夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

習政権「新型肺炎」感染者10万人超“隠蔽”か!?、無力な私でも学び、やがて震撼させられて・・。

2020-01-31 14:40:34 | ささやかな古稀からの思い
<aside class="ad-rectangle-banner">

先程、ときおり愛読している産経デジタルの公式サイトの【iZa(イザ) 】を見ていたら、
『 習政権「新型肺炎」感染者10万人超“隠蔽”か!?
     外部の支援拒絶“保身政策”でパンデミック寸前
  専門家は不吉警告「18カ月以内に世界で6500万人死亡も 
』と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、何かと社会に疎(うと)い私でも、ここ一週間ぐらいは、
新型コロナウイルスによる新型肺炎に伴い死者、感染者などの件で、
テレビのニュースは独占するように連日報じている。

そして何かと無知な私でも、現時点では新型コロナウイルスに対するワクチンや治療薬はない、
と学び、動顛したりした。

もとより悪化した場合は生命に関わると学び、せめて高齢者の私ができることは、
沈静化するまでは、程々の食事と熟睡をして、成るべく人出の多い処をさけて過ごす、
このように私は行動している。

しかしながら、どうした新型コロナウイルスが発生したのか・・、
何かしら棘(とげ)が刺さったように深情が、私は心の片隅にあったりした。

          

このような真情を秘めた私は、今回の《・・習政権「新型肺炎」感染者10万人超“隠蔽”か!?・・》の記事を、
読んでしまい、やがて震撼させられたりした・・。

この記事は、ノンフィクション作家の河添恵子(かわそえ・けいこ)さんの寄稿文であり、
1986年より北京外国語学院、遼寧師範大学へ留学され、
著書・共著に『米中新冷戦の正体-脱中国で日本再生』(ワニブックス)、
『覇権・監視国家-世界は「習近平中国」の崩壊を望んでいる』(ワック)などを上梓された専門家である。

こうした中国に詳しい専門家であるので、私は学ぼうと思い、精読した理由でもある。

この寄稿文は、
公式サイトの【iZa(イザ) 】に<time class="article-date">2020年1月30日 20:06に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・
</time>
中国湖北省武漢市で発生した、新型コロナウイルスによる肺炎が、
「パンデミック(感染爆発)」の様相を示している。

同国メディアによると、29日までに感染者は6061人、死者は133人となった。

感染者は、中国全土から世界各国に広がり、
日本国内でもバス運転手が武漢市からのツアー客を乗せて国内感染した。

こうしたなか、武漢市からの日本人退避第1陣、206人を乗せたチャーター機が29日午前、羽田空港に到着した。
日本政府の危機管理能力が問われる。

それにしても、地球規模の厄災をばらまいた、共産党独裁国家の現状はどうなっているのか。
中国事情に精通するノンフィクション作家の河添恵子氏が、
大手メディアが報じない「衝撃の裏情報」について緊急寄稿した。

          

■武漢市の医師が「意を決して」訴え

</aside>

「湖北省での感染者数は10万人を超え、病院が地獄と化し、助けを求めてパニックになっている。
それなのに、省政府は事実隠蔽のため『物資は十分ある』と語り、
外部からの援助を拒絶している」

封鎖された武漢市にある湖北航天医院の医師が、「意を決して」外界に訴えたという内容が、
1月25日ごろから複数の中国語メディアに報じられた。
「10万人」という数字は当然、中国当局の発表ではない。


ただ、WHO(世界保健機関)にも助言を行っている、
英インペリアル・カレッジ・ロンドンの感染症に関する研究センターの研究者、
ニール・ファーガソン氏も「10万人の感染の可能性がある」と語っており、
27日にガーディアンなど英メディアが報じている。

          

■習政権の保身政策でパンデミック寸前

習近平国家主席が、「感染蔓延(まんえん)の断固阻止」や「社会安定の維持」などの重要指示を出したのは、
12月8日の最初の感染報告から40日以上が過ぎた1月20日だった。

約1100万人の武漢市民の健康不安に一気に火をつけ、
市内の病院に患者が殺到し、騒乱状態となった。

診察まで半日どころか、翌日まで待たなくてはならないほどの機能不全に陥っている。
医師の感染死も確認されている。

香港大学微生物学・伝染病学系の袁国勇教授は1月11日時点で、
「武漢市の新型肺炎のウイルスは、浙江省舟山コウモリのコロナウイルス遺伝子に最も近い」と、
中国内外で影響力のある経済メディア「財新網」で明らかにしていた。

だが、そのころ、武漢市当局が行っていたのは、
感染拡大を最小限に食い止めるための患者の早期隔離ではなく、隠蔽のために奔走していたのだ。

揚げ句、中国有数の工業都市・武漢市への出張や、「春節(旧正月)」の恒例行事となっている旅行や帰省などを通じて、
一説には「29の省と都市」に患者が拡大し、世界各地に感染者が飛び火してしまった。 

中国政府は、27日から海外への団体旅行を禁じたが、
世界各国からの非難をかわすための、苦肉の“保身政策”と思わざるを得ない。

しかも、医療関係者や一般市民がSNSを通じて、
「パニックに陥った病院」や「人の姿が消えた街」を自由に発信することを恐れており、
見つかれば警察に捕まるという。

習氏の重要指示には「迅速な情報開示の徹底」が含まれていたが、
国内外に真実を伝えることを意味していないことが分かる。

          

さて、ウイルスの発生源は、野生動物が生きたまま、あるいは殺処分された状態で、
「食品」として売られている武漢の海鮮市場(華南海鮮卸売市場)と報じられている。
コウモリや、ハクビシン、サソリ、ヘビ、ワニなどのほか、コアラも売られていたとの話がある。

台湾人医師の1人は、「動物実験で使われた後、転売されて、市場で売られているのではないか」
といぶかしがる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンチェイジングな生き方は、人生を「ハツラツ」と過ごす、私は学び、瞬時に共感を深めて・・。

2020-01-30 15:42:42 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときお愛読している読売新聞のオンライン<time datetime="2019-02-15T11:00">を見ていたら、
『 アンチェイジングな生き方は人生ハツラツ! 』
と題された見出しを見たりとした。

</time>
私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、私は体力の衰えは実感してきたが、何かとプラス思考のひとりであり、
これまでの人生行航路を歩んできたが、《 <time datetime="2019-02-15T11:00">アンチェイジング </time>》って、
どのような意味合いなの・・と戸惑ったりした。

          

私は外資系の会社に長年勤めてきたが、定年後に多々の理由で年金生活を始めて、
早や16年生となっているので、英語が更に苦手となっている。

こうした心情で、こっそりと<time datetime="2019-02-15T11:00">アンチェイジングを辞書で調べたら、
</time>《・・加齢による身体の機能的な衰え(老化)を可能な限り小さくすること、
言い換えると、「いつまでも若々しく」ありたいとの願いを叶えることです。・・》
と記載されていて、私は微苦笑してしまった。

そして
今回の《・・<time datetime="2019-02-15T11:00">アンチェイジングな生き方は人生ハツラツ!</time>・・》って、
どのようなことなの・・と思いながら好奇心に負けて記事を精読してしまった。

この記事は、順天堂大学大学院教授の堀江重郎( ほりえ・しげお )さんの連載寄稿文であり、
昨年の2019年2月15日に配信され、読売新聞50年ばかり購読してきたことに甘え、
記事の大半を転載させて頂く。

          

《・・(略)・・女性のほうが男性よりも長寿ということは知っていますが、
平均寿命で見ると、厚労省が公開した「平成29年(2017年)簡易生命表」によれば、
男性は「81.09歳」、女性は「87.26歳」で、男女で6.17年の差があります。

☆幸福感が高い人が長生き

幸福感が高い人が、長生きをする傾向にあることはよく知られています。
政府の調査では、女性の幸福度がどの世代でも男性より高めで、
中でも65歳以上の女性の幸福度が最も高いことが報告されています。

高齢者の幸福度には、経済的な不安がないことや、健康不安がないことも重要な因子ですが、
特定非営利活動法人「老いの工学研究所」の調査では、
幸福な高齢者の特徴は、日々の生活の中に前向きに取り組んでいることがあることを指摘しています。

幸福な女性が男性よりも多いということは、女性がより長寿であることと関係あるかもしれません。

          

☆「女性は男性より3歳脳が若い」

今年に入ってからのアメリカのベストセラーにMary Piper(メアリー・パイパー)さんの
Women Rowing North(女は前向きに人生を漕(ルビ:こ)いでいく)という本があります。 

英語のRowing Northは、調子が上向くように自分で(人生の流れの中でボートを)漕ぐという意味。
女性がボートを漕ぐというのは日本ではあまりピンときませんが、
女性は加齢に臆することなく、たくましく、かつたおやかに人生の流れを漕いでいこうということでしょうか。

特に、この本がベストセラーになった背景には、
アメリカの70歳代女性が、いま社会的に輝いていることがあげられます。

例えば、国境に壁を造るというトランプ大統領と堂々と渡り合って
屈服させたことで知られる下院議長のNancy Pelosi (ナンシー・ペローシ)さんは78歳、
1月にゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞したGlenn Clos(グレン・クローズ)さんは71歳と、
70歳代が女性の華とばかりに「ハツラツ」と活躍しています。

そして今年の2月に、医学の世界でも、女性の若さに関する衝撃的な研究が発表されました。
女性の脳は3歳、男性より若いというのです。

脳の中のエネルギー代謝を測定して、人工知能(AI)で解析を行ったところ、
脳の老化度は女性のほうがどの年齢でも、男性より若いという結果になりました。

男性にはちょっとショッキングな研究ですね。
でも私の義母が80歳になっても数独を楽しんでいるところをみても、
女性の脳は若いというのは、うなずけるところです。

          

☆自信と意思決定力を持つ90歳以上の人々

脳が若いということは、心も健やかだということにつながります。

イタリア南部のチレントは、人口6万人に対し100歳以上が2000人もいるという長寿村です。
この村に住む91~101歳の人たちの特長は、自信があり、意思決定能力が高く、
さらに「頑固」である一方で周囲の変化に適応し、
物事を楽観的に捉えて困難を乗り越える能力が高いことにあるそうです。

ドイツの文豪ゲーテは『ただはつらつとした活動によってのみ、不愉快なことは克服される』と語っていますが、
「ハツラツ」とした毎日を送ることが、脳を若く保って、アンチエイジングする第一歩ですね!・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

          

私は民間会社で35年近く奮戦して2004年(平成16年)の秋に定年退職後、
多々の理由で年金生活を始めたので、年金生活は丸15年が過ぎ、早や16年生の身である。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んでいる。
       
こうした中、私が年金生活の2004年(平成16年)の秋の当初から、
我が家の平素の買物は、 私は自主的に買物専任者として宣言し、 家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、 買物メール老ボーイとなっている。

この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。

私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
結婚した当初からでも、 何かと家内と談笑したり、 やがて年金生活の中でも
ご近所の奥様、ご主人などと明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、 見知らぬ男性、 女性グループの御方たちと、
話しかけられたり、或いは話しかけたりして、 立ち止まって談笑したりしている。


このような午前中の過ごし方を定例事項のように過ごしてきた・・。

          

例外として、家内のボディガード、お供そして荷物持ちで、3週間に一度ぐらい駅前で買物、
或いは年に3回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急、京王などのデパートに買物、
そして庭の手入れ、国内旅行、懇親会、冠婚葬祭などで小用がない限り、定年後の丸15年を過ごしてきた。

こうした散策することは、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。              

そして
私は定年後に年金生活の始めた直後、独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、 と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、
戸惑いながら甘受したりした。

そして午後から夜の大半は、私は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、 或いは音楽も聴いたりしている。

そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。

          

今回、《・・
幸福な高齢者の特徴は、日々の生活の中に前向きに取り組んでいる・・

メアリー・パイパーさんのWomen Rowing North(女は前向きに人生を漕(ルビ:こ)いでいく)という本があります。 

英語のRowing Northは、調子が上向くように自分で(人生の流れの中でボートを)漕ぐという意味。
女性がボートを漕ぐというのは日本ではあまりピンときませんが、
女性は加齢に臆することなく、たくましく、かつたおやかに人生の流れを漕いでいこうということでしょうか
・・》

こうしたことを私は学び、そうですよねぇ・・と瞬時に共感を深めたりした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぬり絵、高齢者の脳ケアにも良い、こっそりと75歳の男性でも学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2020-01-29 12:39:08 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの NEWSポストセブン  】を見ていたら、
『 若い女性のストレス対策で注目のぬり絵、高齢者の脳ケアにも  』
と題された見出しを見たりした・・。 

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、私は過ぎし4年前の70歳を過ぎた頃から齢を重ねるたびに、
物忘れが多くなった、と改めて気付き、
独り微苦笑する時もある・・。

たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、その地の情景などは鮮やかに重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。

こうした深情を秘めてきた私は、今回の《・・ぬり絵、高齢者の脳ケアにも・・》と読み、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。

