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Hanshin Tigers Series 2024

三浦から8点を奪う!(26日・横浜)

2006-04-28 02:58:57 | Yokohama Baystars
 初回に先発・下柳剛が2点を取られて、相手の先発は「天敵」三浦大輔。今日はベイスターズのペースで試合が進むのか、と思ったが、【2回表】先頭の浜中治が「2-0」に追い込まれながら、3球目のスローカーヴ(103㎞)をセンター前に弾き返して、出塁。
 7番・鳥谷敬がライト線を破り、矢野輝弘がセンターへ(落球)連続ツーベースで1点を返し、9番・下柳もライトに犠牲フライを放って、同点。1番・赤星憲広もセンター前に叩きつけるヒットで「3対1」勝ち越し。これでタイガースのペースに引き込んだ。

【2回裏】ベイスターズに同点にされたものの、【3回表】先頭の金本知憲がセンター前ヒットで出塁し、5番・今岡誠が(強引なバッティングで)レフトフライに倒れて、タイガースファンの落胆を誘ったが、6番・浜中が詰まりながらもセンター前に落として、ここで、この日の主役、鳥谷の登場。
「1-2」からの4球目、キャッチャーは外角に構えていたが、141㎞の速球は逆球になって、インコース低めへ。これを一閃! 振り抜いた打球はライトスタンド最前列に突き刺さって、今シーズン第1号の3ランホームラン! 「6対3」

【4回表】にも先頭の赤星がレフト前ヒットで出塁し、2番・藤本敦士が手堅く初球で送り(犠牲)バントを決めて、3番アンディー・シーツが三遊間を抜いて、理想的な攻撃。1点を追加して、【5回表】にも1-OUT後、鳥谷が3塁線を抜いて、レフトが打球の処理を誤る間に3塁へ(記録は3塁打)。矢野がキッチリ犠牲フライを打ち上げて、これも理想的な攻撃で「8対3」。三浦から8点を奪ったタイガース。ベイスターズはこれで戦意喪失か?

 試合は「9対5」で大勝。下柳が6イニングス4失点の後、旧(開幕当初の)勝利の方程式『NFK』リレーで、途中、能見篤史が【7回裏】に被弾して、防御率をさらに悪化させた(5.59)が、磐石の『FK』が6つのOUTを全て三振で奪って試合を締め括った。しかし、この日の焦点、鳥谷のサイクルヒットはならず……シングルヒット後1本だったのだが……
「超一流」まで後1歩。ようやく「一流」にまでは達した鳥谷。本当に後一歩で「超一流」に脱皮できるのだが……後一歩で終わるのか、それとも「超一流」の領域に分け入ることができるのか?

岩田0封 お見事プロ初先発!! (デイリースポーツ)