野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

安藤、雨中の2勝目(15日・甲子園)

2006-04-16 20:25:08 | Koushien Stadium
【2回表】に先発の安藤優也が先制点を許したが、すかさず【2回裏】「絶好調」浜中治がカープ先発・佐々岡真司のフォークを巧く掬い上げて、レフトスタンドへ第6号ソロホームラン! 【3回裏】にもアンディー・シーツのタイムリーで勝ち越したが、【4回表】にその佐々岡にセンター前タイムリーヒットを浴び、「2対2」。降りしきる雨の中、安藤の苦しいピッチングが続く。

【5回裏】センター前ヒットで出塁の2番・藤本敦士を置いて、3番シーツが佐々岡のカーヴを掬い上げて、左中間に第5号2ランホームラン! 連日の試合を決める一発で勝ち越しに成功。
【6回裏】にも2OUTから、7番・鳥谷敬がカープの2番手、長髪の長谷川昌幸の150㎞を打ち返して、3塁線を破るツーベースで出塁。ここで8番・矢野輝弘がライト前ヒットを放ち、「5対3」。泥の中、鳥谷の激走も光ったし、3塁コーチャー吉竹春樹の手もグルグル(高速で)回った。

 そして今日は「勝利の方程式」=『NFK』の「N」を省いて、【6回裏】に安藤がそのまま打席に入り、【7回表】も続投。【8回表】から藤川球児、登場。今シーズンはこの8回が彼の仕事場になるかもしれない。
 しかし先頭の森笠繁にフォークをレフト前に流し打たれ、今日「3打数3安打」の6番・石原慶幸は空振り三振に斬って取ったものの、7番・浅井樹に152㎞をセンター前に弾き返されたが、これに飛びついたセカンド藤本が泥だらけになりながらも、2塁で封殺。今日は「藤本の日」だった。

【8回裏】にもフォアボール(四球)で歩いた浜中を、7番・鳥谷が手堅く(犠牲バントで)送って、8番・矢野がカープの4番手、永川勝浩の147㎞を流し打って、右中間を破るツーベース! 貴重な追加点を奪い、【9回表】は久保田智之が「お約束で」ヒット1本を打たれながらも、最後を締め括って、「6対3」快勝! 明日も試合がしたい。グラウンドコンディションの回復を祈りたい。

藤本ハツラツ 好守&2安打&盗塁 (デイリースポーツ)

井川、1000奪三振!(14日・甲子園)

2006-04-15 13:33:14 | Koushien Stadium
 タイガースの先発はエース井川慶だったが、初回に先頭打者の緒方孝市に「2-3」にして、6球目の144㎞、キャッチャー矢野輝弘は外角に構えたが、球は真ん中に来て、これをフルスイングされ、打球は左中間へ! 前夜(13日)に続く“悪夢”の始まり、かと思われたが、レフト金本知憲が背走して、フェンスにぶつかりながらキャッチ! ファインプレーに助けられた。

 金本の素晴らしいのは、こういうところ。守備でも「一流」だから、906試合連続試合フルイニング出場(世界記録更新中)を続けていられる。彼には「守備固め」が必要ないからだ。
【1回裏】その金本の先制タイムリーヒットが出て、5連打で3点を先取したタイガース。前夜までの“悪夢”をこの時点で払拭して見せた。【4回裏】にも3番アンディー・シーツの3ランで「6対0」。後は井川の快投。

 決して、この日のピッチングは良いようには見えなかったし、本人もマウンド上で不満足げだったが、終わってみれば10三振を奪って、通算1000奪三振の達成! 松坂大輔(西武ライオンズ)を上回る1058イニングスでのスピード達成。錚々たる顔触れの野茂英雄(元近鉄バファローズ)、石井一久(ヤクルトスワローズ)、江夏豊(元阪神タイガース)、伊良部秀輝(元千葉ロッテマリーンズ)に次ぐ5位だから、タイガースファンの自慢。

 試合後に「井川コール」がいつまでも鳴り止まなかった。1000奪三振達成の祝福もあるが、地元・甲子園球場で「悔しい」逆転負けが2試合も続いた、その鬱憤を晴らす井川のピッチングにタイガースファンは最大の賛辞をエースに送った。タイガースファンはこの日、この試合の井川を一生忘れないだろう。

聖地初星!井川 完封1000奪三振 (デイリースポーツ)