          

この記事は、『女性セブン』の2020年2月6日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン  】に1月28に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・若い女性のストレス対策で注目のぬり絵、高齢者の脳ケアにも 

ぬり絵といえば、“子供の遊び”と思いきや、
若い女性のストレス対策としてブームになり、今は高齢者のケアとしても注目されている。

一見、幼児でもできる単純な作業に、どんな秘密があるのか。
ぬり絵の効果を研究し、病院や高齢者施設などでの検証も重ねている精神科医の古賀良彦さんに聞いた。

          

◆人間たる所以「やる気」を効果的に刺激するぬり絵

「下絵を見て、色鉛筆を手に取って塗る。
この間にも脳の中は、目まぐるしく働いているのです」と、古賀さんは言う。

白い画用紙に、一から絵を描くことに比べても、それほど“頭を使う”ようには思えない、ぬり絵。
脳では、どんなことが起きているのだろう。

「まず下絵を見ます。
有名な絵画を題材にしたものなど、色のついた手本がある場合は、下絵と手本の両方を見比べる。

目から入ってきた情報は、脳の後ろ側にある後頭葉の視覚中枢で受け取り、分析。
脳の最上部、頭頂葉では、見たものの色形や位置関係などをしっかり見定めます」

この時、脳の側面、側頭葉では見たものの色形の記憶を蓄積したり、
以前に蓄積した記憶をたどったりして、スタンバイしているという。

「次に情報が、脳の前側、前頭葉に送られる。
ここでは、見たものや記憶を総動員して、どこからどの色で、塗っていくかなどのプランを立てます。

前頭葉の、ちょうど目の上のあたりには、“やる気”に関係する部位、
奥の方には、情動にかかわる部位があり、“よしやってみよう!”となれば、
前頭葉と頭頂葉の間あたりにある運動野に指令が行って、実際に手を動かします。

<figure id="attachment_1531633" class="wp-caption aligncenter" style="width: 532px; text-align: left;"> <figcaption class="wp-caption-text">

ぬり絵は脳全体を活性化させる(イラスト/オモチャ)

写真1枚

 

 

</figcaption> </figure>

こうして見ると、ぬり絵は脳全体がまんべんなく使われるのがわかります。

読書やなぞり書きなどの作業と比較した検証実験でも、
ぬり絵の脳血流量の増加(活性化)が顕著という結果が出ています」

ほかにも古賀さんの行った実験で、認知症の人を対象に1か月間ぬり絵を行ったところ、
特に重症者の多い病院患者の成績(HDS-R改訂長谷川式簡易知能評価スケール)の向上が際立ったという。

          


◆夢中になることでストレス解消になる

ぬり絵という簡単な作業で、これほど脳が活発に働いているのも驚きだが、
この簡単な作業で、高い効果が得られることが、ぬり絵の長所だという。

「たとえば料理やジョギングでも同じように脳が活性化しますが、高齢者には負担が大きい。
別のリスクを伴うことにもなりますね」

ぬり絵の場合は、準備と後片付けが簡単。
「今日はここまで」と途中でやめたり、再開したりもできる。

単純作業のため、やっている間の少しの時間、夢中になれる。
実はこれが脳にとっての大きなストレス解消になるという。


「日々生活していると、誰でもストレスを受けます。
そんな時、脳はホルモンを分泌して、心身がうまく働くようにコントロールしていますが、
ストレスがかかりすぎると脳自体が弱り、さまざまな不調が表れるのです。

ストレスフルな状況を、別の作業に夢中になって、一瞬でも忘れることが、
効率的なストレス解消。
それも“たまに”ではなく、20分くらいずつでも、“こまめ”に行うのがよいのです」

高齢者はのんびり見えて、心身の衰えや家族、周囲との人間関係で大きなストレスを抱えており、
意識的にストレス解消を試みることが必要だ、と古賀さんは言う。
ぬり絵が高齢者施設でのケアに盛んに取り入れられているのも、そのあたりに理由があるようだ。

「アルツハイマー病で、ものの位置関係を認知する頭頂葉の機能が低下すると、
自分がどこにいるかが、わからなくなり、迷子になったりします。

こんな状態でも、絵のコンパクトな構図に向き合ってぬり絵を楽しめば、
衰えた部位のトレーニングになるのです。
認知症があっても、ぜひ気軽にやってみてください」

          

◆高齢ビギナーは手本つきを。慣れたら好きな絵を選ぶ

老親へのプレゼントとしての、高齢者向けのぬり絵の選び方を聞いた。

「最初は手本のあるものが、始めやすいでしょう。
ぬり絵の醍醐味は、やる気が湧いて夢中になること。

理論的に考え、やる気や面白がる情動を動かす働きは、
人間だけが発達している“人が人たる所以”といわれる活動ですが、
それだけ働かせるのにエネルギーが必要です。
高齢者は活性化したい部分ですが、少々ハードルも高い。

そこで、手本のとおりに塗っていけば、楽に成果が手に入る形にすると、
グンとハードルが下がります。

好きな絵柄を選ぶのがいちばんですが、
浮世絵など日本画が題材のものは、輪郭線がはっきりしているので、塗りやすくおすすめです」

慣れてきたら、手本なしのぬり絵で、オリジナリティーを発揮。
複雑な構図にも挑戦したくなれば、ますます楽しくなりそうだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

今回、ぬり絵の効果を研究し、
病院や高齢者施設などでの検証も重ねている精神科医の古賀良彦さんの解説に導かれて

多々教示された。

そしてぬり絵は、高齢者の脳の活性化に良い、と学んだりした。

しかしながら私は男性のひとりで、ぬり絵をするよりは、殆ど毎日のように、
自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。

こうした根底のひとつには、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活丸15年を過ごしてきた。

そして私は寝たきりなどは、ささやかな日常のささやかな願いも制約されるので、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症とか心筋梗塞などは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

                 

こうした中、齢を重ねると誰しも『もの忘れ』が多くなるが、
『認知症』とは明確に違いがあると学び、私のささやかな6か条となっている。   

【 加齢によるもの忘れ 】

・体験したことやイベントで起きたことの一部を忘れてしまう

・知っている人の名前が思い出せない

・ヒントを与えてもらえば思い出せる

・忘れたことを自覚している

・急激にもの忘れが悪化することはない

・日常生活に支障はない

このようなことを思い重ねて、自身を叱咤激励する時があるよなぁ・・
と微苦笑を重ねたりした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健康診断の基準値 「緩すぎる」と指摘される項目も存在、高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2020-01-28 14:39:19 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの NEWSポストセブン  】を見ていたら、
『 健康診断の基準値 「緩すぎる」と指摘される項目も存在  』
と題された見出しを見たりした・・。 

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、私は年金生活の中で、『国民健康保険』に加入していて、
年に一度だけ市より健康診断の通知が来て、基本の検査以外に、
『胃がん』と『大腸がん』の検査を受診してきた。

過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は健康診断の結果、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。

私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医師に懇願した。

そして高橋真梨子さんが唄われた『桃色吐息』は妖艶であるが、
体力の衰えた66歳の私は、青色吐息のような表情で、内科の医師のアドバイスを聴いたりした・・。

私は家内との共通趣味は国内旅行であり、糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。
このような時、家内と共に旅行の宿泊先で美味しい夕食を頂けそうな時、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりした。

やがて医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、 軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。

この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら野菜を多くした料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。

そして私は、ウォーキングをしたり、或いは早足で遊歩道を歩いたりし、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。

こうした中、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外は、ほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。

そしてこうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、

日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。

          

このように私は、この内科専門医院の医院長の診察を10年ばかり受けた来たので、
秘かに私にとって主治医かしら、と思ったりしてきた。

そして年に一度だけ市より健康診断の結果は真摯に受け止めてきたが、
今回の《・・健康診断の基準値 「緩すぎる」と指摘される項目・・》つて、
どのようなことですか、と思いながら記事を精読した。

この記事は、『週刊ポスト』の2020年1月31日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン  】に1月25日に配信され、
無断ながら転載させて頂く。
          

              

《・・健康診断の基準値 「緩すぎる」と指摘される項目も存在

毎年、多くの人が受ける健康診断。
切り離せないのが「基準値」だ。

そもそも健康診断における基準値は、各臨床学会のガイドラインなどをもとに厚労省が定めている。
健診後に生活習慣病改善のための保健指導が必要となるレベルは「保健指導判定値」、
重症化防止のための治療が必要となるレベルは「受診勧奨判定値」として示される。

例えば高血圧については、上の血圧(収縮期)が130mmHg以上なら保健指導の対象、140mmHg以上なら受診勧奨となる。

脂質異常症を引き起こすとされるコレステロール。
現行の基準値では、LDL(悪玉)コレステロールが120mg/dl以上なら保健指導となり、
140mg/dl以上なら受診勧奨となる。

だが健康診断の数値に詳しい、東海大学名誉教授の大櫛陽一氏がこう語る。
「コレステロールは、体に必須の物質でもあり、血管を丈夫にする働きがあります。
日本ではLDLが120以上だと高いとされ140を超えると投薬治療が必要だとされてしまいますが、
この基準は厳しすぎる。

欧米では190以下が基準であり、私が日本でのデータを解析した結果からも200を超えなければ、
問題ないと考えています」

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出されるBMI(体格指数)は、
25以上になると「内臓脂肪がたまっているリスクがある」として食生活の改善などを促される。
だが近年の研究では、この基準を疑問視するものが少なくない。

北海道大学大学院などが約2万7000人の高齢者(65~79歳)を11年以上にわたって追跡調査したところ、
BMI20~29.9の間で総死亡リスクに大きな差はなかった。

医療経済ジャーナリストの室井一辰氏の指摘。
「海外の調査では、“太っているほうが、痩せているより健康だ”との結果が複数存在します。
中肉中背のほうが、がんになりにくく、BMI28程度の肥満傾向なら死亡率に関係しないとの結果も出ている。
BMI25で線引きする日本の基準値は、厳しすぎる印象です」

 

<figure id="attachment_1529557" class="wp-caption aligncenter" style="width: 630px;"> <figcaption class="wp-caption-text">

「基準値」と全然違う「健康な人の数値」

写真2枚

 

 

</figcaption> </figure>

◆「基準値内は健康」の間違い

基準値は、厳しすぎるばかりではない。
逆に緩すぎると、指摘される検査項目もある。

血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンと、ブドウ糖が結合する割合を示す「HbA1c」は、
糖尿病を診断する際に用いられる。現状の基準値では6.5%を超えると受診勧奨となる。

「この数値を超えてから受診しても遅すぎます」と指摘するのは、
にしだわたる糖尿病内科院長の西田亙医師だ。

「糖尿病は、単に血糖値が高くなる病気ではなく、
体内の細い血管がダメージを負うことで網膜症、腎症、神経障害という3大合併症を引き起こします。
受診勧奨の基準値であるHbA1cの数値6.5%は、
すでに網膜症が進行して目の奥で出血が始まってもおかしくないレベル。

しかも5%後半になると、太い血管までダメージを負い、心筋梗塞や脳梗塞などにつながるとの報告もあります。
日本では6.5%が糖尿病の入り口とされますが、本来は5%後半で黄信号、
6.5%で赤信号くらいの危機感を持ち、できるだけ早く治療を始めるべきです」(西田医師)

          

肝臓や胆道に異常があると数値が上昇するγ-GTP。
51U/Lで健康指導の対象となるが、大櫛氏は「この基準値は甘い」とする。

「私が算出した健常な人の上限は、男性でいえば60~64歳で49まで、
65~69歳で48までという結果でしたが、女性では60~64歳で31まで、
65~69歳で29までと現行基準値と大きくひらきがあった。
これでは早期の異常が見逃される可能性があります」


新潟大学名誉教授の岡田正彦氏は別の観点から指摘する。
「γ-GTPは飲酒量が多ければ上昇し、少なければ減少するもので、
『肝臓の健康度合い』を示した数値であるというエビデンスはありません。

飲酒は、がんのリスクを高めます。
数値が高い人は飲酒量を減らすべきですが、
基準値に収まった人も『低いからもっと飲める』と考えるのは誤りです」

基準値があることによって、病気のリスクをわかりやすく体感できるし、健康管理の指標にもなる。
だが、基準値を守れば、必ず健康を維持できるというわけではない。

病気のリスクは、個人個人で異なると認識することが大切だ。

          

NPO法人医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医師が指摘する。
「誰がどの病気になるかは、基準値で一定に線引きできるものではなく、
家族歴や既往歴などによって一人ひとりのリスクは異なります。

健康診断の基準値を絶対視して一喜一憂するのではなく、
あくまで生活習慣改善のひとつの指標として捉え、
前の年と比べて大きな変化がないかなどを毎年チェックすることが重要です」

健康診断の結果を真に活かせるかどうかは、受診者次第なのである。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

