先程、朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.】を見ている中、
【 どうする「デジタル遺品」 死後、こっそりデータを消してくれるソフトも・・・ 】
と見出しを見てしまった。
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中で、私は殆ど毎日、ブログの投稿文を綴っているが、家内は興味がなく、
好きな趣味事には熱心にパソコンに向かっているわ、と思っている程度であり、
もとより投稿文の内容も知らない。
或いはパソコンの『ドキュメント』にある私が収集している日本の近代史の出来事なども、
家内は興味がなく、無知である。
そして『ピクチャ』の写真に関しては、私は定年後の年金生活の中で、
殆ど毎日のように散策しているで、魅せられた情景をデジカメで撮ったりしているが、
私たち夫婦の旅行に行った写真だけは、後日に家内に話しかけて、家内は視る程度となっている。
我が家の家計簿に関しては、私たち夫婦は月初めに、
お互いに実態を把握するためにしているが、私はエクセルを活用して5表ばかり作成して、
これだけはお互いに共通認識して、微苦笑したりしている。
このような我が家として、デジタル機器を利用してきたので、
私が家内から見られてほしくない秘密データ、写真などもない。
ただ私が心配していることは、家内はパソンコのキーボードが苦手であり、
そのうちに覚えるわ・・と早や10数年が過ぎ、
私が予期せぬ出来事で死去した時、宛名ソフトを利用して、喪中はがきが作成できるか、
このようなことを思案したりした。
いずれにしても、私が近日中、家内にブログ、写真、家計簿など、
パソコン上で見る方法を生前遺言のように伝えることが必要だなぁ、と思ったりしてきた。
そして具体的に、パソコンの立ち上げからの基本から、紙のレポート用紙に10数枚、まとめて、
家内に伝えているが、やはり私にしても家内にしても不安となったりしている。
こうした深情を秘めている私は、今回の《・・死後、こっそりデータを消してくれるソフト・・》って、
どのようなことなの・・と思いながら、記事を精読してしまった。
この記事の原文は、ライターの森田悦子さんが『AERA』の2017年11月20日号に寄稿された記事で、
【AERA dot.】に於いて2017年11月18日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・・どうする「デジタル遺品」 死後、こっそりデータを消してくれるソフトも・・・
「僕が死んだら…」というファイルをデスクトップに置き、
家族がクリックするとあらかじめ指定したデータが削除される(撮影/片山菜緒子)
「故人が残したもののなかで、デジタル環境を通してのみ確認できるものが、デジタル遺品です。
写真や動画、メール、SNSのアカウントやその投稿、ネット証券・銀行の資産なども含みます」
デジタル遺品研究会ルクシーの古田雄介理事は、こう解説する。
同会に寄せられる相談の大半が
「故人のスマホのパスコードが分からず、中身が見られない」という遺族からの訴えだ。
「スマホは今や、実印や預金通帳を入れた金庫と、
アルバムやCD、本などを収納した棚の役割も担っているので、
遺族がアクセスできないと困るのです」(古田さん)
ほかにも新聞のデジタル版、雑誌や電子書籍の読み放題など、
毎月定額料金を支払うネットサービスは、解約の手続きをしないと請求が続いてしまう。
また、故人の思い出や遺影にもなる写真やビデオ、
仕事上の資料やメールのやりとりがスマホに保管されるケースもある。
誕生日などから考えられるパスワード候補を片っ端から試す人もいるが、
入力ミスが一定回数を超えると、自動的に初期化される端末もあり、全データを失う危険もある。
またFXや株の信用取引のような元手資金を超える負債を抱える可能性がある金融商品では、
放置すると損失が膨らむリスクも。
遺族に請求が来るケースはまれというが、必ずしも免責されるわけではない。
こうした悲劇を招かないよう、万一に備えパスワードなどは、紙で保管しておくことを古田さんは勧める。
