人生は、平均寿命80歳とすると4000週に当たると先日テレビで言っていました。ほぼ4週で地球の周りを巡る月。月の巡りは1000回の巡りを人間は共にするということのようです。すると、私がこの月の巡りを楽しむのはあと、1年52週として・・・。
あっという間に今年も12分の1が過ぎてしまいました。何ができたか。何ができなかったか。まあ、健康で大きな事故もなく、家族が無事にすごせただけでも有り難いと感謝するような日本になってきましたね。物騒なことが、世界のみならず日本でも起こっている。子どもを幼稚園や学校に送り出しても安全とは言えず、家で留守番している者も家事だ泥棒だと安心はできません。
といいつつ、しっかり月を愛でる平和な1ヶ月を過ごせた自分は幸せ者だったと感謝します。
2022年→2023年
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冬の快晴が続き、かなり凄いラインアップです。実は1月10日の日付の月は撮れていませんが、11日の未明に撮った月は、1月10日に上った月を沈む前に撮ったので、1月10日に加えると、かなりお月様を日々しっかり撮れていました。見られたのは21日分。最後がやや15、16、18日以降が見られなかったのが惜しかったです。
さて、では、今月の惑星をご紹介しましょう。
水星:明け方の東天でみやすいようですが、未明は寒くて我が家からは外に出ないと東空低くは見られないので、月が近づく2月19日だけは、晴れていたら~とも思いますが、月と見えても滅茶苦茶に低いです。みられるかどうか?でも、水星だけ見るなら、今が見やすいようなので、未明早くに散歩する人、自宅から東空を見下ろせる高層住宅にお住まいの方は、今がチャンスです。私がよく遊びにいく「銀河鉄道の月Ⅱ」のブドリさんは、肉眼でみえたそうです(ココから)。
金星:夕方の西空低くにいた金星も、だんだん見やすくなってきました。2月22日には細い月が金星と並び、木星も加わり素敵な眺めになります(木星の下に図があります)。インスタ映えしそう!? 6月初旬のピークに向けて、これから金星はどんどん見やすくなります。少しずつ西寄りに見えるようになってきますよ。明るいので肉眼で簡単に見つかります。
火星:昨日は月と見つめ合うように見えた火星。地球から離れていくのでだんだん暗くなってきていますが、まだ肉眼で十分見つけられます。昨日のように、2月27日、28日とが火星に近づきます。冬の星座の中、おうし座のアルデバランのそばにいるので、みつけるのは簡単です。
下の国立天文台の図にあるように、オリオン座やアルデバランと言った、肉眼でも見つけやすい冬の星座をてがかりにすれば、月が近づかなくても簡単にみつけられますよ。
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木星:主役を長く張っていた木星ですが、だんだん夜には駆け足で西空へ移動して行くようになりました。下の図のように、2月22日、23日には、月のそばを金星とともに木星が賑やかに夕空を彩ります。木星と金星の交代劇は3月2日になります。順番が入れ替わるのが、見物ですよ。
こうして、長く楽しませてくれた木星ともだんだんお別れ。朝の空へとその後は移動していくので、木星を楽しむのは今月中ですね。もちろん、木星は肉眼ですぐみつかります。恒星より、明るいです。何しろ、恒星で一番明るいシリウスのマイナス1等を上回る明るさですから。現在は、マイナス2.2等です。金星は現在マイナス3.9等なので明るさでは負けますが、視半径(大きさ)が金星の3倍近く木星はあるので、是非近づいた木星と金星の明るさをよく比べて、どちらが明るいか自分の目で確かめてみましょう。
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土星:夕方の空から姿を消そうとしています。もう、金星より低い場所にいて、0.9等なので、地平線で見つけるのはもう難しいです。太陽に近づいているので、もう諦めましょう。水星のように未明に登場してくるのは、春になってからですね。
ということで、今月の注目は冬の星座と火星。そして、月末の木星・金星の近づいて行く様子をずっとみながら、惑星が他の星と違う私たちの兄弟星だということを実感してみましょう。
下の図は、私の写真ではしょぼくてよく見えなかったものの、ご紹介済みのオリオン大星雲の迫力の写真です。
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ベルトの3つ星は、都心の空でも肉眼で見つけられそうです。小3つ星も、視力のいい人なら見えるのでしょうか? 試してみてください。