骨頸部骨折が少ないという報告もあります」と林さん。
ぜひ積極的に食べてほしい。

骨粗しょう症予防には、運動も欠かせない。
特に「垂直方向に刺激を加えることで、骨量が増えて骨が強くなります」
と同病院リハビリテーション科課長の中江暁也さんは話す。

実際、重力のない宇宙空間では、骨からカルシウムが放出され、急速に骨量が減ることが知られている。
水泳選手も、意外と骨粗しょう症になる人が多いそうだ。

垂直方向に刺激を加える運動法というと縄跳びやジャンプを思いつくが、
中江さんによると「スクワットや立ち座りで、下半身の骨に体重を加えるだけでもいい」という。
                                               
                             

■転倒予防にはスクワットとダンス

筋肉を増やすには、何といっても運動だ。

マシンやバーベルを使った筋力トレーニングをする場合、
「まず1回で持ち上げられる最大の重さを量ります。これが最大筋力。
筋肉を増やすには、この6~8割の負荷をかけた運動を10回繰り返すのが最も効果的な方法です」と中江さん。

6割の負荷とは、最大で100kg持ち上げられる人なら60kg、
最大で50kgなら30kgという意味になる。


転倒や膝の痛みを予防したければ、下半身の筋肉を鍛えること。
特にスクワットは、脚を伸ばす筋肉と曲げる筋肉の両方を鍛えられるうえ、
垂直方向に刺激が加わるため、前述したように骨量も増やしてくれるいい運動だ。

太ももの大腿四頭筋は、人体最大の筋肉なので、少し鍛えるだけでトータルの筋肉量が増えるというメリットもある。

               

参考のために中江さんがお勧めする3種類の運動を紹介しよう。

それほど強度は高くないので、回数を減らせば高齢でもできるはずだ。

【1】クオーター(1/4)スクワット

(1)足を肩幅に開いて立つ
(2)3秒くらいかけて、膝を45度(直角の半分)まで曲げて腰を落とす
(3)3秒くらいかけて、膝を伸ばす
(4)体力に応じて10~20回繰り返す
足は肩幅程度に開き、膝は45度を目安に曲げる。
                             爪先と膝は正面に向け、腹筋や背筋を意識して行う

クオータースクワット(膝の角度が45度)にする一番の理由は、
「過度な膝への負担を減らす」ため。

また、背骨が屈曲している高齢者が、いきなりハーフスクワット(膝の角度が90度)をすると、
体をより前方に曲げなければならず、腰への負担が増大する、
45度から始めると正しいスクワット姿勢を身に付けやすい、といった理由もある。

クオータースクワットで負荷が軽いと感じる場合は、
胴体と腕の角度が90度になるよう両手を体の前方に出し、ペットボトルを持ちながら実施するとよい。

あるいは、クオータースクワットを数週間実施してから、
余裕があればハーフスクワットに段階を上げるのもいいだろう。

              


【2】かかとを上げる運動

(1)壁に両手をついて立つ
(2)かかとを上げて爪先で体重を支え、頂上でいったん止めてから戻す
(3)20~30回繰り返す
姿勢はまっすぐのまま、お尻が後ろに下がらないよう注意して行う



              

【3】爪先を上げる運動

(1)壁に両手をついて立つ
(2)爪先を上げてかかとで体重を支え、頂上でいったん止めてから戻す
(3)20~30回繰り返す
姿勢はまっすぐのまま、お尻が後ろに下がらないよう注意して行う


「かかとを上げる運動」では、ふくらはぎの腓腹筋とヒラメ筋が、
「爪先を上げる運動」では、すねにある前脛骨筋が鍛えられる。

前脛骨筋が強くなると、つまずきにくくなるため、「爪先を上げる運動」は特に転倒予防の効果が高いという。


運動ではダンスも注目されている。

「普通のリハビリは単調なので、飽きてしまって、なかなか続かない。
だけどダンスは、覚えると楽しいでしょう。

最近になって、同じ動作を繰り返すことで、脳の神経がつながることも分かってきました。
ダンスと太極拳は、とりわけ転倒予防の効果が高い運動であるといわれています」(林さん)

原宿リハビリテーション病院考案のダンスを紹介した
              DVD付き書籍『体幹ほぐして関節元気に くるのびダンスエクササイズ』(サンマーク出版)

原宿リハビリテーション病院でもオリジナルのダンスを開発している。

回転する動作と関節を伸ばす動作が多いことから、
くるくるのびのび、という意味で「くるのびダンス」と命名した。

10種類の動きがあるが、すべて行っても1分しかかからない。
117人の入院患者に協力してもらって試験したところ、やはり転びやすさは確実に改善したという。

年をとってからも、自立した生活を送るには、
何歳になっても「自由に歩き回れる」能力をキープすることが基本だろう。

若いうちから骨と筋肉の“貯金”を心がけた生活習慣を持ち、
いつまでも豊かで充実した人生を過ごしたいものだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                             

私は記事を読みながら、多々教示させられた。

しかし無念なことは、《・・マシンやバーベルを使った筋力トレーニング・・》は、
体力も衰えた75歳の私が、突然に実行した場合は、身体が驚いて、
かえって身体が悪くなる、と微苦笑したりした。

せめて今回学んだ『クオーター(1/4)スクワット』とか『かかとを上げる運動』、
そして『爪先を上げる運動』などを私は不器用なりに少しつづ実行すれば・・
現在と同様に、数年後も颯爽と遊歩道、公園を歩き廻れるかしら、と微笑んだりしている。

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高齢化社会が抱える「看取り難民」、「亡くなる場所」が不足の難題、私は光明ある朗報を学び・・。

2019-09-27 15:40:06 | ささやかな古稀からの思い

昨夜パソコンを立ち上げて、ヤフー・ジャパンのライフ記事を見ている中、
『 高齢化社会が抱える「看取り難民」問題。 このままでは「亡くなる場所」が不足する 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中で、いつの日にか私夫婦は、どちらかが大病となり、
自宅では医療器具、技量そして看病する方は何かと大変なので、やむなく病院でお世話になる、
ときおり漠然としながら話し合ったしている。

こうした心情を秘めている私は、《・・「看取り難民」・・「亡くなる場所」が不足・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、ライターの薗部雄一さんが、取材されて纏(まと)められた記事で、
初めて知る公式サイトの【 ハーバービジネスオンライン 】に2019年9月26日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

               

《・・高齢化社会が抱える「看取り難民」問題。 このままでは「亡くなる場所」が不足する


人口の約3割を高齢者が占める日本。
高齢化にともない、問題となっているのが「人生の終わりを迎える場所不足」だ。

⇒【画像】在宅医療と在宅での看取りに力を入れている医師の安井佑氏

多くの場合は、病院で亡くなるが、
このままでは病床が足りないことで、死を迎える場に困る「看取り難民」のリスクが高まっている。

 
この現状を解決するため、2013年の開院以来、在宅医療と在宅での看取りに、
力を入れている医師がいる。
東京都板橋区にある「やまと診療所」院長の安井佑氏だ。

 安井氏は、「都市型在宅医療に、異業種の若手が必要な理由」というテーマで9月上旬、イベントに登壇。
在宅医療を取り巻く現状と、医師を支えるPA(Physician Assistant)の重要性について話した。

              

☆2035年には、約47万人の看取り難民が生じる

安井氏によれば、「最期を自宅で迎えたい」と思う人は約70%いるが、
希望通り自宅で亡くなる人は、10%にも満たない。

 
しかし、病床が不足していることに加え、
少子高齢化による労働人口の減少によって、医療従事者の確保が難しくなってきている。
この状況では、増え続ける高齢者を受け入れられず、現在の医療体制の維持はできない。

 
中央社会保険医療協議会の試算によると、
2035年には約47万人の「看取り難民」が生じるという。
とりわけ、人口が密集する都市部では、喫緊の課題として重くのしかかる。

              

☆余命1か月の女性「夫と過ごせて幸せ」

やまと診療所の診療地域は、板橋区のほか、隣接する練馬区、北区などに及ぶ。
新規患者数も看取り数も増え続けており、2017年は新規患者数550人、看取り数199人、
2018年には新規患者数759人、看取り数276人だった。

 
プレスイベントでは、実際に在宅医療を受け、最期を迎えた患者の映像が流れた。
重症患者の治療をする「急性期病院」から、自宅へ戻った女性は、
夫と2人で過ごせて「幸せです」と涙ながらに話していた。

 
当初は余命1か月と言われていたが、その後は夫と口喧嘩をするほどまでに回復。
在宅医療を始めてから3か月半後、夫に看取られて息を引き取った。

 
病院では、面会時間に制限があるほか、食事時間や就寝時間も決まっている。
そのため、患者も家族も自由度が低い。
対して在宅であれば、住み慣れた環境で余生を過ごせる。

 
やまと診療所では、24時間365日の安心サポートや、
地域にある介護施設と連携したチーム医療を実現している。
人材が不足する中、質の高い医療を行うために不可欠なのが「在宅医療PA(Physician Assistant)」の存在だ。

              

☆3分の2が異業種からの転身。医師の診療業務が40%→70%へ改善

医師が診療に集中できるよう、安井氏が取り入れたのが、
「在宅医療PA」だ。

PAとはPhysician Assistantの略で、主な役割は、医師のサポートをすること。
アメリカでは国家資格で、医療を支えている。

安井氏はここから発想を得て、やまと診療所に合うよう、活動内容や教育体制を整えた。

 
効果は大きい。
以前は、医師の業務は診療に加え、書類の作成や患者がどのような最期を迎えたいかの希望を聞いたり、
そのための環境を整えたりすることも含まれていた。

だが在宅医療PAの活躍により、医師がより診療に時間を充てられることになった。
さらに、2014年には93人だった板橋区の在宅看取り患者数は、
2018年には759人にまで増加した。

 
安井氏が大切にするのが、チームでの医療だ。
医師、患者、ケアマネなど関わるいろいろな人が協力して、生活支援や医療に取り組む。

在宅医療PAは、患者の気持ちを汲み取り、チーム内に共有する。
安井氏は「コンダクター(指揮者)のような役割」と位置付けている。

              


☆患者、家族が望む最期を迎えられるようサポートする

やまと診療所には30人のPAがいるが、うち3分の2は、医療系ではない異業種からの転職者だ。
事務職、ショップ店員などバックグラウンドは、さまざまだ。

 
入社後は、診療所での事務作業からスタートし、医師とともに現場に出て行く。
運転や医療記録のチェックなどを行い、医師が診療に集中できる環境を整える。
およそ3年で認定PA(一人前に仕事ができる状態)になれる。

 
プレスイベントでは、2人の認定PAが登壇し、
仕事を通じて感じたやりがいや厳しさ、在宅医療PAへの想いを話した。

死を前にすれば、本人も家族も心が揺れる。
在宅医療PAとして患者本人、家族の希望を聞き、できる限り望む形での最期を迎えられるようにする。
そのスタンスの大切さを2人は強調した。

              

☆在宅医療の専門家がつくる日本初の病院を開設予定

今後の活動として、安井氏が取り組んでいるのが「地域包括ケア」だ。
 
地域包括ケアとは、「重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で、
自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、
住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステム」のこと。

 
病気になったら病院、介護が必要になれば、介護サービスを受けられるなど、
高齢者を地域全体でサポートしていく、というイメージだ。

急性期病院、地域病院、介護施設など機能が異なるさまざまな施設が連携していく。

 
安井氏は、「自宅で自分らしく生きる。」を目標とし、
2021年4月板橋区内に「おうちにかえろう。病院」を開設予定。

病床は120床で、医療以外には看護、リハビリ、介護、歯科、薬剤すべてをシームレスにつなぐ。
入院の目的は、治療ではなく、「退院」つまり「自宅に帰る」ことだ。
在宅医療の専門家がつくる日本初の病院となる。
・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                       

記事を読みながら、無知だったことも多く、多々教示されたりした・・。

《・・人口の約3割を高齢者が占める日本は、やがて多くの場合は、病院で亡くなるが、
このままでは病床が足りないことで、死を迎える場に困る「看取り難民」のリスクが高まっている・・》
このように到来する難題は、恥ずかしながら殆ど無知であったりした。

《・・この現状を解決するため、在宅医療と在宅での看取りに、
力を入れている東京都板橋区にある「やまと診療所」院長の安井佑氏・・》を初めて学んだ。

安井 佑さんの取り組んでいるのが「地域包括ケア」であり、
「重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で、 自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、
住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステム」、
こうしたことは、殆どの高齢者の御方が、待ち焦がれたのことと思ったりした。

何よりも《・・
病気になったら病院、介護が必要になれば、介護サービスを受けられるなど、
高齢者を地域全体でサポートしていく・・
急性期病院、地域病院、介護施設など機能が異なるさまざまな施設が連携・・》に私は敬意する。

そして安井 佑さんの思想の深さと実践力は、《・・
「自宅で自分らしく生きる。」を目標とし、
2021年4月板橋区内に「おうちにかえろう。病院」を開設予定。
病床は120床で、医療以外には看護、リハビリ、介護、歯科、薬剤すべてをシームレスにつなぐ。
入院の目的は、治療ではなく、「退院」つまり「自宅に帰る」こと・・》

こうしたことは、殆どの高齢者の御方にとっては、光明ある朗報だ、と私は無力ながら確信を深めたりしている。

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節約視点で考える 100円ショップで買ったほうがいいもの、買わないほうがいいもの、買物メール老ボーイの私は学び、微苦笑して・・。

2019-09-26 15:51:27 | ささやかな古稀からの思い

 ☆☆100円ショップで買ったほうがいいもの

品質を気にせず、衛生面などをみて、交換時期のローテーションが早い商品は100円ショップで買う方がいいです。 

1. スポンジ

食器用スポンジや掃除用スポンジは、複数個入り100円で売っています。

長持ちという意味では、高いスポンジには敵いませんが、
複数個入りなので、コスパ的には圧倒的に優秀です。

そもそもスポンジは、衛生面を考えるとこまめに取り替えるほうがいいですし、
高いスポンジを長く使うより、節約できます。


2. 排水口ネット

排水口ネットのような消耗品は、毎日取り替える家庭がほとんどでしょう。

つまり品質は気にせず、単純にたくさんの枚数が入っているほうがおトクです。

薬局等でも売っていますが、コスパを考えると、100円ショップに軍配が上がります。

              

★★100円ショップで買わないほうがいいもの

値段だけで見ないで、量などもしっかりとチェックしないと、
損をする商品は100円ショップで買う時も、慎重に考えてください。

また品質が悪いと使いにくいなどの商品も、100円ショップで買うのは避けた方がいいです。 

1. 調味料やお菓子

スーパーでは100円以上する調味料やお菓子、100円ショップだとおトクに感じますよ。
でも実は、100円で採算が取れるように、量が少なくなっているものが多いです。

量を見たら「スーパーや駄菓子屋のほうが安かった」ということも少なくないので、
100円ショップで買うのはおすすめできません。


2. ラップやアルミホイル

100円ショップで売っているものは、基本的にロールが短いのです。

同じ長さに換算すると、実は薬局のほうが安くなるので、表面の値段だけを見ていては損をします。

さらに100円ショップは、品質も良くない場合が多く、使うときに破れてしまったりして、
1度に使う量が増えがちなので、100円ショップで買うのはやめておきましょう。

              

☆☆100円ショップを利用して、賢く節約!

