前回のピアノのレッスンから、非常に忙しい日々となってしまって、実は練習の時間があまり取れないままに今日のレッスンに行きました。
幸いにも、ほとんど病気らしい病気もなく、日常的に通院する病院もない私。唯一の心の病院?となっているのがピアノのレッスンです。お月見と一緒で、レッスンでうまく弾けようが弾けまいが、何だか心が安まるのです。私には、レッスンが「心の安定剤」となっています。
さて、今日は前回からほとんど上達していないと思える"Body and Soul"から弾き始めました。前日になって、前回先生から「3連符がどうも3つの音が均衡に弾けていない」との指摘を受けたことを思い出して、そこはしっかり意識して弾きました。
弾き間違いはたくさんありましたが、2回弾いて、「まあ、曲全体のイメージは掴めてきていますね。それに、これは確かに転調したり変化があって、むずかしかったかもしれませんね」と、先生。いつも、厳しいことは言わずに、オブラートに包んで伝えてくださる優しい先生です。
2回以上弾いても、よくなる見込みもないので、自からあっさり終了。
次は、前回先生が「これ弾いてない譜だったかと思いますけれど、いりますか?」と渡してくださった「陽だまりの鳥たち」。実は調べたら以前弾いた証拠が残っていて、私がコードから譜起こしした譜も出てきました。 久しぶりに弾いてみたら、私の不得意な1テンポ早めに出たり、ちょっと複雑なところがある楽譜。でも、ちょうど、拍子を取りづらい難曲”Circle on the Bridge"にチャレンジ中だったので、いっそのこと~と少し思い出しながら練習してみていました。
昔弾いた曲は、それなりに指が覚えていて、曲として流れは掴みやすかったです。出だしがやや難しいので、まずその最初の部分の確認をとったところ、まずまず出だしのOKがでたので、曲を全面スタート。それなりのできでしたが、先生は私に譜を見つけて渡してくださっただけでご自分では弾いてみなかったようで、「後半のところも曲の感じが変わって面白い曲でしたね」と伝えると、「そうねぇ、今聞くと突っ込み処もいろいろあるけれどね」とのこと。
これも、黒鍵責めはないものの、なかなか曲に変化があって、再び練習してきて、もう少しうまく弾けるようにしたいと思いました。先生が気に入って、また弾き始めそうな予感のする曲でした。
ということで、最初の2曲は、うまく弾けた訳ではないけれど、10分ずつで終わってしまったかんじで、時間がたっぷり残っているように思えました。
そこで、最後に取り出した究極の難曲。先生に「リズムが違いますねぇ。休符がカウントが足りない。やはりメトロノームを使って、弾いてみるのがいいですよ~」とメトロノームの刑執行が出されてしまった先生のオリジナル曲、”Circle on the Bridge"です。
格好いい曲なのに、リズムを正確に弾くようにゆっくりカウントして弾いても、裏で弾くか、通常の頭で弾くかの判断も難しく、そこでまず譜の確認。休符の長さや、弾く音符の長さ、小まめにこの至難の最初の2段を徹底的に確認。
でも、ゆっくり弾いても、8分休符がてんこ盛りで、しかも、4分休符に連なった休符の時もあり、その至難の(イントロ2)がクリアできず・・・一音一音確かめて、薄氷の上を歩くようにやってみましたが結局、先制も私もさじを投げることに(苦笑) つまり、諦めて終了。
イントロ2の先の伸びやかになった曲の変わり目から続きを弾いて、滅茶苦茶ながら、最後まで到達。
「この曲に関して言えば、音は伸ばしたりせずに譜の通りに均一な感じで弾いてほしい」と先生。ジャズ風にタータとするのでなく~とのことで、数カ所、いつの間にか私が勝手に音を伸ばして弾いているのを指摘されました。無自覚に自分の都合の良いように弾いているのに気づかされ、驚いて修正~というのが数カ所。
この曲を、譜の通りに弾けることができるでしょうか。先生に「なぜこんなに難しくしているのですか?」と聞いたら、「それを狙っている。ワンパターンでなくしたかった」とのこと。4頁に楽譜が亘っていますが、4ページ目は和音が素直に指が動かず至難なので、次回へまわし、終了。それでも(今日は、何だかよく闘いましたぁ~」というレッスンでした。先生も、お疲れ様でした。
すると、先生が、「前に弾いた『巡りゆく時』の新しいバージョンを加えた部分の楽譜ができたので~」ときれいな楽譜を渡してくださり、気分は一転!
しかも、その加えた部分の模範演奏も聞かせて録音をさせていただきました。癒されましたぁ~~~~~!!!
かくして、やはり渡辺先生は私にとっての唯一の健康維持のために不可欠なお医者様的な存在と、今回も確信したのでした。いつも、お世話になっております。
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