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Hanshin Tigers Series 2024

さらば、沖原!(10日・甲子園)

2005-06-11 21:18:20 | Inter League
 沖原佳典は好きな選手だったので、今回のトレードは寂しいが、このままタイガースにいても「絶対」に「出番」がないだろうから、沖原本人にとっては「いいこと」。昨日は早速スタメン2番ショートに起用されて、ヒット1本打ったようだが、沖原の課題はやはり打撃。2003年のあの突然の打撃開眼で、今岡誠の穴を埋めて、1番セカンドで打ちまくった、あの姿が甦るのか? 
 それにしても、あの2003年は何だったのか? その後、何故、打てなくなってしまったのか? 田淵幸一(チーフ打撃)コーチの“うねり打法”を身につけて、その田淵氏がいなくなったのが原因か? いずれにしても、東北楽天ゴールデンイーグルスへ行っても、あの打撃を取り戻さない限り、早晩「戦力」として見限られるだろう。

 沖原の代わりに入ってきたのが、前田忠節。PL学園から東洋大学出身だから、タイガースにふさわしい選手と言える。しかし背番号「5」を与えるのはいかがなものか? 沖原と(シーズン中の)交換だから仕方がないとはいえ、荷が重くなければいいのだが。沖原と違って、当分はファーム暮らしだろうから、そこでファンに結果を見せてほしい。タイガースの内野の層は厚い。久慈照嘉も降りてきているし、筒井壮も燻(くすぶ)っているし、藤原通もライヴァル。ここを勝ち抜けるか?

 試合は延長10回、金本知憲のサヨナラホームランで劇的勝利「5対4」。一方、北海道日本ハムファイターズは「10連敗」。4番(クリンナップ)の「差」だ。ファイターズの5番には打率.243の「SHINJO」が座っていたが、タイガースの低迷期には彼が「4番」(クリンナップ)に座っていた。長らく「4番」不在が続いて、低迷期は続いたが、それを救ったのが、FA制度。広島東洋カープから金本の加入。その昔には、考えられないことだった。
 甲子園に還ってきたSHINJOと、初回に逆転2ランとサヨナラホームランを放った現「4番」。この対比。まさか今日(11日)そのSHIJOが「4番」を打つとは思わなかったが……SHIOJOに「4番」を打たせよう等という発想が出てくる限り、ファイターズは強くなれない。連敗地獄は続く……タイガースが続かせる。今日(こんにち)のタイガースの「強さ」を(彼に)見せ付ける為にも……!!