今日は久しぶりに東京で、昔の大学の友人が集まっての食事会。おいしい食事の後、35階の窓から見下ろすと、皇居に人だかりが!
明日が即位礼パレード。今日はその前日のイベントとして「国民祭典」というのを皇居前広場でやっているらしく、人気グループ「嵐」が歌を歌うとか~そういえば聞いたような・・・。まだ、好奇心いっぱい仲間と、一緒に見に行くことになりました。
行く途中にハッピ姿の人たちが大量に反対方向に向かって歩道を流れてきました。「あれっ?これで行く方向は合ってる?」途中人に聞くと、ちょうど第1部のパレードやイベントが終わって、皆は帰って行く人たちと分かり、終わってしまっているかと思いつつも、会場に向かい進んでいくと・・・
神輿が練り歩き、その後には山車が何台かまだ次々とやってくるのに遭遇できました。山車を掛け声と共に凄い音で揺らし始め、最後の駆け込みでお祭り気分を味あわせてもらえました。奥のスクリーンの下にどうやら大きなステージがあって、その様子が上のスクリーンに映し出されている模様。ここで5時から第2部が始まり、「嵐」が現れるということのようでした。それを見るにはチケットがいることがわかり、私たちは帰ることに。今度は2部のために会場に向かって来る人の波が大きくなり、真っ直ぐは駅に向かえずに東京会館の方まで行って迂回して東京駅へ。
東京駅と言えば、私には会っていかないといけない人(?)がいました。
人じゃないですが、会いたかったのはこの赤い丸型ポスト(笑)。でも、人なら礼服姿のジェントルマンの感じです。
これ、現役で復活したもので、ちゃんと投函口が開いていて、郵便をいれたら届けてもらえます。庄司さんという丸型ポストを撮り続けてきた写真家が、撮るだけでなく震災以降、日本郵便職員の若林さんや小沼さんと協力して、丸型ポストの退職後の移籍先の心配から修理まで手伝うようになり、全国の丸型ポストを生まれ変わらせる活動をしていたのですが、これもそのポストの内の1つ。
このポストは、昭和50年代に現役引退後、茨城県神栖市の幼稚園で余生を送っていたものをピカピカに蘇らせ、2014年12月15日に東京駅開業100周年記念に合わせて設置されたもの。詳細は、庄司さんのブログのココを参照してください。正面のお顔がゴージャスですね。
実はつい最近も、これは丸型ポストではないのですが、我が家の近所のポストがあまり汚い姿で放置されていたので管轄の郵便局に写真を送ってメンテナンスをお願いしました。それに対してちょうど昨日電話を頂き、「塗り替え予定します」とお返事がありました。ポストを設置したらお終いというのでなく、設置したあとの塗り替えなどのメンテナンスも費用や計画に盛り込んでおくのは「設置の基本」ですよね。これからも、よろしくお願いします。設置後5年でもこんなにきれいなこのポスト、幸せですね。
さて、この後は、さらに東京駅ステーションギャラリーへ。この東京駅の設計をした辰野金吾の特別企画展をしているのを見てきました。1番興味を惹かれたのは日本文化に造詣の深かったバルツァー案と辰野が設計を加えた現在の姿の比較。バルツァー案が不評で、その後を継いで辰野が設計を加えたのが現在のような西洋風の荘厳な感じの建物になっていたのが分かります。外国人の案が日本建築風で、辰野のが洋風なのが興味深い! 辰野金吾は明治13年から15年にかけてロンドン大学で学んだそうですが、2年の学習の深さに感嘆しました。そして、こうやって外国との交流が進むことで新たな文化が両国にとって意味があったと思えました。
そして、久しぶりの東京駅周辺を歩いて駅構内や地下道、建物の変化やあれこれにビックリしながら半日を過ごした私を、そっと見守って迎えに出てくれていたのは、こんなお月様でした。
さあ、だんだん丸くなってきましたね。 明日は15:42が月の出です。
今日も無事に1日を楽しく終えられたことに感謝して。明日もいい1日になりますように!