先日、ピアニスト小林愛実さんの演奏に聴き惚れるという記事を書いて、ピアニストの小林愛実さんの演奏の素晴らしさをお伝えしましたが、日本のピアニストの層の厚さについてはもっと着目していいかなと思うので、ここに書き記しておきたいと思います。いまさら、なぜ2021年のショパンコンクールと思われるかもしれませんが、ピアニストの演奏は時を超えて人々の心を打ちます。是非、これをきっかけに音楽の世界の素晴らしさを味わって頂きたいと思います。
正直、政治の世界での常識もモラルもなく、民主主義や国会や議会、日本国憲法への尊重意識の欠如した人たちがどうしてこうも次々と出てくるのかとうんざりしている時に、日本人としてこんなに誇れる人がいることを伝えてエールを送りたいと思ったこともあります。プロであろうとする情熱が、音楽、そして多分スポーツ界では突出していると思います。そして、その実力を目の当たりにできるという点も同じと感じます。
ご覧下さい。「たびまっち」というココのサイトが書いて下さっているのをみると・・・私も名前を知っている日本の天才ピアニストたちがこんなにも参戦して活躍していたのだ~と感嘆しました。しかも、その演奏がyoutubeですべて公開されているのとリンクしてくれていたので聴けるのが素晴らしいです。
音楽で順位を付けること事態が非常に難しいということを彼らの演奏をリンクから聴いてみると実感することができると思います。
これだけの才能溢れたピアニストが争っていたという「ショパンコンクールの凄み」を、きっと感じ取れるはずです。彼らの研ぎ澄ましてきた音に心を揺らされながら、まずは存分に楽しんでほしいと思います。
*「たびまっち」というサイトは、末次弘季さんという「8歳の頃に念願の渡欧。ポーランド国立ショパン音楽大学学士課程ピアノ科を卒業。現在、ショパン音楽大学研究科に在学しながら、ヨーロッパを中心に演奏活動を行っている」方のサイトのようです。この方が纏めてくださっているのを転載させて頂いています。末次さんのサイトのココをみて下さると、より詳しく紹介して下さっていますが、ここでは字数制限もあり、実際に日本人の演奏者の素晴らしい演奏をyoutubeでどんどん見て頂けることを期待して、その一部を転載させて頂いています。
最終順位
- 1位: ブルース・リウ (カナダ)
- 2位: 反田恭平 (日本), アレクサンデル・ガジェヴ(イタリア・スロベニア) 2人
- 3位: マルティン・ガルシア・ガルシア(スペイン)
- 4位: 小林愛実 (日本),ヤクブ・クシュリク (ポーランド) 2人
- 5位: レオノラ・アルメリーニ (イタリア)
- 6位: ジェイ・ジェイ・ジュン・リー・ブイ (カナダ)
ファイナリストの12名のうち、入賞したのは6位までの8名
日本人ファイナリスト
反田恭平さん
ショパンコンクールを目指す主人公を描いたアニメ「ピアノの森」でピアノ演奏を担当した反田恭平さん。実際に今回初出場されます!現在ショパン音楽大学に在学していて、今大会も審査員席に入っているピオトル・パレチニさんに師事しています。初の日本人優勝の最有力候補のひとりです。
小林愛実さん
前回の第17回ショパン国際ピアノコンクールで日本人唯一のファイナリストだった小林愛実さんが今回再登板!
3次予選敗退
進藤実優さん
2002年生まれ。モスクワ音楽院付属中央音楽学校に在学していて、今年のPTNA特級で第2位、聴衆賞を受賞しました。進藤さんはダイナミックなフォームで多様な音色を出せる、最も注目すべき若手ピアニストのひとりです。
角野隼斗さん(かてぃん)
沢田蒼梧さん
ピアニストをしながら名古屋大学医学部医学科の医大生として学業と両立している、まるで大谷翔平選手のようなピアニスト。誰にも真似できない多彩な音色が魅力です。おしくも3次予選に進むことが出来ませんでした。
牛田智大さん
浜松国際コンクールで2位の牛田智大さん!おしくも3次予選に進むことが出来ませんでした。
京増修史さん
今大会のファイナリスト大筆頭!京増さんは今最も注目すべき若手ピアニストの一人です。おしくも3次予選に進むことが出来ませんでした。
素晴らしい演奏を聴いて頂いた後に、考えてほしいこと
聞いて楽しんだあとに、今の日本の政治状況について、考えてほしいのです。世襲であるとか、お金であるとか、コネであるとか・・・実力でないところで選ばれて地位をえた政治家達に、国や自治体の政治を任せている今の日本の政治状況を。今のままでいいのか。しっかり目を向けてほしいのです。才能があるだけでなく、その上に献身的に音楽に向き合っているこの若者達の姿から、その違い、違和感?を感じてほしいです。
しっかり日本の将来を任せられる政治家を、真剣に選ばないでは恥ずかしいと思いませんか。(選ぶ権利を持ちながら、棄権をするなんてもっての他)ということも感じてほしいです。
政治家の人たちにも是非聴いて頂いて、彼らの音楽に対するdedication 献身の姿勢から、政治家として真剣に国民のために政治をする姿勢を自分自身にいつも課して働かないといけない!としっかり自覚してほしいです。
全身全霊でピアノに音楽に打ち込む姿に、心から敬意を表します。
私の大好きなイチローや、中村哲さんにも、ここに紹介されたピアニストたちと同じdedication 献身があります。
皆が、彼らと同じようにそれぞれの持ち場で、それぞれの力と喜びをもって献身的に、そのエネルギーを集中して日本を正しい未来へ繋いでいけば、今の恥ずかしいような日本の現状から抜け出せるのではないか。私は、まだ希望を持っていけると彼らの演奏を聴きながら確信できました。いま、ひとりひとりが動けば、まだ未来はある。大丈夫。
さあ、先ほどまで曇ってみえなかった月が出てきているのではないかと見てみました。すると・・・・
<2024年4月27日0:34>
月は、なぜかいつもこういう時に力を与えに現われてくれます。ありがとう! さあ、私たちの背中を月のパワーで押して下さい!!!