私は15年前の定年退職時は、身長は170センチ、体重は70キロであったが、
最近は身長は齢を重ねた結果と思われるが、無念ながら2センチぐらい縮んできた。

問題は体重で78キロの最悪の時もあったりし、昨今は72キロで安定してきた・・。

今回、BMI(体格指数)に関して、
《・・海外の調査では、“太っているほうが、痩せているより健康だ”との結果が複数存在します。
中肉中背のほうが、がんになりにくく、BMI28程度の肥満傾向なら死亡率に関係しないとの結果も出ている。
BMI25で線引きする日本の基準値は、厳しすぎる印象です・・》と学び、
私は少し肥満体の私は、もしかしたら長生きできるかしら、と微笑んだりした。

私は、我が家の最寄りの内科専門医院の医院長の診察を10年ばかり受けた来たので、
秘かに私にとって主治医かしら、と思ったりしてきたので、
的確に忠告を受けたりした。

昨年は心臓を悪化した結果、タバコを禁煙したが、
この後は、カンロ飴などを食べたりした結果、血糖値が高くなり、
この医院長より忠告を受けて、やむなくノンシュガーの飴に切り替えて、
やがて正常の範囲に戻ったりした。

          

お酒に関して、私は65歳の頃までは呑兵衛のひとりであったが、糖尿病となり、
これ以降は国内旅行、冠婚葬祭、懇親会以外は、原則として5日に1回を晩酌の日と決めて、
その日に応じて日本酒、ワイン、ビールを呑んだりして、早や10年となっている。

お酒は高揚感を増し、ときとして失墜感を深める不思議に薬であるが、
食事と共に頂く日本酒、或いはワイン、そしてビールなどは、料理の風味を倍増させるし、
知人、友人との歓談、そして談笑には効力が深まる。

そして失墜感の時に呑む時は、これも人生だょねぇ・・と自身を叱咤激励することが、
私としては多かったりした・・。

          

そして齢を重ねるたびに、何かを断念しなければ、男性の平均寿命の81歳の頂上が見えないよなぁ、
と私はときおり微苦笑したりしている。

こうした中、私は認知症、心筋梗塞など何よりも恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市原悦子さんが残された『いいことだけ考える』、私は人生の集約された名言と深く感じて・・。

2020-01-27 12:39:11 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 文春オンライン 】を見ている中、
『 「あ、準備しなきゃな」市原悦子さんが75歳のちょっと前から断捨離を始めた理由 』、
       ~ 市原悦子が残した25の言葉 ~ 』と題された見出しを見たりした。

私は都心の郊外に住んでいる年金生活の75歳の男性であるが、
市原悦子さんにはお逢いしたこともないひとりである。

過ぎし東京オリンピックが開催された1964年の秋に、
私は映画の脚本家になりたくて大学を中退した頃、新劇の『俳優座』が日比谷にある日生劇場で、
『ハムレット』を公演して、私は観劇した。

ハムレットを演じた仲代達矢さん、オフィーリアを演じた市原悦子さんであったが、
仲代達矢さんは映画の作品にも数多く出演されていたので好感していたが、
この当時の市原悦子さんは私にとっては無知であり、俳優座の有数の女優から抜擢された御方、
と思ったりした程度であった。

やがて私は映画、文学青年の真似事も20代の前半で敗退して、
民間会社のサラリーマンに奮闘して、やがて50歳の頃に、
テレビでアニメ『まんが日本昔ばなし』の声優として、常田富士男さんと共に声優として出演され、
私は瞬時に圧倒的に魅了されたりしてきた。

この後、テレビのインタビュー番組に出演されて、私は好感されながら視聴していたが、
今年の一月に逝去された、と私は知ったりした。

このような私としては、ほんの少し知っている市原悦子さんに対して、
おこがましいが、やはり市原悦子さんの人生の軌跡を学びたく、
記事を精読してしまった・・。

          

この記事の原文は、ノンフィクションライターの沢辺ひとみ(さわべ・ひとみ)が、
今年1月12日に惜しまれつつも亡くなった市原さんが生前に遺していた「ことば」をまとめた書籍『いいことだけ考える』を
上梓されて、この中の一部を【 文春オンライン 】に2019年12月8日に公開された記事であり、
無断ながら転載させて頂く。

☆10ヵ月ぶりに病院から自宅へ戻り、自宅療養が始まった

2017年8月21日、自己免疫性脊髄炎で入院していた市原さんは、
約10ヵ月ぶりに病院から自宅へ戻り、自宅療養を始めた。

訪問医、看護師、理学療法士、介護ヘルパーなどが、毎日のように訪ねてくる。
長い間、『家政婦は見た!』の主役を演じてきた市原さんは、
初めて住み込みの家政婦さんを雇うことになった。

市原さんの2人の妹さんや亡き夫の姪御さんで作る「チーム市原」に、
この年の一月からわたしも加わり、週2回、彼女のもとを訪ねて話し相手となり、色々なお手伝いをした。

新しい生活に慣れると、市原さんはベッドの上で、
7月に出版された『白髪のうた』(春秋社)に毛筆でサインを始めた。
わたしはサインに朱印を押したり、手紙の代筆をしたりする。

そんなとき、「お習字の道具はどこですか?」とか「住所録はどこにありますか?」と聞くと、
市原さんはすぐに答えてくれた。

その答え方は「引き出しの○番目」とか、「押し入れの上から2番目の棚の右の方」といった具合で、
家のどこに、何をしまっているかを、驚くほど正確に覚えていた。

都内の自宅マンションは、まだ俳優座の舞台女優であったころ、
「清水の舞台から飛び降りる」思いで購入したものだ。

内装の材料に木と紙だけを使ったこの家に、市原さんは夫の塩見哲さんと50年近く暮らした。
その間に同じマンションの一階上の部屋が売りに出て、購入した。

          
☆ハンカチを、手縫いで何枚も丁寧につなげて作ったキッチンの暖簾

仕事の打ち合わせや麻雀でお邪魔したとき、わたしが通されたのは、この上の階の部屋だった。
完全にプライベートな空間である下の階に対し、
こちらは応接間兼塩見さんの書斎兼稽古場になっていた。

右手の壁面は塩見さんの蔵書で埋まり、左手は全面両開きの棚で、十分な収納力がある。

雑誌記者から「暇なときは、何をされてるんですか」と聞かれると、
いつも市原さんは「お片づけ」と答えていた。

妹さんたちも「姉は、お片づけが大好きでした!」と声をそろえる。
キッチンの暖簾(のれん)も、刺繍がほどこされた小ぶりな木綿のハンカチを、
手縫いで何枚も丁寧につなげて、手づくりしていた。

          

☆『あ、準備しなきゃな』と思い、断捨離を始めた

市原さんが断捨離を始めたのは、自身の病気がきっかけである。

「69歳で、肺がんの手術をしたでしょ。
ごく初期だから何の症状もなかったけど、先生が『手術しろ』って言うし、
セカンドオピニオンも同じだったから。
それをきっかけに、体調も崩れてきたのね。

その時から、『あ、準備しなきゃな』と思い始めて、75歳のちょっと前から断捨離を始めたんです。
まず大きいものを全部手放しました」

最初に処分したのは、バブルの頃に買った伊豆の土地である。
稽古場を建てたいと夢をふくらませて、何度も設計図を引いたが、結局は二束三文で手放すことになった。

次に整理したのは大京町の事務所だ。
「耐震性に問題があったんだけど、住人が年寄りばっかりで、
建て直すのかって言ったら、お金は出さないし、じゃあ修理するかとも決まらない。

管理組合も、もめてもめて全然埒(らち)があかなくて。
『ああもう売っちゃえ!』って。
病気になると、もさもさしたのがイヤになるの」

こういう時、市原さんの決断はすばやい。
本格的な断捨離が始まったのは2011年、東日本大震災の前である。

山田洋次監督の『東京家族』の母親役に抜擢されたが、震災による撮影延期のため時間ができた。
翌年2月には、S状結腸腫瘍で映画を降板。

          
☆「写真をビリビリ破いて捨てたの」

雑誌『ゆうゆう』2011年3月号で、
最近、段ボール箱3つにぎっしり詰まっていた写真を整理したことを話している。

「ものを持っていると縛られてしまいますから、
常に常に、ものを減らすということをここ数年、心がけているんです。
でも、写真の整理は本当に大変でした。延べ20日間くらいかかりました」

これまでの膨大な写真を上階の床に全部広げて、
プライベート、親族、友人、舞台関係、映画関係、テレビ関係、歌のステージ、バラエティに分類した。

「一つの出来事につき、数枚しか残さないと決めて、写真を選びました。
記録として残しておきたいもの、写真としておもしろいものを選びます。
10枚から2枚選んだら、あとの8枚はビリビリ破いて捨てました。
破らないと、また拾ったりするかもしれないから」

そのとき気づいたことをこう語っている。
「どなたの場合も、カメラを見てニッコリの写真は、おもしろくない。
写真の中の光と影にぞくぞくして、空気や風や心の動きが感じられる写真がいいですね。

うまくできなかった舞台の私は、写真でもつまらない顔をしているということもわかりました。
写真の山と格闘して、そんな発見もして、大変だったけどおもしろかったです」

          

☆天然繊維の、すてきな生地に包まれていたい

写真の後は、台本や、雑誌、新聞記事を整理した。
それから洋服も片づけた。
いくらデザインや柄が好きでも、生地の良さを優先し、人工素材のものは思い切って捨てた。

「天然繊維にこだわる私は、織り、染め、色の良さにひかれるようになりました。
そして生地の暖かさ、涼しさ、肌ざわりも気になってね。
まあ、すてきな生地に包まれていたいです」

2013年の9月には2年がかりで完成した『やまんば 女優市原悦子43人と語る』を春秋社から出版し、
役者人生の総まとめをしている。

翌年4月に夫の塩見さんを見送ると、
1年近く「自分の人生も終わった」と魂が抜けたような状態になっていたが、
遺品や衣類を整理し、樹木葬にすると決め、追悼集を編集するうちに、気持ちも整理されたのだろう。
少しずつ元気を回復した。

          
☆独り身になると、シンプルに生きていくようになる

塩見さんはおしゃれな人だった。
「あなたのコートやシャツ。
カッコよくて、豊かな天然繊維でつくられた、それらを着ると、守られている安心感にホッとします。
暖かく包まれます。

あなたがいつも言っていた『着てごらん、着られるよ』って。
毎日、着ています。
ほんとに着心地がいいの、ありがとう!」

2016年の春に自費出版した『月に憑かれたかたつむり 塩見哲へのレクイエム』に添えたことばである。
その秋口にはこんなことも言っていた。

「身辺を片づけて、きちっとしておこうというのも、誰かいれば、やってくれるって思う。
1人になると、それが使命になるのね。
たった2人の家族なのに、私は塩見に頼りきっていた。

誰でも独り身になると、シンプルに生きていくようになってるのね。
ごちゃごちゃ物を持ったり、買い込んだりしないで。
甘さがなくなって、強くなるのよね」

          
☆「食器は、ご飯茶碗とお椀とお皿と小鉢があれば」

この2ヵ月後、市原さんは自己免疫性脊髄炎で倒れる。

「モノを減らして、お部屋も小さくして、髪も短くして、
リヤカーひとつで、引っ越しができるような暮らしが理想です。

食器は、ご飯茶碗とお椀とお皿と小鉢があれば、それだけでいい。

着る物は、あいもの4枚、冬物2枚、カシミヤのコート1枚、それでけっこう。

洋服ダンスに全部掛けても、すき間がたっぷりで空気が通り抜けるようにする─できたらね。(笑)」
(『婦人公論』2018年7月10日号)

2018年の春には、NHKの深夜番組『おやすみ日本 眠いいね!』の一コーナー「日本眠いい昔ばなし」の朗読に復帰した。

5月14日には車椅子で収録した後、ライターや友人、マネージャーに囲まれ、とても楽しそうに話していた。
たった1年前の話だ。



私はこうしたノンフィクションライターの沢辺ひとみ(さわべ・ひとみ)が綴られた市原悦子さんの、
晩年の言動を教示されて、清冽な日々を過ごされ感銘させられたりした。

この後、ノンフィクションライターの沢辺ひとみ(さわべ・ひとみ)が、
市原悦子さんの葬儀に綴られた幾多の文を読み、瞼(まぶた)が熱くなったりした。

この文は、稀な名文と私は深く感じたりし、転載させて頂く。

《・・
出棺のとき、青山葬儀所の建物の外に出ると、
青空の下、沿道を埋める人々の群れが目に入った。

平日の昼間だというのに、どこからこんなにたくさん集まってくれたのだろうか。
500人は下らない。おそらくファンの人たちだろう。
市原さんが好きだというその想いだけで集まってくれたのだ。