いろいろな物が100円で手に入るという夢のような100円ショップですが、
手当たり次第に買っていると、節約からは程遠くなってしまいます

また100円ショップに頻繁に足を運んでいると、
必要ないものまで買ってしまうことが多いので、注意が必要です。

・ 品質にこだわらない消耗品は、値段と容量をしっかり見極めた上で買う。 

・ 品質が悪いと使い物にならない物は、他のお店で買う。

上記をきちんと意識して見極め、おトクに100円ショップを活用しましょう。(執筆者:中村 香織)・・》

注)記事の原文にあえて、改行を多くした。

              

私は家内のホディガード兼お供で、ときおり駅前に買物に行くが、
こうした時、家内は殆ど100円ショップに立ち寄ってきたので、 男性の私でも、
私は100円均一ショップで買い求めた品、日頃愛用している。

過ぎし私が年金生活を始めた当時の2004年(平成16年)の秋、
100円均一ショップは風の噂で知っていたが、
店頭販売価格は100円で買い求めることができる品は、
製造元の原価を推定すると、たいした物はないだろう、と思ったりしていた。

やがて多彩な数多く品を知り、よくぞ製造元の方達は、創意工夫、企業努力で開発されて、
そして100円均一ショップに納品しているなぁ、と私は驚いたりしてきた・・。

              

我が家は100円ショップで購入してきた品は、
収納用品(ケース・ボックス)として小物トレー、
ポリ袋、ハンガー、S字のフックなど、
生活雑貨としては家具脚カバー、家具脚滑り止めなど、
キッチン収納としては吸盤小物ホルダー、マグネットスポンジホルダーなど、
或いは掃除用品としては洗濯ばさみ、ほうき(ミニ)などを家内は買い求めてきた。

私は100円ショップを知って、まもなくクリアケースとクリアファイルがあることを知り、
廉(やす)くて驚きながら、書類整理に積極的に買い求めたりしている。

そして数年過ぎた頃、文房具屋さんで少し高価なカレンダーを長年購入してきたが、
100円ショップでメモ書き欄のあるカレンダーを見つけて、これ以来、私は毎年買い求めている。

或いは私は旅行などをする時、表紙が堅牢なA4サイズのノートを文房具屋さんより買い求めて持参してきたが、
100円ショップでA4サイズのレポート用紙を見つけて、
これ以来、A4サイズのクリアファイルの中に、レポート用紙を入れて活用している。

このように私たち夫婦が買物に行ったりすると、
家内は殆ど100円ショップに立ち寄ったりして、
早や15年近くが過ぎている。

今回の記事で、
買物メール老ボーイの私は学び、微苦笑しながら多々学んだりした・・。 
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ひざ痛対策、曲げ伸ばしの苦痛をスッキリ改善、こっそりと高齢者の私は学び、やがて微笑みを重ねて・・。

2019-09-25 13:34:05 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン  】を見ていたら、
『 ひざ痛対策【まとめ】 痛みをあきらめないで! 曲げ伸ばしの苦痛をスッキリ改善 
と題された見出しを見たりした・・。


私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

しかしながら、過ぎし70歳の頃から、朝、二階にある寝室の和室で布団の中で目覚めて、
やがて起き上がろうと思うと、膝(ひざ)が衰えた為か、数秒を要したりしている。

まもなく一階の居間に向かおうと、階段を下りる時、注意したりして、
その後、居間から洗面所に歩いている時は、60代の正常だった状態に戻ったりしている。

或いは知人宅に行き、和室に通されて、畳の上で、最初は正座、 まもなく胡坐(あぐら)をかいて、
30分ぐらい談笑した後、 立ち上がろうとすると、膝(ひざ)に痺(しび)れのような痛みを感じて、
やがて10秒後に苦笑しながら、 立ち上がったりしている・・。

更に昨年の秋、私は小庭の草むしりをしていた時、樹の下の草を取ろうとして這いずっている中、
右脚の膝(ひざ)を小石があったのに気づかず、結果的には正座する時、
或いはデジカメで草花を撮ろうとして、しゃがんだりする時、右脚の膝(ひざ)が痛み、困苦したりしている。

このようなことは60代の時は感じたことはなかったが、 無念ながら老化現象で齢なのかしら、
と独り苦笑したりしてきた。

このように深情を秘めている私は、ここ数年は和室が苦手となり、膝(ひざ)が衰えきた私は、
こっそりと今回の記事を読んでしまった。。

                    

この記事の原文は、公式サイトの【 NEWSポストセブン  】の関連サイトの『介護ポストセブン』に
2019年9月22日に配信されていた。

改善率8割!『痛みナビ体操』でひざがラクになる
60、70代からでも挑戦できる! 膝がラクに♪ 『開脚ストレッチ』
1日4分続けるだけでひざ痛が改善される4つの体操
ひざ痛に効果あり!「空き缶ストレッチ」

こうした中で今回、『改善率8割!『痛みナビ体操』でひざがラクになる』を無断であるが転載させて頂く。

《・・ひざ痛対策【まとめ】 痛みをあきらめないで! 曲げ伸ばしの苦痛をスッキリ改善

ひざの痛みに悩む中高年は、全国で1800万人と推計され、
65歳以上の高齢者に限ると、実に3人に1人が膝痛に悩んでいる(2013年、厚生労働省研究班調べ)という。

このデータを見ると、「ひざの痛みは、年齢のせい」と諦めたくなるが、それは大間違い。
是非ともチャレンジして欲しい、ひざ痛予防&改善の体操をご紹介しよう。

                    

☆改善率8割!『痛みナビ体操』でひざがラクになる

中高年の多くが悩んでいる病気といえば、
変形した骨が神経を圧迫して、痛みをひきおこす「変形性関節症」だ。

特にこの病気が“ひざ”に起こり悪化すると、歩くことさえ困難になるという。
これまでは諦めるしかない病気と思われてきたが、痛みをやわらげ、症状を改善する秘策がある。

それが【痛みナビ体操】と名付けられた運動法だ。

お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック 銅冶英雄医師が、開発したこの体操。
改善率は、なんと8割だという。
中には93歳の女性の症状が改善し、日常の動作が楽になった例もあるのだとか。

今回ご紹介するのは2つの体操だが、実際、試してどちらか1つを選んでみよう。

ひざを伸ばしてから、痛みが和らぐなら【ひざ伸ばし体操】が、
曲げた方が楽だと感じたら【ひざ曲げ体操】が適している。
(※痛みが強まる体操は、関節をさらに傷めてしまいますので、行わないでください)

●ひざ伸ばし体操

(1)楽に足を乗せられる程度の高さのイスか、踏み台を用意する。
        足を乗せてもグラつかず、しっかりと固定できる物を。

(2)痛みがある方のかかとを台に乗せ、ひざを伸ばす。
        膝に両手の手のひらを当てて、ゆっくり押す。
        ひざが伸びきったと思ったところで2秒ほど止め、次に、押している力を抜く。これを10回繰り返す。

立って右足を椅子にかかとを乗せて膝を伸ばしている女性のイラスト

膝伸ばし体操では、両手で膝を押すようにするのがコツ


●ひざ曲げ体操

(1)楽に足を乗せられる程度の高さのイスか踏み台を用意する。
   足を乗せてもグラつかずしっかりと固定できる物を。

(2)痛みがある方の足を台に乗せ、体重を前に移動させながら、ひざを曲げていきます。
   限界だと思うところまでひざを曲げたら、そのまま2秒ほど止め、ゆっくり元の体勢に戻ることを10回繰り返す。

立って椅子に右足を乗せて、膝に両手をついて重心を前にしたり戻したりしている女性のイラスト

ひざ曲げ体操は、体重をかけて前に倒すように行う

※どちらの体操も、1日4~5回行うのが理想です。

この2つの体操は、画像診断で骨が変形していると認められた人でも、その進行度に関係なく改善が見込めるという。
早速、どちらの体操が合っているかチェックしてみよう!  文責/介護ポストセブン編集部・・》

 
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                    

記事を読む終わった後、何かと不器用な私でも、
こっそりと学んだ『痛みナビ体操』の『ひざ伸ばし体操』、そして『ひざ曲げ体操』を行った・・。

やがて何かしら右脚の膝(ひざ)が軽快になったように感じ、微笑んだりした。
しかしながら、今後もなるべく和室では、やはり正座とか胡坐(あぐら)をし、膝(ひざ)に負担をかけるので、
敬遠するのもひとつだよねぇ・・と思ったりしている。

やはり右脚の膝(ひざ)も、私にとっては一生の大切なお友達であり、
デジカメで美麗な情景を撮る時、しゃがんで撮ったりする時だけ負担をかける程度に、
しょうと思ったりしている。 

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それぞれの郊外にある百貨店『団塊世代と共に去りぬ』、高齢者の私は学び、愛惜を重ね・・。

2019-09-24 14:51:59 | ささやかな古稀からの思い

先程パソコンを立ち上げて、ヤフー・ジャパンのライフ記事を見ている中、
『 郊外百貨店「団塊世代と共に去りぬ」 9月30日で伊勢丹相模原店・府中店が閉店 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活のまもなく75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

そして今住んでいる処は、
私の生家も近くにあるので、
私自身としては結婚前後の5年を除き、 この地域に住んで、早や69年近くとなっている。

最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。
或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
そして私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

いずれの最寄駅までの路線バスの利便性は良い所で、
たとえば都心の新宿のデパートに買物に行っても、 電車を利用すれば、
我が家よりデパートの店内に45分ぐらい、 或いは東京駅でも我が家から一時間前後となっている。

こうした中、都心の新宿にある『伊勢丹』、『小田急』、『京王』デパートに、
年に数回は買い物に行ったりして、50年は過ぎている。

或いは親戚とか知人が、京王線の郊外に住んでいる関係で、府中にある『伊勢丹』デパートを、
少なくとも10数回を利用してきたので、
今回の《・・9月30日で伊勢丹・府中店が閉店・・》に、驚いたりしている。

このような心情を秘め、時代の変貌に愛惜を重ねながら、記事を精読してしまった・・。

この記事は、ファッション業界の週刊情報誌として名高い『 WWD 』の公式サイトより、
2019年9月24日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

              

《・・郊外百貨店「団塊世代と共に去りぬ」 9月30日で伊勢丹相模原店・府中店が閉店
 
伊勢丹相模原店(神奈川県)と伊勢丹府中店(東京都)が9月30日で営業を終える。
両店をはじめ、百貨店の閉店で近年目立つは、東京のベッドタウン立地である。

都心店は、富裕層や訪日客の旺盛な購買力に支えられている。
一方、郊外店はそれらの恩恵は少なく、大型ショッピングセンター(SC)や
ネット通販(EC)に客を奪われ続ける。
さらに主力顧客である団塊の世代の先細りが追い討ちをかけた。

 
☆"百貨店の絶頂期にオープン"

9月中旬、伊勢丹相模原店の建物には「29年間のありがとう」の垂れ幕が掛けられ、
店内は閉店セールでにぎわっていた。

正面入り口では、記念オブジェの前で撮影する人の姿が絶えない。
オブジェはアルファベットで「ISE AN」となっており、
隙間に人が立って両腕を水平に伸ばして「T」の字を作る。

孫を撮影していた60代の女性は
「私が相模大野に引っ越した年に開店したので、それ以来ずっと通ってきた。
家族との思い出もある店なので寂しい」と話した。

相模原店は、1990年9月に小田急線相模大野駅の南口再開発によってオープン。
翌1991年には、ドラマ「デパート!夏物語」(TBS系列)のロケ地になった。

高嶋政宏演じる新人デパートマンの奮闘を描いたこのドラマでは、伊勢丹相模原店が実名で登場した。
ドラマは3度シリーズ化され、同店の名前は全国にも知られるようになった。

今振り返れば、ドラマの放送が始まった1991年は、
百貨店の市場規模が9兆7130億円とピークを迎えた年だった。
それが直近の2018年では、5兆8870億円と約4割も縮小している。

相模原店の売上高は、1996年度の377億円がピークで、2018年度は187億円と半減。
長らく赤字に歯止めがかからず、再建が困難と判断された。
1996年開業の伊勢丹府中店も、ほぼ同様の理由で閉店が決まった。

              


