元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「後継者」探し

2024年01月21日 | ビジネス
😇 
昨日 久ぶりに30分近く「依頼」の長電話をしました。
「お願い」のための訪問のアポを取るためだったが、訪問拒否。
用件を電話で話してくれとのことで・・。

昔 営業マン時代、注文をもらうために、よく電話したもの。
「お願いします」の言葉がなかなか言えなかった時代も。
代金回収を拒否され、経営トップの旅行中のイタリアに電話したことも。

対面しての会話なら、いくらでも話せるのに。
電話で「相手の腹の内」を推測しながら、電話するのは一苦労です。
でも 一方的に電話を切らない相手に感謝と可能性が。

依頼の内容は、菩提寺の護持会の次期役員就任の依頼です。
檀信徒に信頼されるための、人柄重視。
7人の役員選出後、互選で会長以下の役職決定のルール。
前回 私も役員就任依頼の訪問を受け、戸惑ったことが。
       
     

もう一つの「後継者」探しも。

現在の市役所「就職相談員」の後任探しです。
Iターン・Uターン者の発掘と就職相談。
市内の「事情通」と事業者訪問と、候補者の発掘。

また 相談者の適正を見極め、候補の会社に見学同行。
面接のシミュレーションで応酬話法の訓練などなど。
孫ほどの年齢の相談者とのコミュニケーションも至難の業。

「経験値」のみの私の「ノウハウ」は、後任には難しい説明。
しかし 後期高齢突入のため、急ぎバトンタッチの必要性も。

急がれる世代交代のため、依頼の「行脚」は続きます。
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「開始30秒で明暗」(就職面接)

2022年09月25日 | ビジネス

Uターン者・Iターン者との就職相談に見る「採否」のセオリー。

採用される可能性の高い人には共通のパターンがあります。

「目線」「姿勢」「常識度」が、「能力」「経験」に勝るのです。

 

一般的には、能力があり、経験があれば採用されるのは当然。

しかし その前に、事業主に「好感」を持ってもらえるか否かは重要です。

経営者は、採用した人が、社内で「うまく」溶け込んでくれるかを考えるもの。

 

電話で相談日時を決めることが多い市の就職相談。

新見市が20万円の就職奨励金を支給するために求職者と連絡。

この電話時に感じる相手のイメージは、結構当たるもの。

 

このイメージが崩れるのが、初対面での態度。

視線が彷徨い、椅子の背にもたれ、雑な名刺の受け取り方に「多難」を感じます。

多分 今後の就職面接で事業主が感じるであろう思うポイント。

 

言いにくいが、言わなくてはならないのが、その人の「癖」や姿勢の指摘。

ストレートに指摘するのではなく、私の失敗談から話し始めます。

人間は、人の失敗には関心を示すもの。興味津々の様子です。

 

面接時、質問される内容への答えで、タブーも。

経営者が必ず聞く、「前職は?」「なぜ辞めたか?」「なんでわが社へ?」

一番重要視するのが「なぜ辞めたか?」。この答え方が最重要。

長く勤めて欲しい経営者が敏感に反応する「人間関係」の言葉。

一言でもこの言葉が出ると不採用の確率が大です。

上司や同僚との確執は、どの職場でも起きうるから。

 

面接時の想定問答を実際に練習も。

「なんで今更、こんなことを?」の顔の求職者。

頭のいい人ほど不満顔です。そしてその答えが極めて雄弁。

しかし 面接時は「雄弁は銀、寡黙・沈黙が金」なのです。

 

Uターンで無く、移住の人への「なぜ 新見市に?」への答え方。

地元に縁のない人の答え方も要注意。「流れ者」の印象を与えないために。

最近増えたのが、ハザードマップによる自然災害のない町との指摘は有効。

ブドウやトマト、リンドウ栽培など農業や、獣害対策の「猟」への関心も。

 