市原さんを乗せた黒い車が門を出て行くとき、彼らはいっせいに手を振って見送ってくれた。
その姿に思わず胸が熱くなった。

斎場で、係員が市原さんのお骨の立派さを称え、
喉仏と顎の骨は特に大きいと言ったとき、悲しみが込み上げた。
あの色とりどりの声は、もう聴けない。

すべてが終わり斎場をあとにするとき、ふと誰かに呼び止められたような気がして振り返った。


背後の壁に平山郁夫画伯の「飛天」の陶板画があった。
幅3メートルもあるその絵には、100人ほどの飛天が描かれている。

中央には二人の天女がこちらに微笑みかけ、
その周りで祈る者、笛を吹く者、踊る者が、黄金の領巾をまといながら浮遊している。

わたしは胸がドクンと鳴るのを感じた。
市原さんは宇治平等院の天女が好きだった。
羽衣を風になびかせ、空中を自由に舞い踊る天女は、市原さんそのものだった。

晩年、地上の市原さんは身体の自由を奪われた。
陶板画の前で茫然と立ち尽くすわたしの耳に、市原さんの、あの懐かしい声が聞こえてくる。

「昔、死を前にしたお友達に『今、どんなことを考えているの?』と聞いたことがあるの。
彼女の答えは『いいことだけ』って。
病床にあっても、あんなことしようとか、こんなことしようとか。
何かを創り上げていく想像は心を穏やかに、豊かにしてくれる。〈いいことだけ考える〉――。今の私も同じね」

市原さんは、どんなときも、魂の自由は失わなかった。
彼女の好きだった『梁塵秘抄』の一節、「遊びをせんとや生まれけむ」が、思わず口をついて出た。

肉体から抜けた市原さんは、今、天女となって、
再び大空を縦横に走り、自由に飛び回っているのだろう、そんな気がした。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

人は誰しも半生期間は苦楽を重ねて、やがて齢を重ねれば身体は衰える中、
どのような指針で老後を過ごすかは、それぞれの御方は難題でもある。

今回、女優の市原悦子さんが『いいことだけ考える』を指針に過ごされたことは、
私は人生の集約された確かな名言・・と私は深く教示されたりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年金生活の私でも、令和元年の『所得税の確定申告』を本日作成し、微苦笑を重ねて・・。

2020-01-26 14:15:29 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を尊重して、日常を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金、郵便個人年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や16年目となっている。

こうした年金生活の中で、確定申告に関しては、厚生年金、わずかな企業年金以外に

積立型個人年金の分割払い、或いは医療控除があったりし、
毎年の2月の頃には、『所得税の確定申告』を所属地域の税務署に郵送をしたりしてきた・・。

          

私は現役サラリーマン時代は、親会社が都市銀行の金利より優遇されているグループ内拠出貯金を知り、
20年間ばかり給与より差し引かれる貯金をしてきた。

或いは50歳過ぎた頃、家内が郵便局に偶然見かけた『据置定期年金保険』を知り、
確か900万円を定期にすれば、5年過ぎた後、1000万円を10年分割する個人年金に、
私は加入したりした。

やがて私は定年退職後、多々の理由で年金生活を始めた当時は、
幸いに住宅ローンを終えていた。

しかしながら私は1944年(昭和19年)9月生まれであったので、
年金の満額の支給は62歳であり、それまでの2年間は満額のほぼ半分となっていたこともあり、
グループ拠出貯金は我が家の家計に、大いに助かったりした。

そして私が63歳より、『据置定期年金保険』の個人年金を受け始めて、
お得感があったよねぇ、と家内から私は言われたりしてきた。

このように年金生活は、年金収入があっても、家計は平均として毎月7万円前後が赤字となる家庭が多いと学び、
もとより貯蓄で補(おぎな)っていることもあり、働いている時代は貯金が大切だよねぇ、
と何かとグウダラな私でも、感じ深めてきた。

           


過ぎし3日前、私は『所得税の確定申告』の確定申告の医療控除の準備を始めたりした・・。

私たち夫婦は、一昨年までは入院することなく丸14年過ごしてきたが、
15年目の昨年は私が2度、家内は一度入院した稀(まれ)な年となったりして、
平年より医療費が増加してきた。

このような状況であり、家内が保管している病院の医療費、これに関連した治療の薬代金、
或いはドラッグ・ストアーで買い求めた薬代金などの領収書の封筒を取り出して、
医療控除の基礎資料をエクセルで作成したりした。
            
やがて本日、ネットの国税庁のホームページの『確定申告書等作成コーナー』をパソコンで開き、
郵送されてきた厚生年金、企業年金、郵便個人年金の確定申告用の書類を取り出して、
入力を始めたりした。

こうした中で、年に一回の作業なので、忘れてしまったかしら、
と不安げにパソコンの画面を見たりしたりした・・。


私は恥ずかしながら『e-Tax』の方法に自信がなく、定年後のここ15年間は、
ネットの国税庁のホームページの『確定申告書等作成コーナー』をパソコンで開き、
源泉徴収票などの書類に基づいて、入力している。

やがて、『課税される所得金額』が自動計算され、還付金が3000円と表示され、
我が家としては医療費が多かったが、還付金がたった3000円と知り、微苦笑したりした。

そして『確定申告書等作成コーナー』に基づいて、提出分、そして私用の控え分をプリントした。

          

いずれにしも2月初旬には、所属地域の武蔵府中税務署に『所得税の確定申告』を郵送して、
年金生活の私でも、所得税を正しく申告する国民の責務として果たす。

もとより国税の所得税、相続税、贈与税など、地方税の住民税、固定資産税などを、
脱税する悪しき御方は、非国民と私は思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もとより眼は、大切な一生のお友達です、高齢者の私は思い深めて、微笑みを重ねて・・。

2020-01-25 15:49:03 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活の75歳の身であるが、
過ぎし年の4年前に白内障の手術を左眼、そして右眼の受けて、
それまで酷い近眼の0.03であったが、手術後まもなく0.8前後の視力となったりした。

そして私は高校生よりメガネを愛用してきたが、メガネが55年ぶりに不要となり、
何かと酷い近眼で劣等感を感じてきた私は、人生観さえ変わったりした。

やがて昨年の3月の初めの頃、私は突然に左眼だけが酷い白内障になったように視力が激変し、
結果的には4月2日より、眼科医院に6泊7日して左眼の 硝子体手術を受けたりした・・。 

このように眼に関しても、何かと深い体験をしたりしてきた。

そして長年、酷い近眼だった私は眼に関しては、何かと劣等感もあったりしたが、
もとより眼は、大切な一生のお友達と思い深めている。                             


私は白内障の手術を受けてきた眼科専門医院は、この前後を含めて、
少なくとも数10回通院してきたので、 医院長をはじめ10数名のスタッフとも、 顔なじみとなり、
私は少し遠慮しながらも談笑したりしている。

ここ一年、5回ばかり訪れて、眼科の多彩な検診を受けた後、
ドライアイ気味の私は、 いつものように眼を保護し、乾燥を防ぐヒアレインと名付けられた『点眼液』を頂き、
殆ど一日に3回ぐらい両眼に点眼している。

http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=9721

☆  くすりのしおり 公式サイト・・私が点眼しているヒアレイン『点眼液』 ☆

過ぎし白内障の手術を受けて2週間後の当時、
眼科医院の中で、 若き30代の女性スタッフより、ヒアレイン『点眼液』の注(さ)し方を教えて下さった。

『点眼液は、たくさん付けても・・眼から外に出てしまいますので、
たった1滴が最適で、まばたきしなくて、静かに目をつぶって、 1分ぐらいじっとしておくのが良いですよ・・』、
と私は学び、これ以来忠実に守って、今日に至っている。

そして白内障の手術を受けてきた眼科専門医院より指定されたヒアレイン『点眼液』を 信愛して4年が過ぎている。

          

そして昨日、私が大切にしている乾燥を防ぐヒアレインと名付けられた『点眼液』が少なくなったので、
眼の検査も兼ねて、白内障の手術を受けてきた眼科専門医院を訪れた。

まもなく視力と眼底などを検査を受けたりしている中、
若き女性のスタッフに、
『眼は、大切な一生のお友達ですよ・・』
と私は微笑みながら言ったりした。

この後、医院長より私は精密検査を受診後、
『異常なし・・です』
と医院長は微笑しながら、私に言ったりした。

まもなく受付の近くで、本日の支払い490円を支払ったりした。

この後、調剤薬局で、乾燥を防ぐヒアレインと名付けられた『点眼液』を6本分を受領して、
310円を支払ったりした。

そして駅前に向かう途中で、私は昨年の9月より、
『後期高齢者医療被保険者』の身となり、負担金は原則として『1割』の為、
本日の支払いは、1000円足らずとなったりした。

そしてぼんやりと、無職の年金生活の私でも、
増大している75歳以上の方の医療費の後期高齢者医療制度は、
大丈夫かしら、と微苦笑したりした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

認知症の発症率を上げる食べ物の一覧、こっそりと高齢者の私は学び、やがて驚嘆して・・。

2020-01-24 13:10:10 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【介護ポストセブン】を見ていたら、
『 認知症の発症率を上げる食べ物一覧 肉や菓子パンをよく食べる人は要注意! 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅み住む年金生活の75歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んでいる。

こうした中、私が年金生活を始めた2004年(平成16年)の秋の当初から、
我が家の平素の買物は、 私は自主的に買物専任者として宣言し、 家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、我が家より歩いて、スーパー、専門店など歩いて行き、 買物メール老ボーイとなっている。

この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。

こうした根底のひとつには、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活丸15年を過ごしてきた。

そして私は寝たきりなどは、ささやかな日常のささやかな願いも制約されるので、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症とか心筋梗塞などは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

                 

こうした深情を重ねている私は、 今回の《・・認知症の発症率を上げる食べ物一覧・・》って、
どのようなことですか、と思いながらこっそりと記事を読んでしまった。
 
この記事は、『女性セブン』の2020年1月30日号に掲載された記事であり、
関連の公式サイトの【介護ポストセブン】に1月23日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・認知症の発症率を上げる食べ物一覧 肉や菓子パンをよく食べる人は要注意!

もはや国民病ともいえる「認知症」。
発症すれば、心身の自由だけでなく、大切な人との思い出まで奪われる。

原因も治療法も謎が多い病だが、認知症もほかの病気と同じく、
食事や生活で発症リスクが大きく左右されるようだ。
古今東西の統計と研究から、“ボケない”ためのヒントを得たい。

これまでの「自分」を失う──そんなイメージから、
あらゆる病気のなかでも、特に恐れる人が多い「認知症」。

2012年、認知症患者は462万人だった。
65歳以上の7人に1人が発症する程度だったが、
内閣府の試算によれば、5年後の2025年には5人に1人に、2060年には3人に1人にまで増えるという。

認知症を避けるための方策については、世界中で研究が行われているが、
詳しいメカニズムについては、未解明の部分が少なくない。
まずは、現在までに明らかになっている認知症の知識を身につけておこう。

          

認知症には、大きく分けて3つのタイプがある。
最も多い「アルツハイマー型」は、認知症患者の約半数を占める。

脳にアミロイドβやタウタンパク質という有害ゴミがたまり、
それが神経細胞死を招くことが原因とされている。
ついさっきのことも忘れる「短期記憶障害」が急速に進行する。

次いで多いのが「レビー小体型」で、全体の2割ほど。
脳にレビー小体というたんぱく質がたまり、やはり脳の神経細胞が減っていく。
こちらは幻覚があるのが特徴だ。

残る1つが「血管性認知症」と呼ばれるもの。
脳出血、脳梗塞で、脳細胞が死滅することが原因となる。


私たち素人には、単なる物忘れと認知症の違いを見分けることも難しく、今のところ特効薬もない。
しかし、絶望するのは早い。

早期発見・早期治療で、進行を遅らせることができるのも認知症の特徴だ。
ならば、できるだけ認知症を遠ざけたい・・。

本誌は世界各国の研究データや統計をもとに、認知症リスクにかかわる食品と生活習慣をまとめた。

          
☆赤身肉の食べすぎが脳の老化を招く

牛や豚、羊の肉をよく食べる人は、注意を払った方がよさそうだ。
昨年発表されたシンガポールの研究では、
「Red meat」(牛や豚などの獣肉)の摂取量が最少だったグループと比較すると、
最多だったグループは認知機能障害のリスクが16%高かったという。

ちなみに、鶏肉では、摂取量と認知機能との間に相関関係は認められなかった。

一方で、積極的に口にすべき食品も浮かび上がった。それはシーフード。
生鮮の魚介類の摂取量が多いグループは認知機能障害のリスクが12%低下したというのだ。
ただし、缶詰や干ものなどの加工された魚介類では、逆に19%リスクが増える。

米国・ハーバード大学研究員の経験を持つボストン在住の内科医、大西睦子さんが言う。
「肉を食べすぎると、高血圧を引き起こし、脳の血管にもダメージを与えると考えられます。
さらに、認知症の遺伝的なリスク要因といわれる『アポリポタンパクE』を持つ人が高血圧を放置すると、
アミロイドβがより多く蓄積するという報告も。