☆"首都圏の閉店の大半はベッドタウン立地"

2016年以降、首都圏で閉店した百貨店は、下記の通りである。

西武春日部店(埼玉県、ロビンソン百貨店春日部店として1984年開業)、
西武筑波店(茨城県、1985年開業)、
そごう柏店(千葉県、1973年開業)、
三越千葉店(千葉県、ニューナラヤとして1972年開業)、
三越多摩センター店(東京都、多摩そごうとして1989年開業)、
西武船橋店(千葉県、1967年開業)、
西武小田原店(神奈川県、ロビンソン百貨店小田原店として2000年開業)、
伊勢丹松戸店(千葉県、1974年開業)。

そして今月30日に伊勢丹相模原店と同府中店が閉店し、
来年3月末には東急東横店(東京都、1934年開業)も事実上の閉店(食品売り場は継続)を迎える。

渋谷駅の再開発に伴って、姿を消す東急東横店を除けば、
ほとんどが郊外のベッドタウン立地である。

戦前からの老舗というよりも、高度成長期からバブル期にかけて、
都内に通勤する人の流入で、人口が急増したエリアに相次いで誕生した百貨店だ。

これらの百貨店の最大のターゲットは、
家庭を持って郊外にマイホームを構えた団塊の世代(1947~1949年生まれ)だった。

                  
    
☆"団塊の世代の先細りで見通し立たず"

日本の百貨店は、豊かな中間層を呼び込むことで発展した。
1970~1980年代は、今日より明日が豊かになれるという希望を国民が抱き、
年功序列や終身雇用といった日本的経営がそれを下支えした。

そのアッパーミドル消費をけん引したのが、団塊の世代だった。
彼らが家庭を持ち、消費が最も活発になった時期が、百貨店の絶頂期と重なる。

だが、バブル崩壊による平成不況とデフレの長期化で潮目が変わる。

特に郊外の百貨店は、1990年代にロードサイドに急増した「ユニクロ(UNIQLO)」、
「洋服の青山」、「ニトリ(NITORI)」、「ヤマダ電機」、「トイザらス」などのカテゴリーキラー、
あるいは大店法の廃止によって、2000年以降に急拡大した大型SCに客を奪われた。

そして、昨今はこれにネット通販(EC)の台頭も加わる。

頼みの綱である団塊の世代の消費も、次第に減退してきた。
団塊の世代は、現在70~72歳。
比較的お金に余裕がある世代とはいえ、ライフステージとして消費の先細りは否めない。

団塊の世代は、人口ボリュームもさることながら、百貨店に強い親近感を持っているのが特徴だ。
依然として中流意識が強く、百貨店が提案する高品質な商品やサービスに対価を払える経済力があった。
衣料品や食品、日用品、中元・歳暮などで、郊外の百貨店にお金を落としてくれた。

彼らの子供世代で、やはり人口ボリュームの大きい団塊ジュニア(1971~1974年)が、
次の顧客になってくれれば、先行きの見通しが立つ。

しかしこの世代の消費は、親世代とはかなり異なる。
中流幻想は崩れ、欧米並みに所得の二極化が進んだ。

40代半ばになった団塊ジュニアは、なかなか百貨店に来てくれない。
あるいは郊外の百貨店の品ぞろえでは、満足せず、品ぞろえが豊富な都心の大型百貨店に向かう。

今年2月に亡くなった作家・堺屋太一氏が名付けた団塊の世代は、
ファッション、クルマ、住宅、家電、食品、子育て、海外旅行、ゴルフなど戦後のあらゆる消費をリードする存在だった。

団塊の世代の消費の高まりによって誕生した東京郊外の百貨店の多くは、
彼らの高齢化に伴い、その役割を終えようとしている。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

何かと私は、私より少し若い団塊世代の人々に対して、知人、友人が多いので、何かと注視してきた。

             

私が25歳の時に、民間会社に中途入社できたのは、1970年(昭和45年)4月であり、
やがて私が職場の机で隣接したのは、大卒で入社された一年生の団塊世代が多く、
この後もお互いに業界、社内の空気を長らく共に苦楽を重ねてきた・・。

そして私の妹ふたりは、1947年(昭和22年)1月、そして1948年(昭和23年)10月の生まれであり、
家内は1949年(昭和24年)12月の生まれであり、
兄ふたり妹ふたりの間でサンドイッチのように育成させてきたので、
何かと幼年期から今日まで、団塊世代の情況は、 理解しやすいひとりとなっている。

こうした中、デパートでの買い物は、現役サラリーマン時代に於いて、何かと利用してきた。
たとえば20代の頃の独身時代の頃から、スーツ、ワイシャツ、ネクタイ、通勤靴、通勤バックなどを買い揃えたり、
やがて買い改めてきた。

そして30代の初め、結婚すれば、御中元、お歳暮なども増えたりしたが、
殆どは都心のデパートで買い求めてきたが、
定年後に多々の理由で年金生活を始めると、少し高価な衣服は買い求めるのが減っている。

そして国内旅行が増えて、フィールド・ジャケットなどアウトドア専門店で買い求めることが多く、
デパートでの買い物額が減少している。

今回、デパートの郊外店の数多くの閉店、そしてデパート全般の衰退を学び、
時代の変貌、過ぎし自身を思い馳せ、あの頃は華やかで・・到来する明日にまぶしさを感じながら、
良き時を過ごせたよなぁ・・と愛惜を重ねたりしている。

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95歳の賢人の「人生の歩き方」を説く「5つのヒント」、つたない人生航路を歩んでいる私は、微苦笑させられて・・。

2019-09-23 15:58:47 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 おもしろい人生に昼寝は大事? 95歳の賢人が説く「5つのヒント」
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活のまもなく75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、過ぎし年に民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職したが、
この間、幾たびのリストラの中、 何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、 あえなく出向となった。

そして遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、 定年後はやむなく年金生活を始め、早や15年目となっている。

年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。                

このような深情を秘めた私は、《・・おもしろい人生に昼寝は大事? 95歳の賢人が説く「5つのヒント」・・》って、
どのようなことですか・・と思いながら、好奇心に負けて、記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『週刊朝日』の2019年9月27日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 AERA dot. 】に9月23日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

  
              

《・・おもしろい人生に昼寝は大事? 95歳の賢人が説く「5つのヒント」               

95歳で現役賢人、30年以上にわたり読み継がれている『思考の整理学』など多くの著書を持つ
外山滋比古さんの新刊『老いの練習帳』(朝日新書)が売れている。

大正生まれの知の巨人が伝授する「老いのコツ」とは・・・。外山さんに聞いた。


*  *  *

この一冊を読めば、「人生の歩き方」が見えてきます。

──巷では「長寿のリスク」なんて言われていますが、そんな思考は、捨てたほうがよさそうですね。

 
そのとおりです。
定年後の人生をおもしろくするには、常識とか知識に縛られない「思考」が大事。

リスク回避ばかり考えるなんて、ナンセンス。
人間、嫌なことは、知らないほうがいい。

運悪く知ってしまったら、忘れるが勝ち。
「忘れる」のは、ちっとも悪くない。

むしろ「やりすごした」、「乗り越えた」わけですから、頭のゴミ出しです。
嫌なことをこうして乗り越えるときに、新しいエネルギーが湧いて、人間は元気になれるんです。

             

──元気になるためにも、「どんどん忘れる」のがいいのでしょうか。

 
はい、忘れなければ、危険です。
忘却という頭の整理は、生存のための大事な能力です。

よく整理された頭は、活発に働き、新しいものを取り入れる力も、高まります。
これを「未来形の頭」と私は呼んでいます。

自分の頭を未来形にすれば、明日は何が起きるだろう? とワクワクしてくる。
そのとき、オドオドと未来のことを考えないために、課している習慣が、「ゆっくり急ぐ」。
これが、私が常々言っていることです。


──ゆっくりなのに急ぐ、とは、どういうことですか。

 
要は、生活のリズムに緩急をつけるということです。
私は昔からことわざが好きなのですが、「田舎の学問より、京の昼寝」というのがあります。

あることわざ辞典には「田舎で勉強するより、都がいい。
ただそこにいるだけで、いろんな知識が身につく」などととんでもない間違った解釈が載っていたのですが(笑)、
そんなつまらない意味じゃない。

これは、「ゆっくり急ぐ」と同義で、
「一本調子ではなく、緩急のリズムをつけることが、生活には大事である」という意味。

つまり、一心不乱に勉強する田舎「モノ」より、
勉強の合間に、昼寝をする気持ちのゆとりがある都「ビト」のほうが、成果が出るという教訓なんです。

「急げや急げ」の一点張りじゃ、休むこと(昼寝)に罪悪感が生まれてしまう。

             


──急ぐために、昼寝をするのですね。

 
そうすれば、自分のリズムが生まれてきます。
一日一日の時間が、もってこいの練習時間になる。

生きるにつれ、自分の頭ができてくる。
その頭で世間を見れば、他人にふり回されなくなります。
自分の人生は、自分のもの。
他人の人生を生きる必要はありません。


──自分の頭ができてくるとは?

 
昼寝をしながら考えてみれば、本当に自分が共鳴できること、
自分の波長に合ったメッセージを発見できるんです。

頭の中で、自家製の新しい辞書をつくるような感覚で、実践すると楽しいですよ。
新聞も読みようによっては、人生学校のテキストになります。

週刊朝日を読んでいらっしゃる方なら、朝日新聞も長年購読されていると思います。
とにかく全ページ、意識して読んでみてください。

わからないところも読む。
これ、かなり、苦行ですよ(笑)。

記事のどれか一つは、必ず最後まで読み切る。
手を動かしたくなったら、切り抜く。

袋に入れておくだけでもいい。
読んだ、という目に見える成果が生まれますからね。

興味がなくても、わからなくても、遠いニュースでも、読む。
そうすると、早い人なら1週間ぐらいで、モノの見方が少し変わってきます。

             

──新聞から自分の思考・頭が見えてくる?

 
自分が何を「おもしろい」と思うか、今までよりハッキリしてくる。
これが、授業や試験のない、自由時間を生きる大人の醍醐味です。

こうして独自の老人ができあがる。
朗らかな老人であれば、なおさらいいですね(笑)。


──それが老いの秘訣?

 
老人が自分の頭で考えて活力をもち、元気にその日を過ごすことができれば、
それだけで大きな社会貢献です。

今は、医療が発達して、高齢を迎えることが可能になった時代。
いにしえの人々が、さぞ憧れた世の中でしょう。
そこに我々はいるんです。

くよくよしないこと。
そして、恐れないこと。
今日という日は、全人類誰にとっても前人未到の一日なのですから。

             
 
外山さんが『老いの練習帳』にまとめた47の日常作法から5つを選び、
外山さんの解説付きで紹介します。

■散歩のときには、古歌の暗誦をすべし。

「ただの散歩では、おもしろくないので、あるとき、“五体の散歩”というのを思いついたんです。
足のほか、手、口、耳目、頭の五つをすべて動かすんです。

やってみると、たいへんおもしろく、散歩の習慣もしっかり身につきました。
ぜひやってみてください。

その一つ、口を動かすには、古歌の暗誦が歩くリズムにもたいへんよく合う。
『あかねさす紫野ゆきしめ野ゆき野守は見ずや君が袖ふる』というふうにね」



■手ぶらで歩くべし。

「人間の手が、足の変化したものだとすると、大きなものをぶら下げることが、
いかに理に反することか、考えるまでもありません。

大きな荷物を持って歩くことが、体にいかに影響を与えているか、
人間はまだ十分に知らないままです。
できるだけ、手ぶらで。本気になれば、たいていのものはいらなくなります」



■たまには土の上を歩くべし。

「土の上には、たいてい木があり、うまくいけば森になる。
森の中を歩くと、まったく知らなかった意識が、目を覚ますことがあります。

特に、目や鼻や耳。舗装道路の上を歩いているだけでは、動かなかった感覚が動き出すのです。
旅先を選ぶ条件に、森歩き。
おおいに贅沢な練習といえるでしょう」



■病気の回復を楽しむべし。

「病気にかかって、イライラしてしまえば、心理的にも病に負けたことになってしまう。
ひとときは、病気とつきあう覚悟をするのが得策。

思い切って、静養する。
そして、回復の過程を体と精神双方で思い切り味わいましょう。

少々年を取っていても、病気の回復期には、青年期のような希望と爽やかさを感じられることに気付きますよ。
なんともいえない活力を楽しめます」



■人生は、雑然たるところが強み。

「年を取ってくると、人はだんだん潔癖さを求めてしまう。
己を貫く、といった優等生的な潔癖さです。

でも、これは、結果的に自分を弱めてしまう危険な頑固さになりかねない。
いいことばかりしていたら、人間はダメになります。

思考という点においては、人は自由なのです。
私が好きなのは、“平和的なケンカ”。

頭の中で一方的に、許せない人と絶交する。
『これは許せない』と思ったら、それまで数々の思い出があったとしても、縁を閉じる。

相手は気づかなくて、手紙を送ってくることもありますが、いっさい返事をしない。
こうした自分の“悪人”たるところを自覚すると、
多少なりとも頭に緊張感が生まれ、毎日が味わい深くなります。

混ざりものがあるからこそ強くなるのは、人間も金も同じなんです。
24金の純金より、耐久性のある18金のほうが、さまざまな生かし方があるように」
(構成/本誌・大崎百紀)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
                

私は若き20代に、外山滋比古(とやま・しげひこ)さんの『日本語の個性』(中公新書)を購読した記憶はあり、
確かこの当時は、お茶ノ水女子大学の教授もされて、もとより博学の御方である。