短時間の面接で、その人の人生は事業主には判りません。

しかし 表面的な話術のテクニックを使っても、採用されることがまず第一。

「嘘」でない「仲人口」は許されると、求職者の支援を。

「採用されました!」の嬉しい報告が、私の疲れを癒してくれます。

 

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「人事異動」

2022年03月27日 | ビジネス

年度末の3月は、恒例の人事異動。

官庁はほとんど3月、民間はそれ以外の時期に。

ざわつく雰囲気は、異動がもたらす「心理の変化」から。

 

人事異動は、ビジネスにおける「評価の表出」。

自分がどのような評価を受けているかは、自分自身はわかっているはず。

ほとんどの人間は、「もっと評価されてしかるべき」と考えているとか。

 

「異動」に伴う「肩書」の変化は、評価が他人に公表されるもの。

昇任された人の喜びは大きく、経済的にも増収が伴うもの。

同期の中での昇任の順番も、交友関係にも微妙な変化が・・。

 

一部に、低い評価をされていると憤慨する人も。

しかし 人事考課は意外と公平なもの。 時間経過が教えてくれます。

民間で多少人事セクションを経験した中で、教えられたことも。

「成果はボーナスで、能力・人柄はポジション」で評価する方法があると。

 

日本の風土かもしれないが、「上昇志向」を持つ人を揶揄する言葉が、

「ヒラメ社員」。 「上ばかり見ている」と、やっかみも半分の言葉です。

上のポジションを目指すのは、大きな意味があることは、皆が知っていること。

 

より多くの仲間(部下)とより多くのお金(予算)を得て、目標に向かえるのです。

ただ 最近の若い人の中で、多忙な責任者・管理職を敬遠する人も。

仕事以外の時間を増やし、家族とのコミュニケーションや趣味を大切にするのだと。

価値観の変化を感じる時代です。

 

異動のなかった人の、マンネリ化を打破する方法が。

心の中で、今のポジションを「一旦辞職」するのです。

そして 「空席」となったそのポジション(求人)に応募すること。

複数の求職者が狙う、そのポジションに最適なのは、「自分自身」。

何よりも、その仕事に精通し、課題も理解しているから最適なのです。

 

私にも、人事で苦い思い出が。

販売会社に出向し、慣れない現場担当で、運転手兼営業を3年間経験。

トラックの荷物へのロープ掛けも知らない私。 メーカー時代より勤務はハード。

評価されないのなら、退職しようとふてくされていた当時。

 

しかし 「万事 塞翁が馬」。 「拾う神」が居たのです。

不動産屋の社長から、与えられた「私の存在価値」。

「実践心理学」に出会い、人生観が大きく変わった出向時代。

「まるで 高額の宝くじに当たった」感じで、人生の後半に。

 

この心理学が、サラリーマン50年継続の「原動力」です。

 

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サラリーマン50年目の夏

2021年07月18日 | ビジネス

毎日4時起床。

出勤の7時までに、Webニュースチェック。

田んぼの水量確認と調整。

職場用のコーヒーをポット数本分淹れ準備します。

 

今年 サラリーマン50年目。

「よく頑張っている」と自分を褒めたい気持ち。

まさかこんなに永く働くなんて。

 

民間の製造会社勤務から、ハローワークの相談員に。

そして 今は生まれ故郷の新見市の就職相談員。

UターンやIターンの就職のお手伝いが仕事です。

 

毎朝 1時間早く出勤し、ハローワークの求人をチェック。

新見市だけでなく、南の高梁市、東の真庭市、西の東城、北の日野も。

新見市以外の求人を知ることで、相談者にあらゆる求人の提示が可能。

気になる求人は、プリントアウトし、じっくりチェック。

 

     

 

8時頃まで、出勤する同僚にコーヒーサービスも。

大型ポットで持ち込んだコーヒーを紙コップで手渡し。

朝のコーヒーの香りは、「元気の源」ともう10年以上続けています。

 

最近では、このコーヒーを待ってくれる人も多数。

小ぶりのポット数本は、コーヒー好きな人に配布専用、ポットは夕方回収。

毎日のコーヒー豆の使用量は、喫茶店並み?