また、鉄分の摂りすぎや、加熱した赤身肉によって、
体の糖化が促進されることも原因の1つと推測されます」(大西さん・以下同)

糖化は、“体のサビ”ともいわれ、老化を早める原因だ。
言うまでもなく、脳の老化も早めてしまう。
しかし、かといって肉類をまったく食べないのもNG。

「肉にはビタミンB群や鉄、亜鉛などの重要なミネラルが豊富なうえ、
植物性たんぱく質に比べて体が利用しやすく、
人間の体内で作り出せない必須アミノ酸が摂れるため、適量は食べるべきです」

魚介類や乳製品、卵で動物性たんぱく質を補いながら、肉類の摂取量をコントロールするのが理想的だ。

          
☆油はバターよりオリーブオイル

近年、認知症リスクを下げる食生活モデルとして注目されているのが「地中海食」。

国立長寿医療研究センター・長寿医療研修センター長の遠藤英俊さんが説明する。
「地中海食とは、青魚や大豆製品、乳製品、緑黄色野菜、果物、オリーブオイルを中心とした食生活を指します。
WHO(世界保健機関)が2019年5月に出した認知症のリスクを下げる予防ガイドラインでも、
地中海食は認知症リスクを下げるとされています」

実際に地中海食を取り入れた人についての研究論文も発表されている。
2014年、米国・ノースダコタ州の研究では地中海食をよく食べる群は、
あまり食べないグループに比べて、認知症の発症リスクが33%も低かったという。

なぜこの食生活で、認知症リスクを軽減できるのか。

医療経済ジャーナリストの室井一辰さんはこんな見方をする。
「地中海食といわれるものは、魚と野菜が中心で、肉や加工食品は少なめ。
そのうえ、オリーブオイルやナッツ類、豆類をふんだんに使います。

認知症リスクを下げるといわれる食品が多く、反対にリスクを上げるような食品は自然と少なくなる。
例えば、オリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸は、健康によいといわれていますが、
ラードやマーガリンの飽和脂肪酸は、血液をドロドロにしてしまうという説もあるほどです」(室井さん)

IBRO(先端生体情報研究機構)所長で医師の西崎知之さんは、
ラードやマーガリンに多く含まれる「LDL(悪玉)コレステロール」を最も問題視しているという。

「LDL(悪玉)コレステロールの値が高いと、高血圧や高脂血症から、血管性認知症になりやすいと考えられます。
特にマーガリンはバターよりも値が高いので、総摂取量を抑えた方がいい。
また、ジャンクフードはどれもLDL(悪玉)コレステロール値が高いため、食べすぎないようにしてください」(西崎さん)

最後に、認知症のリスクを上げる、または下げる食べ物を一覧で紹介しよう。

          

☆データで知る“ボケる”リスクを上げるor下げる食べ物

※()は、調査者/調査対象/調査発表年

■青魚をよく食べる人/17%↓

青魚に豊富に含まれるDHAは、脳内の細胞膜に多く含まれ、脳の働きと関係するといわれている。
このDHAの血中濃度が中~高濃度の人は、10年後の認知機能の低下リスクが11~17%下がった。
(国立長寿医療研究センター/60~79歳の男性232人、女性198人/2014年)


■牛乳や乳製品が好きな60歳以上の女性/20%↓

牛乳や乳製品をたくさん摂る60歳以上の女性は、認知機能の低下リスクが20%低下。
また、穀類を多く摂取している場合は、認知機能の低下リスクは1.43倍に上昇した。
男性の場合は大きな差がみられなかった。
(国立長寿医療研究センター/60~81歳の女性272人、男性298人/2014年)


■赤身肉をよく食べる人/16%↑

アンケートで食事の習慣について尋ねたところ、中年期の赤身肉の摂取量が多いグループは、
後年になってから認知機能障害になる可能性が16%増加。

赤身肉の摂取を鶏肉や魚介類に置き換えると、リスクが低下することもわかった。
(中国・華中科技大学、シンガポール国立大学など/シンガポール在住中国人1万6948人/2019年)


■お酒を飲みすぎる人/29%の人がリスク上昇

施設に入所している認知症の高齢者の発症原因は、29%が大量飲酒にある可能性が示唆されている。
長期間の大量飲酒は、脳委縮のほか中枢神経の機能や構造に大きな変化をもたらし、認知症の大きな原因となる。
(久里浜医療センター/2016
年 ほか)

          

■日常的にオリーブオイルを摂取する人/33%↓(地中海食として取り入れた場合)

地中海食によく使われる高品質のエクストラヴァージン・オリーブオイルが脳の炎症を抑え、
認知機能の低下リスクを軽減する可能性がある。

アミロイドβなどの有害物質の蓄積を抑制する働きがあるとされる。
地中海食をよく食べる人は、そうでない人に比べて認知症リスクが33%下がった。
(米国・テンプル大学/2017年 ほか)


■菓子パン、マーガリン、加工食品などが好きな人/50~75%↑

菓子パンやマーガリンなど加工食品に含まれるトランス脂肪酸の血中濃度が高い人は、
低い人に比べアルツハイマー病や認知症になる確率が、50~75%高くなる可能性があると指摘された。
トランス脂肪酸は、キャンディー、キャラメル、クロワッサンなどにも含まれる。
(九州大学、神戸大学/認知症のない1600人/2019年)


■白カビチーズが好きな人/2.9倍↓

チーズの発酵工程で生じる「βラクトリン」には、認知機能の改善効果があることがわかった。
βラクトリンを12週間摂取したグループは、
そうでないグループと比べると約2.9倍の認知機能の改善がみられた。
(東京大学、キリン研究チームほか/2019年)


■カレーが好きな人/50%↓

カレーに含まれるクルクミンがアルツハイマー病の原因物質が蓄積するのを抑制。
油と一緒に摂ることで吸収率が高まるためカレーは認知症予防に最適で、
インドには認知症患者が少ないという報告も。

カレーを食べる機会の多い人は、認知機能低下のリスクが50%も下がる。
レトルトのカレーであっても効果は変わらない。
(シンガポール国立大学/60~93歳の男女1010人/2006年)


■食事の偏りが少ない人/44%↓

多様な食品を食べている群では、認知機能の低下しやすさが44%低下。
たんぱく質や脂質、ビタミン類などが脳の機能維持によい影響をもたらしたと考えられる。
食材の入手や献立を考えるなども好影響を与えたか。
(国立長寿科学研究所/60~81歳の男性298人と女性272人/2017年)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

今回、認知症の発症率を上げる食べ物一覧に関して、多々教示させられたりした。

こうした中、日本人の平均寿命は、ここ30数年、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、
過ぎし年の2015年(平成27年)には、男性が80.79歳、女性が87.05歳と私は学んだりした。

そして介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、
2013年(平成25年)の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳と知ったりした。

こうした中で難題は『健康寿命』と『平均寿命』の間で、介護を要する御方が多いと学び、
私たち夫婦は、頼れる人もいないので、介護・要となった時は、 やむなく介護施設に思ったりしているが、
身体は衰えてもボケないで晩年期を過ごしたいと念願している。

しかしながら今回の食べ物に関して学びながら、
何かと平素に於いて愛食していることが多く、困ったなぁ・・と苦笑したりした。

例えば、昼食の代わりに菓子パンを食べる時もある。

過ぎし6年前の頃、この後は、アンパンの『つぶあん』、『こしあん』をひとつづつ食べて、
やはりこの世の贅沢な食べ物のひとつだ、微笑んだりして、やはり2年ぐらい愛食してきた。

しかしながら肥満体の近道と恐れて、やむなく自制して、四週間に一度だけとしてきた。

ここ数年は、食パンの8枚切りを買い求めて、幾重かのロースハムをサンドイッチして、
帝国ホテルより豪華だよねぇ、と心の中で呟(つぶや)きながら食べたりした。

          


そして最近は、偶然にスーパーの菓子パンのコーナで見つけた『石窯』ライ麦粒のパンに、
瞬時に魅了されて、愛食している。

          
            ☆異例であるが、記念として撮ったりした《タカサキベーカリー》☆

2枚入り石臼挽き小麦であり、お値段も160円前後で、私はコーヒーを飲みながら頂いている。

何よりも私は魚が苦手で月に数回であり、野菜を大皿に盛り、何かと鶏肉、豚肉、牛肉、ラム肉を
その日に応じて、夕食としてきた。
ここ数週間は、鶏肉、豚肉が数回、これ以外はオーストラリア産牛肉のオージー・ビーフを愛食してきた。

私は年金生活の身であり、国産の各地の有数な牛肉は、もとより良いが、
お値段のことを配慮すれば、オーストラリア産牛肉のオージー・ビーフとなり、
今宵もステーキ・・と食べたりしてきた。

美味しいステーキなどを断念して、魚かょ・・とうなだれたりした。

今回、認知症の発症率を上げる食べ物の一覧を復唱するように読み返し、
いずれにしても認知症の確立が高くなる食べ物・・回数を減らして、
明るく元気よく過ごすことが肝要だよなぁ・・と微苦笑をしたりしている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

膝痛の治療、保存療法と再生医療そして手術療法、高齢者の私は学び、多々教示されて・・。

2020-01-23 12:39:26 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】の『ヘルス+』を見ていたら、
『 膝が痛いが手術はイヤだ・・注射1本でOKの新治療PRPとは? 』、
題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒家に住み、 ささやかに過ごしている。  

こうした中、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年を過ごしてきた。

しかしながら、過ぎし70歳の頃から、朝、二階にある寝室の和室で布団の中で目覚めて、
やがて起き上がろうと思うと、膝(ひざ)が衰えた為か、数秒を要したりしている。

          


まもなく一階の居間に向かおうと、階段を下りる時、注意したりして、
その後、居間から洗面所に歩いている時は、60代の正常だった状態に戻ったりしている。

或いは知人宅に行き、和室に通されて、畳の上で、最初は正座、 まもなく胡坐(あぐら)をかいて、
30分ぐらい談笑した後、 立ち上がろうとすると、膝(ひざ)に痺(しび)れのような痛みを感じて、
やがて10秒後に苦笑しながら、 立ち上がったりしている・・。

更に昨年の秋、私は小庭の草むしりをしていた時、樹の下の草を取ろうとして這いずっている中、
右脚の膝(ひざ)を小石があったのに気づかず、結果的には正座する時、
或いはデジカメで草花を撮ろうとして、しゃがんだりする時、右脚の膝(ひざ)が痛み、困苦したりしている。

このようなことは60代の時は感じたことはなかったが、 無念ながら老化現象で齢なのかしら、
と独り苦笑したりしてきた。

このように深情を秘めている私は、ここ数年は和室が苦手となり、膝(ひざ)が衰えきた私は、
こっそりと今回の記事を読んでしまった。                   

この記事の原文は、公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】の『ヘルス+』
2020年1月22日に配信されていた。

《・・膝が痛いが手術はイヤだ・・注射1本でOKの新治療PRPとは?

          


膝痛治療の新たな選択肢として注目を集めているのが、再生医療だ。
済生会横浜市東部病院整形外科医長の谷川英徳医師に話を聞いた。


谷川医師は膝関節専門の日本スポーツ協会公認スポーツドクターであり、
マラソンによる半月板損傷経験者でもある。
それゆえに膝痛のつらさはよりよく分かる。


「膝痛は、消炎鎮痛薬やヒアルロン酸注射などの保存療法が効かなくなれば、
次は人工関節などの手術療法しかありませんでした。

しかし今は、保存療法と手術療法の間に再生医療がある。
選択肢が増えた意味は大きい」(谷川医師=以下同)


膝痛の再生医療のひとつが「PRP療法」だ。
自分の血液中の多血小板血漿(PRP)を取り出し、濃縮させたものを膝の炎症部分に注射する。

多血小板血漿(PRP)には、「炎症抑制」、「自己修復に必要な細胞の増殖促進」、
「コラーゲンの産生促進」といった作用があり、損傷した膝を修復・再生する。

多血小板血漿(PRP)は、濃縮度の違いなどで、注射する回数が異なる。
海外では2000年ごろからスポーツ選手のケガなどに多血小板血漿(PRP)が使われ始め、
東部病院では昨年4月から導入している。

          


「新しい治療で、長期的な効果は分かりません。

当院で使う高濃度の多血小板血漿(PRP)の場合、
欧米の臨床試験では保存療法が効かなかった変形性膝関節症の患者に1回注射すると、
プラセボ(偽薬)群と比べて明らかに有意差があり、
多血小板血漿(PRP)の群は痛みが軽減した状態が1年半ほど継続しました」

変形性膝関節症は、関節がデコボコになって炎症が起こり、痛みが生じる。
進行すると膝が変形し、痛みが増す。
進行度をグレード0から、最も重いグレード4の5段階に分類するが、
臨床試験の対象になったのは、グレード2~3の人。