今回、改めて外山滋比古(とやま・しげひこ)さんの「人生の歩き方」を説く「5つのヒント」の御高説、
つたない人生航路を歩んでいる私は、多々教示させられたりした。

私は「5つのヒント」の前に述べられた幾多のことに、そうでしたか・・と瞬時に魅せられて、
人生の確かな微笑みを頂いたりした。

この後の「5つのヒント」に関しては、つたない素養しかない私は、微苦笑させられて、
自身を恥じたりした・・。

たとえば『 散歩のときには、古歌の暗誦をすべし。 』の時、
博学の氏は、万葉集の一首を脳裏に浮かべて、呟(つぶや)いておられるが、
何かと無学な私は、氏とは月とスッポンかしら、と微苦笑したりした。

我が家の家内は、私のことを日頃の多くは、『あなた・・』 と呼ぶことが多いが、
ときには、たわむれで 『XXクン・・』 と苗字で呼ぶこともある。

そして年金生活を始めてまもない頃、私が買物の購入品などで間違えたりすると、
『ボケチィンねぇ』 と家内は笑いながら、私に言った。

この日以降、私が何かで日常生活で失敗した時、
『ボケチィンねぇ・・』とか、 ある時は『ダメオ(駄目夫)クンねぇ・・』
と家内は微苦笑しながら、私に言ったりしている。

このような私たち夫婦でも、いつの日にか、命果てるまでの残された歳月は、
何かとプラス思考の私でも、自助努力も大切であるが、こうしたことは神様が仏様の采配に寄ると思われ、
この先いつまでも慎(つつ)ましながら、生活ができますように、と念願する時もある・・。

                   

私は、散策したりする時、ときおり心の中で唄ったり、人影の少ない道などで、
   ♪君と好きな人が 百年続きますように・・
一青窈(ひとと・よう)さんの『ハナミズキ』の歌を、かぼそい声で唄ったりして、 早や15年の月日が流れている。                   
 

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食べ物の「最強ランキング」は、1位は「納豆」 魚なら小さなイワシ、高齢者の私は学び、やがて微笑みを重ねて・・。

2019-09-22 14:28:22 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWポストセブン を見ていたら、
『 食べ物「最強ランキング」1位は「納豆」 魚なら小さなイワシ 』
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、ささやかな生活を享受している。

こうした中、食べ物に関しても、それぞれ食べたい品を余り変化なく日々、
それなりに愛食している。

もとより食べ物に関して関心がないと、栄養分のこともさることながら、
日常の生活に潤(うるお)が欠けるので、
たとえ年金生活の私でも、お廉(やす)い食べ物でも大切に頂いている。

このような心情を秘めている私は、やはり《・・食べ物「最強ランキング」・・》って、
どのような食べ物なのょ・・と好奇心に負けて、こっそりと記事を精読してしまった。

 この記事の原文は、『女性セブン』の2019年9月26日・10月3日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 NEWポストセブン に9月21日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・食べ物「最強ランキング」1位は「納豆」 魚なら小さなイワシ
           

納豆は体によい「最強食品」の一つ

写真1枚

 

健康的な食事内容が、人を幸せにする」──
そんな研究レポートが、アメリカの消費者情報誌『コンシューマー・リポート』に掲載された。

同報告書をひもとくと、うつ状態の人は、腸内の善玉菌・悪玉菌のバランスが悪いことや、
食物繊維の豊富な野菜を摂っている成人は、うつ症状を起こしにくいこと、

反対にソフトドリンクやインスタント食品など「超加工食品」を頻繁に摂っている人は
そうでない人に比べ、33%うつ病リスクが高まることなど最新研究がデータとともに掲載されている。

つまり、何を食べるかは、体の健康はもちろん、心の状態にも影響することが明らかになったといえる。
1日3食、どの食品をどのくらい食べるかは、文字通り死活問題なのだ。

そこで本誌・女性セブンは、これまで8回にわたってテーマ別に専門家に取材し、
作成してきた「最強食品ランキング」のポイントを再集計。

「自然治癒力」、「血管力」、「胃腸力」、「疲労回復力」、「肌力」、「更年期障害」、
「内臓脂肪」、「アンチエイジング」・・・これらすべてを体現する「最強食品“最強”ランキング」を作成した。

            

専門家の解説とともに、振り返っていきたい。

これまでの取材では、「自然治癒力」、「血管力」、「胃腸力」、「疲労回復力」、「肌力」、「更年期障害」、
「内臓脂肪」、「アンチエイジング」の項目に効果がある食品を専門家に選んでもらい、
ポイント制で順位を決定。

その結果を単純に合計することで「最強ランキング」を作成した。
そのベスト10は以下の通りだ

【食べるべき最強食品ランキング】
第1位 納豆
第2位 ヨーグルト
第3位 いわし
第4位 豚肉
第5位 にんにく
第6位 キャベツ
第6位 トマト
第8位 さば
第9位 卵
第9位 鶏肉

            

◆魚の王様は小さないわし

総合ランキングの堂々1位に輝いたのは、納豆。
8項目中7項目でポイントを稼ぎ、総合点数で2位に2倍以上の大差をつけた。

管理栄養士の磯村優貴恵さんが、王者の所以を解説する。
「納豆は、良質のたんぱく質をふんだんに含むうえ、納豆菌の力で、腸内環境を整えることができます。
さらに原料の大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをするため、
更年期障害の症状も緩和が期待できる。

そのうえ、パックになっているので調理の手間がかからず、軟らかくて食べやすい。
簡単に継続して取り入れられるのも大きな利点で、あらゆる意味で最強の万能食品だといえます」

腸内環境を整えることは、便秘や肌荒れを防ぐだけでなく、免疫力を上げる、
肥満を予防するなど、さまざまな健康効果につながる。

2位のヨーグルト、12位のみそと、上位に発酵食品が目立つのも納得の結果だ。

工藤内科副院長の工藤孝文さんも、納豆とヨーグルトは、毎日食べていると、太鼓判を押す。
「これらの発酵食品は、腸内の善玉菌を増やしてくれる細菌が、そのままの形で腸まで届く。
吸収されやすく、整腸効果が高い、いわば“生きた食べ物”なのです」

体をつくるもととなるたんぱく質が、豊富な肉や魚への評価も高く、3位にいわし、4位に豚肉、
8位にさば、9位に鶏肉とトップ10に4つがランクイン。

管理栄養士の中沢るみさんは、いわしに熱視線を送る。
「いわしは、丸ごと食べられるので、骨をつくるのに欠かせないカルシウムをたっぷり摂ることができます。
さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンDも多い。

しかも、青魚が含有する良質な脂質であるEPAの量においても、いわしはトップクラスです。
EPAは血液をサラサラにしてくれるので、
血管力を上げる、内臓脂肪を減らす、老化を防ぐなどさまざまな効果が期待できます」(中沢さん)

8位にさばが、入ったのも同じ理由。
缶詰で骨ごと食べられることで、よりパワーアップするという。

            


肉部門では、豚肉がトップ。
そのポイントは「疲労回復ビタミン」と呼ばれるビタミンB1だった。

「豚肉は、ビタミンB1の含有量がダントツに多く、牛肉の10倍。
“疲れた時はお肉”といいますが、栄養学的には、牛焼肉や鶏の唐揚げよりも、豚肉を食べる方が疲れが取れやすい。

また、ビタミンB1には、糖質を代謝してくれる働きもあります。
ご飯や麺類などで糖質を摂っても、ビタミンB1が不足していると糖質をエネルギーに変えられないので、
だるい、体が重い、やせない・・・と悪循環が生まれてしまうのです」(中沢さん)

9月に入ってからも暑い日が続き、まだ“夏バテ”が続いているという人も多いこの時期。
豚肉を積極的に食べて、疲れを吹き飛ばしてほしい。

この豚肉と、抜群に相性がいいのが、5位のにんにくだ。

「にんにくやにら、ねぎなど、においの強い食材に含まれるアリインという香り成分を一緒に摂取すると、
ビタミンB1の吸収率がグッと上がります。

例えば、豚肉とにらの炒め物に、にんにくをたっぷり効かせれば、
豚肉の疲労回復パワーが、より強く発揮されます」(中沢さん)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

            


私は朝食と夕食は、家内と共に談笑しながら頂いているが、
年金生活の当初より、昼食だけは、お互いに制約することなく、自由食としている。

こうした理由は、退職するまでの私はサラリーマンで私なりに奮闘し、
家内は長らく専業主婦だったので、 たとえ年金生活をしても、
家内の日常生活のペースを できるだけ壊したくなかったからである。

私の平素の朝夕の
食事に関しては、私は幼年期に農家の児として育ったので、
齢ばかり重ねた今でも、
朝食は、ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた
庶民の一汁三菜(いちじゅうさんさい)の真似事をしている。


私の朝食の原則として、前菜を必ず頂いている。

タマネギをスライスし、生ワカメとあえて、わずかにミッカンぽん酢とお醤油をかけて、
大きな皿に盛大に食べたりしている。

やがて十六穀米の入った白米のご飯を半合ばかり盛ったお茶碗、 インスタントのワカメの味噌汁が多い中、
調味料を加味しない
納豆、コブの佃煮、 シラス干しなどを必須として、
これ以外はカブの醤油漬け、カブの葉の塩漬け、焼きノリなどを
加える時もある。
或いはサバ缶のミソ煮で頂くことが多い。

家内は時折つきあうが、大半は食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、
二枚ばかり食べながら、ホット・コーヒーを飲みながら頂くことが多い。
そしてバナナなど果物も食べたりしている。                                                                                   

そして昼食は、私はヨーグルトを箱の2分の1を食べた後は、
食パン二切れにロースハムをサンドイッチにして食べた後、 ここ数か月は、トマトを食べたりしている。

            

やがて夕食の時は、
キャベツを千切りにして大皿に盛ったのを、
牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉など、その日に応じて180グラム程度と共に食べたりして、
モヤシ、ブロッコリー、ナスの炒め物が焼き物なども食べたりしている。

こうした中、
お酒は缶ビール500mlを5日毎に、たった一本となっているが、
かっての呑兵衛だった私は、不思議なことに充分に満足となり、 我ながら驚いたりしている。


こうして中で、家内は肉と野菜を食べたりした後、プリンかショートケーキを食べたりしている。

このような食事内容は、真実一路のようにほゞ変化がないが、
果物が少ないわ、と私は家内から小学生が母親から言われるように、週に一度ぐらい言われたりしている。

                   

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、信愛を重ねて過ごしている。

今回、食べ物の「最強ランキング」は、1位は「納豆」を始め、ランキングに掲載された食べ物を、
それぞれ多彩に料理して愛食しているので、微笑みを重ねている。

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消費増税に伴い、多彩なポイント還元、時代遅れの私は戸惑いながら学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-09-21 14:02:28 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 増税後はキャッシュレスがお得 ポイント還元の徹底活用術 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活のまもなく75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、ささやかな生活を享受している。

こうした中、何かしら10月1日より消費増税に伴い、多彩な「負担軽減策」をテレビのニュース、
新聞などで公表されているが、少しボケた私は整然と理解できず、
今回の《・・増税後はキャッシュレスがお得 ポイント還元の徹底活用術・・》より学ぼうと思い、
記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『週刊朝日』の2019年9月27日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 AERA dot. 】に9月21日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・増税後はキャッシュレスがお得 ポイント還元の徹底活用術
  

              

今回の消費増税では、政府は国民の批判をかわすために、
いろいろな「負担軽減策」を実施する。

私たちが払う税金をもとにした“ばらまき”なので、手放しでは喜べないが、しっかり活用しよう。

【図表】ポイント還元率は店舗によってどう異なる?使いこなすコツはこちら  

目玉は、キャッシュレス決済によるポイント還元制度だ。

クレジットカードやデビットカード、電子マネーやスマホのQRコード決済など、
現金を使わないときに、適用される。

税率が8%の食品を含め、基本的に何を買ってもよい。

期限は来年6月までで、還元率は店舗によって異なる。

左上の表にあるように、中小企業の小売店や飲食店なら決済額の5%。
アマゾンや楽天などの通販サイトに出店する中小企業も5%だ。

コンビニやガソリンスタンドなど大企業のフランチャイズ店なら2%の相当分が返ってくる。
この還元分を政府が、税金で補助する。
 

対象となる店舗は、経済産業省に申請し、登録されたところ。
もともと中小企業の支援が目的なので、大手スーパーなどでは受けられない。
中小企業の店舗でも、登録を受けていないと対象外だ。
 

経産省によると9月6日までに申請したのは約59万店。
想定では参加可能なのは約200万店で、その3割程度にとどまる。
このままでは、登録が10月1日に間に合わない店が続出しそうだ。
 

ポイントサービスの情報サイトを運営する「ポイ探」代表の菊地崇仁さんは、
次のポイントを確認するよう呼びかけている。

決済方法が制度の対象になっているか、店が登録しているか、ポイントがどう返ってくるかの3点だ。
「クレジットカードやデビットカードは、海外で発行されたものを除けば、ほぼすべてが対象です。
電子マネーは、Suica(スイカ)の無記名式のカードなど、一部で対象とならないものもあります。
発行会社のサイトを確認したり、直接問い合わせたりしましょう」
 

             
                            
利用者が増えている「 PayPay(ペイペイ)」 (c)朝日新聞社
                        
            

利用者が増えている「 PayPay(ペイペイ)」 (c)朝日新聞社

        
                                    
                            
ポイント還元率は店舗によって異なる(上)/ポイント還元を使いこなすコツ  (週刊朝日2019年9月27日号より)                        
            

ポイント還元率は店舗によって異なる(上)/ポイント還元を使いこなすコツ  (週刊朝日2019年9月27日号より)

        
                                    
                            
キャッシュレス決済の主な種類と特徴  (週刊朝日2019年9月27日号より)                        
            

キャッシュレス決済の主な種類と特徴  (週刊朝日2019年9月27日号より)

        
        