 

午前中は事務所に、午後出かけることをルーティンに。

公用車を使い、必ず数人の人に会いに出かけます。

事業者や民生委員、老人クラブの会長、地区の世話役・総代の人など。

Uターン見込みの人たちの情報提供の呼びかけのため。

「息子や娘、孫をUターンさせたい人を探しています。」と。

 

午後の仕事で重要なのは、U・Iターンの人たちの職場見学に同行。

就職したい人に2~3件の関心のある求人先を案内。

事前に社長や工場長にアポをとり、会いに出かけます。

 

そして一番気に入った会社に応募。

給与額の多寡より、経営者の人柄や会社の雰囲気が重要と説得。

高い定着率は、このプロセスから生まれると確信しています。

 

     

 

移住してきた人たちに、新見市を選んだ理由を聞きます。

一番多いのは、やはり「自然の豊かさ」。これは想定通り。

最近 現在の世情を反映していると思ったのは「ハザード・マップ」の存在。

岡山県北は、「自然災害が少ないから選びました。」

終の棲家は、安定した「平穏な毎日」を過ごせる地を求めているのです。

 

新見に帰る人や移住してくる人たちの支援ができることはやりがいのある仕事。

就職できた人と採用できた事業主の喜ぶ、ウィンウィンの仕事。

この仕事に携わることのできる私も嬉しい仕事。

肉体的には厳しいサラリーマン50年目の仕事も、この充実感があるため。

 

職場の仲間の暖かい支援や市長の期待感も、私のサラリーマン継続の「力」。

かみさんの「もっと 働いてください。」の叱咤も「力」です。(笑)

 

画像   親子孫水車   市内にある観光スポット (叔父の設計)

     市役所     この建物の2階が私の職場

     田んぼ     今週は「土用干し」 水を抜き、根を下に

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「閉所恐怖症」

2021年04月10日 | ビジネス

昨日 初めての体験を。

Uターンで就職希望の若者と石灰会社の見学、鉱山の採鉱現場に。

お借りした長靴とヘルメットを着用しての見学です。

山の頂上の入り口から、車で迷路のような坑道を下り採掘現場に。

 

この石灰製造会社は、地表の露天掘りでなく、地下から石灰を掘り出す方法。

ダンプも通り抜けられる大きなトンネルの先では、重機が稼働中。

ダイナマイトで粉砕した石灰岩を地上に運び、より細かく砕きます。

 

わが町の基幹産業が石灰製造。

全国でも福島と並び良質の石灰の埋蔵地であるわが新見市。

市内には、大小の石灰会社が存在し、多くの人が働いています。

 

採鉱課長の説明を受ける若者は、「現場作業は面白い」と 嬉しそう。

この石灰の会社は、市内でも優良企業、年間休日は120日以上。

より良質な色の白い石灰岩を求めて地中深く掘り進むらしい。

 

実は私は、閉所恐怖症であり、高所恐怖症も。

東京勤務時代、一番の心配は、地下鉄乗車中の地震。

地下の深い場所での遭難を考えると・・。

 

     

 

石灰の用途は幅広く、世の中の日用品の大半に使用されているとか。

国の基幹産業の製鉄所の溶鉱炉に休みなく供給される触媒としての石灰。

微粉末にされた石灰は、化粧品や食料品、カルシウム入りの加工乳にも。

 

石灰会社を希望する若者は少なく、見学希望は稀なケース。

手作業などほとんどなく、重機の運転や保全作業の資格取得が必要な職種。

小中学校の子供に、石灰産業の実態を知らせる課外授業も始まっています。

 

坑道を抜け出し、緑の風景を見て、ホッとした私です。

能力の有無に関係なく、職業には適・不適があることを実感。

職業相談員として、様々な会社の業務を体感し、伝えたいものです。

 

   

 