だが、人によっては知られたくない秘密や、見られたくないデータもある。
そんな人のために、大切なデータを家族に残しつつ、
隠したいデータを削除してくれるソフトもある。
パソコンソフトのダウンロードサイト「ベクター」や「窓の杜」などで配布されている「僕が死んだら…」というフリーソフトは、
[僕が死んだら…]という名前のファイルを遺族がクリックすると、
あらかじめ指定したデータが消去され、遺族へのメッセージが開くという仕組みだ。
また、パソコンの最終起動から一定期間たった場合などに、
自動で指定したファイルを削除できる「死後の世界」というソフトもある。
グーグルを使う人なら「アカウント無効化管理ツール」を活用できる。
一定期間アクセスがないと、Gmailやグーグルドライブなど関連サービスの全データを削除するよう設定できる。
ただし、ソフトはキャッシュやバックアップ先など関連する全フォルダを指定する必要があり、
無効化される前に見られる可能性もあるなど完璧ではない。
「データ復旧を完全に不可能にするのは困難。
それよりも必要な情報を探しやすくしておくことで、
結果的にそれ以外のデータから目をそらす効果が期待できます。
残された家族も故人の秘密を暴きたいわけではなく、必要なデータを探しているうちに、
見つけてしまうものだからです」(古田さん)
SNSやブログに投稿した記事や写真など、ネット上に残される遺品もある。
無料で使えるものの多くは、利用者亡き後は放置されているが、特別な対応を取るサービスもある。
フェイスブックには「追悼アカウント」という機能がある。
遺族などが亡くなった人のアカウントを報告して認められると、その人のページに「追悼」の文字が表示され、
つながっている人たちが故人を偲ぶ場として活用できる。
利用者本人が生前に、アカウントごと削除するよう設定したり、追悼アカウント管理人を指定したりすることも可能だ。
古田さんは、情報リストや生前の準備などの「デジタル終活」は、定期的な見直しを勧める。
「利用規約の変更や新サービスの登場に対応するためにも、
年に1度、あるいはパスワードを変更したタイミングなどで見直すのがいいでしょう」・》
パソコンソフトのダウンロードサイト「ベクター」や
「窓の杜」などで配布されている「僕が死んだら…」というフリーソフトは、
[僕が死んだら…]という名前のファイルを遺族がクリックすると、
あらかじめ指定したデータが消去され、遺族へのメッセージが開くという仕組みだ。・・》学んだりした。
過ぎし年、総務省の調査によると、2014年のインターネット利用状況は全体で80%を超え、
60代では75%超、70代でも半数超と、高齢者の利用も年々拡大している、学んだりしてきた。
こうした中で、亡くなった御方が使っていたパソコンやスマートフォン、デジタルカメラなどの機器そのものや、
そこに残されたデータは「デジタル遺品」と呼ばれ、
データは幅が広く、デジカメの中の写真からメールをやり取りしていた人の個人情報、
SNSなどのアカウントなども含まれる、知ったりしてきた。
この後、「デジタル遺品を放置すると、さまざまなトラブルが起きる可能性がある」と警鐘を鳴らすのは、
情報セキュリティーの専門家で『「デジタル遺品」が危ない そのパソコン遺して逝けますか?』(ポプラ新書)の著者の萩原栄幸さんより、
多々学んだりしてきた。
《・・記すべきは、資産や投資など金銭に関すること。
ネットバンキングの口座やパスワード、ネットで株やFXをやっているなら証券会社の連絡先など、
もれなく記録に残すのです。
或いはブログのパスワードがわからないと、家族ですらアカウントを削除できない可能性もある。
資産に限らず、パスワードの類は記録しておくべきだろう。
そして「紙で残すこと」だ。
「データにして、パソコン内に保存する方法もありますが、
インターネットにつながったコンピューターの中にある限り、ウイルスに感染するなどで流出する恐れがある。
紙で保管しておけば、よほどのことがない限り、
それを目にすることができるのは家族や近しい人物に限られるはずです」・・》
こうしたことを学んできた私は、家内はパソコンが苦手であるので、
果たして・・と思ったりしている。