■現金払いは卒業 たまるポイント


キャッシュレス決済といっても、種類や特徴はいろいろ。
スマホを使いこなせない人は、クレジットカードやデビットカードから始めよう。
現金払いから卒業しポイントをためれば、年間数万円はお得になることもある。

決済サービスコンサルティングの宮居雅宣代表は、こう注意を促す。
「複数の決済方法を導入している店では、ある決済方法は対象となるのに、
別の方法だとならないケースも想定されます。
買い物の際には、よく確認してください」


ポイントを還元する方法も、決済方法や会社ごとに異なる。
クレジットカードでは、その月の還元分がまとめて割引されたり、
買い物で使えるポイントとして、返ってきたりする。

電子マネーでも、買い物時に還元分を割り引いたり、電子マネーの残高にポイント分を加算したりする。


最近は「PayPay(ペイペイ)」や「LINE Pay(ラインペイ)」といったQRコードを使った
新しい決済サービスも広がってきた。

各社とも利用者を増やそうと、「最大20%還元」、「総額300億円還元」
といった派手なキャンペーンを繰り広げている。

どれを選べばいいのか迷う人も多いだろうが、
前出の菊地さんは、使いこなす自信がなければ、無理に利用しないほうがいいと言う。


「赤字覚悟でキャンペーンを展開する会社もありますが、
優遇サービスが、いつまで続くのか疑問です。

使い勝手がよいサービスだけを選び、買い物をするときも本当に必要なものか、どうかよく考えましょう」

             

ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは、
チャージできる金額に上限がある電子マネーや、
銀行口座の残高分しか使えないデビットカードで十分だという。


軽減税率とキャッシュレス決済のポイント還元、
さらに独自に上乗せされる各社ごとのポイントをうまく組み合わせると非常にお得だ。

消費税還元をうたったセールも予想されるため、増税前に慌てて駆け込み購入する必要性は少ない。

経済ジャーナリストの荻原博子さんはこう言う。

「消費税が上がって、景気が悪くなるとモノが売れなくなるので、セールも頻繁に行われるでしょう。
食品など軽減税率の対象品目も、セールの対象になる可能性があるので上手に利用しましょう」


下にまとめた「ポイント還元を使いこなすコツ」の表も見て、もらいそこねがないようにしたい。

             

【ポイント還元を使いこなすコツ】

■還元制度の対象店舗かどうかを確認 
 制度に未登録の店では、ポイント還元を受けられない。
 制度に対応した店かどうか、ネットや店頭のポスターなどでチェック

・還元の方法はいろいろある
 還元の仕方は利用する決済方法によって異なる。
 その場で割引されるのか、後日、精算時に割引されるのかなど、どう還元されるのか確かめておく

・独自の還元サービスもうまく活用
 制度の対象外である大手スーパーや百貨店でも、増税に合わせて還元キャンペーンや割引サービスを実施するところがある。
 中小店舗でも独自サービス分を上乗せして、還元する場合もある


・本当にいるものだけ買おう
 お得感に惑わされて、不要な物を買ってはもったいない。
 本当に必要かどうかよく考えよう。
 使い慣れないキャッシュレス決済を、無理してやらなくてもよい



■25%得な商品券 住宅ポイントも


ほかにも、政府のばらまき策はある。
プレミアム付商品券や次世代住宅ポイント制度などだ。


プレミアム付商品券は、住民税の非課税世帯と
3歳半以下の子どもがいる世帯向けに、市区町村が発行する。
1人当たり最高2万円で2万5千円分の商品券が買える。

非課税者や子どもの人数分だけ買うことができ、対象者は約2450万人と国民の約5人に1人。
使えるのは10月1日から最長で来年3月末までで、金券やたばこなど買えないものもある。


次世代住宅ポイント制度は、新築やリフォームが対象。
工事の内容に応じて、家電や子育て商品などと交換できるポイントがもらえる。

新築の場合は最大35万円分、リフォームは最大30万円分。
リフォームには、若者・子育て世帯向けの優遇もある。
来年3月までに契約・着工する工事が対象なので見逃さないようにしたい。


年金の支給額が少ない人が、月5千円を受け取れる「年金生活者支援給付金」の制度も、10月に始まる。
年金を含めた年収が、約88万円以下などの65歳以上の人や、
障害基礎年金や遺族基礎年金を受け取っていて一定の収入以下の人が対象。

約970万人が対象で、受け取るには手続きをしなければいけない。
日本年金機構が対象者に書類を送るので、忘れずに返送する。
不安なら年金事務所で相談する。


お得な制度があっても、申請しなければ意味がない。
前出の菊地さんは、情報収集の大切さを訴える。

「普段からの情報収集が重要なので、ニュースなどをこまめにチェックし、アンテナを張っておくようにしましょう」(略)

(本誌・池田正史、浅井秀樹)・・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

私は恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話、
ましてスマホと省略されているスマートフォンも使えなく、
家内だけは、遅ればせながら一昨年の春以来、携帯電話を買い求めて利用している。

このような時代遅れの私は、何かと見かける『QRコード』も、
どのような情報が記憶させているのか、知らない。

このような状態であり、利用者が増えている『PayPay(ペイペイ)』って、
何のことなのょ・・と遠い世界の出来事のように感じている。

こうした中、都心のデパートで買い物をした時は、クレジットカードを活用する時もあり、
平素の買い物は、お得感のあるボイントが溜まる専門店、スーパー、コンビニのカードを活用している。

今回、多彩なポイント還元を読んだりしたが、少しボケた私には難しく、
私は定年退職する前より信愛している経済ジャーナリストの荻原博子さんの今回のアドバイスに、
やむなく微笑み返しをしてしまった。

《・・ 「消費税が上がって、景気が悪くなるとモノが売れなくなるので、セールも頻繁に行われるでしょう。
食品など軽減税率の対象品目も、セールの対象になる可能性があるので上手に利用しましょう」
・・》
こうしたことを格言として、私は買い物をするのもひとつだよねぇ、微苦笑している。
               

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収入減・公的年金減でも大丈夫!  老後を楽しく過ごす発想4つ、年金生活の私は学び、やがて微笑みを重ねて・・。

2019-09-20 14:50:39 | ささやかな古稀からの思い

先程パソコンを立ち上げて、ヤフー・ジャパンのライフ記事を見ている中、
『 収入減・公的年金減でも大丈夫!  老後を楽しく過ごす発想4つ 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活のまもなく75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や15年となっている。

今回、《・・収入減・公的年金減でも大丈夫!  老後を楽しく過ごす発想4つ・・》を見て、
特に《・・老後を楽しく過ごす発想4つ・・・》って・・どのようなことですか、
と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、ファイナンシャルプランナー(AFP)、終活コンサルタントをされている小川千尋 (おがわ・ ちひろ)さんの寄稿であり、
公式サイトのあるじゃん(All About マネー)で、 2019年9月20日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

                

《・・収入減・公的年金減でも大丈夫!  老後を楽しく過ごす発想4つ
 

◆老後、生活費は自然にスケールダウンする

定年退職後は収入が減るため、生活費を抑える必要があります。
しかし過度な倹約を続けていては、楽しい老後とはいえません。

定年退職後は、ほとんどの家庭は収入ダウンしますが、
家計支出の構造も変わることをご存知ですか?

減る支出と増える支出があり、トータルすると現役時代より、支出額が減るのが一般的です。
つまり、月々にかかる生活費は、自然にスケールダウンするということですね。

具体的な費目を見てみると、減る支出の代表は、
国民年金保険料、生命保険料、住宅ローン、子どもにかかるお金です。


▼国民年金保険料+生命保険料

60歳で払い込みが満了しますので、月1万6000円強の支出が減ります。
生命保険料は、60歳または65歳払い込み満了にしてあれば、
それ以降の保険料はなくなり、月数千円~数万円が浮きます。


▼住宅ローンの返済

60歳か65歳で払い終わるようにしてあれば、それ以降の返済はなくなります。
この支出がなくなるのは、老後の家計には大きい朗報です。


▼子どもにかかるお金

おそらく50代には終わっているはずですが、
遅くも60代に入ったら、かからないようにしたいものです。

                

こうしてみると、住宅ローンや生命保険料などの固定費は、
60歳か65歳には、払い終えるようにしておくことが、
退職後の生活費を自然にスケールダウンさせる要素だとわかります。


ちなみに、筆者は60歳で生命保険料と国民年金保険料が払い済みになったので、
月々の生活費は約5万7000円減り、だいぶ楽になりました。


一方、増える支出は、通・入院でかかる医療費、健康維持のためのサプリメント代、
子や孫との交際費や援助などです。
みなさんの家庭ではどうなりそうか、シミュレーションしてみてください。

                


◆少ない生活費で楽しく生きられる発想とは?

では、少ない生活費で楽しく生きられる発想について
「仕事」、「家族」、「趣味」、「友人関係」の4つの視点で考えてみました。


▼仕事:健康維持・認知症予防のために続けられるだけ続ける

人生90年超は当たり前の時代は、生涯現役、それがムリでも、75歳か80歳までは働く覚悟が必要です。
というと、「楽しくない!」、「ムリ!」という声が聞こえてきそうですが、
これまでの仕事をそのまま続けろということではありません。

楽しみながらできる仕事を、身体にムリのない範囲で働くという意味です。


公的年金収入があるわけですから、現役並みに収入を得る必要はありません。
月数万円でも、公的年金の足しになり、気分的にも楽です。

それに、仕事をしていれば気の張りがあり、
身体も頭も動かすので、健康維持や認知症予防にもなり、一石三鳥といえます。


「毎日が日曜日」では、時間を持て余して、ムダな支出をする元です。


▼家族:子や孫への援助はできる範囲でしかやらない

可愛い子や孫には、ライフイベントがあるたびに、資金援助をしたくなりますよね。
でも、限りある老後資金から大盤振る舞いをしてしまうと、人生の最晩年にお金に困ることになります。


そのとき、子や孫が資金援助をしてくれればいいですが、
親にしてもらうことしか経験していない子どもたちに、援助を願うのは難しいもの。


みなさんが想像している以上に老後は長いですから、老後資金が枯渇しないよう、
子や孫への援助は、できる範囲でしかやらないと割り切りましょう。


▼趣味:お金がかからない楽しみ方を工夫する

老後の長い時間は、趣味なくして過ごせません。
特に、老後前半の元気なうちは、趣味は欠かせませんね。

ただ、限りある収入と貯蓄で費用を賄うことになるので、
お金をかけない、かからない工夫や発想をしましょう。


例えば、旅行が趣味の人は、回数を減らす、バスツアーなど安いツアーを探すなど。
もし、趣味にかかるお金は絶対に削れないなら、他の家計費目を削る工夫が必要です。


ちなみに、筆者の趣味は、ガーデニングと読書です。

ガーデニングは、現在、春と秋に花の苗を植え替えていますが、
将来、お金と時間、手間をかけられなくなったら、
植え替え不要の庭にしようと考えています。

家庭菜園にして、自家消費する野菜の一部を作ってもいいかもしれません。


読書は、大好きな本だけキープしてあり、それを繰り返し読んでいます。
読んだら、すぐに内容は忘れてしまうので、しばらくたって読み返すと新鮮ですよ。
これに飽きたら、近所の公営の図書館の無料貸し出しを利用するつもりです。


▼友人関係:割り勘で付き合える人だけ付き合う

退職後は、友人関係は自然に狭まっていくもので、
成り行きに任せて、友人を減らしていくのも1つの方法です。


でも、それは寂しい、友人はどんどん増やしたいと思う人もいるでしょう。
古い友人、新しい友人どちらも、お付き合いに必要なお金は、
割り勘できる人とだけ付き合いましょう。

こちらがお金を出してあげてまで、付き合ってもらわなくてもいい。
と割り切ることも大切です。


お金がないと生きられない、生きにくい時代ではありますが、
みなさんなりに、「お金を使わない発想」、「使っても最小限で済ませる発想」を心がけましょう。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

                                

私は民間会社に35年近く奮戦してきたが、定年退職を迎えたりは2004年の秋であったが、
最後の5年はリストラ烈風の中、私は出向となったのは55歳の時であった。

やがて定年退職時になると、この当時は大企業も盛んにリストラが実施されている中、
たとえ私が定年後に新たな職場を探しても、これといった突出した技術もない私は、
何よりも遠い勤務先の出向先で、私なりに奮闘して体力も気力も使い果たしてしまった。


こうした中で、経済にも疎(うと)い私が、
信愛している経済ジャーナリストの荻原博子さんなどの数多く著名人の寄稿文を読んだりした。

そしてデフレ経済の蔓延している中、定年時に持家(マンションか戸建て)のローンは返済完了となり、
預貯金が3000万円あれば、公的年金を受け取りながら堅実に年金生活をし、
少しづつ取り崩して生活すれば、少しばかりゆとりのある年金生活ができるかしら、と学んだりした。

しかしながら定年後に、年金生活を始めた時、
古ぼけた一軒屋を、新たに新築すれば少なくとも3000万円は資金を要すると思い、
老後の資金に余裕がなくなり、私たち夫婦の趣味の国内旅行費などに制約されると思い、断念した。

そして定年退職時の2年前に、少しリーフォームをして、500万円前後で整備した程度となった。

             

こうした中、我が家の生計は原則として、私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。

そして耐久品の購入、冠婚葬祭、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ14年半ばかり過ごしてきた・・。

こうした中で私たち夫婦は、原則として月初めには家計簿をお互いに確認しながら実施している理由は、
40数年前、私たち夫婦が婚約する前、 お互いに隠し立ては・・やめましょうねぇ、 と私は妻となる人から言われたりしてきた。

そして私たち夫婦は、結婚以来、毎月家計簿を原則として翌月の初めにしているが、
もとより生活費をお互いに確認した上で、
私、家内が趣味に使える費用を捻出する為に、
毎月確認し、家計簿の月次決算をしている。

              