画像    石灰採鉱     採鉱とは重機運転  三共製粉ホームページより

               会社見学をお願いした会社です

      庭の花      庭に寄せ植えの鉢を10数個配置

      庭        家の中から花を見ます

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就職への道「職場見学」

2021年01月17日 | ビジネス

週末 7人の若者と企業の工場見学に。

求人への応募を考えている人たちの案内とアテンド。

全員スーツ姿、フレッシュなメンバーです。

 

年末 ハローワークの求人担当者と打ち合わせ、工場見学を企画。

12月に稼働し始めた企業の新工場を見学のためです。

この企業は、市が県と一緒に工業団地に誘致した会社。

新潟の燕市から、新見市に来てくれました。

 

Uターンし、仕事を探している人に見学の声掛け。

新工場を見学・応募のために、師走の最終週に案内状を自宅まで配布。

正月に家族で、応募企業として検討してもらいたいと思っていたためです。

 

     

 

市内でもトップクラスの、工場の大きさに全員驚きです。

みな緊張気味でしたが、工場のラインに沿って見学。

先行して採用された人たちが、仕事中ながら挨拶してくれます。

一次採用の半分は、UターンやIターンの人たち。

久しぶりに会う彼らの働く姿に安心感を感じました。

 

2年前に、新潟の本社を訪れ、事前に工場見学と役員とのミーティング実施。

地元の新見市を選んでくれた理由も聞きました。破格の誘致条件が決め手?

加えて、地震・気候など自然災害の少なさと、物流拠点としての優位性も。

 

この企業の心意気と創業100年の安定性と革新性に共感した私。

金属加工業ながら女性が3割を占めていることにもインパクトを。

2年をかけて、あらゆるルートで求職者を探す日々でした。

市のメンツにかけても求職者の確保が至上命題。

 

見学後の工場長や幹部の説明もアットホーム。

ざっくばらんに実態を説明する姿に、参加者は、安心感と応募意欲を持った様子。

生産品は、運送用の台車、東日本ではシェアーは50%以上。

西日本の販売数量拡大がミッションだとか。意欲を感じる説明です。

 

見学直後から、参加者から応募希望の意思表示の連絡。

履歴書や職務経歴の書き方指導依頼、面接時の心構えも聞いてきます。

週明けから、相談の時間を設けて彼らをサポート予定。

 

     

 

又 旧知の県の産業振興財団のサブマネージャーからも連絡あり。

今後求人ほか、様々な支援をしたいため工場を訪問したいとのこと。

彼は、元銀行の役員、私と同年齢。彼の存在は私の励みでもあります。

早速 彼と一緒の新工場訪問に工場長が快諾。忙しい週になりそう。

 

工場見学・職場見学は、応募者にとって必要なプロセス。

仕事内容と職場環境が事前にわかるため、自分とのマッチングも推定可。

離職率が下がるはず。雇用主も一次面接の代わりに求職者を観察可。

 

求職者に希望の求人を数社に絞り込んで見学することを勧めます。

この時 同行するのが私(市)のサービス。求職者の不安を解消。

見学時 確認するように言っているのが、仕事以外の要素。

例えば、経営者の人柄・勤務している人のあいさつの有無・整理整頓など。

 

         

 

行政としてのUターン促進は、人口減少対策の最たるもの。

大きな流れに掉させないけど、少数でも周りに「希望」を与える効果はあり。

私個人の「働き甲斐」と地元貢献への一助の「職場見学」です。

 

画像   建設中の新工場    本宏製作所の岡山工場

     誘致の新聞記事    地元の備北民報社が大きく報道

     新潟土産       新潟の特産土産 香辛料「かんずり」、チョコ

                就職奨励金チラシ    Uターンし、就職すると20万円を支給

 

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72歳!最高齢勤務記録!

