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Hanshin Tigers Series 2024

喜田、故郷で先制2塁打!(9日・福岡ヤフードーム)

2006-03-11 15:33:33 | Pre-Season Game
 福岡ソフトバンク・ホークス先発の高橋秀聡に、初回3者連続三振に取られたタイガース。【2回表】4番・浜中治が4者連続三振に取られたものの、5番・今岡誠がセンター前に弾き返して、2アウト後、7番・林威助がシュートを流し打って、1,2塁。
 ここで8番スタメンに起用された地元・福岡のご当地選手、喜田剛が「ライヴァル」林威助に負けじと、ライト線を破るタイムリーツーベース!! 果して、喜田は開幕1軍に残れるか? 交流戦で再び、この福岡(ヤフードーム)に戻ってこれるか? 

 タイガースの先発は、このまま先発なのか? それとも中継ぎに回るのか、左腕・江草仁貴。初回いきなり先頭打者の大村直之を速球で詰まらせながら、サードの後方、レフト線に落ちるツーベースを許すが、2番「若い」城所龍磨(3年目)を3球三振。3番ホルベルト・カブレラをセンターフライに打ち取り、4番「主砲」フリオ・ズレータを早々に「2-0」に追い込み、最後は外角高めの速球(138㎞)で空振り三振! 
 見事な安定感! 先発ローテーション・ピッチャーの風格すら感じる。このまま先発陣に置いておきたいがどうなる……?

【2回裏】スーパールーキー松田宣浩(亜細亜大学)にフォーク2球を配して、空振り三振。6番「背番号69」井手正太郎にはセンター前に弾き返され、7番・移籍の「背番号0」仲沢忠厚(中日ドラゴンズ)にも(何故か)ストレートの四球を出し、1アウト1,2塁。
 3塁側ダッグアウトで岡田彰布監督が首を傾げている。久保康生ピッチングコーチが試合後「内容は最低」と評したのは、この辺りか。しかし、9番「打ち気満々」のベテラン鳥越裕介をセカンドゴロ併殺に打ち取って、難を切り抜けた。

【3回表】にも「打撃好調」2番・藤本敦士のタイムリーツーベースと4番・浜中の犠牲フライで2点追加。昨年の交流戦以来、福岡ドームへのコンプレックスは払拭できているか? 
【3回裏】江草は先頭の「正捕手」的場直樹を「2-0」と追い込みながら、4球ボールが続いて、四球。毎回走者を許す苦しいピッチングだが、1番・荒金久雄を見逃し三振。今日の球審(林忠良)は随分、高目を取る。この球審に助けられた面もある。2番・城所、3番カブレラもフライに打ち取る。

【4回裏】4番ズレータをフォークで空振り三振! しかし5番のスーパールーキーに第1打席の「お返し」のセンター前ヒットを浴び、しばらく1塁ベース方向を睨んでいた江草。専修大学と亜細亜大学だから、対戦経験があるのかもしれない。
 6番「背番号69」にも3塁線を割られ、7番・仲沢にも初球=死球。1アウト満塁のピンチを迎え、確かにこれは「最低」。しかし、ここからが江草の≪真骨頂≫。8番・鳥越、9番・的場を連続三振に斬り、予定の4回を投げ終えた。

 2番手にはクリス・オクスプリングが登場。【8回裏】先頭の柴原実に内角低目のストレートをライトスタンドに叩き込まれ、2番・城所には(今度は)内角高めを流し打たれる。球威の無さを感じるのだが……3番カブレラをショートゴロ併殺に取り、4番ズレータは落ちる球で空振り三振。こういうピッチングを見ると、中継ぎに向いているとも思えるが。

ダーウィン 虎先発陣に名乗り(デイリースポーツ)