「グレード2~3の人で、疼痛スコアが平均して半減。
膝が変形したグレード4で多血小板血漿(PRP)療法を希望する人には、
『PRP療法で膝の変形は治りません。ただ頻度は低いが痛みが軽減する人もいます。
またグレード2~3より進行しているので、痛みの軽減も半分まではいかないでしょう』と説明しています」 

          


再生医療にはもうひとつ、「幹細胞医療」がある。
自ら増殖し、骨・筋肉・脂肪などさまざまな組織になる幹細胞を採取し、膝の患部に注射する。

主に行われているのは、脂肪から採取する脂肪幹細胞移植だ。
多血小板血漿(PRP)よりもっと新しい治療法で、
現段階で判明している痛み軽減の継続期間は、半年。

保険適用外で病院にもよるが。通常150万円以上かかることが多い。

          


■保険適用外で費用は30万円

「多血小板血漿(PRP)療法も保険適用外で、当院では1回の注射で終わり、費用は30万円です。
自費診療なので、価格は病院によって異なりますし、使用する多血小板血漿(PRP)で注射回数も異なります。

多血小板血漿(PRP)療法の施術時間は、1時間ほどで日帰りです。

一方、手術(人工関節置換術)では、入院が必要で200万円以上かかりますが、
保険適用で、高額療養費制度(申請すればお金が一部戻る制度)も利用できるため、
自己負担額は約10万円(年齢や所得によって変わる)ほどです」


同じ膝痛患者でも「家族の介護で、入院できない」、
「1年半程度の効果の持続期間でも多血小板血漿(PRP)療法を選ぶ」、
「膝の変形を何とかしたいから、手術」などニーズが異なる。

谷川医師は各治療のメリット、デメリットを説明し、最も適した治療を選んでもらうようにしている。

ちなみに「手術に匹敵する」といわれるほど膝痛に効果的なのが、減量。
膝痛で手術予定の人が、別の病気にかかり激痩せしたところ、
膝痛がなくなり手術が不要になったケースもある。

できるなら膝痛が悪化する前に、食事改善と運動で減量を。

谷川医師は今年4月から千葉県の白井聖仁会病院へ異動予定だが、
多血小板血漿(PRP)療法などの再生医療は東部病院で変わらず受けられる。 ・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

今回、遅ればせながら膝痛の治療、保存療法と再生医療そして手術療法、
済生会横浜市東部病院整形外科医長の谷川英徳医師の解説に導かれて、多々教示された。

そして保存療法として、消炎鎮痛薬やヒアルロン酸注射などの療法であるが、
私は湿布の消炎鎮痛薬は腰痛で成功体験があり、微苦笑してしまった。

そしてヒアルロン酸注射に関しては、家内の母が80代の時に幾たび注射して、痛みが解消されたと、
私は聞いたりして来たりで、想像ができ、いつの日にか膝が悪化して、痛みが感じるようだった時、
ヒアルロン酸注射をしょうかしら、と思ったりしている。

          

再生医療として、自分の血液中の多血小板血漿(PRP)を取り出し、
濃縮させたものを膝の炎症部分に注射する方法があると学んだりした。

そして多血小板血漿(PRP)には、「炎症抑制」、「自己修復に必要な細胞の増殖促進」、
「コラーゲンの産生促進」といった作用があり、損傷した膝を修復・再生するが、
何かしら一時的には痛みが解消される。

再生医療にはもうひとつ、「幹細胞医療」があり、
自ら増殖し、骨・筋肉・脂肪などさまざまな組織になる幹細胞を採取し、膝の患部に注射する。

主に行われているのは、脂肪から採取する脂肪幹細胞移植だ。
多血小板血漿(PRP)よりもっと新しい治療法で、
現段階で判明している痛み軽減の継続期間は、半年。
保険適用外で病院にもよるが。通常150万円以上かかることが多い。

手術療法としては、人工関節置換術では、入院が必要で200万円以上かかりますが、
保険適用で、高額療養費制度(申請すればお金が一部戻る制度)も利用できるため、
自己負担額は約10万円(年齢や所得によって変わる)ほどです。

          

このように私は学び、いつの日にか、その時の悪化に伴い、
やむなく受診か手術をすればよい、と思ったりした。

しかしながら、《・・手術に匹敵する」といわれるほど膝痛に効果的なのが、減量。
膝痛で手術予定の人が、別の病気にかかり激痩せしたところ、
膝痛がなくなり手術が不要になったケースもある。
できるなら膝痛が悪化する前に、食事改善と運動で減量を・・》

これには私は独り、微苦笑を重ねたりした。

私は15年前の定年退職時は、身長は170センチ、体重は70キロであったが、
身長は無念ながら2センチぐらい縮んできた。

問題は体重で78キロの最悪の時もあったりし、昨今は72キロで安定してきたが、
膝の負担を配慮すれば、更に減量かょ・・と微苦笑を重ねたりしている。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピロリ菌を除去しても、胃がんのリスクは3割残る、何かと気弱な私は学び、少し怯(おび)えて・・。

2020-01-22 14:31:42 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの NEWSポストセブン  】を見ていたら、
『 ピロリ菌除去しても 胃がんリスクは3割残る 』
と題された見出しを見たりした・・。 

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、私は年金生活の中で、『国民健康保険』に加入していて、
年に一度だけ市より健康診断の通知が来て、基本の検査以外に、
『胃がん』と『大腸がん』の検査を受診してきた。

昨年の2019年(令和元年)の秋には、
何故かしら『胃がん検診』の結果だけは、 『要精検(内視鏡)』に◎印が囲まれていた。

私は担当の医師から、 『胃の中腹に粘膜面異常が少し見られますので、精密に確認致したく、再検査をして下さい・・』
と写真の6枚を見ながら私に説明をして下さり、苦手な胃カメラの検査かょ、と私は心の中で呟(つぶや)いたりした。
         

                    

この後、受付の女性から、ピロリ菌の検査の結果は、10日後になりますので、来院して下さい、
と私は言われたりした。 

帰宅後、何かと無知な私は、『ピロリ菌』について調べたりして、【Medical Noto】に於いて、
少しボケた私でも、やさしく解説されていて、微苦笑しながら読んだりした・・。

《・・
ピロリ菌は、胃の表層を覆う粘液の中に住みつく菌で、
感染したまま放置しておくと慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍かいよう、胃がんなどが引き起こされることがあります。

ピロリ菌の感染率には、衛生環境が関連するといわれており、
日本では中高年に多く、若年層では近年減少傾向にあります。

ピロリ菌は、1~2週間の治療で、除菌することが可能です。
ピロリ菌感染と胃がん発症の因果関係が報告されています。
日本において胃がんは患者数が多いがんであり、胃がんを予防するという意味でもピロリ菌除菌の有用性が示されています。・・》

そして指定された後日、私は医院に行き、ピロリ菌の検査の結果を医院長より、説明を私は受けたりした。

『前回、胃カメラの検査の際、了解を得まして、『ピロリ菌』の検査を5箇所を採集しましたが、

この中の1箇所だけ『ピロリ菌』が見られました・・』
と医院長は私に厳(おごそ)かに言ったりした。

                 

そして放置した場合は、胃がんにもなる場合がありますから、
対策のひとつとして、ピロリ菌を除菌する薬を服用して下さい、と私は教えられて、
最初はドキンとしたが、まもなく何故かしら、私は微笑んでしまった。

こうした私の根底には、確か家内が3年前に胃の再検査・要の結果、
やはりピロリ菌を除菌する薬を服用して、副作用として便秘気味であったが、改善されて食欲が増してきた、
と私は家内から教えられてきたのを思い出したりした。

やがて私は、ピロリ菌を除菌する薬の『ポノサップパック400』を7日間分を頂き、
この結果の検査は、3か月後に精密検査となり、齢を重ねるたびに色々と精密検査が増えるよなぁ・・、
と心の中で呟(つぶや)きながら、微苦笑をしてしまった。

そして私は昨年の12月中旬にピロリ菌を除菌する薬の『ポノサップパック400』を服用してきたので、
3か月後に精密検査が、今年の2月中旬となっている。

このような体験をしてきた私は、
今回の《・・ピロリ菌を除去しても、胃がんのリスクは3割残る・・》って、
どのようなことですか、と少し怯(おび)えながら、記事を精読してしまった。

この記事は、『週刊ポスト』の2019年2月8日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン  】に2019年1月31日に配信され、
少し古い記事であるが、健康に関しては歳月を超越するので、無断であるが転載させて頂く。


《・・ピロリ菌除去しても 胃がんのリスク3割残る

          

がんに関連した検査を受けて「問題ない」、「陰性」という結果が出たとしても、
それは必ずしも「がんではない」ことを意味しない。
“見落とされた”というケースは、「例外」と済ませられないほど多いのだ。

患者数2位の胃がんは、I期の5年生存率は97.4%と非常に高く、早期発見が求められる。

しかし、広く行なわれている胃がん検査にも、“落とし穴”がある。
ポイントとなるのは、近年、胃がんの原因として研究が進んでいるピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)だ。

「胃の中に生息する細菌で、口から口への経口感染が主な感染ルートです。
日本では高齢者ほど感染者が多く、70代の5割、60代の3割、40~50代の2割が感染しており、
6000万人が感染していると推計されます」(宮崎善仁会病院消化器内科の押川勝太郎医師)

ピロリ菌に感染すると、菌が発する毒素によって、胃の粘膜が炎症(萎縮性胃炎)を起こし、
それが長期化することで、細胞ががん化する。

「世界各国の研究により、胃がんの原因は95%がピロリ菌だとされています」(押川医師)

そのため、「ピロリ菌を除去すれば、胃がんにかからない」と言われているが、
押川医師は「その考えは間違っています」と指摘する。

          


「除菌薬を用いて、仮にピロリ菌を100%除菌できたとしても、
それまでにピロリ菌によって受けたダメージが蓄積しており、
萎縮性胃炎を経て、胃がんを発症するケースがあります。

また、除菌前から顕微鏡レベルでしか見えないがん細胞が、
すでに胃に存在していれば、そこから進行することもあります。

除菌しない人と比べて、除菌した人の発症リスクは3割まで抑制されるとの研究結果があります(グラフ参照)。
それは裏を返せば、『3割はリスクが残ってしまう』ということでもあるのです」(押川医師)

自治体による胃がん検診や、人間ドックなどで一般的に行なわれる「バリウム検査」にも注意が必要だ。

バリウムを飲んだ後に、検査台に全身を固定され、ぐるぐると回転しながらX線撮影をする検査法だが、
近年はその結果に疑問が呈されている。

厚労省の「地域保健・健康推進事業報告」(2016年度)によると、
1年間で13万人発生する新規の胃がん患者のうち、
自治体のバリウム検査で見つかったのはわずか4500人だった。

「バリウム検査は、『手術可能な大きさまで進行した胃がん』を見つけるために開発されたもので、
そもそも早期発見には向いていません」(押川医師)


  •  
<figure id="attachment_856600" class="wp-caption aligncenter" style="width: 600px;"> <figcaption class="wp-caption-text">

「ピロリ菌除去」と「胃がん発生」の関係

写真2枚

 

</figcaption> </figure>

 

他にもリスクがある。
押川医師が続ける。「X線による被曝リスクのほか、排便が固まって便秘になったり、
バリウムが体内に固着して腸などに穴が開く『穿孔(せんこう)』が起きるなど、リスクがメリットを上回ります。

一般のドクターで、自らの胃がん検査をバリウムで行なっている人は、いないでしょう」・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

今回、宮崎善仁会病院消化器内科の押川勝太郎医師の懇切丁寧な解説に、
多々教示させられたりした。

しかしながら何かと気弱な私は、《・・ピロリ菌を除去しても、胃がんのリスクは3割残る・・》、
やはり少し怯(おび)えてしまった・・。

そして胃の状況を検査のあるたびに、受診して、専門医師に指示に基づき、
少なくとも75年働いてくれた胃に、美味しく食べられて来たことにも感謝して、
受診しょう・・と漠然と思い深めたりしている。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

買物メール老ボーイの私、スーバーの前を通ると、入店する習性に独り微苦笑して・・。

2020-01-21 13:52:47 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市の片隅み住む年金生活の75歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んで、
私たち夫婦は子供に恵まれず、たったふたりだけの家庭となっている。
  
過ぎし私が定年退職した2004年(平成16年)の秋、多々の理由で年金生活を始めたりした。
そして家内は、従来通り専業主婦の役割をしてくれるので、
せめて我が家の平素の買物は、 私は自主的に買物専任者として宣言した。

そして私は、 家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、 買物メール老ボーイとなっている。

昨日に駅前のスーパー2店廻り、ドラッグ・ストアーで買い物したので、
本日の朝、家内より買物は本日は結構ょ・・と私は言われたので、
私は都立・神代植物園に訪ねようと思い立った・・。    

この公園の、園内にある雑木林があり、
私は幼年期に農家の児として育った為か、身に心も安らぐ所となっている。

             
                                      