2020年12月05日 | ビジネス

私の勤務先での身分は会計年度任用職員。

世の中では、「臨時職員」のほうが通称かも。

人事に聞くと「庁内では最高齢です。」

 

この年齢で勤務できることはありがたいこと。

でも胸中には、複雑なものもあります。

仕事で会う人に、年齢を言うと反応は二つに。

 

「えっ!、まだ働くの」と多少憐みのニュアンス。(可哀そう?)

「いい加減に後進に道を譲ったら・・」とはっきり言われることも。

かみさんから「もっと 働いてください」と「鞭が入るのです」と釈明。

 

他方「働けるうちは働いたほうが良いよ!」と肯定派も。

「家でごろごろするより、認知予防と健康維持には働くのが良いよ!

『「見た目が大切だから、髪も染めたら」とかみさんから「指示」があるんです。』と私。

「染める髪があるから、いいんじゃない!」と妙な「賛同」も。(笑)

 

職場で上司に、来年度の勤務継続の可能性を確認。

「人件費の予算も計上してあるから、4月からもお願いします。」の返事が。

ほっとした気持ちと「体力が持つかな?」と葛藤もあります。

 

LINEで娘たちに、この年齢で働くことを話すと、

「おめでとう、でも体に気を付けて!」全員が賛成。

誰一人「もう、いいんじゃない。」とは言いません。

父親が定年のない自営業だったかみさんは、この年でも働くのは当たり前との雰囲気。

 

     

 

もう働くのは最後かなと思っていた気持ちを変えさせたのは、最近あった市長選挙の結果。

知人が市長に初当選。新市長夫妻とは、年に数回食事する間柄。かみさんも同席です。

互いの親が、近隣の整形の病院に通う状況で、その病院の院長に紹介され、食事会参加。

 

新市長の下で働いてみたいと思う気持ちが。

市政の課題の最重要なテーマは、人口減少対策。

私の担当するUターン・Iターン促進の成果もその一翼を担うもの。

新しい体制下でもう少し、頑張ってみようの気持ちも芽生えました。

 

      

 

昨日 民生委員を訪問し、帰りに目にした夫婦の姿が気になり、車を停車。

剪定された大きな木の下で、落ち葉を掃く夫婦。近くに他府県ナンバーの車も。

「この木は何の木ですか?」と私。「樫の木です。」と相手。

 

「昨年 独り住まいの父親が亡くなり、明日一周忌なんです。」と夫婦の話。

雑談中、名乗る私に「いいですね。ふるさとで働けるとは・・。」

同居を勧めたけど来なかった父親とふるさとを恋しがる男性でした。

 

別れを告げ、帰途の運転中、夫婦の言葉が心に残っています。

ふるさとで農業をしながら、勤務できることは幸せなことかと再確認。

私の「残日録」のページは、まだ埋められると確信しました。

 

私の「心の支え」の大きなイチョウの木もあります。

 

     

画像   旧実家時代のイチョウ    もう実家は解体し、新築にしました。 

     遠景のイチョウ       我が家の目印。遠くからでも目立ちます。

     イチョウの落ち葉      落葉時は毎日落ち葉掃きが日課

     縁側の落ち葉        天気の日、ガラス戸を開けると縁側に葉っぱが

    ※旧実家は解体し、イチョウも短く剪定済。でも10年経つと大きく成長

 

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父親の「就職観」は?

2020年11月13日 | ビジネス

先日 息子をUターンさせたいとのある父親から相談要請が。

希望職種の求人数件と就職プロセスの資料を事前に送付。

そして 息子の帰省のタイミングで自宅を訪問しました。

 

50年前 父親の願望を知りながら、遠くの企業に就職した私。

県内の異動のみで、「聖職」と言われていた教員が父親の希望でした。

学生時代、他学部の教育のカリキュラムを受講し、教生にも。

親の期待に応えたいとの気持ちが少しはあったのです。

 

学生時代授業とサークル活動で帰省することも少なかった記憶が。

たまに帰った時は、黙って私の話を聞いている父親。

そして 就職先を告げた時も、うなずくだけでした。

 

