先程、ときおり愛読している【 介護ポストセブン 】を見ている中、
『 ピンピンコロリで逝った人がしていた5つのこと 寝たきりにならず最期を迎えるには? 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、何かと単細胞の私は、ここ数年、私が意識的に深めていることは、
人にお世話になる介護などの必要がなく、
日常生活を支障なく過ごせる期間を示す「健康寿命」である。
「健康寿命」としては男性は72.14歳、女性は74.79歳(厚生労働省、2016年の推計値)で、
平均寿命とは男性で8.84年、女性は12.35年の差が実態となっていることである。
こうした中で、約10年前後の間、何らかの介護支援が必要となる、 と改めて教示されて、
動顛をしたり、溜息を重ねたりしてきた・・。
過ぎし8年前、私が70歳に成った頃、突然死の『ピンピンコロリ』で、この世に別れたら、残された家内には、私の介護などで苦労を掛けなくて・・と思いながら、夢想したりしてきた。しかしながら、この後、 がん医療の権威で終末期医療に詳しい大野竜三医師(愛知県がんセンター名誉総長)は、
『・・ピン・ピン・コロリ。それは中高年なら、誰もが願う生き方でしょう。
でも、そう簡単なことでは、ありません。
現実的に60歳以上の日本人がコロリと逝くとしたら、
心筋梗塞か、脳出血か、脳血栓かと思いますが、
救急搬送されれば、救命措置が施されるでしょう・・』
と私は学び、苦笑したりした。
このような心情を秘めている私は、
今回の《・・寝たきりにならず・・
ピンピンコロリで逝った人がしていた5つのこと・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を読んでしまった。
この記事は、『女性セブン』の2021年1月1日号に掲載された記事で、
関連の【 介護ポストセブン 】に於いて、2020年12月27日に配信され、
少し古い記事であるが、死に関しては、時空を超越する難題であり、
無断であるが、記事を転載させて頂く。
《・・2020年9月に100歳を超える高齢者が、初の8万人を超えた。
しかし実は、日本は世界有数の長寿国だが、
他国に比べて寝たきりで最期を迎える“ネンネンコロリ”が多いと、
専門家が指摘する。
理想の最期――ピンピンコロリを実現するために、
どうすればいいのだろうか?
☆日本の寝たきりの人数は、スウェーデンの10倍
2019年の日本人の平均寿命は、女性が87・45歳、
男性も81・41歳となり、ともに過去最高を更新した。
2020年9月には、100歳以上の高齢者が、
初めて8万人を超え、“人生100年時代”が訪れようとしている。
だが、それは同時に“寝たきり”で過ごす高齢者が、
増加したことも指し示している。
東京都立大学名誉教授で健康長寿に関する研究の第一人者の星旦二さんが言う。
「日本は世界でトップクラスの長寿国ですが、
他国に比べて寝たきりで最期を迎える“ネンネンコロリ”が多いのが特徴です。
つまり、長寿だからといって、幸せとは限らないのです」
日本における「寝たきり」の人数はアメリカの5倍、
スウェーデンの10倍ともいわれている。
いくら長生きしたとしても、
自立した生活ができなければ、幸せとは言いがたい。
誰もが理想とする死に方である「ピンピンコロリ」に
近づく方法はないのだろうか──
最新の研究から、「ピンピンコロリ」で旅立った人を
看取った医師のアドバイスまで徹底取材した結果、
彼らに共通する「絶対にやらないこと」と「毎日やっていること」が明らかになった。
☆要介護などで自立した生活ができない期間が10年もある現実
そもそも「ピンピンコロリ」とは、どんな死に方なのか。
星さんが解説する。
「最期まで元気で、要介護状態にならずに、
寿命を全うできる状態のことを指します。
寿命には、健康寿命と平均寿命がありますが、
この2つの差が少なければ少ないほど、ピンピンコロリだといえます」
補足すると、健康寿命とは、要介護などで日常生活が制限されずに、
自立して生活できる期間のことを指す。
つまり、寿命が長くても健康寿命が短ければ、
その間は充実した生活が送れないということだ。
厚生労働白書によると、2013年の女性の平均寿命と健康寿命の差は12・4年、
男性は9・02年もある。
つまり、多くの人が、不健康な期間が、平均して約10年はあるのだ。
☆ピンピンコロリに必要な5つのこと1.歩く力を落とさない=自分の足で歩く
『“歩く力”を落とさない!「新しい足」のトリセツ』などの著書がある
足の専門医・久道勝也さんは「人生には老齢期に入って亡くなるまでに、
3つの“下りステップ”がある」と話す。
「人生最後の下り階段は、歩行・排泄・食事の順に段差が高く、
一度下りてしまえば、ふたたび上ることは、ほぼ不可能です。
このステップを下りるスピードをできるだけ遅くすることこそが、
“ピンピンコロリ”につながります。
その中で最も重要なのが、最初のステップである歩行。
これさえ維持できていれば、
下り階段を下りることそのものを遅らせることができる。
そのうえ、自分の思いどおりに動けない状態は、介護する方も大変だが、
本人がいちばんつらいことは言うまでもない。
歩行機能は、精神面にも大きな影響を与えるのです」(久道さん)
死を迎えるまでには、1.歩行、2.排泄、3.食事・・3つの段階がある
