昨日の記者会見も酷かったが、今日の国会での質疑も酷かった。どう酷かったか。まずは、衆議院インターネットサービスの12月25日のココから、質問議員のところをクリックしたら、見られる。もしくは、よくコンパクトに直ぐ見たいところが見られるココの国会中継のサイトを利用するのでもいいだろう。
私も忙しいので全員のをつぶさに見た訳ではないが、質問をする議員が、安倍のことを「総理」とか「前総理」と言って質問していることに、非常に疑問を持った。
安倍はもはや総理ではない。病気を理由に総理の席を投げ出した人だ。辻元議員だけが、「あなた」と言っていた。当然だ!私たち国民が選んだ国会議員の質問に、(自分の秘書に聞いて、秘書が「領収書はない」と言ったから、そう答えた)なんてそんな子どもの使いじゃあるまいに、馬鹿で、いい加減な答えをして嘘をつき、国民を馬鹿にした、国会を侮辱した人間に「総理」と繰り返す神経そのものがすでに質問で敗北している。そんなことだから、森友・加計問題の時にあんないい加減なごまかし答弁を許し、嘘をついてもどうにかなると国民や国会を軽視し馬鹿にする長期政権を作り上げる野党は手助けをしてしまったのだ。
国民は怒っている! 国会で嘘をついて、それが明らかになった人に「総理」なんて持ち上げる言葉を使うのは、おかしい。 辻元さんのように、もっと真剣に「自分の背中には、たくさんの投票をしてくれた国民がいること」を認識して「対等な立場」で質問をすべきだ。
正直、野党は何でこんな酷い自民党より国民の支持を得られないのか。辻本さんのように、質問のうまい人からしっかり勉強をし、国民に嘘、誤魔化しをすることは許されないという当たり前の怒りを共有して質問をしてほしい。辻元さんの「民間会社では通用しない。会社ならとっくに信用を失い潰れている。私は日本を潰したくない。今、感染症が広がっている中で、ここで総理大臣が答弁する言葉、感染症対策にもし嘘があって、後で官僚にだまされました。秘書にだまされました。命がかかわる答弁になるかもしれない。国会で嘘の答弁をすると言うことはそういうことなんです」「道徳心とか愛国心とか人一倍おっしゃっていたじゃないですか。子どもの教育に悪いじゃないですか。けじめをつけて議員辞職なさる。いかがでしょうか」と言うなど、国民の怒りを代弁していた。頑張れ、辻本さん。
野党がこれまでの与党を追求するときに、「謝罪して下さい」「撤回して下さい」というのが多いのが、私にはいつも疑問だった。この長期政権は、今回もそうだが、「謝罪をする」、「撤回をする」のは得意技なのだ。なぜなら、口先で謝罪すること、撤回することほど、嘘つき、誤魔化しに痛痒を感じないで平気でできるのだ。「責任をとる」のも平気で言うが、それは「責任を取る」と口で言うだけだから平気でいうのだ。だから、いい加減に野党は、謝罪や言葉の撤回ではなく、議員辞職とか、具体的な責任の取り方をしっかり口にすべきなのだ。
公職選挙法違反と思われる菅原議員は自民党員で、議員も続けている。どうして? 与党内は、安倍も含め彼と同じ金で選挙民を買うこと。「お金をたくさんつぎ込むことで、選挙を勝つ」という一般の人にはない「常識」を持った人だらけで、彼を罰するという良識を持てない人ばかりだからだ。
「嘘がまかり通る国会にした重大な責任は、謝罪ぐらいでは責任を取ったことにならない」としっかりこんな体質を持った自民党、それにくっついて政権の嘘をただせなかった公明党にも、NO!を突きつけないと日本はお終いだ。そして、野党の人たちも、もっと自分たちが政権を担っていける「今の政権よりはずっとマシな政治家」の集団であることを国民に納得させる態度をみせてほしい。
私は音楽家や、科学者の人との交流の機会が多い。プロの音楽家の努力、切磋琢磨。科学者の綿密で、実証的で、誠実な研究態度などに触れるにつけ、その素晴らしさ、努力に感嘆する。一方、日本の政治家は、政治家の子どもに生まれただけで政治家になったり、俳優、スポーツ選手など名前が知られていたのを利用して政治家になるなど、厳しいコンテストも、論文審査も経ることがない、尊大なばかりで、誠実さや謙虚さに欠けている人がトップにいるように思える。
・どこかテレビ番組で政治家グループをクイズの良識比べに出してみてほしい。
・「2世議員は、親の地元の県内では立候補できない」「日本国憲法や議員の職にまつわる法律についての基礎試験」を実施し、それに最低点をとれなければ選挙にでれない。そのぐらいのことはするべきではないか? なにしろ、日本国憲法や三権分立すら理解していない政治家が多すぎる。