 多くの兄弟がいたため、進学をあきらめた父親自身にも夢があったはず。

かなわなかった希望を私に託していたのではと思ったのは、亡くなった後。

58歳で交通事故で亡くなった父親とは、もっと話したかったと後悔。

 

             

 

相談者の自宅を訪問し、息子と話をするとき、父親も同席。

遠慮がちに「横にいてもいいですか?」と言われ、「どうぞ」と私。

地元では、旧家で見識ある人、退職後も多くの役職を担っている人です。

 

私の勧める企業の情報も詳しく知っており、的確な評価を下します。

でも 親である自分より、他人の私に相談を希望。

どんな仕事でもいい、近くの会社に勤めてくれるならとの希望。

 

         

 

「父親とは」 長いレンジで子供の成長を考えます。

共に過ごす時間が欲しい、でも子供の希望も叶えてやりたいと悩むのでは?

よりレベルの高い学校、安定した職種を望むと親との物理的距離が・・。

 

大学を卒業し、就職すると、子供への金銭的援助が無くなり、自立へ。

金が要らなくなったとき、ホッとしながらも「寂しさ」を感じる親?

母親に、そのことを漏らしたと後で聞きました。

 

         

 

しかし 子供だけに楽しみを見出していただけでなく、趣味もあった私の父親。

新しもの好きで、いち早くオートバイを購入、颯爽と通勤。

地元で自家用車購入は早かった記憶も。そのため町に土地を提供し、道路の拡幅も。

 

学生時代、ふるさとの小中学校の生徒に生の交響楽団を聴かせたいと仲間と遠征。

その時、我が家で造った「ちらし寿司」数十個を演奏会場に運んでくれた父母。

息子たちの演奏する姿を見るのが楽しみで、又誇らしかったのかも。

今でも、その時の光景を思い出すとき、胸が詰まります。

 

     

 

就職相談員の私に、東京の娘たちからも転職相談が。

的確なアドバイスは身内には難しいのです。感情が入るから。

でも相談があるのは、嬉しいかぎり。

 

相談を装いながら、実は自分で結論を出していることも多い娘たち。

「頑固おやじ」に了承を得るための「偽装?」

しかし 娘と長電話できる幸せも感じます。

 

かつて、孫娘の幼稚園の「お受験」の願書を書いてくれないかと、娘から依頼。

その時、婿に書いてもらったらとアドバイス。

男親の書く志望理由のほうが、合格率が高いことを知っていました。

自分の体験を交え、家庭の教育方針を書けるのは父親。

 

「父親」は威厳を保ちながらも、ロマンも語れるのです。(笑)

 

画像  ホンダ ベンリー   高校時代から大学まで乗っていたオートバイ 125㏄ 

    新見県民局                      父親が退職後 3年間勤務

    就実せんべい     教生で行った就実高校、大学の土産。

               数年前、新米のお礼に学長からいただきました   

    マツダファミリア   1970年ころのマツダ車、多分父親が初めて買った車種?

    旧実家        前の家を解体、しかしイチョウの木は残しました

 

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他人は「見た目」で・・

2020年10月03日 | ビジネス

白髪を黒髪に染め始めて4年目。

今の職場に初出勤前、馴染みの散髪屋に「染髪」をお願いしました。

「何をいまさら・・」と驚き、あきれる店主。

 

68歳で、地方行政の就職相談員の職に就いたときです。

かみさんの強い勧めながら、気の進まない私もやむなく同意。

でも 今は染めてよかったと感じる日々。

 

就職相談者へのアドバイス時、私が強調する面接時の「注意点」。

面接開始後、30秒~3分で「勝負」が決まる傾向が強いこと。

「好意を持ってもらえるか、そうでないか・・」が分かれ目だと。

 

第一印象が崩れる確率はとても低いもの。

大半の人は、「じっくり話せば、長所がわかってもらえる」と錯覚。

履歴書や職務経歴書で、能力評価される人でも、「好意」を持たれないと・・。

 

     

 

かつて大手の食品製造メーカーの人事に勤務していた妹の言葉は衝撃でした。

パートの募集で、その企業が判断材料にしていたのは、履歴書の写真。

「食品業界に応募するのに、この髪型や服装は無神経では?」と。

 

第一印象とは、会った瞬間感じる、その人の「生き方」そのもの。

髪型や服装に加えて、マナーや性格・熱意が「見える」のです。

面接する側の判断材料には、過去の「データベース」が作動。

過去の自分の体験や人物評価を瞬時に思い出し、評価しているのです。

 

「第一印象」とは、人間の持つ「高速コンピューター」の判断。

意識している結果と無意識の潜在下で蓄積したデータとの照合結果。

だから 「第一印象」とか、「直観」は、正しい判断の場合が多いのです。

 

では、この否定的な「デジタル」な判断を覆す方法はあるのか?

対抗策は、「アナログ的」対応。相手の「人間」に関心をもつこと。

就職面接であれば、「創業者」の生い立ちや創業の経緯を質問すること。

商談ならば、出身地や趣味・嗜好をさぐること。なぜ今の仕事・ポジションに?

恋愛と同じで、自分に関心や好意を持つ人には、好意を感じるのです。

 

  

 

現在の仕事に就いて、訪問し面談した人が昨日までで1460人。

法人・個人の経営者や人事担当者がおよそ1050人。

直近では、地域の世話役や老人クラブの会長、民生委員、農業委員など300人。

事業者には、求人の有無やスペック確認。パイプ作りが目的。

地域の中核の人には、Uターン見込み者などの求職者情報収集が目的です。

 

全員が初対面。事業者にはアポ取り訪問。地域の人にはアポなし訪問。

どの人にも会うまでは、「どんな人か?」 「嫌な人でなければいいのだけれど」

と毎日・毎回ドキドキしながらの訪問です。

でも帰り際「またおいでください。」「今度ゆっくり話そう」と言われる嬉しい日々。

 

事務所に帰り、会話を思い出しながら日報兼データベースの作成。

調査ではないため、目の前ではメモを取らない主義。安心して話してもらうため。

記憶力低下の私には、きつい作業ながら「認知予防」と思い続けています。

現役の間は、人間に関心を持つ「おせっかい」な仕事をしたいものです。

 

画像    みなとみらい地下鉄  東京勤務時代、近代的なつくりに驚き  

      精米所        自家消費のコメの精米を 10㎏100円

      正田トンネル     市街地とわが町内を結びます

                 悲願30年で完成  

 

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「ワーカホリック」(仕事中毒)を楽しむ

2020年05月09日 | ビジネス

まさか 50年間も「宮仕え」(サラリーマン)生活をするとは・・。

メーカーの営業、ハローワーク・市役所の就職相談員を転々。

古希を過ぎても、ワイシャツが仕事着です。

 

営業時代の働き方・考え方・行動パターンが晩年になっても続く毎日。

ここ数年は、午前中は庁舎内での相談業務・資料作成、午後 公用車での訪問活動。

夕方 パソコンで訪問記録作成、「宿題」整理と事業所への連絡。

 

     

 

口下手で人と会うのが大嫌いだった若いころ。

一番避けたかった「営業」は、私には「暗黒」時代のようなもの。

「今日こそ会社を辞めよう」と思う毎日。よく鬱にならなかったもの。

 

そのためか営業実績は芳しくないのは当たり前。

10人以上の上司に仕えたものの、疎まれることが多かった記憶が。

その嫌な「営業」が、晩年の相談員業務に大きな影響を与えました。

 

           

 

いつの間にか「人」と会い、話すことが嫌いで無くなったから不思議。

事業所や団体の責任者の生い立ちや環境に関心が向く、「ミーハー」になったのです。

しかし 会う前は「どんな人?」「嫌いなタイプだったら・・」と緊張。

 