オクスプリングも突然“炎上”(13日・甲子園)

2006-04-14 22:51:10 | Koushien Stadium
 3回まで「0対0」。これはドラゴンズ先発・川上憲伸、タイガース先発クリス・オクスプリングの投手戦。勝負は5回、6回、あるいは7回、8回になると思ったが、破綻は【4回表】に訪れた。
 1アウト後、2番・井端弘和に10球粘られ「2-3」から11球目の145㎞、キャッチャー矢野輝弘はアウトサイドに構えたが、オクスプリングは根負けしたのか、球は真ん中に来て、これをセンター前に弾き返され、3番・福留孝介に2球目のカットボール(130㎞)を狙われ、ライトスタンドへ特大の2ランホームラン! さらに5番アレックス・オチョアにも初球(140㎞)を狙われ、レフトスタンドへ! 「0対3」。

 相手が川上だけに、この3失点は堪えたが、しかし【4回裏】タイガースも一挙に5点を返して、逆転に成功する。パーフェクト・ピッチングを続けてきたオクスプリングに合わせるように好投を続けてきた川上だったが、オクスプリングの破綻にも歩調を合わせて、エースにあるまじき一挙5失点。しかし、この後、立ち直るところはエースの「真髄」。タイガースは追加点が取れなかった。しかし昨シーズンのタイガースなら、この一挙5点で十分に逃げ切れたのだが……

【6回裏】いつまで経っても、先発に戻れない2番手の杉山直久が、またしても2番・井端にファウルで粘られ、「2-3」からの9球目のスライダーが高く浮いて、フォアボール(四球)。これが杉山の「破綻」の始まりだった。3番・福留を「2-2」に追い込みながら、6球目の144㎞、キャッチャー矢野はアウトコースに構えたにも拘わらず、球は何故か福留の好きなインコース低めに来て、これをフルスイングされ、ライトスタンドへ2打席連続の同点2ラン! ……背番号「18」が泣いている。

 そして【8回表】4番手の能見篤史がいつものようにボールが先行し、8番・谷繁元信にも「0-2」にして、3球目の高めに浮いた(同じく)137㎞を叩かれ、右中間を深々と破られる決勝のタイムリーツ-ベース! 【9回表】にも能見と相木崇が失点して、「5対9」痛い逆転負け! 防御率7.94。能見にリリーフの適性はあるのだろうか? ジェフ・ウィリアムスがいればな……

また能見…虎 中継ぎで勝てない… (スポーツナビ)

下柳、突如崩れて、4失点!(12日・甲子園)

2006-04-13 19:25:16 | Koushien Stadium
 昨日(12日)は会社で残業を終えて、帰宅したのが23時過ぎ。それから一風呂浴びて、チューハイを呷りながら、録画しておいた「タイガースvs.ドラゴンズ」戦を観ていたが、初回にアンディー・シーツのソロホームランで先制し、【2回裏】にも矢野輝弘の内野安打の間に2点目。【3回裏】にも3点をもぎ取って、ドラゴンズ先発・山本昌をKO! 完全な勝ち試合に見えたのだが……

 その後は2番手、雨で流した前日(11日)の先発要員・中田賢一にピシャリと抑えこまれ、落合博満監督の用兵に感心しつつ、嫌な予感がしていたのだが……【6回表】にタイガース先発・下柳剛が捉まり、まさかの4失点! 安定感抜群の下柳だが、意外に打たれ出したら止まらなく癖もある。「最多勝」(15勝)を獲得した昨シーズンには影を潜めていたが、この試合で噴出してしまった。「5対7」逆転負け!

5点のリード守れず…甲子園悔幕 (デイリースポーツ)

スペンサー昇格!(11日)

2006-04-11 18:16:20 | Tigers DEN β
 今日(11日)からシェーン・スペンサーが昇格。代わりにファームに落ちたのは、ベテラン片岡篤史。無理もない……開幕から3打席3三振。バットに当たる兆しが見られない。9日のベイスターズ戦の【6回裏】1アウト1塁で、相手投手が左腕・吉見祐治であるにも拘らず、左の代打・林威助を起用せざるを得なかった、深刻な右の代打不足。
 右の浜中治のライト定着により、左の桧山進次郎が控え(代打)に回るだけに、片岡の居場所は無くなった。このままファームで若手選手と汗を流しながら、現役生活を終えることになるのか? それとも、もう一花咲かせることが出来るか? 

