このブログでは、社会にとって大事なことが起きた翌日には、新聞を複数紙買って比較する作業をしてきたが、2021年の「報道現場」(望月衣塑子:著)を読み進めながら、(やはり今読むべき新聞は、東京新聞だな)と強く感じた。
そして、そんな折り、東京新聞に3月15日から相次いで、坂本龍一さんのこんな記事が掲載された。
東京新聞は、こうした大事なメッセージは坂本龍一さんの手紙の全文とともに、記事もウェブ掲載をしている。上の記事写真で読みづらければ、画像クリックで東京新聞のウェブ版にリンクさせたので、見られる。
実は、今年の1月5日夜10時にNHK総合で放送になった『坂本龍一Playing the Piano in NHK & Behind the Senes』で、坂本さんが癌の闘病中で、最後のような気持ちで、思い出深いNHKのスタジオで収録した演奏だったとのこと。心に染み入るような音に感動した。録画していなかったのが悔やまれる。
そんな坂本龍一さんが、人々に残そうとしているメッセージ、しっかり多くの人に受け止めてほしいと思った。東京新聞の思いもきっと同じだから、大きく紙面を割いて掲載してくれたのだろう。
そして、坂本さんが言葉を託したのが、「東京新聞」であったことも、大きなメッセージとなっていると思った。
この記事を読むまで知らなかったが、坂本さんには「坂本龍一X東京新聞 脱原発とメディアを考える」という本があると分かった。さっそく、amazonでポチリとしてみた。