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Hanshin Tigers Series 2024

江草5回3失点!(15日・インヴォイス西武)

2006-03-16 18:51:15 | Pre-Season Game
 それにしても、西武ライオンズは「強い」。「好調」タイガース打線を完封して、先発「絶好調」左腕・江草仁貴から3点を奪った。オープン戦は、これで9勝1敗で首位独走。タイガースも7勝4敗で3位に就けているのだが。

 江草は初回、1番・栗山巧を内角高めの速球(137㎞)でレフトフライに打ち取り、2番・佐藤友亮もテンポ良く「2-0」に追い込み、スクリュー(128㎞)を打たせて、ライトフライ。3番・中島裕之も初球(132㎞)を打たせて、ショートゴロ。
【2回裏】アレックス・カブレラもスライダー(126㎞)を打たせて、ショートゴロ。中村剛也も初球(131㎞)を打たせて、ショートゴロ。6番「移籍の」江藤智には「2-3」にして、139㎞をライト前に運ばれるが、石井義人にはインハイ(138㎞)を突いて、避けたバットに当てさせて、サードゴロ。
【3回裏】野田浩輔をインロー(139㎞)で空振り三振に仕留め、赤田将吾にもインロー(137㎞)を打ち上げさせ、センターフライ。栗山もインロー(138㎞)で詰まらせ、ショートゴロ。この回のテーマはインロー(内角低目)だったようだ。ほぼ完璧なピッチングで3イニングスを零封。上々の滑り出しだったが……

【4回裏】佐藤を「2-1」に追い込み、キャッチャー浅井良は内角に構えたが、ボール(140㎞)は逆球になり、これをライト前に弾き返される。こんな些細なミスから破綻が始まる。中島の初球(138㎞)にも、キャッチャーは内角に構え、江草のコントロールが侭ならず、デッドボール(死球)!! リズムが狂い始めた江草。内角攻めに固執する浅井のリードにも問題があったか?
 4番カブレラ、5番・中村は打ち取ったが、中村の2球目に暴投(ワイルドピッチ)して、3塁ランナーが還って、1失点。さらに6番・江藤に2打席連続でライト前ヒットを浴びて、「0対2」。

【5回裏】も1アウト後、赤田に138㎞を弾き返され、栗山も歩かせ、1,2塁。2アウト後、3番・中島に三遊間を抜かれて、「0対3」。やはり、先発のスタミナに問題があるのか? 4回以降、ややボールが先行し、球が高めに上ずるようになった。この結果を受けて、首脳陣は決断を下すか? それとも先発テストは続くのか? 

江草 本物や!!“先発手形”据え置き(デイリースポーツ)