私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
過ぎし昨年の9月に、私は古稀と称される70歳となり、
家内は昨年の12月に、65歳となり、この少し前に市から『介護保険証』が郵送された。
そして家内は『介護保険証』を見ながら、
『私・・実感はないけれど・・高齢者になってしまったわ・・』
と微苦笑しながら私に言ったりした。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
世の中は夫65歳以上、妻は60歳以上の夫婦のみの無職世帯は、
高齢夫婦無職世帯と称しているが、我が家も同じだよなぁ、と私は心の片隅にあるが、
私たち夫婦は息子、娘がいなく、もとより孫もいないので、実感が乏しいが本音である。
我が家の生計は原則として、私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。
そして耐久品の購入、冠婚葬祭、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ10年ばかり過ごしてきた・・。
こうした中で私たち夫婦は、月初めには家計簿をお互いに確認しながら実施している。
そして我が家は、日常で買い物したレシートなどを、
家内が一週間に一度ぐらいノートに簡単に集計している程度であり、
月末を過ぎた数日後に、私たち夫婦は家計簿の月次決算をしたりしてきた。
そして家内が支出のそれぞれの区分項目を読み上げて、
私はパソコンの表計算ソフトのエクセルを活用して、入力したりした。
たとえば厚生年金、企業年金などの収入の項目、そして郵便局の個人年金を入力した上、
やがて銀行、郵便局、信託銀行などの残高を入力した上で、
5表ばかり我が家の独自の資産と収支別明細表を作成したりした・・。
もとより社会の少子高齢化の中で、公的年金は増えることなく減少してきたので、
私たち夫婦はお互い趣味の費用を捻出する為に、収支の実態をお互いに確認し、
ささやかに生活を過ごしたく、家計簿の月次決算をしている。
過ぎし3月の月次決算を終えた後、世の中の我が家と同じ高齢夫婦無職世帯は、
どのような実態かしら、と思いながら、
総務省から公表されている家計調査の実態をネットで検索したりした。
やがて『高齢夫婦無職世帯の家計収支--2014年--』を見つけて、
こっそりと読んだりした・・。
そして表はくまなく明示されていたが、支出の項目だけは%表示だったので、私は算出し整理した結果、
下記の通りとなった。
◎実収入
○社会保障給付・・・190、800円 92・0%
○その他・・・・・・ 16、547円 8・0%
○合 計・・・・・・ 207、347円 100・0%、
◎支出
○食料・・・・・・・・60、828円 25・4%
○住居・・・・・・・・16、045円 6・7%
○光熱・水道・・・・21、075円 8・8%
○家具・家事用品・・9、819円 4・1%
○被服及び履物・・・6、945円 2・9%
○保険医療・・・・・・14、609円 6・1%
○交通・通信・・・・・26、822円 11・2%
○教育・・・・・・・・ 0円 0・0%
○教養娯楽・・・・・・25、864円 10・8%
○交際費・・・・・・・28、739円 12・0%
○その他・・・・・・・28、499円 11・9%
○消費支出・計・・・239 485円 100・0%
○非消費支出・・・・29、422円
(社会保険料と税金)
○支出・総計・・・268、907円
◎収支の差額
○不足分・・・・・ 61、560円
このように総務省からの表を加工したが、私は微苦笑を重ねたりした。
収入に関しては、あくまで平均なので、公的年金の社会保障給付が多い方もいれば、
不幸にして公的年金も少ない方もいるし、我が家はほぼ平均額で、苦笑したりした。
支出に関しては、『交通・通信』は自動車の維持費と推測するが、
我が家は自動車もなく、ひたすら歩くことが多く、携帯電話もたった一台しかなく、
平均額よりも少ないが実情である。
『教養娯楽』は私は単行本、新書本、文庫本、月刊雑誌を買い求めているし、
家内との国内旅行をときたま行ったりしているので、平均より4倍は要している。
『被服及び履物』は、家内の指示で程々良き品をデパートで買い求め、
いつまでも長らく着て、やがて普段着、最後は庭の手入れの制服としているので、
平均額よりも高くなっている。
或いは社会保険料と税金は、平均より高いわ、と家内は言ったりしている。
この他の支出項目は、ほぼ平均額となり、結果的には不足分は毎月平均として10万円となり、