こうした根底には、私が通った地元の神代中学校の付近にあり、
入学した1958年(昭和33年)の当時は、神代緑地として存在し、この周辺は雑木林、畑などであった。

やがて1960年(昭和35年)の春に中学校を卒業した後、
確か翌年の1961年(昭和36年)の秋に、拡大と整備され上、
神代植物園と改称して、都内唯一の植物公園として開園された・・。

この間の私の中学時代は、生家より自転車で通学し、ときおり開園前の雑木林の中とか周辺を下校の時などに、
学友と自転車で走りまわったりしていた。
その後、人生の節目などを含めて、四季折々通ったりしてきた。
               
そして私が心に迷ったりした時などは、樹木を眺めたり、それぞれの花に心を寄せて、
心の濾過をして浄化されたりしてきた。         
                                
年金生活を始めた当初は、殆ど独りで、四季折々訪ねていたが、
ここ数年は二十四節気(にじゅうしせっき)のように月に二回ぐらい通い、
数多くの落葉樹、常緑樹、花木、花を移りゆく情景を一期一会と思いながら鑑賞している・・。

          

          

やがて神代植物園を辞した後、路線バスに乗車して、
まもなく最寄駅のひとつ京王線の『つつじが丘』駅前に出た・・。

そしてスーパーの前を通り過ぎようとしたら、
昨日の買い物で野菜の新鮮度が欠けた品があったので、入店してしまった・・。

まもなくピーマンとか春菊、或いはキャベツが新鮮であったので、
買い求めてしまった。

そしてミカンに於いて、私としては甘味の完成度が高い品種の『西海』を見て、
家内のおみやげとして買い求めたりした。

このように恥ずかしながら、買物メール老ボーイの私は、スーパーの前を通ると、
入店する習性があり、今回も・・と独り微苦笑したりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暦(こよみ)の上では『大寒(だいかん)』を迎えて、都心の郊外は3月初旬のような陽気に恵まれて・・。

2020-01-20 09:20:04 | ささやかな古稀からの思い

今朝、ぼんやりとカレンダーを見ると『大寒(だいかん)』と明記されていた。

過ぎし1月6日は『小寒(しょうかん)』となり、
『小寒』は古来より、寒さの始まりの『寒の入り』と伝えられ、
この頃から寒さは厳しくなり、その後の1月20日の本日は『大寒(だいかん)』を迎えて、
一年で最も寒い時期と伝えられている。

そして『小寒』から『大寒』までの15日間、
その後の『大寒』から2月4日の『立春(りっしゅん)』までの15日間の合計30日間を『寒の内』と
古人から長らく伝えられてきている。

『寒の内』と称せられる『小寒』、『大寒』そして『立春』までの時節は、
旧暦であるので、今の暦(こよみ)に於いては2月中旬頃から始まると思われるが、
私の住む東京の郊外の調布市の地域でも、寒い時節となる。

          

ここ2週間に於いても、どんよりとした曇り空の中、ときおり北風が強く吹き、
少し寒いじゃないのと思いながら防寒服の襟を立てて、手袋をしたりした・・。

そして私は歩きながら、何かと単細胞の私は、
♪春は名のみの風の寒さや・・
かぼそい声で『早春賦(そうしゅんふ)』の歌を唄ったりした。

しかしながら天上の気候の神々のきまぐれな采配より、
ときには南風に乗って暖気が運ばれて、陽射しは燦燦と、風もなく、
冬晴れの日中となり、平年より5度ぐらい暖かく、戸惑いながら微笑んだりしてきた。

こうした三寒四温に高齢者の私は戸惑いながら、家内より、幾たびも教えられてきた、
寒い時節は暖かさが何よりのごちそうです・・と思い浮かべて、微笑んだりした。

この後、地元の天気情報を視聴していたら、
朝の6時は2度で寒い朝を迎えましたが、昼下がり12度前後の3月初旬のような陽気となり、
冬晴れのおだやかな日中となります、と報じられていた。

          
      
このように毎年、3月中旬のような暖かい日もあれば、平年より寒い日もあり、
やがて女の子が全国的に祝賀される3月3日の『桃の節句』まで、三寒四温の時節でもある。

          

          

          

          

私は午後の大半を冬眠のように読書をしたり、
午前中の散策の時には日本水仙、福寿草、椿(ツバキ)、或いは白梅に励まされながら、

冬麗の美を心の友と私は思いながら、年金生活の冬の季節を15年ばかり過ごしたりしてきた。

          

このようなことを思い馳せたりした・・。

そして私は、いつものように買物メール老ボーイの身であるので、
ご近所の奥様方に恥ずかしくないように清潔感のある容姿に着替えて、
家内から依頼された品を求めて、スーパーに行こうとしている。

やがて買物を終えた後、自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などを歩き廻ったりしているが、
本日はどちらを歩こうかしら、と思案しながら微笑んだりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒い時節は冬眠のような午後を過ごして、身も心も愛惜を重ねながら、思いを馳せて・・。

2020-01-19 14:33:19 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市の片隅み住む年金生活の75歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家に住んでいる。
     
こうした中、私が年金生活を始めた2004年(平成16年)の秋の当初から、
我が家の平素の買物は、 私は自主的に買物専任者として宣言し、 家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、 買物メール老ボーイとなっている。

この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。

こうした根底のひとつには、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。

平素はこのような午前中の過ごし方を殆ど過ごしてきた・・。

          

そして午後から夜の大半は、私は随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書、
ときおり20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、 或いは音楽も聴いたりしている。

そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。

          

このように私は過ごしているが、今年の新年からは冬眠のような午後の時を過ごしている。

午後の1時過ぎ、寝室の敷布団(しきぶとん)の上に電気毛布をセットして、
居間にあるパソコンで、【 NHKアーカイブス 】の番組を視聴している。

この【 NHKアーカイブス 】に於いて、『NHK名作選「みのがし なつかし」 』の多彩な作品には、
瞬時に魅了されて、私は数多く視聴してきた。

そして何よりも圧倒的に感銘させられたのは、『 回想法ライブラリー 』と題された番組で、
『 自分史年表「あの時なにをしていましたか?」と表示されて、
「 あなたの年齢は 」・・入力欄があり、そして私は年表であるので数え齢で76歳と入力した。

この番組の趣旨は、《・・なつかしい物や映像を見て思い出を語り合う回想法は、
脳を活性化し情緒を安定させ、長く続けることで、
認知症の進行予防やうつ状態の改善につながる可能性があるといわれています。

そして、高齢者の認知症予防や認知症患者の心理療法、リハビリテーションに活用されています。
このページでは、施設や家庭で手軽に回想法を行えるように、
昔の番組やニュースの映像と、回想法の手順を示す動画を公開しています・・》
と明記されていたので、私は懐かしい時代に思いを重ねるように、幾たびも鑑賞したりした。

私は戦後史の書物に関して数多く購読して、多々学んできたが、
やはり私の生まれた年齢を主軸に、それぞれの時代の出来事を映像で明示されるのは、
改めて生きてきた時代に愛惜があり、そうでしたよねぇ・・と心の中で呟(つぶ)いたりした。

          

やがて
2時過ぎに暖かくなった布団(ふとん)に誘惑されて、
布団にもぐり、本を読んだりしてきた。

たとえば塩野七生さんの著作の『十字軍物語』(新潮文庫・1巻~4巻)を読んだりしているが、
殆ど1時間半ぐらい読み、中断して、やがて寝付いてしまう・・。

そして夢の中で、塩野七生さんの著作に導かれて、十字軍が活躍した当時の欧州、中近東の状況が、
カラーで鮮明に映し出されて、それぞれの立場の御方の思惑を学び、
そうでしたか・・と無学な私は学んだりしている。

やがて布団(ふとん)の中で目覚めた後、
また昼寝に甘えてしまった、と微睡(まどろみ)ながら微苦笑をしたりしてきた。

もとより平日の午後に昼寝ができることは、年金生活の特権のひとつ、
と独り苦笑したりしてきた。

やがて夜の9時過ぎ、『NHK名作選「みのがし なつかし」 』の多彩な作品を、
視聴する時もある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベテラン内科医が教える、絶対に風邪をひかないための対策、高齢者の私は学び、多々教示させられて・・。

2020-01-18 12:51:05 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】の『ヘルス+』を見ていたら、
『 絶対に風邪をひかないための技術 ベテラン内科医が教える 』、
題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒家に住み、 ささやかに過ごしている。  

こうした中、私は単細胞の為か、年に数回、季節の変わり目に風邪気味になる時がある。   
                      
過ぎし年の2004年(平成16年)の秋に定年退職後、 多々の理由で年金生活をしていると、
風邪気味かしら、と私は感じたら、 いつでも寝れる年金生活の特権であり、
市販薬も飲まず、早めに寝てしまい、9時間ぐらい睡眠をすれば、
翌日は絶好調・・と心の中で呟(つぶや)いたりした。

そして私が65歳の高齢者となった後、近くの内科専門医院の医師より、
インフルエンザ予防接種を薦(すす)められた時、
『寒さを感じた時は、緊張感があれば、風邪などはひきませんょ・・』
と私は明るく応(こた)えたりし、可愛げのない高齢者であった。

          


この後、まもなく私は近所の年配の男性より、
風邪になって油断すると肺炎になると、 最悪の場合は生死にかかわることがあるから、注意しなさい、
と私は教えられたりした。

そして私は、何とか後期高齢者まで、何とか健康寿命で迎えたく、
これ以来、風邪気味になった時、市販薬の総合感冒薬を服用して、
早めに寝てしまい、9時間ぐらい睡眠をすれば、 翌日は風邪気味も消え去り、微笑んだりしてきた。

やがて2012年(平成24年)の12月中旬、年末年始で何かと人と逢う機会が多いので、
遅ればせながら、やはり風邪は移しても、移されても困るので、 初めてインフルエンザ予防接種を受けた。
これ以来、私はインフルエンザ予防接種を受けてきた。               
          
このように風邪に関しての対策をしてきたが、
しかしながら昨年の晩秋、ご近所の私よりひとつ若い男性が、風邪を悪化させて肺炎が原因で死去され、
私は動顛しながら、風邪でも油断大敵、と思いながら過ごしている。

風邪に関しては、このような真情を秘めているが、今回、ベテラン内科医が、
《・・絶対に風邪をひかないための技術・・》って・・どのようなことですか、
と思いながら記事を読んでしまった。

この記事は、公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】の『ヘルス+』に於いて、
2020年1月17日に配信され、無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・絶対に風邪をひかないための技術 ベテラン内科医が教える 

          

大事な商談を控えたビジネスマンや試験直前の受験生とその家族。
今の時期、絶対に風邪をひいてはいけない人たちがいる。

現実には風邪を完全にシャットアウトはできないが、
発症率を確実に下げるエビデンスに基づいた方法はあるはずだ。

この時期は、毎日のように風邪やインフルエンザ患者に向き合いながら診療を続ける
「弘邦医院」(東京・葛西)の林雅之院長に話を聞いた。


「インフルエンザや風邪は、その原因となるウイルスや細菌が『飛沫』や『接触』により手にくっつき、
その手で口や鼻や目に触ることで体内に侵入します。

そのためインフルエンザや風邪を予防するには、
①感染した人が触ったものに触らない
②飛沫が届くであろう1~2メートル以内にはできるだけ近づかないことが大切です。
 とはいえ、それを守っていたのでは社会生活はできません。

そこで必要となるのが
③マスク着用
④こまめに手洗いすることなのです」


マスクのフィルターの網目は、ウイルスよりも大きいので役に立たない、という意見がある。
インフルエンザは、空気感染するとの報告もあるので、それが本当ならその点では意味がないかもしれない。

しかしインフルエンザや風邪の感染の多くは、飛沫、接触によるといわれており、マスクはその予防には有効だ。

「マスクは、飛沫が直接口や鼻に侵入するのを防ぐだけでなく、
感染した手で口や鼻を直接触ることも防ぎます。

          

豪州のニューサウスウェールズ大学の研究によると、
人は、1時間で平均23回、無意識のうちに顔を触り、接触時間は口が2秒、目や鼻が1秒と報告しています。
マスクはこうした行為による感染リスクを大幅に下げます」

マスクは口や鼻の中の温度を上げる。
その結果、冬の寒さで滞りがちな血流を改善する。

そうすると免疫細胞が体内に侵入したウイルスや細菌を素早く発見し対処できる。
問題はメリットの多いこうしたマスクを、一般の人は正しく使えていないことだ。


「マスク着用に関しては、3つの厳守すべきポイントがあります。
(a)鼻と頬の隙間のできないマスクの選択
(b)まめに捨てる
(c)マスクの表面を絶対に触らないです。

1日に使い捨てマスクを4~5枚使うくらいでいいと思います。
ただし、マスクの着脱は必ずひもの部分をつまんで行い、外した後は必ず手を洗い、
きれいな手で新しいマスクをつけましょう」

