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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン48

2015-03-20 20:29:55 | ピアノ

 今日は、かなりハードな日々の練習を経て辿り着いたレッスン日でした。
  なにがハードと言って、最近 主メロディーとコード譜しかない楽譜から弾くことが多くなり、つい無難な弾き方になり、進歩がなくなってきたのを苦慮。リズムの難しいボサノヴァに敢て挑戦しようと言う過激な業を自分に課した私。「ボサノバの定番曲をあつめました」という前から持っていたものの、リズムが難しくて適当に弾いて放置されていたものを、2回前のレッスンから取り組んでいるのです。


  「イパネマの娘」「ワンノート・サンバ」ときて、そして今日は「波」を弾きました。付点と3連符、タイと苦手なリズムのテンコ盛り!
  もう、最初は歯が立たないと思えたのですが、まるで数学を解くような感じで、音の表に入るか裏か分析。メトロノームも使い、ゲームをするみたいな感覚で、繰り返し繰り返し、部分の攻略から始めて、少しずつ全体へと練習。2週間で、メトロノームを鳴らしながらやって、2~3回やり直すことはあっても、リズムの大きな崩れがなく最後まで行きつくレベルにもってきました。自分ながら「立派とホメてあげたい!」気分です。

  先生に書き込みのない本(楽譜)の方を渡して、私は書き込みいっぱいの自分の楽譜7ページを繋げたものを絵巻物のように広げて音楽スタート! 


  ↓2ページ分しか写っていませんが、広げると絵巻物みたいになってます。譜読みが下手なので、こんな具合に色付けをして、音の入りを分析しているんです。譜読みに問題のない方には(先生も含めて)「何ですか、これは!!」みたいなことになっています(笑

  


  数か所どころかもっと突っかかりましたが、最後までやって、ゆっくりと上手く行かなかったところも含め最初から部分に区切りつつ確認。

  待ちきれていなかったところ、早く入ってしまったところ、しっかり確認。譜読みは結構大丈夫だったようで、先生も「このアレンジがいいかは別問題として、これはいい練習だな~」と言って下さいました。
  別に、私の演奏が評価された訳ではありませんが、地道にこれを続けていけば、かなり上手くなりそうな予感がします。今回も、最初に弾き始めた時はメロディーが聞こえませんでしたが、最後にはどうにか「ああ、あの曲を弾いているんだな?」と他の人に分かる位までにはなりました。たぶん。

  これは、練習曲なので次回は今度は激しくないが、流れるようにメロディーを浮かび上がらせないといけないちょっと難しそうな"How Insensitive" を練習することになりました。

  さて、次は先生の奥様の曲。「静けさに還る」です。これは、イントロのみしっかり楽譜が書いてあり、残りはメロディーとコード譜だけでしたが、コードがしっかりしていて、先生が演奏したCDを聞きながら練習したら、結構それなりに曲の様子が呑み込めて、自分でも意外なほどスンナリと「それらしく」弾けました。調子に乗って、先生のアドリブを模倣して、アドリブも加えて演奏。つっかえましたが、譜起こしの間違いもなく、概ね問題もなく弾けて・・・いや、問題はありありでしたが、練習でそこはこれから解決するとして・・・。

 「静けさに還るといっても、結構元気のある仕上がりになっちゃいましたけど・・・」
 「まあ、賑やかな静けさもあるんじゃないの」なんていいつつ、「まあ、これはこれでいいでしょう」ということになりました。
  新しく、また奥様のCD"Longing" から「ブナの日」の楽譜を頂きました! 楽譜、8行。でも、不思議なことに、ゆっくり書かれたコードを確認して伴奏に入れると、CDの音が生まれ出して来ました。
  コード恐るべし!コードが語る、コードが醸し出す世界の深さに驚きます。
  Am7sus4、G/A、F/A、E7/A と左の一番下の基音Aは変わらないのに、A→G→F→Eとコード音の構成が(ラ)・ソ・ファ・ミと下がって和音が響くと、右手だけのメロディーを弾いた時とは、モノトーンがカラーに急に彩りを帯びたように違ってきます。

  奥様の作品は恥ずかしいから~と先生の模範演奏はなし(!)なので、自分でどうコードを読み取っていくか、これから謎解きです。

  最後は、先生のeco-musicの曲「小鳥たちのために」これは、皆様も、曲名をクリックして下さると素晴らしい外国の風景と共に渡辺先生のピアノ演奏に他の演奏者も加わった形でお楽しみ頂けます。eco-music からは、渡辺先生の曲が12以上youtubeに
upされていますが、中にはもう2万ヒット近い再生回数になるものも。皆様もいい音楽にどんどん無料で触れられるチャンス、ご利用下さい。


  音のカウントが一呼吸早く入ったり、裏に入ったりと難しいので、秘策を練ってハッキリ音が入るところを間違えないで済むような左手の音を加えて、これはしっかり左手も書いた楽譜を完成させて弾きました。前日に気づいたコードの読み違えを修正したところを、最初の習慣が残って打ち間違えた以外は、リズムもコードもOK。ただ、秘策をねった割には「最後の音の伸ばしがやや足りない感じがしますね~」といつもながらのご指摘は頂いてしまいましたが・・・大きな問題点はなく、次回さらに弾き慣れてくることに。頑張ります!

  ということで、今日は、また新曲の楽譜を1曲頂いて、楽しくレッスン終了。
  語学でも、50レッスンというのは、かなり1つの大きな括りになるのですが、もうちょっとでその50回。どうにか、音楽を楽しめる入口に入ってきたような気がします。何をするかが見えてきたというか~。手を抜かないでどうすればいいのか、音をどう作り出すかの輪郭が見えてきたように思います。

  渡辺先生のお蔭で~す!先生いつもありがとうございます。って、このブログのこと先生には内緒だから聞こえませんね(笑。50回目のレッスン記念日の時に伝えよう!

   *そういえば、先生の曲では始め普通に弾いて、繰り返しでオクターブ上で弾くと言うパターンが結構あるのですが、その弾き方をどうバリエーション作るかという質問をして内声を加える話をしていて、先生が「高い音は弱くなるので、より内声で補うように」と言っていました。なるほど~。
 

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