程ほどの貯金から取り崩しているが我が家の実態となっている。
たまたま、本日の午前中のひととき、霧雨が降ったりしていたので、買物を中止して、
8月度の家計簿を締めたりした。
もとより我が家は年金生活なので、収支の項目も少なく、
月末の公共料金の支払いも解っていたので、早期月次決算ねぇ、と思い実施したりした。
そして連動させた計算で、本年の1月度から8月度まで収支、差額を見たりし、
私たち夫婦は微苦笑した。
今年の2月中旬、冬の旅路は紋別~サロマ湖~網走を7泊8日間で遊学した後、
今年の目標は、我が家は一代限りであるので、樹木葬の墓地を本格的に探して、
確定しょう、と私たち夫婦は話し合ったりしてきた。
しかしながら独り住まいの家内の母が容体が悪化して、
少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査などをしてきた。
こうした中で、長女の家内は母に付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなっている。
このような結果として、飛び石のように家内は孤軍奮闘し、
この間、私は我が家で『おひとりさま』の生活をしているが、
私たち夫婦はお互いに何かと落ち着かない生活を過ごしたりしている。
この上に、私は眼科医院で受診した時、白内障です、と医師から明言されたので、
家内の母の予定も配慮して、私は11月には白内障の手術を受けよう、
と私たち夫婦は話し合ったりした。
このような状況で当初の今年の目標より、大きく狂ってしまっている。
先ほど、私たち夫婦は話し合い、
家内の母の容体を最優先とし、私の白内障の手術、
この間に、小庭の手入れをして、秋の装(よそ)い相応しくしょう、と言ったりした。
そして樹木葬の墓地を本格的に探して確定しょう、と改めて決意したりした。
このような結果となり、秋の旅路はあえなく消え、
昨年の10月中旬に於いて、落葉樹のあまたの葉が朱紅色、黄色に染められた錦繍の中、
八幡平の周辺の藤七温泉、蒸けの湯温泉、後生掛温泉に宿泊して、
周辺を歩いたりした6泊7日間の旅路を思い浮かべながら、
この人生は予測がつかないこともあるよなぁ、と私は苦笑したりしている。
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程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
過ぎし昨年の9月に、私は古稀と称される70歳となり、
家内は昨年の12月に、65歳となり、この少し前に市から『介護保険証』が郵送された。
そして家内は『介護保険証』を見ながら、
『私・・実感はないけれど・・高齢者になってしまったわ・・』
と微苦笑しながら私に言ったりした。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
世の中は夫65歳以上、妻は60歳以上の夫婦のみの無職世帯は、
高齢夫婦無職世帯と称しているが、我が家も同じだよなぁ、と私は心の片隅にあるが、
私たち夫婦は息子、娘がいなく、もとより孫もいないので、実感が乏しいが本音である。
我が家の生計は原則として、私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。
そして耐久品の購入、冠婚葬祭、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ10年ばかり過ごしてきた・・。
こうした中で私たち夫婦は、月初めには家計簿をお互いに確認しながら実施している。
そして我が家は、日常で買い物したレシートなどを、
家内が一週間に一度ぐらいノートに簡単に集計している程度であり、
月末を過ぎた数日後に、私たち夫婦は家計簿の月次決算をしたりしてきた。
そして家内が支出のそれぞれの区分項目を読み上げて、
私はパソコンの表計算ソフトのエクセルを活用して、入力したりした。
たとえば厚生年金、企業年金などの収入の項目、そして郵便局の個人年金を入力した上、
やがて銀行、郵便局、信託銀行などの残高を入力した上で、
5表ばかり我が家の独自の資産と収支別明細表を作成したりした・・。
もとより社会の少子高齢化の中で、公的年金は増えることなく減少してきたので、
私たち夫婦はお互い趣味の費用を捻出する為に、収支の実態をお互いに確認し、
ささやかに生活を過ごしたく、家計簿の月次決算をしている。
過ぎし3月の月次決算を終えた後、世の中の我が家と同じ高齢夫婦無職世帯は、
どのような実態かしら、と思いながら、
総務省から公表されている家計調査の実態をネットで検索したりした。