 スペンサーもスターテイングメンバーで起用されることは無いだろうが、右の代打の切り札として、明日(12日)からの中日ドラゴンズ戦で当たる山本昌や“カモ”(得意)にしている東京ヤクルトスワローズの藤井秀悟や石川雅規、石井一久、“首位攻防戦”で当たる工藤公康や内海哲也、林昌範ら読売ジャイアンツ戦への対策として、貴重な戦力になる。

岡田監督決断!“6番浜中”で竜倒 (デイリースポーツ)

球児、復活の日!(9日・大阪ドーム)

2006-04-09 19:16:54 | Osaka DOME
 今日は、金本知憲の904試合連続フルイニング出場の「世界記録」達成の日。場所が大阪ドームで残念だな、と思っていたが、試合後のセレモニーを観ていると、逆にドームで良かったのか、とも思った。
 あの清原和博(オリックス・バファローズ)が、金本の加入が阪神タイガースを「猫から虎に変えた」と評していたが、正に至言。そして、この記念すべき日に活躍したのは、その後継者に相応しい男だった。

「2対1」勝ち越しに成功した【3回裏】尚2アウト1,2塁で6番・浜中治が連日の一発! レフトスタンドへ3ランホームランを放ち、「5対1」。大きく突き放したかに見えたが、【4回表】に先発・江草仁貴が連打を浴びて、「5対5」同点に追いつかれる。江草は記念すべき日の先発に力んだか……?

 しかし【6回裏】に勝ち越しホームランを放ったのも、浜中だった。これで第5号! セントラル・リーグのホームラン・ダービー単独トップに躍り出た。「6対5」勝ち越しに成功して、【7回表】からは左腕・能見篤史。そして【8回表】からは藤川球児。今シーズン初めて、『NFK』リレー=勝利の方程式が完成しそうだ。

 その藤川。先頭の4番・佐伯貴弘にこそフォアボール(四球)を与えたが、MAX151㎞を計測。球も低めに集まり、シュート回転もしない。復活の兆しを感じていたが、続く村田修一の送りバントの後、6番・種田仁にも四球。一抹の不安を感じつつ、バッターは代打『WBC』の“戦友”多村仁。痺れる場面だった。何しろ1点差……
 初球フォークで意表を突いて、2球目もフォークで空振り。キャッチャー矢野輝弘のリードが冴えている。3球目は速球(151㎞)で空振り! グラブをポンと叩いて、藤川。4球目はMAX152㎞の快速球で空振り三振! 「快速球」対「フルスイング」。「力」と「力」の対決は見応え十分だった。

 藤川は8番・相川亮二も150㎞で空振り三振に打ち取り、【9回表】はクローザー久保田智之にバトンタッチ。その久保田は前日(8日)のピッチングがあまり良くなかっただけに、1点でも追加点が欲しかったが、期待通りに【8回裏】6番・浜中の左中間フェンス直撃のツーベースを足掛かりに4点をもぎ取り、「10対5」。
 5点の余裕をもらって、久保田は前日の変化球一辺倒のピッチングから一転、強気に真っ直ぐ(MAX149㎞)を投げ込み、三振2つを奪って、この記念すべき試合を締め括って見せた。久保田にも復調の兆しが見られる。

友情に導かれ…金沢627日ぶり白星 (デイリースポーツ)

安藤の初勝利!(8日・大阪ドーム)

2006-04-09 00:05:08 | Osaka DOME
【2回表】に早くも先制点を許して、帽子を取って“男前の”坊主頭を全開にさせて、ダッグアウトに引き上げる、先発の安藤優也。その裏、先頭の金本知憲がセンター前ヒットで出塁し、5番・今岡誠が、ベイスターズ先発・土肥義弘のスライダーをレフトスタンド3階席に運ぶ特大のホームラン! 
 ダッグアウトに戻っても、白い歯一つ見せない今岡。開幕戦からの鬱憤が溜まっているのだろう。チャンスに強いバッターがチャンスで打てない試合が続いた。今岡の笑顔が見られる日は近いか? 続く浜中治も左中間スタンドに叩き込んで、「3対1」。