1日11回以上手洗いする人は、風邪になる確率が半分になるとの報告がある。
睡眠時間を8時間とすると1時間半に1度の手洗いとなる。
指先や爪の中、指と指の間、親指は丁寧に洗うことだ。

「手を洗った後は、使い捨てのペーパータオルを使用しましょう。
インフルエンザウイルスは、つるつるした場所では24時間、布などでは8時間近く生きているといわれています。
一日中同じハンカチやタオルを使ったり、家族共用のものを使ったりするのは考えものです」 

病院の入り口には、アルコール消毒剤が用意されている。
手洗いが手に付着したウイルスや細菌をせっけんにくっつけて洗い流すのに対して、
アルコール消毒剤は、ウイルスの働きを弱めて殺すことを目的としている。

15秒のアルコール消毒は、30秒の手洗いに勝るとの報告もある。
薬局などで購入して、家庭で使うのもいいだろう。

         

■部屋は室温22度、湿度50~60%に設定

電車やバスのつり革、ドアノブ、電話、硬貨やお札、パソコンやエレベーター、
温水洗浄便座のボタン、階段の手すりなど、不特定多数の人が使うものを触るときは、手袋をするといい。


受験生の場合、これからの期間はボールペンやノートや教科書などの貸し借りを控えることも、予防対策となる。
「そこまでやる必要があるのか、と思う人もいるでしょうが、
絶対にインフルエンザや風邪をひきたくなければ、必要です」

部屋はウイルスや細菌が活動しにくい室温22度、湿度50~60%に設定する。
「うがいも大切です。
京都大学の研究では外出後にうがいをする人としない人でその後、風邪をひいた人数を比べたところ、
前者の方が少なかったことが報告されています。
私は1日3回以上うがいをするように心がけています」


人前に立つ医師は、絶対にできないが、無糖のガムを噛むことで唾液を分泌させて、
口腔内や咽頭を守るのも手だという。


「私は、インフルエンザシーズンに、家族がインフルエンザにかかり、
どうしても休めないときなどに予防投与としてタミフルを飲むようにしています。

どうしてもインフルエンザになりたくなければ、ひとつの方法だと思います。
ただし、タミフルには中枢神経への影響があるとの見方もあり、
タミフルを飲んだ子供がビルから飛び降りた、という事件がありました。

受験生の場合は、タミフルの中枢神経への影響が受験のパフォーマンスに影響を及ぼすリスクも考えて
服用する必要があります」・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

今回、ベテラン内科医が教える、絶対に風邪をひかないための対策、
多々教示させられたりした。

これまで私はマスクをしたこなかったし、まして予防に有効なマスクの正しく方法には、
そこまで必要なのかしら、と微苦笑をしたりした。

そして《・・アルコール消毒剤は、ウイルスの働きを弱めて殺すことを目的・・》と教えられても、
私はアルコール消毒剤をした体験はなかったので、微苦笑をしたりした。

私は原則として、日常生活の中に於いて、
洗面とかトイレ後は、石鹸で手を洗い、清潔そうなタオルで拭いたりしてきた程度である。

そして歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体と思い、もとより健康でなければ、
自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、 年金生活を丸15年過ごしてきた。

余りにも風邪をひかないための対策をしていると、何かと年金生活が制約されるので、
何事も程々ですよねぇ・・と微苦笑したりしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三寒四温の時節、心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加、何かと気弱な私は学び、多々教示させられて・・。

2020-01-17 14:00:28 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】の『ヘルス+』を見ていたら、
『 心筋梗塞や脳卒中 リスクが増加 「三寒四温」は命があぶない 』、
題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

こうした中、私は恥ずかしながら、昨年の2019年の新年そうそう、
元旦の2時過ぎに私は目覚めて、まもなく左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
左側に寝返りしたり、或いは右側に寝返りをして、痛みに耐えたりした。

この10日前に、このような状態があったが、一時間過ぎた頃に解消したが、
今回は痛みが去らず、深夜2時過ぎから継続しているので、不安を増した・・。

やがて5時過ぎに、私は痛みが半減してきたが、
やはり、狭心症や心筋梗塞などのまえぶれであったら、
この後の私の人生は何かと大変だ、と思い、
救急車を呼んで、病院で早期治療を受けようと決意して、家内に伝えたりした。

            

やがて、私たち夫婦は救急車に搬送されて、
私は世田谷区にある日産厚生会『玉川病院』
で緊急治療を受けて、
痛み止めの薬を頂いたりした。

そして男性医師から、あなたが通っている最寄りの内科医院に状況報告書を書きますが提出して下さい、
その後、心臓に関する専門病院で、早めに精密検査を受けて下さい。

こうした中で、耐えがたい痛みを発生した時、『ニトロペン錠』を舐(な)めて下さい、
と私たち夫婦は言われたりした。

やがて病院を辞して、病院前よりタクシーに乗車して、我が家に向かう車内の中、
『元旦そうそう・・救急車で病院に行き、応急治療を受けるとは、まさかの出来事だったょ・・』
と私は苦笑しながら、家内に言ったりした。


            

まもなく私たち夫婦は我が家に到着した後、
家内が家内の母宅に介護に行く予定は、取りやめにして、家内の妹にお願いするわ、
と私は言われたりした。

結果的には、私は安静した状態で正月3が日を過ごすこととなり、
私たちは初めて静かなお正月を過ごすこととなるわねぇ・・と家内から言われたりした。

今回、やむなく生まれて初めて正月三が日は、安静の中、戸惑いながら過ごした・・。                       

お節料理の好みの単品を揃えてきたが、思いがけない病状に、何かとプラス思考の私でも、
失墜感で、うつろな状況で食べたりした。

或いは日本酒、ウィスキー、ビールを年末で準備完了であったが、
一滴も呑めない正月三が日は、二十歳以来初めての出来事となったりした。

やむなく日中のひとときは、寝室の布団の中で身も心も預けて、
本を読んだり、昼寝をして過ごした・・。

こうした中、今後の私の予定をめぐらしたりしていた。
正月三が日明けの4日は、最寄りの内科医院に私は行き、
日産厚生会『玉川病院』より状況報告書を内科医院長宛てに手渡した後、
この内科医院長より、大きな循環器専門の病院に紹介状を書いて頂く。

そして循環器専門の病院として、私たち夫婦は思案した中で、
都心にある東京医科歯科大学の附属病院の中に循環器内科に受診できれば、と願ったりした。

            

このように思案したりし、3日の夕食を家内と共に頂いた後、
やがて私は9時過ぎに布団にもぐり、本を読だりしている中、寝付いたりした。

そして10時過ぎ頃、左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
『玉川病院』の医師のアドバイスに基づき『ニトロペン錠』を舌先で舐(な)めたりした。

やがて20分過ぎても鎮静化しなくて、やむなく2錠目の『ニトロペン錠』を舐(な)めたりし、
今回果たして『ニトロペン錠』鎮静化がするのだろうか、と思いながら、
痛みに耐えたりしたが、効果なく3錠目の『ニトロペン錠』を舐(な)めたりした時、
私は家内を起こして、救急車で病院に行く、と決意したのは11時半過ぎであった。

やがて救急車が我が家に到着して、救急スタッフの御方が昨今の私の状況を把握し、
循環器専門の府中市に所在する『榊原記念病院』を進言して下さった。

そして『榊原記念病院』に到着後、10数名の医療スタッフの中で、
私は中央診察台で心電図、造影剤を入れてカテーテル、そしてCTスキャンなどの精密検査、
或いはレントゲン終えたのは、早朝3時半すぎであった・・。

やがて『胸膜炎』(追記・急性冠症候群)と病状とされ、しばらく経過観察したく・・
と入院が余儀なくされて、結果的に8泊9日の入院となったりした。

            

このような体験をしてきた私は、何かと心臓に関しては、生死が関係するので、
真摯に学びたく、記事を精読してしまった。

この記事は、公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】の『ヘルス+』に於いて、
2018年3月1日に配信され、少し古い記事であるが、
心筋梗塞や脳卒中などは命に関わることで、無断であるが転載させて頂く。


《・・心筋梗塞や脳卒中 リスクが増加 「三寒四温」は命があぶない

          

厳しい寒さもようやく一段落して、暖かい日も増えてきた。
とはいえ、夜になると冷え込んだり、急に寒さがぶり返す日もまだまだ多い。
そんな「三寒四温」の季節は命の危険がある。



☆「今日は患者が増えそうだ」


ポカポカ陽気が続いた後で、一気に寒さが戻った日は、循環器の医師は、心の準備を整えるという。
激しい寒暖差によって、心筋梗塞、狭心症、大動脈解離、不整脈といった心血管疾患が
発症しやすくなるからだ。

先日、66歳の若さで急逝した俳優の大杉漣さんも、急性心不全だった。


恒温動物である人間は、生命を維持するために、気温が高い時は放熱、
低い時は加熱と保温を行って、体温を一定に保っている。

暑くなると、血管を広げて血流を増やして、熱を逃がし、
寒くなると、血管を収縮させて血流を減らして、熱を逃がさないようにする。


そのため、気温が高くなると血圧は下がり、低くなると血圧が上がる。
この血圧の上下動が急激に起こると、血管や心臓に大きな負担がかかってしまうのだ。

東邦大学医学部名誉教授で平成横浜病院健診センター長の東丸貴信医師が言う。
「前日に比べて、気温が5度以上も上下動する日は注意が必要です。
とりわけ、暖かい日が続いてから急に寒くなった時が危険です。

欧州心臓病学会では、最低気温が10度低下すると、心筋梗塞の発症が7%増加すると報告されています。
別の研究でも5度低下すると、15日間で5・7%の増加が認められています。

一般的に、気温が低い時は交感神経が活性化して、
アドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコールアミンが放出され、
血管が収縮して血圧も上昇します。

暖かい日が2、3日続くと、副交感神経が活性化して、体がその環境に慣れてきます。
そんな状態から一気に5度以上も気温が下がると、血圧が急激に上昇したり、心拍数が増加して、
心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントで、突然死するリスクが高まるのです」

          

■いきなり激しい運動をすることも控えるべき 

また、気温が低いと代謝を活発にして体温を上げるために、アドレナリンも過剰に分泌される。
それによって血液が固まりやすくなり、血栓による心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが
アップすることもわかっている。

急に寒くなった日は、命が危ないのだ。

とくに高齢者は、ただでさえ生活習慣病や加齢によって、冠動脈や脳動脈の動脈硬化が進んでいる。

気温の低下によって、収縮期血圧が一気に20~30㎜Hgも上がる人も珍しくないというから、
血管が負担に対応できずに、心血管イベントを招く危険がさらに上がる。
よりいっそう気を付けたい。

また、日々の寒暖差によって血圧が中等度高血圧の範囲(収縮期160㎜Hg以上、拡張期100㎜Hg以上)を超えて
上下動を繰り返していると、動脈の内壁が傷つけられて動脈硬化が進み、さらに血圧の上下動が大きくなっていく。

そうした“負の連鎖”が、心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクがアップすることもわかってきた。
やはり、三寒四温の時期は要注意といえる。


「これから3月にかけては、暖かい日が続いたとしても、気を緩めないことが大切です。
冬物をしまい込んでずっと薄着で過ごしたり、暖房を完全に切って、
室温を適度にコントロールすることをやめてしまうのは、まだ様子を見てください。

急に激しい運動をすることも控えましょう。
ヒートショックを防ぐために、入浴前に浴室や脱衣所を暖めたり、
熱い湯船につかったときは、ゆっくり時間をかけて出るといった対策も続けたほうがいい」

厚労省の統計によると、心臓疾患による死亡数が最も多いのは、1~3月にかけてである。
三寒四温の季節は、ポカポカ陽気が続いても気を抜いてはいけない。 ・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

今回、三寒四温の季節に於いて、心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加、
と何かと気弱な私は学び、多々教示させられたりした・・。

私は都心の郊外の調布市の片隅み住んでいるが、     
私の生家に近くにあり、この地域に私は結婚前後5年を除き、早や70年となっている。

ここ一週間でも、どんよりとした曇り空の中、ときおり北風が強く吹き、
少し寒いかしらと思いながら防寒服の襟を立てて、手袋をしたりした・・。

そして私は歩きながら、何かと単細胞の私は、
♪春は名のみの風の寒さや・・
かぼそい声で『早春賦(そうしゅんふ)』の歌を唄ったりした。


          

或いは陽射しは燦燦と、風もなくも暖かなく、平年より5度ぐらい暖かい日となり、
三月の初旬のような温かさと感じ、防寒着も着ないで、
冬のスポーツシャツにフリースで出かけたりしてきた。

この時節は、何かと天上の気候の神々のきまぐれな采配に寄る三寒四温する季節でもある・・。

今回、心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加する多々学び、
私も心臓を悪化させて入院した体験もあり、程々に自身の身体を自愛して過ごしてきた。

もとより命を失くしたら、年金生活のささやかな願いも叶(かな)わないので、
気弱と言われても、やむえないなぁ・・と微苦笑をしたりしている。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする