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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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65歳男性、平均余命は19年「年金受給年齢」いつにすべきか?、 年金生活16年生の私は学び、微苦笑させられて・・。

2021-05-26 15:11:54 | ささやかな古稀からの思い
先程、ヤフージャパンより配信されたニュースを見ている中で、
『 
65歳男性、平均余命は19年「年金受給年齢」いつにすべきか? 』、
と題された見出しを見たりした。


私は東京の調布市に住んでいる年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
 ささやかに過ごしている。

こうした中、過ぎし2004年の秋に民間会社を定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始め、早や16年生となっている・・。

今回、《・・65歳男性、平均余命は19年「年金受給年齢」いつにすべきか?・・》、
私は年金受給
を受給している身であるが、

過ぎし10日前に、御近所の知人の58歳の男性より、
漠然としながら「年金受給年齢」について、話題になったりした。

そして私は、ご当人のセカンドライフにより、
一概には・・と言いながら微苦笑したこともあったりした。

こうした体験もあり、こっそりと記事を読んだりした。

この記事は、【 幻冬舎ゴールドオンライン 】に於いて、5月26日に配信させられて、
無断であるが転載させて頂く。



《・・基本的に65歳で、受給開始となる公的年金。
しかし受給額は変わりますが、希望すれば60歳で受け取ることも、
 70歳で受け取ることもできます。

そこで「いつ、年金をもらうのが得なのか?」の議論がかわされていますが、
なかなか結論は出ません。

今回は「平均寿命」ではなく、「平均余命」から考えてみます。

 

☆年金受給年齢・・繰り上げるべきか、繰り下げるべきか?

――いつから年金を受け取るのがいいのか
 年金の支給年齢があがるなか、繰り返される、そんな議論。

そもそも公的年金は、「国民年金」と、
会社員や公務員などが国民年金とともに加入する「厚生年金保険」に分かれ、
国民年金部分にあたるものは「老齢基礎年金」、「障害基礎年金」、「遺族基礎年金」、
厚生年金部分にあたるものは「老齢厚生年金」、「障害厚生年金」、「遺族厚生年金」
と呼ばれています。 

老齢基礎年金は、保険料を納めた期間と、
正式な手続きを経て保険料が免除された期間の合計が
10年以上あれば、65歳から支給されます。

また 老齢厚生年金は、老齢基礎年金の支給要件である年金加入期間10年以上で、
厚生年金保険の被保険者期間が1ヵ月以上あれば、
基本的に老齢基礎年金に上乗せして支給されます。 

また支給開始年齢の65歳で受け取らず、
66歳から70歳までの希望する時期から受給開始する「繰下げ受給」を選ぶことも、
60歳から65歳未満で年金を受け取る「繰上げ受給」を選ぶこともできます。

 「繰下げ受給」では、受給開始月を1ヵ月繰下げるごとに0.7%ずつ、
1年の繰り下げで8.4%、最長の5年で42%ほど年金額が増えていきます。

「繰下げ受給」では反対に、1ヵ月繰上げるごとに0.5%、
1年で6%、5年で30%ほど年金額が減ります。

増えたり減ったりした年金額は、生涯変わりません。 
繰下げ受給・繰上げ受給で年金受給額が変わるので、
冒頭のような、いつ年金を受け取るのが得か、という議論が生まれるのです。 

仮に50歳代前半で年収600万円弱、
65歳で手にする公的年金が月14.4万円、
年172万8000円という会社員でシミュレーションしてみると、
 76歳未満で万が一のことがあるのなら「60歳で繰上げ受給」のほうが、
80歳以上生きるのであれば、「70歳で繰下げ受給」のほうが、
 「65歳で受給開始」よりも得だと言えます。



☆65歳男性の平均余命19.83年、疾病リスクを除くと・・。

このような議論がされる際、
「明日、死ぬかもしれないのだから、できるだけ早く年金を受け取ったほうが得だ」、
「いや、人生100年時代と言われ、長生きがリスクになるような世の中なのだから、
受給年齢は可能な限り遅くしたほうが得だ」など、
さまざまな意見が交錯します。 


よく取り上げられるのが、平均寿命。

厚生労働省『令和元年簡易生命表』によると、
2019年日本人の平均寿命は、女性87.45歳、男性81.41歳。
「これらから逆算すると、いつ受け取るのが得か」という主張です。

 平均寿命のほかに、平均余命という指標もあります。
ある年齢の人々が、その後何年生きられるかという期待値のことです。

前出の調査によると、平均余命は60歳で男性23.97年、女性29.17年、
65歳では男性19.83年、女性24.63年、
70歳では男性15.96年、女性20.21年です。

