やっとピアノのレッスンの日になりました。前回から17日と約半月。まあ、忙しいのと、実は古傷の肋骨のヒビを庭の作業をしていて痛めた中で、家事も仕事も休もうにも代わりの人がいない(泣)頑張りながら、目の先にぶら下げていたのがお月様や自然の楽しみ、そして、このピアノのレッスンでした。 でも、忙しくて練習があまりできていない(嘆)
まずは、藤井さんの「ステップアップ・ジャズピアノ」のから新曲 ”It's Only A Paper Moon"から。速度もまあまあ遅いし、複雑なところは後半にあるものの、無難に弾けてはいました。でも、なんだか最後になって、下の楽譜の空色で丸して?をつけたスタッカートが気になって、これを表現しないといけないのではと思い、スタッカートに弾き直して練習しました。
酷く汚い楽譜で笑ってませんか?(苦笑)私の楽譜はいつもこんなものです。この曲は簡単だったので、これで済んでいるようなもので、もっと危ない引っかかりに印が目白押しになって他人がみたら(よくこれで弾けるな~)と逆に関心される様子のも多いですよ。
さて、弾き終わると「最初でこれだけ弾ければいいんじゃないかなぁ」と先生。「ただ、このあたりのフレーズで4分音符の連符を「タータ」と最初のを長く弾くという楽譜の最初の指定(CD15の下の丸で囲んだところ)があるのに、ここらのやり方が崩れてしまっていましたよ。全部スタッカート風になっていて、伸ばしも足りないところがありましたね」 「あっ!確かにそうですね。他の所ではどうでしたか?」「他のところは、指定どおりになっていましたよ」
どうやら、後でスタッカートに気づいて練習し直した時に、そこを意識するあまりにオカシナ弾き方になっていたようです。「このスタッカート、あまり意味が分からない」「そういえば、CDを聞いてもそんなにスタッカートのイメージではなかったのですが、後で気づいて意識して弾き直ししたんです」「それなら、自然な感じに直した方がいいですね」ということで、元に戻したらOKがでました。
楽譜に従えばいいというものでもないようで、それで他が崩れたのでは音楽としてダメということのようでした。反省。
次は、藤井さん編曲のガーシュイン”Summer Time" 実は、この曲は先生のアレンジで弾いたことがあるので、パスしていましたが、なんとこのガーシュインの藤井さんのテキストに2つの編曲が、最初と最後に掲載されていました。そして、最初は跳ねずに静かなアレンジ。最後は猛烈な速さで跳ねまくるアレンジとなっていました。新し曲は、なんとこの教本ではこの2曲しか残っていなかったので、他の本にシフトするか迷いましたが、ちょっといたずらに弾いてみるとなかなか面白い。そこで、まずはゆっくりなアレンジの方から挑戦してみました。
出だしはめちゃゆっくりなスタートですが、後半は右手の装飾音が多くなりやや指が回りきらないところも。半分だけ練習しても大変だったので、半分だけのお披露目をしました。すると先生が「いや~すごい書き込んであるなぁ~~~」と面白がって下さって、「後半もやってみて下さいよ」とのこと。「先生、でも後半は死にそうに難しいんですよ」というと、「そうかな、どうにかなるんじゃないかな」と聞いてみたいとのご要望。死に物狂いで次は後半も練習してくることに(笑) でも、確かに面白そうです。頑張ってみます。
最後は、先生アレンジの「花」です。アドリブでなく「間奏」部分がしっかり楽譜になっていて、完成度の高いイントロも元のメロディーとは無関係で先生らしい洒落たアレンジ。和音が動いて変化するのが弾いていてうっとりする感じになっていました。ただ、自分で弾くと変化が激しい分間違いやすく、うっとりといかないのが難点。しかも、先生の模範演奏はシンプルでなく和音や装飾音も多く、(弾けるのかなぁ~)と最初は手をつけられずに呆然としてました。レッスンの日が近づいて、すこしずつ手をつけていって、やっと「間違えずに弾けば譜読みに間違いは、ほぼない だろう?」のレベルに到着。2カ所、疑問点を残しながらレッスンの日になってしまっていました。
「先生、とても難しかったです。変化に追いつかなくて~」と弁解しつつ 初お披露目。とちりまくりながらも、どうにか弾いて、疑問だった2カ所のコードやタイミングを確認して、再度弾き直し。少しまともになりつつも、「大分いいけれど、これはもう1回やりましょうかね」と先生。「あと、何があると言ってましたっけ」「ワインレッド?」「今日は用意してないので、次までに用意しておきますよ」となって、目の前に、次なる餌をぶらさげていただけました。これは、頑張るしかないですね。「先生のこの曲では、こことここの和音の響きが効いていて、弾くときにいい感じですよね~」というと、「そこはオリジナルにはない所なんですよ」と先生。そうなんです、こういうオリジナルにない先生独特の響きの作り方をしているところが先生のアレンジを弾く最大の楽しみなんですよね。そういう箇所を練習で弾いていると、うまく弾けなくても気持ちが落ち着いたり、リフトアップされる感じがします。 この「花」はYONOAちゃんという歌手と先生がライブした時のアレンジですが、この最強コンビの演奏、いつかレコーディングしてほしいですね。
youtube で探したら、何とこの時の演奏が無料で公開されていました!!!
ココから聞いてみて下さい。私の書いたことが耳で確かめられます。下の画像クリックでも、youtube に行って見られますよ。