 この攻撃で今日も何点が入るのだろう? と思ったが、その後は左腕・土肥に抑え込まれ、【8回裏】ルーキー高宮和也に代わって、タイガース打線が再び牙を剥く。先頭の金本がファーストゴロに打ち取られた後、今岡がレフトスタンドへ第3号! 
 低い弾道だったために、スタンドも放送席も静まり返っていたが、本人は打った瞬間、手応えがあったようだ。その後、矢野輝弘にも右中間フェンス直撃のツーベースが出て、「5対1」。欲しかった追加点が取れて、ヘルメットを着けた9番・安藤に岡田彰布監督が声を掛けていたので、これで交代かと思われたが、安藤はそのまま打席へ。

【9回表】その安藤が1アウト後、3連打を浴びて、交代。やはり、代打を送っておくべきだったと思う。何故か、昨シーズンから安藤には完投を強制させるが、これが不思議だ。先日(6日)のクリス・オクスプリングや下柳剛には早々に交代を命じるのに、安藤のスタミナは無尽蔵だと思っているのだろうか? 謎だ。

 救援のマウンドに上がったのは当然、久保田智之。1アウト1,2塁で、5番・多村仁が初球(スライダー)に手を出してくれて、セカンドゴロ。しかし、6番・種田仁をストレートの四球で歩かせて、2アウト満塁になって、7番・村田修一にも「0-2」。
 ここでサード今岡がマウンドに歩み寄り、久保田に「喝」を入れていた。終始、厳しい表情、今岡。怒ったような表情、今岡。今岡にこんな顔をされたら、久保田も気合が入るだろう。村田をセンターフライに打ち取って、ゲームセット。それにしても、変化球(スライダー、フォーク)の連投。真っ直ぐは1球(147㎞)しかなかった。キャッチャー矢野の判断だろうが、復調には程遠い久保田のピッチングだった。

 試合後、ホームプレート上で金本が花束を受け取っていた。903試合連続フルイニング出場世界タイ記録の達成。カル・リプケン氏(前ボルチモア・オリオールズ)に遂に並んだ。いよいよ明日(9日)世界新記録達成の日を迎える。
 そういえば、その後のヒーローインタヴュー(お立ち台)でも、今岡に殆ど笑顔は見られなかった。口元を引き締めたまま。今シーズンに懸ける強い気持ちを感じる。選手会長の「任」は下りても、このチームのリーダーは今岡。それを強く感じた試合だった。

安藤“復肩”!今季初勝利 (デイリースポーツ)

新・代打の切り札、誕生!(7日・大阪ドーム)

2006-04-08 12:04:27 | Osaka DOME
【4回裏】に金本知憲のホームラン(3号)で先制して、1点のリードを先発のエース・井川慶が守れないだろう? と思いながら見ていたが、案の定【7回表】に3連打を浴びて、同点。さらに2連打を浴びて、「1対2」勝ち越しを許す。昨年と同じような展開……
【8回表】にも先頭の相川亮二にライトフェンス直撃のツーベースを浴びて、さらに追加点を許すのか? と観念しかけたが、ここで踏ん張った井川。今年は「少しだけ」違う井川を見せて、【8回裏】の味方打線の反撃を導いた。

【8回裏】2アウト2塁で代打・林威助。ベイスターズの2番手、川村丈夫の2球目の真っ直ぐ(140㎞)。林がストレートに滅法強いことは、バッテリーも承知していただろう。キャッチャーの相川は外角低目に外し気味に構えていたが、球は高めに浮いて、これを逃さず打った林! 同点タイムリーで「2対2」。
 さらに気落ちした川村に1番・赤星憲広以下、3連打を浴びせて、「4対2」。降板して、ダッグアウトの前で通算1000投球回達成の花束を受け取る川村。あんな惨めな花束贈呈を初めて見た。3番手の左腕・佐久本昌広からも4番・金本の一撃! ライト線を破るツーベースで「5対2」。

【9回表】のマウンドには、クローザー久保田智之。3点差なら大丈夫だろう、と思いながら見ていたが、先頭の3番・金城龍彦に初球は無難にスライダー(134㎞)から入って、2球目は146㎞がお辞儀。どうもピッチングフォームにダイナミックさが足りないのが気になるが……3球目のスライダー(136㎞)を打ってくれて、センターフライ。
 4番・佐伯貴弘には148㎞と131㎞で「2-0」に追い込んで、145㎞で外した後、144㎞を内角にズバッと決めて、見逃し三振! 代打・古木克明にもスライダー(135㎞)で入り、スライダー(134㎞)の連投でセンターフライ。「戦意喪失」気味のベイスターズに助けられた面もあるが、何とか締め括って見せた。