65歳の平均余命は、2010年男性18.74年、女性23.80年でしたので、
10年余りで男性は1.09年、女性は0.83年、長くなりました。 

平均余命を前提とすると、先ほどの「平均寿命から逆算すると・・」、
と年金受取年齢を考える方法とは、少しズレが生じます。 



さらに死亡要因のリスクを排除すると、平均余命はさらに延びます。

たとえば悪性新生物(腫瘍)。
リスクを除去すると、65歳時点で男性なら2.89年、
女性なら1.96年、
75歳時点で、男性なら1.98年、女性なら1.36年、平均余命が延びます。 

心疾患(高血圧性除く)なら、
65歳時点で、男性なら1.11年、女性なら1.20年、
75歳時点で、男性なら0.92年、女性なら1.13年、平均余命が延びます。 

三大疾病のうち、残る脳血管疾患のリスクを除くと、
65歳時点で、男性なら0.55年、女性なら0.58年、
75歳時点で、男性なら0.46年、女性なら0.52年、平均余命が延びます。 

平均余命から考えると、「いつ年金を受け取れば得か」の答えも、少々ズレが生じますし、
死因リスクを考えていくと、さらに変わってきます。

いずれにせよ、得か損かだけを考えるならば、
繰上げ受給のほうが最終的に総受取額は増えることに変わりはありません。



 また総務省『2020年家計調査』を見ていくと、
世帯主60世帯(世帯人数平均2.55人、世帯主年齢平均67.2歳)の消費支出は
27万4798円。

同調査による公的年金受取額平均は21万8980円(無職の65歳以上夫婦の場合)。

「月に6万円ほどの赤字を解消できるよう、年金受取額を増やすには・・」という考え方も。

しかし「住んでいるところによって、消費額も違う」という主張もあります。
 同調査によると、二人以上世帯の平均消費支出は27万7926円ですが、
大都市に限ると29万2241円、小都市に限ると26万8992円と、
2万3000円近い差が生じています。

また県庁所在地別に見ていくと、
最も消費支出の高い「さいたま市」は32万6313円。
一方、最も消費支出の低い「那覇市」は21万6202円。

那覇市であれば、平均的な年金額を受給できるのであれば、
「いつ年金を受け取るのが得か」などと考えずに、
年金だけで暮らしていけそうです。 

なかなか結論が出ない、「いつ年金を受け取るのが得か」の答え。
平均寿命で考えても、家計から考えても、事情も考え方も、
それぞれなので仕方がありません。

議論における様々な意見を参考に、
自身の家計運営の考え方に即して適した受給年齢を決めるのが、
後悔はなさそうです。

GGO編集部・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 



今回、記事を読みながら多々教示され、やがて微苦笑をさせられたりした・・。


私が現役サラリーマンで奮戦している50代の時、同僚が病死されたり、
そして知人は定年前の59歳で病死し、残されたご家族の心痛な思いが、

痛いほど理解させられたりしてきた。
           
やがて私は2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、
年金生活を始め、やがて62歳の時、現役時代の一時時期に交遊した友も、無念ながら病死したりした。
       
まもなく、知人のひとりの奥様が病死されて、
この知人は『おひとりさま』となり、私たちの多くは哀悼をしながらも、動顛してしまった。

こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、60代で妻が夫より先に亡くなることは、
考えたこともなく、こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。                                      

やがて私は高齢者入門の65歳を過ぎてから、心身ともに自立し健康的に生活できる期間の健康寿命は、
男性の平均としては71歳であり、平均寿命は男性の場合は80歳と知った時、
恥ずかしながらうろたえたりした・・。




そして70代となれば、多くの人は体力の衰えを実感して、75歳まではこれまでどおりの自立した生活ができるが、
80歳が見えてくる頃には介護を必要とするようになり、
やがて80代後半では何らかの介護付き施設に入居する可能性が高くなる、

と専門家の人から数多く発言されている。

もとより70代、80代の私より御年配の御方でも、心身溌剌と過ごされている方達も、
近所にいる御方、知人に多くいることも、私は知って、少しでも学ぼうとしている。
            
ここ数年は会社時代の少し先輩、或いは後輩の68歳が、

いずれも大病で入退院を繰り返した後、この世を去ったり、
ご近所の私と同世代の知人が、突然に脳梗塞で死去されて、

数か月の先は誰しも解らない、冷厳なこの世の実態に、
私は震撼させられたりしてきた・・。 




このような深情のある私は、もとより年金受給額も大切であるが、
夫婦がお互いに健康であり、思いやりがある言動のある日常で、
笑いのある家庭こそが、何よりもささやかな年金生活の基軸、
と思ったりしている。
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