昨夜の夜中は台風が関東を直撃し、あちこちで被害がもたらされた。家の屋根にゴルフ練習場の囲いが倒れたり、電車の線路に障害物が倒れ込んだり・・・そして、鉄道が午前中いっぱい各所で止まったり遅延したり。大混乱だった。仕事を休もうと思いながらも、通勤時間が遅いから大丈夫かとでかけたが、いつも1時間でいくところが、2倍半以上かかってしまった。
いつもの電車は止まっていたので、違うルートで仕事へ向かう。途中の乗換駅までくると、駅に着く前の道路に人々が長蛇の列を作っているのが車窓から見えた。JRが止まっているので、こちらの私鉄にお客さんが集中したようだ。
こちらは、駅の構内での隣のホームから出る電車への乗り換えだったので、優先されたので助かったが、きっと駅構内の混乱を避けるために、入場規制をしていたのだろう。反対方面の電車を待つ人がホームに溢れ、電車からスムーズにまずホームに降りられない。やっと降りたものの、今度は隣のホームに行くために上の連絡通路を通って移動しないといけない。でも、上の通路も動いてはいるが混雑している様子。(こういう時、エスカレータの先に人が溜まっていると降りられなくて人が後ろから押し寄せて大変なことになるかも~)嫌な予感がして上の通路の様子を観察してみる。まだ余裕がありそうかなと思えて、乗る。
すると、私の前の方で「こりゃ危ない。前で降りる人たち、立ち止まらないで!!!誰かエスカレーターを止めて!」の声が。
私もリレーのようにその声を受けて「エスカレーターの非常停止装置!」といいながら、降り際にしゃがんで止めようとしたが、押されて止められず「下の方で止めないと無理ぃ~」と言っている内に、誰かが非常停止ボタンを押して、エスカレーターが高いブザー音と共にエスカレーターが止まった。お蔭で、怪我する人はでないで済んだ。その音を聞いてきたのか、駅員が2人飛んできて、音を止め、別のホームのエスカレーターも止めていった。やれやれ。
今日得た教訓。「人が折り重なって事故になりかけてから降りる間際に危ないと思ってもエスカレータ―は止められない!」後ろからどんどん押されてより危険になるからだ。「止めるなら、乗ろうとしている人に声をかけて止めないといけない!」。それが、
上の写真は、降りるエスカレーターに乗る直前に一瞬で撮った写真だが、混雑して前方が危なそうな時は、「前大丈夫ですか?エスカレーター止めましょうか?」と早めに判断して止めるのがいいと思う。駅員が判断して止めてくれるのが一番いいが、事故は起きてからでは遅すぎる。自衛として、まずこの非常停止ボタンの位置は、常日頃確認しておくのがいい。
さて、帰りもまだいつも使う電車は運転中止だったので、行きと同じルートで帰宅。家までの途中でホッと見上げた空に、月が上っていた。
夕焼けに染まったピンク色の空に、白い月が印象的だった。
「今日は、取っ手のついているお月様だったのね」影の部分に小さくつかむところが見えましたか?
いろんなことがあったけれど、今日も1日を無事に終えることができました。明日は、平穏な1日を過ごせますように!