私たち夫婦は、いつの日にかどちらかが大病に遭遇して、
不幸にしてあの世に旅立ち、 残された方は、『おひとりさま』となる。

そして介護・要となれば、介護施設に入居すると思わるが、
こうした施設の選定も誤ると取り返しがつかない、と知人から教示されたり、
まぎれもなく老後の生活は、安楽の中、何が起こるか分からないのが実態だ、と溜息を重ねる時もある。 

しかしながら定年後、大病で長らく入退院を繰り返して、病死されたり、
或いは心筋梗塞であの世に旅立ってしまった友人、知人の5人に、
私は動顛しながら哀悼を重ねてきた。

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

そして私は認知症、心筋梗塞など何よりも恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

こうした中で、季節の移ろう情景を眺め、陽射し、さわやかな風を心も身も受け、
生きている倖(しあわ)せを実感し、歩いたり、日々過ごしている。

             

こうして年金生活を15年近くなる中、友人は3人だけとなったりしているが、
私は心友と明言できる人は、たったひとりかなぁ・・ と思い馳せたりしている・・。

私は高校時代の友達と、定年後に毎年一度だけ逢っている。

過ぎし1962年(昭和37年)の当時、私は高校3年生で、
私は彼の実家に50回ぐらいは泊まったり、
彼も私の実家に少なくとも20回は泊まったりし、こうした中、お互いの家族とも懇親していた。

こうした間柄でも、私が20歳を誕生日を迎えた時に、
私は大学を中退して映画・文学青年の真似事に邁進する中、
疎遠になったりし、その後は彼の結婚式の披露宴に列席したぐらいとなった。

そして私は民間会社で35年近く奮戦して、2004年(平成16年)の秋に定年退職後になるまでは、
お互いに年賀状を交わす程度で、数年毎に電話をする程度となった。

やがて私が2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、 多々の理由で年金生活を始めて以来、
毎年12月の時節に、 お互いの住まいの中間点の『吉祥寺』の居酒屋で、懇親を重ね丸14年が過ぎ、
15年目となっている。

こうした会合は、お互いに好きな酒を呑み、食べたい料理を食べながら、
少なくとも4時間前後は談笑を重ねてきた。

話し合う内容は、昨今の過ごし方・・病気、親の介護、葬儀、お墓などの時もあれば、
相続でこじれている、或いは性の衰えまで、
あらゆる人生の360度のことをお互いに打ち明けて、 苦笑したり、ときには微笑んだりしている。

               

今回の記事、私はいささか交友関係は差異があるが、
やはり定年後の年金生活をしている中で、話し合える人は欠かせない、と私は微笑んだりしている。


こうした中、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんが懇切丁寧な寄稿文を読み、
そうですよねぇ・・と私は微苦笑しながら学んだことがある。             

《・・総務省の「家計調査」(2017年)によると、60代の貯蓄額は平均で2202万円です。
また、高齢者夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみ)の1カ月の収支を見ると、
実収入約21万円に対して、支出(食費・交通通信費・交際費・教養娯楽費など)が約26.5万円で
毎月約5.5万円の赤字になっています。

私の体感では、実際の毎月の赤字額は、5.5万円より多い家計が、ほとんどです。
シニア世代では、毎月の年金収入だけでは足りず、 毎月8万~10万円を貯金などから、取り崩している人が、大半です。
高齢者の暮らしには、質素なイメージがありますが、今どきの高齢者は、高コスト体質なのです。・・》

このようなことを学び、私は微苦笑を重ねたりした・・。

             

私たち夫婦は国内旅行が共通趣味のひとつであるが、 制約があるとすれば、
定年後まもなく自動車の免許書の更新を中止した私は、
最寄駅の近くにある旅行代理店に私たち特有のプランを依頼して、
JR、航空機、フェリーなど、 そして宿泊先を選定したりしてきた。

或いは通販のクラブツーリズムの滞在型で、魅了されたプランに参加して、 幾たびか活用したりしてきた。

いずれにしてもリゾートホテル、観光ホテル、観光旅館などに滞在して、
街中、周辺を歩き廻ったり、郊外の山里の小道を歩いたりして、遊学をしたりしてきた。

こうした中で、ここ5年は家内は遠くに独り住まいの家内の母の介護で、
6泊7日前後で行ったりして、 家内の妹とで、お互いに交代している関係で、旅路も少なくなっている。

そして我が家は、私たちの旅行費が減少して、
代わりに何かと家内の母宅に対し経費が増加している、 と私たち夫婦は微苦笑したりしている。

更に今年は私が入院生活が2度も体験し、家内も初めての入院生活をしてきたので、 医療費は激増している・・。

そして《・・定年後で生活費が一番かかるのは60代で、
毎月の生活費は「60~64歳世帯」の約30万4600円から、5歳刻みで、ざっと2万円ずつ減り、
70代、80代と歳をとるごとに、必要な生活費は下がっていく。・・》と学び、微苦笑してきた。

しかしながら人生の軌跡が予測つかないように、我が家も家内の母宅の経費が増加したり、
或いは私たちが、それぞれ入院生活を体験してきたので、 家計の支出も予期せぬ出来事があり、
大波小波だよなぁ・・と微苦笑をしたりしているが、健康であれば・・と思いながら微笑みを重ねたりしている。 

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アルツハイマー型など"4大認知症"の違い、治る認知症を見逃さないことが大切、高齢者の私は学び、多々教示されて・・。

2019-09-19 14:16:59 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 プレジデント・オンライン 】を見ている中で、
『 アルツハイマー型など"4大認知症"の違いとは     治る認知症を見逃さないことが大切 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で築後40年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年近く過ごしてきた。

そして私は認知症、心筋梗塞など何よりも恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

今回、《・・アルツハイマー型など"4大認知症"・・》って、どのようなことですか、
そして《・・治る認知症を見逃さないことが大切・・》を真摯に学びたく、記事を精読した。

            

この記事の原文は、長尾クリニック院長の医学博士の寄稿文であり、
 『プレジデント』の2019年8年30日号に掲載され、
関連の公式サイトの【 プレジデント・オンライン 】に2019年9月15日を配信され、無断であるが転載させて頂く。
  

《・・アルツハイマー型など"4大認知症"の違いとは     治る認知症を見逃さないことが大切

2025年には700万人に達するといわれる認知症患者。
家族はどんな準備をしておけばいいのか。

今回、7つのテーマに分けて専門家に聞いた。
第4回は「種類と進行」について――。(全7回)
▼種類と進行 アルツハイマー型、前頭側頭型・・・4大認知症はこう違う

☆実は別の病気のこともある

認知症には、いくつかの類型があり、数が多い順に、
アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性、前頭側頭型などが挙げられます。


アルツハイマー型は、脳細胞にアミロイドβをはじめとする老廃物が溜まり、
徐々に細胞が死滅して、脳が萎縮する病気です。

短期記憶をつかさどる海馬が、最初に萎縮するため物忘れがひどくなり、
同じことを何度も聞く、簡単な計算ができなくなる、道に迷うといった症状が見られます。


レビー小体型とは、脳の神経細胞を顕微鏡で観察して、
レビー小体というかたまりが観察されることから、その名前がつきました。

几帳面な性格の人、たとえば公務員や先生をしていた人、
あるいは中年期にパニック障害や鬱の傾向があった人に、発症するケースが目立ちます。

幻視が特徴的で、歩行障害や薬剤過敏症や大声での寝言などの特徴的な症状がある一方で、
短期記憶は、比較的保たれている場合が多い。
諸症状の個人差も大きく診断が難しいときがあります。

             

☆対処が早ければ、健常な状態に戻すことも十分可能

脳血管性認知症は、脳の血管が詰まる「脳梗塞」や
血管が破れる「脳出血」などの脳血管障害などにより、その周囲の神経細胞がダメージを受けて発症します。

症状は、ダメージを受けた部位により異なり、判断力や記憶は、比較的保たれている一方、
言語障害が目立ったり、意欲や自発性がなくなったり、感情の起伏が激しくなる症状が見られます。
発症後も脳出血や脳梗塞の再発のたびに、階段状に症状が進行することもあります。


前頭側頭型認知症は、脳の前頭葉と側頭葉の神経細胞が壊れていく病気です。
「ピック球」というかたまりが観察されるケースが多く、「ピック病」とも呼ばれます。

芸術家や自由業、自営業の人などに多く、
興奮しやすく衝動的になり、周囲に合わせられなくなります。

よく銀行や病院の窓口で、キレて怒鳴り散らしているお年寄りがいますが、
前頭側頭型認知症の可能性があります。

ただこの病型は、少量の向精神薬を使うことで、通常の社会生活を保つことができます。
病院に連れていくまでが大変なのですが、医療の力が一番発揮できる認知症とも言えます。

以上の分類は、あくまで便宜的な記号のようなもので、
実際には、加齢にともなって、複数の要素が混じりあい割合が変化していきます。

            


素人目には認知症でも、実際には甲状腺機能低下症や正常圧水頭症で、
内服治療や外科手術で、改善できることもあります。
それを鑑別するのが、医師の役割。

認知症診療では、必ずCTやMRIなどの画像診断や血液検査により、
治る認知症を見逃さないことが大切です。

認知症の症状が一部に見られるが、
日常生活に大きな支障がない状態をMCI(軽度認知障害)と呼びます。

対処が早ければ、健常な状態に戻すことも十分可能。
本格的な認知症化を防ぐためにも、家族が異変に気づき、認知症に詳しい医師に相談することが大切です。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

            

 

今回、認知症の病状の4大種類、そして治る認知症を見逃さないことが何よりも大切、
多々教示された。

私は9月下旬の誕生日を迎えると、後期高齢者入門の75歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると、古希と称される70歳となる。

 

こうした中、私は過ぎし4年前の70歳を過ぎた頃から齢を重ねるたびに、
物忘れが多くなった、と改めて気付き、 独り微苦笑する時もある・・。

たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、
その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、 肝心の地域名が言葉に出来ないことが、 もどかしさを感じることがある。

こうした深情のある私は、何よりも認知症が怖くて、
何かと認知症予防に関しての書物、運動に関心が強くなっているのが現状となっている。

            

今回、何よりも大切なことは、《・・本格的な認知症化を防ぐためにも、
家族が異変に気づき、認知症に詳しい医師に相談することが大切です・・

そして認知症診療では、必ずCTやMRIなどの画像診断や血液検査により、
治る認知症を見逃さないことが大切です。・・》

こうしたこと私にしても、家内にしても、余りにも不可解な言動、しぐさをした時、
信愛している医師に受診する・・こうしたことを肝に銘じて、明るく人生の晩秋期をすごそう、
と心の中で呟(つぶや)いたりしている。 

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介護の現状を知って、どんな準備が必要なのか、高齢者の私は真摯に学び、多々教示させられて・・。

2019-09-18 14:38:38 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読しているネットの ファイナンシャルフィールド 】を見たりしている中、
『 介護の現状を知って、どんな準備が必要なのか知るべき 
と題されて記事を見た。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、
遠方の地に一戸建てに住み、 私より14歳年配で89歳を迎える身となっている。

過ぎし年、私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
我が家より2時間半を要する千葉県のある市で独り住まいの生活をされて、早や14年近くになっている・・。

これ以来、長女の家内は季節が変わるたびに、独り住まいとなっている家内の母宅に、
季節の変わり目の大掃除、夏とか冬支度などで、6泊7日前後で行ったりしてきた。

やがて家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、整形外科に通院して、
こうした中で、担当医師から杖(つえ)を使うように勧められて、
これ以来、家内の母は杖(つえ)を頼りに、買い物などをして過ごしてきた。

 こうした後、整形外科、内科、眼科に通院している中、膝(ひざ)と腰に激痛が感じ、
一昨年の5月より少し遠い大学病院で検査、そして入院したりして、 骨粗しょう症と筋力低下、と診断されたりした。

この後、退院後の検査をした後、リハビリで近くの病院に行ったりして『要介護2』となってきた。
そして家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなってきた。

まもなく家内の妹が強力な援軍となり、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

そして昨年の5月より、家内の母はデイ・サービスに通った成果で、
市の福祉課が再審査を得て、 『要介護2』から『要支援2』と回復して認定されたりしたが、
余り日常生活で動くことが敬遠して、『要介護3』になったりしている。

この後も家内の母は、娘ふたりに食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなど頼りに、 過ごしている。

このように、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は独り住まいの家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごし、早や14年近くとなっている・・。

              

しかしながら、家内の母の介護については、 長女の家内と家内の妹でしてきたので、
ときおり家内は私に話す程度であったので、 恥ずかしながら介護の現状には、殆ど無知である。

今後、いつの日にか、私か家内が介護・要になってしまった時、私は動顛すると思われるが、
具体的な介護の現状、どのような準備が必要なのか、遅ればせながら学ぼうと思い、
今回の記事を読んでしまった・・。

この記事は、CFP(日本FP協会認定会員)をされている小山英斗(こやま・ひでと) さんの寄稿文であり、
【 ファイナンシャルフィールド 】に2019年9月17日に配信され、 無断であるが転載させて頂く。

《・・介護の現状を知って、どんな準備が必要なのか知るべき

 

                

 


厚生労働省が毎月発表している介護保険事業状況報告の令和元年5月の月報(暫定版)によると、
要介護(要支援)認定者数は、659・8万人(うち男性が207・5万人、女性が452・4万人)で、
介護保険の第1号被保険者に対する65歳以上の認定者数の割合は、約18.3%となっています。

実に65歳以上の約5人に1人は、何らかの介護(支援)認定を受けていることになります。
誰にでも起こりうる介護が必要な状況は、本人やその家族の生活に大きな影響をもたらすことがあります。

介護についての現在の状況、かかる費用、制度や受けられるサービス等について見ていきたいと思います。
今回はまず、各機関が発表しているデータから、介護の現状やかかる費用について見てみたいと思います。
 