久保田 九回ピシャリ初セーブ (デイリースポーツ)

オクスプリングは7回無失点(6日・倉敷)

2006-04-06 23:29:43 | Koushien Stadium
 前日(5日)一人5打数ノーヒットだった1番・赤星憲広が、初回に広島東洋カープ先発、黒田博樹の初球(149㎞)を打って、3塁線を破るツーベース! 気合が入っていたのだろう。2番に復帰した藤本敦士がセカンドゴロ進塁打を打って、3番アンディー・シーツのレフト前に落ちるタイムリーヒットで先制点。
【3回表】にも4番・金本知憲の犠牲フライで追加点を挙げて、「2対0」。今日も何点が入るのだろう? と思ったが…これが最後の得点だった。

 来日(初登板)初先発のクリス・オクスプリングは7イニングスを無失点。キャンプ、オープン戦から見ていて、ドロンと大きく曲がるカーヴは「使えるな」と思っていたが、この球を武器に142㎞の速球と織り交ぜ、カープ打線を散発4安打に封じるナイスピッチング! 彼に初勝利を挙げて欲しかったが……
【8回裏】から登板の能見篤史が相手のセーフティーバントとピッチャー強襲のヒットで不本意なランナーを溜め、救援した藤川球児がフォークのスッポ抜けを1番・緒方孝市に打たれ、「2対2」同点。結局【延長12回】引き分け。

 打線は14安打を放ちながら、序盤の2点だけ。何が悪かったのだろう? この日は「絶好調」打率.500のセントラル・リーグの首位打者、関本健太郎と前日2ホーマーの浜中治をスタメンから外してきたが、それがマイナスに働いたのか? 関本が2番に座って以来、打線が「機能」していただけに、それを弄る必要があったのだろうか? 
 今日(7日)大阪ドームの横浜ベイスターズの先発投手が「左腕」だったらいいな、と思っていたが、三浦大輔(予想)か……指揮官、岡田彰布監督の采配が注目される。

オク様 7回0封鮮烈デビュー! (デイリースポーツ)

浜中、これが真の復活!(5日・広島)

2006-04-05 23:09:41 | Hiroshima Carp
 広島東洋カープの先発は左腕・大島崇行。昨シーズン「苦手」にしたピッチャーであり、先月のオープン戦(18日)でも抑え込まれた。しかし初回、この日は5打数ノーヒットだった赤星憲広が倒れた後、2番に(引き続き)起用された関本健太郎が左中間を破って出塁。
 2アウト後、金本知憲の内野安打で1,3塁になって、今岡誠のセンター前タイムリーヒットで先制。6番・浜中治が大島の2球目の速球(140㎞)を叩いて、レフトスタンドに舞い上がる第1号!

 同期の二人、関本と浜中が打ったのが嬉しい。二人とも開幕戦はスタメンから外されて、藤本敦士が3打数3安打する試合も、桧山進次郎がクルクルと3打席連続三振する場面も3塁側のダッグアウトで見ていた。
 悔しかっただろう。自分ならやれると思って見ていただろう。その思いをぶつけた打席。浜中は【3回表】にもセンターバックスクリーンに飛び込む2打席連続ホームランをかっ飛ばし、関本も負けじと【6回表】に第2号をレフトスタンドへ架け、両者揃い踏み。浜中はこれが≪真の復活≫と言い切っていいだろう。

 試合は「10対1」でタイガースが快勝。先発の下柳剛が6回を無失点で乗り切り、通算500試合登板を勝利で飾った。2番手には杉山直久。調整登板で2イニングスを3奪三振で乗り切り、【9回裏】はまたクローザー久保田智之の調整登板かと思われたが、未登板のダーウィン・クビアンに譲り、ダーウィンが1失点。
 そうなると今日(6日)の先発は、クリス・オクスプリングか……いよいよヴェールを脱ぐが、果たして、どうなるか? その結末は誰も的確には予見できない。投げてみなければ判らないピッチャーが先発する日は「不安」なものだ。

浜ちゃん満開!連発&猛打ショー (デイリースポーツ)