日本は投票率が低すぎる。さらに、高齢者の人の方が今や人口動態的にも多い所に加え、高齢者の投票率が若者より高いために、若者が投票行動を怠ると「シルバー民主主義」というような高齢者優先の政策に偏ってしまう。そもそも、選ばれる政治家が特に平均50才以上と高齢化している。下は、2019年の参議院の当選者の平均年齢だが、さて今回の衆議院選挙の当選者はどうなるだろうか・・・。
<時事通信社のココから転載>
そして、そうした政治家を選んだ側を見てみると・・・70才代以上は高齢のために投票率が落ちてはいるものの、他の年齢別のグラフは、見事に年齢が高いほど投票率が高い。今や日本は高齢化が進み、有権者数も高齢者が多くなってきている中で、若い人が投票を怠っていると、「若年の意見力は団塊の4分の1にも満たず~」とYahoo newsのココで書かれているような事態になって、シルバー民主主義がまかり通り、未来を背負う若い世代の意見が充分政策に反映されないこととなるようだ。
総務省・国政選挙の年代別投票率ココから転載>」
私は高齢者に属する立場だが、実際に未来を生き続けていく若い人たちの意見が政策に反映されないのは拙いと思う。街頭のインタビューで、でも誰に投票していいか、よく分からないといっているのを聞いたが、是非、ネットの発達している今なら、検索してちょっと調べてみれば分かるはずだ。政治に興味も湧いてくるだろう。
結局は出馬を断念したが、IR事件のように懲役4年の実刑判決を受けても控訴しながら立候補すると主張していた議員もいる。しっかり、探偵になったつもりで調べてみよう。
さて、お待たせいたしました。タイトルの写真家・中筋純さんが、アップしていた選挙キャンペーンの動画です。動画をクリックして頂くかココからご覧ください。
「僕たちの未来」というタイトル。ほんの1分39秒の作品だが、中筋さんらしい作品となっている。「原発再稼働を許すか、許さないか」これも、地震国に住む私たちにとって、どの政治家・政党を選ぶかの決定的な決めてになるだろう。
なぜなら、北朝鮮のミサイルだ、中国の猛威だと軍拡を是とする党もあるが、戦後76年間、日本は他国からの攻撃で死者を出していない。でも、2011年の東日本大震災の福島事故では、命を失い、自分の家に住めなくなり故郷を奪われた人たちがたくさんいる。関東ですらホットスポットがあり、除染活動が行われて大変だった。私は福島事故を知って、孫2人を連れて長崎に当時単身赴任していた主人のところに避難したが、首都圏も避難地域になる可能性は充分にあった。映画や記録を見ても、首都圏避難がなくて済んだのは「奇跡としかいいようがない不幸中の幸いに恵まれたからに過ぎない」。
狭い国土の日本に、廃炉にされていない原発が全国にある脅威。そこをミサイルで攻撃されたら、原子炉は強固であっても、脆弱な配管設備などが破壊されたり、電源停止されたら・・・悲劇は攻撃がなくても、自然災害でも福島事故のようにいつ起こるか分からない。軍拡より、自然災害への備え、廃炉の方が優先されるべき緊急案件だと私は思う。
さあ、いよいよ明後日が投票日。あなたの1票を大切に使おう、未来のために。
「入れたい政治家や政党がない」という人も多い。それなら、「マシな政治家や政党に投票しよう」。そして、その政治家や政党に、自分の意見を伝えて、実現してもらえるよう働きかけよう。そのためには、他人の意見を聞かずに暴走し、問題を起こして説明を求められても説明責任を果たさず、情報公開もしないような政党には入れないことだ。そんな不誠実な政治家を選んだら、その結果に、今度はあなたも一緒に責任をとらないといけない。
ひとりでも多くの有権者が、「原発の再稼働を許さない政治家・政党」を選んでくれることを、私は心から願っている。
今朝見た昨日の夜に昇ってきたお月様にも、お願いしておいた。
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