☆介護や支援が必要な人の割合やその原因

令和元年5月現在の要介護(要支援)認定者数659・8万人の内訳を見てみますと以下の通りです。
年齢別に認定を受けた人の割合を見ると、
75歳以上になると要介護・要支援の認定を受ける人の割合が大きく上昇することが分かります。  



(
出典) 厚生労働省 介護保険事業状況報告 月報(暫定版)令和元年5月分 全国集計表より筆者作成
  ここでの第1号被保険者、第2号被保険者とは、介護保険制度における要介護状態になったときに、
必要な保健医療サービス・福祉サービスに係る給付を受けられる人のことです。

第1号被保険者は65歳以上の人、第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者が対象になります。

 また、内閣府の平成30年版高齢社会白書(全体版)によれば、
65歳以上の人で、介護が必要となった原因は「その他・不明・不詳」を除くと、
1位「認知症」、2位「脳血管疾患(脳卒中)、3位「高齢による衰弱」となっています。

さらに、男女別では男性の1位は「脳血管疾患(脳卒中)」、女性の1位は「認知症」となっているようです。
 

 



☆介護の期間とその主な介護者、かかる費用

それでは介護には、どのくらい期間や費用等が費やされているのでしょうか?
生命保険文化センターが行った調査では、介護期間は平均で4年7ヶ月にもなっているようです。  




(出典)生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/
平成30年度   また、介護が必要な人に対する主な介護者の続柄を見ると、
6割弱が同居している人が、主な介護者となっているようです。  

 

(出典)厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成28年)  
そして、介護者の年齢を見ると、60歳以上の人が全体の7割を占めているようです。
70歳以上で見ても4割弱もの人が、介護にあたっており、
高齢者が高齢者を介護するいわゆる「老老介護」の現状が見て取れます。  

(出典)厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成28年)より筆者作成  
また、同居している介護者が、どのくらい介護に時間を費やしているのかが以下の表から分かります。

要介護度が高くなる(要介護5が最高)につれて、「ほとんど終日」の時間が多くなっていることが分かります。

 



(出典)厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成28年)
 介護にかかった費用を見ると、住宅改造や介護用ベッドの購入など、
一時的な費用の平均は69万円、月々の平均が7・8万円となっています。

  ただし、月々の費用については、介護を行った場所別に見ると、
「在宅」が平均4・6万円となっているのに対し、
「施設」では平均11・8万円と施設での介護の方が高くなっているようです。

  また、民間の有料老人ホーム等では、入居一時金に数百万から数千万かかったり、
月額費用も数十万かかったりと高額なケースもあります。

施設の利用は、その費用の幅が広いことから、
受けたいサービスを提供している施設の利用料等を個々に調べる必要があります。  

               

☆介護施設の状況

自宅での介護(在宅介護)が困難な場合、介護施設の利用も必要となります。

しかし、その中でも希望者が多い介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)への入所は、
在宅介護が困難な人ほど優先されるため、要介護認定を受けていても、希望通り入所できるとは限りません。

独立行政法人福祉医療機構が2018年に実施した調査結果によれば、
1施設当たりの入所待機者の平均は117・3人にもなります。

  また、地域によっても、その待機者の数にはバラツキがあるようです。
1施設当たりの平均待機者の状況を都道府県別に見ると、
例えば、同じ関東でも、東京都と神奈川県は平均よりも待機者の数はかなり多く、
埼玉県では平均よりも少ないようです。

地域を限定しないのであれば、待機者が少ない地域での入所を検討するのも有効かもしれません。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。             


                

いつの日にか、どちらかが介護を受けることも、漠然としながらも私は思案する時もある。

日本人の平均寿命は、1956年(昭和31年)の当時は、 男性が63.59歳、女性が67.54歳であったが、
その後、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、
過ぎし年の2015年(平成27年)には、男性が80.79歳、女性が87.05歳と私は学んだりした。

そして介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、
2013年(平成25年)の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳と知ったりした。

こうした中で難題は『健康寿命』と『平均寿命』の間で、介護を要する期間である。

私たち夫婦は、頼れる人もいないので、介護・要となった時は、
やむなく介護施設に思っているが、 介護施設に入居して、 平均5年ぐらいで、亡くなる方が多いと学んできた。

そして要介護認定されている場合は、 特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やケアハウス、グループホームなどを学んだりしてきた。

しかしながら、特別養護老人ホーム(特養)の入居は競争が激しく、やむえず有料老人ホームを思案したりした。
そして東京や大阪などの大都市の有料老人ホームは、入居一時金が3千万円ほど必要。

更に月々の管理費もかかり、入居時に4千万~5千万円ぐらいの資産がなければ・・と読んだ時、
裕福でない私は溜息を重ねたりした・・。

或いは地方なら有料老人ホームなどの高齢者住宅でも、1千万円ぐらいの物件がある、と学んだりしてきた。

我が家も無念ながら程ほどの貯金しかなく、高価な有料老人ホームには、とても・・と思ったりしている。
そして程ほどの介護施設に入ったとしても、永らえば、やがて貯金が底をつく、と思い憂いたりし、
やはり私の晩年期の最大の難題と思いを深めたりしている。

このような深情を重ねてきた私は、《・・首都圏にある特別養護老人ホーム(特養)の10%は、
介護スタッフ不足で、ベッドが空いても入居できない・・》と学んだりして、溜息をしたりしている。

 
              

 私たち夫婦は、いつの日にかどちらかが大病に遭遇して、
不幸にしてあの世に旅立ち、 残された方は、『おひとりさま』となる。

そして介護・要となれば、介護施設に入居すると思わるが、
こうした施設の選定も誤ると取り返しがつかない、と知人から教示され、
まぎれもなく老後の生活は、安楽の中、何が起こるか分からないのが実態だ、と溜息を重ねる時もある。   

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「テレビショッピング」、なぜ“特別価格”で出せる理由、遅ればせながら高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-09-17 15:59:47 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 なぜ“特別価格”で出せるのか 「テレビショッピング」のからくり 
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、ささやかな生活を享受している。

こうした中で、我が家の平素の買物は、私が年金生活を始めて以来、
家内から依頼された品を求めて、殆ど毎日のように独りで歩いて、
スーパー、専門店に行っている買物メール老ボーイとなっている。

そして3週間に一度ぐらい最寄り駅の近くにある専門店、スーバーなどに、
家内のボディ・ガード兼お供、荷物持ちで私は同行している。

或いは高齢者は清潔感が大切ょ・・と私は家内に叱咤激励されながら、
家内の先導で都心のデパートで衣服、紳士雑貨を買い求めたりしている。

こうした中、パソコン、デジカメ、テレビなどを買い改める時は、
私は家電量販店の公式サイトで、性能と価格を調べた後、
この量販店のひとつの店に訪れて、現品を確認した後、買い求めているのが殆どとなっている。

しかしながら、ときおりテレビなどで、お買い得のお値段を提示する『テレビショッピング』の番組、
私は明確な理由が不明であったが、今回《・・なぜ“特別価格”で出せるのか 「テレビショッピング」のからくり・・》、
好奇心に負けて私は精読してしまった。

この記事の原文は週刊朝日』の2019年9月20日号に掲載された記事を、
関連の公式サイトの【 AERA dot. 】に於いて抜粋して、9月17日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

 
                 

《・・なぜ“特別価格”で出せるのか 「テレビショッピング」のからくり

                            
(イラスト/藤井アキヒト)                        
            

(イラスト/藤井アキヒト)

        
                                    
                            
今後利用したい媒体はテレビショッピング  (週刊朝日2019年9月20日号より)                        
            

今後利用したい媒体はテレビショッピング  (週刊朝日2019年9月20日号より)

        
        
テレビショッピング市場は、緩やかながらも、拡大傾向を続けているという。
テレビショッピングは、商品の「お値打ち感」を打ち出しているのも特徴の一つ。

「特別価格」にひかれて、思わず購入してしまった経験がある人も多いだろう。
1日だけの特別値引き価格の商品では3億円、4億円も売れることがあるという。

【図を見る】1位はやっぱり… テレビショッピングの主要企業はこちら

「お客さんの9割ぐらいが女性で、50代、60代の主婦が圧倒的に多い。
商品の品質がいいのは、わかっているので、値段がすべて。

最初は、デビュー価格というお買い得な値段を設定することが多くあります。
リアルタイムで放送するほうがよく売れます」
(テレビショッピングの番組の現場にたずさわってきたフリーアナウンサーの宮坂珠理さん)


消費者として気になるのは、本当に質がよくて、値段も安い、お買い得な商品ばかりなのかだ。
何かからくりがあるのか。

                   

売り手の企業努力の結果、消費者は本当にいい商品を手に入れられる場合もある。
テレビショッピングの強みは、数がはけることだという。
売る側も、それを前提にしているそうだ。


「化粧品は、1時間で1200万円ぐらい売れないと、番組が打ち切りになります」(同)

大量に仕入れれば、その分価格を抑えることができる。

さらに、テレビショッピングはそれを、長い期間かけて売るのではなく、
多くの人に訴求できる放送という手段によって、短期間で売るのが特徴。

視聴者が一気に買う「BUYING POWER(バイイングパワー)」があるから、
お値打ち価格を可能にしている側面があるのだ。


例えば、米国でダイヤモンドの買い付け規模は、
ティファニーが一番多く、それに次ぐのが、テレビショッピング業界という。
テレビショッピングは、それほど大きな存在感がある。


「テレビのバイイングパワーで、たくさんの人が買うので、一気にはけます。
業者側は、大量に仕入れて、コストを抑えることができます。

玉石混交ではありますが、消費者にはお得なケースもあります」
(業界動向や消費者行動に詳しい通販評論家の村山らむねさん)

また、購入の申し込みを受け付けるコールセンターは、
自社で運営しているか、2~3時間の外部委託で契約していることもあり、
いずれの場合も、短時間に大量の商品購入を受け付けられれば、人手などのコスト面で効率的な運営ができる。


こうしたテレビショッピングの商売では、
時間当たりに、いくら売り上げるかがポイントになると、村山さんは指摘する。

するとメーカーが在庫処分したい商品ではなく、
ヒットが見込めるいい商品が、扱われやすくなるのだという。


「商品を売り切らないと、もうからないため、
売り切る可能性のある商品しか、番組では取り上げません。
メーカー側も番組で取り上げてもらえるように、いい商品を提供してきます」(同)


また、テレビショッピングでの特別値引き価格は、
商品のプロモーションとして、取り上げてもらうためのものと割り切り、
番組に提供した商品は、収支がトントンのメーカーもあるという。

番組を見逃した人は、後で通常価格で購入することもあるため、
そこでメーカーは、もうけるようにしている。

                  

プロモーション効果は侮れず、テレビショッピングの世界でヒットすると、
爆発的に売れることもある。

例えば、かつてヒットした、「ビリーズブートキャンプ」という
7日間の短期集中エクササイズのDVD商品がそれだ。

映像には米国陸軍専属トレーナーだったビリー・ブランクス氏が登場し、
キックボクシングのような動きのエクササイズが特徴だ。
ビリー隊長が、叱咤激励する掛け声の効果もあり、激しい運動ながら、楽しくできると人気が出た。

日本では、1万5千円ぐらいで販売され、2007年5月だけで20万セット、
30億円も売れたとされる。

ちなみに、テレビショッピングで、大量にモノが動くのは、
テレビという映像媒体ならではの、仕組みも影響している。

テレビショッピングが扱う商品には、化粧品やアパレル、日用品、家電製品などのほかに宝飾品がある。
米国のテレビショッピング業界でも、宝飾品の扱いは多いという。

村山さんは「通常なら小さな商品が、画面では大きく拡大され、きれいに見えるのです」と明かす。

                  

テレビショッピングは消費者にとっては、
いい商品を安く購入できていいことずくめのように思えるが、
価格設定に「からくり」がある場合もあり、注意が必要だ。


テレビショッピングの番組を見ていると、
「今日だけの特別値引き価格」と視聴者を誘うことがある。
しかし、翌日以降の通常価格に実態がなく、消費者庁の処分を受けた事例もある。

消費者庁が今年3月に景品表示法に基づき課徴金納付命令を出したのは、
業界大手のジュピターショップチャンネルが、番組で「40型テレビ」と「ずわいがに」を販売したケース。


40型テレビの販売では、2017年3月20日の放送日だけ、51%オフの10万7900円とし、
翌日以降は、通常価格22万4640円に戻るとした。

実際には、通常価格の期間は3日間だけであり、
他社の販売する同テレビは、15万円を下回るものが複数存在し、
同社の特別値引き価格を下回るものもあったという。


ずわいがにの販売では、2016年12月13日の放送日だけ、32%オフの9800円としたが、
翌日以降の通常価格1万4580円での販売は、2日間だけだった。

消費者庁が、課徴金を算定する際に基準とした商品の販売実績は、
テレビが8800万円超、ずわいがにが4億2364万円超もあった。


こうしたテレビショッピングでの「今だけ安い」といった販売手法については、
前述した「プロモーションだから特別に安くしている」という消費者に
メリットがあるようなケースだけでないという。

村山さんは「売り手は、消費者に購買に向けて、次の行動をさせないといけないのです。
確実に商品の購買に結びつけるためには、急がせないといけないのです」と話す。


例えば、いったんテレビから離れて、買い物などに出かけてしまうと、
番組を見ているときには「戻ってきてから申し込もう」と思っていても、
帰ってきた時点で忘れていることや、欲しい気持ちが薄れていることが多い。

番組放送中やその直後に申し込まなかった場合、購買に結びつくケースは、
ほとんどないと考えたほうがいいだろう。
売る機会を逸しないために、「今だけ」とうたっているのだ。

                 