やがて『高齢夫婦無職世帯の家計収支--2014年--』を見つけて、
こっそりと読んだりした・・。
そして表はくまなく明示されていたが、支出の項目だけは%表示だったので、私は算出し整理した結果、
下記の通りとなった。
◎実収入
○社会保障給付・・・190、800円 92・0%
○その他・・・・・・ 16、547円 8・0%
○合 計・・・・・・ 207、347円 100・0%、
◎支出
○食料・・・・・・・・60、828円 25・4%
○住居・・・・・・・・16、045円 6・7%
○光熱・水道・・・・21、075円 8・8%
○家具・家事用品・・9、819円 4・1%
○被服及び履物・・・6、945円 2・9%
○保険医療・・・・・・14、609円 6・1%
○交通・通信・・・・・26、822円 11・2%
○教育・・・・・・・・ 0円 0・0%
○教養娯楽・・・・・・25、864円 10・8%
○交際費・・・・・・・28、739円 12・0%
○その他・・・・・・・28、499円 11・9%
○消費支出・計・・・239 485円 100・0%
○非消費支出・・・・29、422円
(社会保険料と税金)
○支出・総計・・・268、907円
◎収支の差額
○不足分・・・・・ 61、560円
このように総務省からの表を加工したが、私は微苦笑を重ねたりした。
収入に関しては、あくまで平均なので、公的年金の社会保障給付が多い方もいれば、
不幸にして公的年金も少ない方もいるし、我が家はほぼ平均額で、苦笑したりした。
支出に関しては、『交通・通信』は自動車の維持費と推測するが、
我が家は自動車もなく、ひたすら歩くことが多く、携帯電話もたった一台しかなく、
平均額よりも少ないが実情である。
『教養娯楽』は私は単行本、新書本、文庫本、月刊雑誌を買い求めているし、
家内との国内旅行をときたま行ったりしているので、平均より4倍は要している。
『被服及び履物』は、家内の指示で程々良き品をデパートで買い求め、
いつまでも長らく着て、やがて普段着、最後は庭の手入れの制服としているので、
平均額よりも高くなっている。
或いは社会保険料と税金は、平均より高いわ、と家内は言ったりしている。
この他の支出項目は、ほぼ平均額となり、結果的には不足分は毎月平均として10万円となり、
程ほどの貯金から取り崩しているが我が家の実態となっている。
たまたま、本日の午前中のひととき、霧雨が降ったりしていたので、買物を中止して、
8月度の家計簿を締めたりした。
もとより我が家は年金生活なので、収支の項目も少なく、
月末の公共料金の支払いも解っていたので、早期月次決算ねぇ、と思い実施したりした。
そして連動させた計算で、本年の1月度から8月度まで収支、差額を見たりし、
私たち夫婦は微苦笑した。
今年の2月中旬、冬の旅路は紋別~サロマ湖~網走を7泊8日間で遊学した後、
今年の目標は、我が家は一代限りであるので、樹木葬の墓地を本格的に探して、
確定しょう、と私たち夫婦は話し合ったりしてきた。
しかしながら独り住まいの家内の母が容体が悪化して、
少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査などをしてきた。
こうした中で、長女の家内は母に付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなっている。
このような結果として、飛び石のように家内は孤軍奮闘し、
この間、私は我が家で『おひとりさま』の生活をしているが、
私たち夫婦はお互いに何かと落ち着かない生活を過ごしたりしている。
この上に、私は眼科医院で受診した時、白内障です、と医師から明言されたので、
家内の母の予定も配慮して、私は11月には白内障の手術を受けよう、
と私たち夫婦は話し合ったりした。
このような状況で当初の今年の目標より、大きく狂ってしまっている。
先ほど、私たち夫婦は話し合い、
家内の母の容体を最優先とし、私の白内障の手術、
この間に、小庭の手入れをして、秋の装(よそ)い相応しくしょう、と言ったりした。
そして樹木葬の墓地を本格的に探して確定しょう、と改めて決意したりした。
このような結果となり、秋の旅路はあえなく消え、
昨年の10月中旬に於いて、落葉樹のあまたの葉が朱紅色、黄色に染められた錦繍の中、
八幡平の周辺の藤七温泉、蒸けの湯温泉、後生掛温泉に宿泊して、
周辺を歩いたりした6泊7日間の旅路を思い浮かべながら、
この人生は予測がつかないこともあるよなぁ、と私は苦笑したりしている。
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