この「3つの階段」を下りる速度を遅らせれば遅らせるだけ、「ピンピンコロリ」に近づくことができる。
2.最期まで自分の歯で噛んで食べる
在宅ケアを専門とする立川在宅ケアクリニック院長の荘司輝昭さんは、
これまで多くの人を看取ったが、
歯が丈夫な人は、最期まで元気だったと振り返る。
「元気で長生きするうえでベースになるのは、自分の歯で噛んで食べること。
噛むことは脳への刺激につながるし、
何より自分の力で栄養を摂ることができます」
3.家にひとりで引きももらず社会的つながりを維持歯の健康と並んで、荘司さんが気づいた彼らの共通点は、
「社会的なつながり」だった。
「スポーツジムや趣味の習い事に通うだけでも、かまいません。
違う世代の人と話をすることも、脳への刺激になり、
認知症予防になります。
意外にも、もともと明るい性格か、どうかは関係ない。
たとえ時間がかかったとしても、
自分なりに社会とのつながりを持てるように考えて行動している人は、
最期まで元気な人が多いのです」(荘司さん)
星さんは、ピンピンコロリの人は、家にひとりで引きこもらないと話す。
「ピンピンコロリを体現したいなら、
『老後はゆっくりのんびり暮らしたい』というのは適切ではありません。
役割があり、何かと用事を作って忙しい人の方が、元気で長生きです。
会社や趣味、地域活動をやめて社会とのネットワークが断絶されると、
6年間で男性が7割、女性で5割の人が死亡することが明確になっています。
いまは新型コロナウイルスの影響で、人に会いづらいため、
コミュニケーションの手段は、
電話やZoomなどのオンラインでもかまいません。
人とのつながりを維持することは、ピンピンコロリの第一歩です」
4.部屋を温かくする・・18℃以下の家に住んではいけない
暖冬といわれた2020年も少しずつではあるが、
日ごとに寒さがつのるようになった。
朝起きて室内の寒さに、身震いする人も多いだろう。
しかし星さんは、
「ピンピンコロリを目指すならば、18℃以下の家に住んではいけない」
と断言する。
「日本では、暖かい居間ですら6割の住宅が、
冬の室内温度が18℃以下になりますが、
体が冷えると血圧が上がり、ヒートショックのリスクも高くなる。
喘息やアレルギーも、寒い家から発症することが多いのです。
いまの時期なら、窓を二重にしたり厚手のカーテンを使ったりして、
室温を一定に保つように工夫する。
結露は、カビとダニの原因にもなるので、気をつけましょう。
ダニは、エアコンにもたまります。
定期的に掃除することも健康長寿につながります」(星さん)
過ごしやすく居心地のいい住まいが完成すれば、いつそこで“お迎え”がきても安らかに逝ける・・・しかし荘司さんは、それに待ったをかける。
5.安らかな死への準備・・・エンディングノートを書く
「安らかな死への準備として、エンディングノートも忘れずに。
ご自宅で看取りをして、本人はピンピンコロリで気持ちよく逝ったけれど、
遺族が、相続でもめるケースは珍しくありません。
自宅で亡くなった後、家族が警察に調べられたケースもあります。
急に先立たれた遺族の負担を軽くするために、
葬儀の方法や訃報の連絡先を含めてエンディングノートに書いておく、
遺言書を作るなど、準備が必要です。
そうしないと、平和なピンピンコロリになりません」(荘司さん)
幸せな最期を迎えるため、できることから始めよう。
☆教えてくれた人
東京都立大学名誉教授・星旦二さん、
足の専門医・久道勝也さん、
立川在宅ケアクリニック院長・荘司輝昭さん ・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
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今回、《・・寝たきりにならず、ピンピンコロリで逝った必要な5つ・・》、
多々教示されたりした後、私は微苦笑をしたりした。
いずれにしても、それぞれ多くの御方が自助努力をされ、
何とか人に頼よる介護・要の期間をできる限りないように願い、
平均寿命=健康寿命を目標に、日々を過ごされている御方が多いと思われる。
その上、高齢者自身の意欲と医療の更なる向上で、平均寿命が数年伸びる中、
多くの御方が心身溌溂とした晩年期を願い、私自身も念願したりしている。
いつの日か自身が亡くなる時を思い馳せる時があると思われ、
何かと単細胞の私でも、漠然としながらも思案する時がある。
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そして私は健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活18年近く過ごしてきた。
もとより寝たきりなどは、日常のささやかな願いも制約されるので、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症とか心筋梗塞などは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。
果たして「健康寿命」で過ごせ、やがて『ピンピンコロリ』で、この世に別れを告げることは、もとより自助努力は必要であるが、
こればかりは神様か仏様の采配に寄るだろう・・
と思い深めながら、空を見上げたりしている。