一方、テレビショッピングの愛好者自身も、だまされないように、注意が必要かもしれない。
テレビショッピングをあまり利用しない30代や40代の女性は、仕事や子育てで忙しく、
自由に使える時間が短いため、
商品を購入する際は、インターネットの価格比較サイトを見て安いところで手早く買う。

一方、テレビショッピングの番組で商品を購入するのは、ゆっくりと時間を過ごせる人。

「価格比較行動ということでいえば、最近はパソコンを開かず、
情報に受動的になっている人が、多くなりました。

男性は価格の比較をすることが多いですが、
テレビをよく見ているシニア層は、見ているものを買いやすい。
テレビで言っているのだからと信じやすく、売り手側もメッセージを効果的に出しています」


テレビショッピングの利用者は、価格の比較をしなくても、放送された商品をそのまま買うのが、
ハッピーな人たち、と村山さんはみている。

それだけお金に余裕があるともとれるが、村山さんは加齢とともに
買い物をする際に商品情報を分析・判断する能力はどんどん衰えていくと指摘。
さらに情報の分析・判断そのものが、面倒になってくるものだ。


そうしたなかで、テレビショッピングの番組で、
商品は「残り少ないです」と言われると、
本当は必要でなくても、買ってしまうのだという。

衝動買いに近い行動を取りがちだ、と認識しておいたほうがいいだろう。

                

高齢化が急速に進む日本では、テレビショッピング市場の成長は、まだまだ続きそうな気配。

日本通信販売協会の全国通信販売利用実態調査(2018年)によると、
今後利用したい媒体として、テレビショッピングは男性の13.6%に対して、
女性のほうが20.8%と高い。

年代別では、女性が50代以降に急に高くなっているほか、
男性では70代以降の半数近くが利用したいという。


エンターテインメントとして楽しみつつも、
くれぐれも要らないモノまで、買わないように気を付けたいものだ。(本誌・浅井秀樹)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。



               

記事を読みながら、私は多々教示されたりした・・。

例えば、《・・テレビショッピングの商売では、
時間当たりに、いくら売り上げるかが、ポイントになる・・

メーカーが在庫処分したい商品ではなく、 ヒットが見込めるいい商品が、扱われやすくなる・・
商品を売り切らないと、もうからないため、 売り切る可能性のある商品しか、番組では取り上げません。
 メーカー側も番組で取り上げてもらえるように、いい商品を提供してきます・・

・・テレビショッピングでの特別値引き価格は、
商品のプロモーションとして、取り上げてもらうためのものと割り切り、
番組に提供した商品は、収支がトントンのメーカーもあるという。

番組を見逃した人は、後で通常価格で購入することもあるため、
そこでメーカーは、もうけるようにしている。・・》

このようなことを学び、私は微苦笑を重ねたりしている。

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本当はコワい童謡『はないちもんめ』、私は学び、やがて私は『青い眼の人形』の歌を誤解していた当時を思い馳せ・・。

2019-09-16 15:03:15 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWポストセブン を見ていたら、
『 本当はコワい童謡『はないちもんめ』 残酷な人気者の取り合い 』
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
今回の《・・『はないちもんめ』の童謡・・》って、 コワイ面を秘めているの・・
私は恥ずかしながら何かと無知なことが多く、 聞く一時の恥、聞かぬは一生の恥の古来からの名言を思いだして、
こっそりと記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『女性セブン』の2019年9月26日・10月3日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 NEWポストセブン に8月25日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・本当はコワい童謡『はないちもんめ』 残酷な人気者の取り合い

体当たり取材が得意な『女性セブン』の名物アラ還ライター・オバ記者こと野原広子が、
ゆる~く世の中を斬る!

             
 
罪のない幼子に、なぜそこまでできる! 
連日のように流れる幼児虐待のニュースに、胸がつぶれる思いをしている人は多いだろう。

子供同士のいじめも、もはや“悪ふざけ”で、すまされるレベルではない。
そう憤慨した後で、テレビやネットのなかった頃は、どうだったかと思うと、
それはそれで、暗澹たる思いになる。

思い起こせば、子供が虐げられた歴史は、今に始まったことではない。

先日、取材で地方を訪れた時、ちょっと薄暗い感じの路地で、4~5歳くらいの子供たちが数人、
『はないちもんめ』を唄いながら、遊んでいた光景を目にした。

いたって無邪気で、楽しそうな子供たちの姿に、
あぁ懐かしいなぁ、自分にもあんな頃があったなぁと目を細めたけど、
それと同時に、あれこれ思い出したことがある。

そう、誰もが子供の頃、なんの気なしに口ずさんでいた童謡の数々には、
実は、とってもコワい意味が込められていたことに。

             

もちろん、その多くはいわゆる“都市伝説”の類いで、尾ひれがついた話だとは思うけど、
あながち作り話で、すませるわけにはいかない気もする。

ほら、童謡のメロディーって短調で、どこか暗い響きがあるじゃない。
それがまた、コワさをよけいに演出するような気がするんだよね。

そこで今回は「本当はコワい(と私が思ってる)童謡」について──。


◆『はないちもんめ』(作者不詳)

〈 勝ってうれしいはないちもんめ 負けて悔しいはないちもんめ 
  隣のおばさんちょっと来ておくれ 鬼が怖くて行かれない 
  お布団かぶってちょっと来ておくれ お布団ぼろぼろ行かれない 
  お釜かぶってちょっと来ておくれ お釜底抜け行かれない
  (鉄砲かついでちょっと来ておくれ 鉄砲あるけど弾がない)

  あの子が欲しい あの子じゃわからん この子が欲しい 
  この子じゃわからん 相談しよう、そうしよう 〉

──庶民が貧しい暮らしを強いられ、子供は口減らしのために、都会に売られていた時代があった。
  勝ってうれしい、とは「買ってうれしい」という人買いの気持ちで、
  わが子の体重の一匁ぶんまで値段を負けて、
  売ることになった親の気持ちが「負けて悔しい」と表されている、という説もある。

まだ日本中が、今よりずっと暗かった時代。
日が落ちる少し前から山影が黒く浮かび、いよいよ日没になるとあたり一面、漆黒の闇。

聞こえてくるのは、野犬の鳴き声くらいで、
深夜遅く、人の話し声が聞こえたりすると「何事だ?」と、母親の顔に緊張が走った。

             

すでに「人身売買」の時代ではなかったけれど、「人さらい」はいると思っていた。
イメージは、町の縁日に外からやって来たサーカス団やテキヤのお兄さん。

知らない男はみな、人さらいに見えて恐ろしかった。

茨城県の山麓に抱かれた城下町で生まれた私の子供時代は、『日本昔ばなし』そのもの。
童話『桃太郎』に、「おばあさんは川に洗濯に行き、お爺さんは山に柴刈りに」とあるが、
3、4歳の私は、明治25年生まれの祖母の着物のすそをつかんで、裏の川に洗濯に行った覚えがある。

若い母親は、木製の小さなハシゴを背負って山に行き、背丈より高く小枝を積んで帰ってきた。

女の子は全員、オカッパ頭。
冬は綿入れを着て、足元は下駄か運動靴か。
昭和35年くらいまでに地方で生まれた人は、同じようなものだったのではないか。

『はないちもんめ』は、小学校低学年までの遊びだ。

私の育った集落には、同級生の女の子が6人いて、朝は集団登校のために集まる広場で。
放課後は農家の友達の家の庭で、道具もいらないし、ちょうどいい遊びだった。

そこに上級生や下級生が仲間に加わって、長くなった列でする『はないちもんめ』は、
たちまち華やかな遊びになった。

だけどそのうち、この遊びがイヤになってきた。
「〇〇ちゃんがほしい」の「〇〇ちゃん」に真っ先に選ばれる子と、
そうでない子は、いつもいっしょなんだもの。

小さな集団の中での人気者の取り合いで、それを歌いながらする。
面白くない。

そんなある日のこと。
「はないちもんめ、やだ」と人気最下位の私が、思い切って言うと、
意外なことに人気ナンバー1の子が、「そうだね。やめよ」と賛同した。

取り合われる人気者も、残りものになる者も、
同じくらいイヤな思いをしているんだなと気づいたのは、その時が初めてだったと思う。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

私は幼年期は農家の三男坊として育てられる中、
兄ふたり妹ふたりの間にサンドイッチのように過ごしたが、男の児であったので、
童謡『はないちもんめ』、遊びは知らず、たぶん妹たちは近所の女の子と共に遊ばれていたと思われる。

今回、童謡『はないちもんめ』の歌詞に、このような残酷な事態の内容が発露されていたことは、
今回初めて学び、まもなく75歳になる私は、やむなく微苦笑をしたりした。

この後、私は童謡の『青い眼の人形』の歌を大変に誤解していた当時を思い馳せたりした・・。


私が1966〈昭和41〉年の若き22歳の前後、文学青年の真似事をしていた時、
たまたま詩人、童謡の作詞家と名高い野口雨情(のぐち・うじょう)さんの遺(の)された作品を読んだりした。

そして大正時代の後期に『十五夜お月さん』、『七つの子』、『赤い靴』、『青い眼の人形』、
『シャボン玉』 、『こがね虫』、『あの町この町』、『雨降りお月さん』、『証城寺の狸囃子』などの
童謡の名作品を読んだりした後、 特に『青い眼の人形』に関して、
私の幼年期に聴いたりしていたが、 私は限りなく誤解して、解釈していたと気付き、思わず赤面した下を向いたりした。


私は東京の郊外に1944年(昭和19年)の秋に農家の三男坊として生を受けた。
祖父、父が中心となり、程ほど広い田畑を小作人だった人のご厚意に助けられながら耕したり、
竹林、雑木林を維持管理していた。


そして、この生家から一キロぐらい歩いた先に駅があり、
その付近に小学校があり、 1951〈昭和26〉年の春に私は小学校に入学した。


こうした中で、翌年の頃に、生家のラジオから、『青い眼の人形』の歌も盛んに流れて、
幼年ながら鮮明に心に残った。


日本の著作権保護期間が過ぎたと思われるが、名作『青い眼の人形』を転記させて頂く。


♪青い眼をした お人形(にんぎょ)は  アメリカ生まれの セルロイド

 日本の港へ ついたとき  一杯(いっぱい)涙を うかべてた
 「わたしは言葉が わからない  迷子(まいご)になったら なんとしょう」

 やさしい日本の 嬢(じょう)ちゃんよ  仲よく遊んで やっとくれ  仲よく遊んで やっとくれ

  【『青い眼の人形』 作詞・野口雨情、作曲・本居長世 】

              

この歌を聴いて、まもなくした後、小学2年生の私はいつものように小学校に通学し、
下校の時に付近にある甲州街道に行った。


この当時の1952年(昭和27年)の頃は、ときおり自動車、トラックが走るぐらいであったので、
幼年の私としては、物珍しい自動車を見たりしていた。

こうした中で、たまたま進駐軍のジープが、府中にある基地から都心に向けて走ってきた。

先頭のジープには、四人の兵士が乗り、後部座席の二人の兵士はカービン銃を右手に掲げていた。

そして偉そうな要人を乗せた大きな自動車が続き、最後のジープも兵士はカービン銃を右手に掲げていた。
いずれの三台もスピードを上げて、疾走した・・。


こうした情景を見惚(みと)れていた私は、この時に『青い眼の人形』の歌が甦(よみがえ)り、
日本を占領した進駐軍であるが、日本人に対し、アメリカ人と仲良くしてほしい、
と敗戦後に作られ宣伝工作の歌だと、思い込んでしまったのである。


『チェ・・しんちゅうぐん(進駐軍)の連中・・・巧(うま)いことを言って、誤魔化している』
と私は心の中で、屈折の多い多感な幼年であったりして思ってしまった・・。


日本は1945年(昭和20年)8月15日に、世界第二次大戦のひとつの太平洋戦争に敗退した。
そして日本の戦争のの終結に際して、 ポツダム宣言の執行のために、
日本において占領政策を実施した連合国軍の連合国最高司令官総司令部が配置され、
「連合国軍」の名の下で、多くの職員はアメリカ合衆国軍人とアメリカの民間人、少数のイギリス軍人で構成されていた。


そして、こうした占領軍は、日本の国民の多くは進駐軍と呼び、
ひたすら恐れ慄(おのの)き その後の1952(昭和27)年4月28日、日本国との平和条約(サンフランシスコ講和条約)の発効されるまで、
続いたのである。


こうした進駐軍の圧政下、日本人の大人は、もとより子供まで感じとっていた社会風潮の時代であった。
このような状況下であったので、幼年の私でも、
『チェ・・しんちゅうぐん(進駐軍)の連中、巧(うま)いことを言って、誤魔化している』
と何かと感じ取ることが多かった・・。


             

後年、1966年(昭和41年)の若き22歳の前後、文学青年の真似事をしていた時、
野口雨情さんの『青い眼の人形』を調べた時、
1921(大正10)年12月、童謡雑誌「金の船」に発表と知り、 私は動顚してしまった。


大正リべリズムの下、「国際愛を歌った」と野口雨情さんは語っていて、
野口雨情さんは、キューピーから思いついたのは、青い眼の人形であり、
アメリカ生まれのセルロイドは、キューピー人形のことである、と学んだりした。


そして、おもちゃのキューピー人形、青い眼の人形は、
アメリカから親善使節として、日本の子ども達にたくさん送られてきたが、
第二次大戦により焼かれる運命を迎えた、 と知ったりした。


人は誰しも誤りがある、と古来より伝えられているが、
幼年期の私は『青い眼の人形』の歌は、敗戦後に作られ進駐軍の宣伝工作の歌だと、思い込んでしまったのは、
もとより大きな誤りで、遥か以前の1921(大正10)年12月、童謡雑誌「金の船」に発表した作品であり、
初めて気付き、無知ほど怖いものは無い、と大いに反省させられながら、赤面して下を向いたりした。 

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