今朝は、白いお月様が「お早う」と、寝坊の私にも声をかけてくれました。
「おはよう!」「よく寝れた?」「ぐっすり。お月様は、ずっと寝なかったんだよね」
とお月様と会話をしましたが、どうしてこんな会話になるかというと・・・このお月様、日付が変わってすぐの0:05に昇ってきて1時間後、私が寝る前にも挨拶を交わしたお月様だからです。
その時のお月様はこんな様子でしたよ。
5月27日1:34、つまり今夜の日付が変わってすぐに下弦の月のぴったり半月になるお月様ですから、まだ1日前で半月の少し膨らみを感じるお月様でした。昇りたてのお月様ですから、もう少し黄色味を帯びたお月様でしたよ。
こうやって拡大して見ると、ちょっと長めの切り傷が斜めに入っているお月様。これはアペニン山脈というようですが、月の名前は大概 地球にある実在の地名からとられるようで、これはイタリアのアペニン山脈から来たと思われます。
さて、遡りついでに、もう1日日付を遡ってみると・・・
<2019年5月25日1:45>
これは、昨夜ではなく、一昨日の夜中の写真ですが、夜中に出る月の先導役として、木星、土星がいたのですよ。月はどんどん昇る時間が遅れてくるので、今はさらに離れていってしまいます。これから、月の左には金星がいて、未明に太陽の昇るまえの空にいる金星に月が歩みよってきます。
2日前の23日の夜中、土星の右側にいたお月様の写真を(ココで)公開したのですが、下の写真です。たった2日でこんな風に月と土星が入れ替わって離れているのがよくわかりますね。2日前はこの上の写真の土星の右にいた。2日で上の写真の位置!
月の夜空での移動のイメージ、ご理解いただけましたか?月は約28日で地球の周りを1周するので、細かいことを省いてざっくり考えて360度÷28=13度も場所を変わって行くのです。凄いスピードです。地球の自転にしても、公転にしてもそうですが、天体の移動のダイナミズム!!! 地上にいるとイメージが湧き辛いですが、ものすごい高速移動なんですよね。
月に土星に木星、未明にはこれに金星も加わり~と惑星が今は未明に結構 見られるます。ただ、日の出が早い今の時期の金星観察は寝坊の私には無理(泣)。これからはお月様も朝の快晴を願いながら、白いお月様が私を青空の中で待ってくれていることを期待して、朝会うことにします。
これから月は金星に近づいて行きますけど、日の出時間を考えると見るのはちょっと厳しいですね。
金星は、日の出時間とかなり近いのでみえないかな?とも思いましたが、厳しいですかね。正直起きられないのでわかりませんが、藤井旭さんの天文年鑑には「明け方の東天、明けの明星としてごく低くで輝く」とありました。最近、藤井さんのこの本にも「?!」という誤記もあるのでやや心配ではありましたが・・・金星は昼でも見られる星だから、日の出前の一瞬にみられるかな???と想像しましたが。