がんにならないための生活習慣20 』、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
こうした中で、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を丸18年近く過ごしてきた。
そして私は何よりも認知症、心筋梗塞など恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。
日本人の健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳と推計され、
平均寿命と健康寿命の差は、男性約9年、女性約12年と報じられている。
自立した生活ができる期間であり、私は今年の9月で、満78歳となり、
何んとか男性の健康寿命の延長戦の最中かしら、と思ったりする時もある。
しかしながら私の友人、知人の7人は、すでにあの世に旅立っているし、
或いは私より8歳ご年配の知人は、心身溌剌とされている御方もいて、
あくまで健康寿命も男性の平均であるよなぁ・・と思ったりしている。
やがて私の住む地域の都立の大きな総合医療センターで、 3回ばかり通院して、
専門医師のアドバイスされる中、初期の膵臓(すいぞう)がんです、と診断されたりした。
そして4月17日より2泊3日で、家内は検査入院した後、
5月12日より摘出する手術で入院をして、この後の経過状況、
やがて回復状況も医師より順調と診断され、19泊20日間を得て退院となり、
我が家に生還してきた。
震撼しながら揺れ動いたりした・・。
そして転移などで死去する確率も高く、家内は身の回りを整理し、
やがて私たち夫婦は、再入院、葬儀、お墓、ひとり住まいなどを、
人生の晩年期の終活を話し合ったりした。
こうした体験のある私は、せめて家内は退院から5年まで転移ないと願い、
安静した生活ができるようにするのが、私の責務と思い、何とか80歳までは元気でいて、
家内を見守りたいことも根底にある。
こうした深情のある私は、何かと気弱な私でも、真摯に学びたく記事を読んでしまった・・。
この記事は東京大学医学部附属病院特任教授の中川恵一医師が提唱された記事で、
『週刊ポスト』に於いて、2022年9月2日号に掲載され、
関連の【 NEWSポストセブン 】の『ライフ』に8月23日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。
それを端的に示すのが平均寿命だ。
戦後間もない1947年時点では、日本人男性の平均寿命は50・06歳だったが、
2021年には81・4歳と、30年以上延びた(女性は87・5歳)。
その寿命は今、医療技術の進歩などによってさらに延び、
「人生100年時代」ともいわれる。
しかし、ここで新たな問題が生じてきている。
その差は女性が約12年間、男性が約9年間と大きい。
これまで日本では、生存期間を延ばすことを重視する傾向がありました。
しかし欧米では、基本的にQOL(生活の質)を重視し、
(延命措置としての)胃瘻などは、行ないません。
QOL(生活の質)を左右するのは、健康寿命と言えるからです」(以下、「」内同)
日本人男性が、いま自立して暮らせる健康72・68歳だが、
人生100年時代となればそれを20年、30年と延ばしていく必要があるのだ。
治療や介護が必要になってからの長期間、
辛い思いをして晩年を過ごすケースは少なくない。
なかでも多いのが、日本人の2人に1人が罹患する「がん」との闘いだ。2000年の29万5484
日本では罹患者とともに、がんによる死亡も増加し続けている。
がん死亡数は、右肩上がりを続け、2000年の29万5484人(全部位、男女計)が、
2020年には37万8385人(同)に増えた
(国立がん研究センター運営のサイト「がん情報サービス」より)。
治療に用いられる抗がん剤や放射線は副作用による身体的負担も大きい。
つまり“がんにならない期間”が長いほど、健康寿命を長く保つことができる。
がん専門医の中川医師の監修のもと、そのための20の生活習慣を別表に示した。
自らもがん闘病の経験があり、
『知っておきたい「がん講座」リスクを減らす行動学』の著書がある中川医師は、
がん予防の重要性をこう説く。
自分が、“がん家系”かどうかよりも、
まず、がんの原因の5割程度と考えられている生活習慣について気をつけるべきです」
中川医師が薦めるのは、がん情報サービスで示されている「がんの要因」として
割合が高い順に取り組むことだ。
例えば喫煙は、日本人男性の発がん要因の23・6%を占めている。飲酒は同8・3%。
がん予防の基本となるのだ。
「食生活で、がんを予防できると思っている人は多いが、
食物や栄養の予防効果に関するエビデンスは、それほど高くありません。
例えば喫煙者が、いくら野菜を摂っても、がん予防にはほぼ意味がない。
また、飲酒で顔が赤くなる人は、食道がんのリスクが非常に高まります。
私のように目安以上の量を飲んでしまう場合は、
食道がんのリスクを下げる野菜を摂るようにして、
熱い飲食物は少し冷ましてからにします」(同前)
サプリとして服用すると、
逆に肺がんのリスクが高まるとの研究結果があります。
また同じ食品を食べ続けることもよくない。
身体によいとされる食べ物でも、摂りすぎはダメで、
あらゆる食品をバランスよく食べることが大切です」
口腔・咽頭・食道がんのリスクが5割程度低くなったとの調査結果もあります」
1日1時間以上の運動や、長時間座り続けないことが重要です。
特に今はコロナ禍で在宅勤務が普及し、
会社員の8割が座る時間が増えたそうです。
座る時間が長い人は、短い人に比べて82%も、がん死亡リスクが高くなります」
筋肉を動かし続けることでエネルギー消費を高め、股関節の老化防止効果も期待できます」
病気を避けることは難しいが、“その時”を遅らせることが、
晩年を幸せに過ごす鍵となる。・・ 》
今回、中川恵一医師が提唱する「がんにならないための生活習慣」20》、
多々教示されたりした・・。
『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。
そして冠婚葬祭、懇親会、国内旅行以外は、
やがて3年前の頃より、缶ビール500mlを5日ごとに、
たった1本を呑んで、満足している・・。
新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、 心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されたりした。
やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、
しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、
結果的に8泊9日の入院となったりした。
長年こよなくタバコの愛煙者だった・・。
この後、映画、文学青年の真似事をしている時、
やがて敗退した後のサラリーマン時代に於いて、
タバコを喫いながら、物事を思案したり、思考したりしてきた・・。
こうした習性が55年以上続き、タバコを喫煙したならば、
言葉とか文章が、脳裏より舞い降りて、こなくなるかもしれない、
と危惧したりした。
そして私は、困ったなぁ・・と溜息をしたりした後、
自身を鼓舞するように、人生は気合だ、と心の中で叫んだりし、
これを機会にタバコにお別れとなったりした。
こうした根底には、やはりタバコは身体に良くないと、担当の医師から進められて、
何かを断念しなければ、この先はないと思い、断腸の思いで禁煙したのは本音であった・・。
《・・85歳を過ぎると、脳にアルツハイマー型の変性がない人、
体内にがんがない人、動脈硬化が生じていない人は一人もいない
と震撼しながら学んだりした・・。
やがて私は生かされれば・・、と空を見上げたりして・・
この先の明日、来年、再来年・・、未知の世界だから・・
判らないよなぁ・・と心の中で呟(つぶや)いたりしている。