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ダーウィン、146㎞!(紅白戦|28日・安芸)

2006-03-01 20:29:43 | Aki Camp
 今日(3月1日)が雨の予報で、予定されていた紅白戦を1日前倒して、昨日(28日)行われた。登板したのは紅組先発の下柳剛に2番手・杉山直久、3番手に橋本健太郎。白組が先発・福原忍で2番手に安藤優也。いずれも過去2戦の紅白戦で打ち込まれた主力投手たちだ。
 云わば、この日は「追試」。仕上がり具合が試されたが、下柳は1回を無失点。福原、安藤、杉山も無失点で切り抜け、さすがのピッチングを見せた。問題は中継ぎで期待される橋本と、ジェフ・ウィリアムス離脱後の「代役」に期待される(白組2番手の)ダーウィン・クビアンだが……

【4回裏】先頭の5番・今岡誠に初球シュート(135㎞)が顔の付近を通過する。これで萎縮したのか、マウンド上の橋本。2球ボールが続いて「0-3」。4球目にストライクを取りに行った真ん中高めの球(135㎞)を今岡に狙われ、レフトへライナーのファウル! これも萎縮の要因。ラストボールはチェンジアップ(119㎞)の抑えが利かずに四球。
 続く秀太は(定石通り)初球(138㎞)を打って、レフトフライに打ち取るが、7番・野口寿浩に「2-0」に追い込んで、3球目に外角低めに速球(131㎞)を決めるが、判定は「ボール」。球審の微妙な判定の後、6球目のチェンジアップをバットを投げ出しながら、センター前に持っていかれ、1アウト1,2塁。
 動揺した橋本は8番・上坂太一郎に「0-3」にして、ストライクを取りに行った4球目(144㎞)をセンター(左中間)に弾き返され、2者が還って、「2対0」。橋本の調整遅れが目立つ。昨シーズン後半の失調から脱却できていないか? 

【5回表】ダーウィンは4番・浜中治に初球(141㎞)を打たせて、セカンドフライ。紅白戦に初登場の5番・矢野輝弘を2球目(136㎞)6番・町田公二郎を4球目(138㎞)いずれもショートゴロ。
【6回表】7番・中村豊も3球目(132㎞)でサードゴロに打ち取り、快調なピッチングに見えたが、8番・前田忠節に右中間を破られ、9番・岡崎太一にも三遊間を破られ、1アウト1,3塁。
 ここで1番・赤星憲広を「2-0」に追い込んで、3球目に145㎞を計測するが、4球目のお辞儀した速球(135㎞)を巧く掬われ、センター前にクリーンヒットを浴びる。これで「2対1」。
 この後は「速球に弱い」2番・関本健太郎を「2-2」から146㎞(MAX)の速球で空振り三振に仕留め、続く筒井壮も143㎞で詰まらせ、ファーストゴロ。1塁手アンディー・シーツの好守にも救われ、後続を断ち切った。
 
 紅組の4番手は桟原将司。【6回裏】4番・桧山進次郎に初球スライダー(124㎞)を打たせ、センターフライ。5番・今岡には140㎞で詰まらせ、ショートゴロ。6番・秀太には「2-3」にするが、142㎞でファーストゴロ。
【7回裏】先頭の野口に初球(111㎞)を打たせ、センターフライ。8番「好調」打席で何か呟いている上坂には「1-2」から144㎞を連発するが、最後の決め球が「ボール」に判定され(微妙な判定)「2-3」になるが、最後は140㎞を打たせ、ファーストゴロ。
 最後の打者・藤原通には「1-1」から144㎞で振り遅れさせ(ファウル)最後は142㎞の高めのボール球を振らせて、空振り三振! 1軍生き残りを懸ける藤原の何とも「無念」そうな表情が印象的だった。

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