思い起こすと、小さなきっかけは「出向」時代に。

落ちこぼれ営業マンの「他責」意識を、「自責」に変えてくれた人と心理学。

不動産を営む経営者から、実践心理学である「成功哲学」の存在を教わったのです。

 

     

 

少しづつ「景色」がかわり、自分なりの「営業スタイル」も。

得意先と「相 対する」スタンスから「同じ方向を向く」スタンスにイメージ変化。

相手の会社やポジションでなく、個人・家族の生活に関心と質問を。

 

その前に住まいや自分や家族の話を先に開示。(自慢話にならないよう我慢しながら)

相手の心が開きかけたと感じたら、自分の失敗例と克服手法を・・。

その会話のあとは、 依頼事項を快く引き受けてくれることが多いのです。

今の仕事は、Uターン情報の収集。「わかった!みんなに話してみよう」と。

 

     

 

休日でも、高齢になると朝早く目が覚め、二度寝ができません。

明るくなるのを待って、必ず目の前に「成果の見える」農作業に着手。

草刈りや草取り・剪定をし、綺麗なった畑や田んぼの畔・庭に「充実」を実感。

それを見て、かみさんが「休日は休むものでしょ。」と「中毒」にチクリ。

「もっと 働いてください。」の言葉と矛盾するのだが、「片目」をつむる私。

 

農作業で一番きついのは、田んぼの「縁(へり)起こし」。

3枚の田んぼでたった2反5畝でも、外周は400メートル。

畔の内側を人力で溝を作るのだが、3メートルも進むと小休止。

残りの距離を振り返ると、ため息が出ます。

田植え前に、まんべんなく水を回すための必須作業。

 

     

 

営業時代には、娘4人の日常には、拘わらなかった私。

かみさん任せで、授業参観や入学・卒業式にも出席の経験なし。

反抗期の娘たちの冷たい雰囲気を感じながら、変えられなかった生き方。

父親の仕事内容も詳しく知らず、「父親」を書く作文は、困ったらしい。

 

いい父親でなかった自覚症状から、晩年の娘たちとの接し方にも困惑が。

娘たちも就職し、結婚して家庭を持つと、父親の「仕事人間」に多少理解が。

仕事観や人生観について、会話できるようになりました。

この娘との会話や仕事内容が、相談業務に活きている実感。リアルに話せるからかも。

 

     

 

先日 16歳の女性の就職のお世話をし、燃料を扱う会社に採用。

82歳のUターンの高齢者のお世話も。清掃関係に決定。

多くの相談者に「今が仕事人生で一番楽しい」というと、大概の人が口あんぐり。

SMSでやり取りし、遠隔地からのIターン者との相談は、休日出勤。

我が家においでいただき、私の淹れたコーヒーを振舞いながらの相談も。

 

何時まで働けるかわからないけど、就職が決まって喜ぶ人を見るのが私の「喜び」。

「ワーカホリック」を楽しむ「高齢」になりました。

 

画像   裏庭の岩場    手前柿の木、その奥もみじ、一番奥びわの木

               美味しい富有柿、びわは猿しか食べません

     広島の電車    広島駅前から出るチンチン電車

               広島産のかみさんの家の前も走ります

     富士山      東名高速から、かみさんが運転中

     博多人形     九州支店時代 餞別代りにもらったもの

               飲み友達の得意先の顧問からいただきました

     マグロ定食    新宿勤務時代によく通った店の定食

               定食は1000円、今思うと贅沢だったかも

     ラーメン     けやきは有名、一番好きだったのは旭川ラーメン

     福島のソバ屋   そば粉は北海道産が美味しい

              得意先の女性専務に「商売」を教わりました

         

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10年ぶりに「ボーナス」がもらえるかも?

2020年04月11日 | ビジネス

4月 市の臨時職員で相談員の私に新たな辞令が。

今年度から、臨時職が「会計年度任用職員」に変更。

雇用条件が変わるらしい。しかし 難しい職員制度の呼称。

 

民間の製造業から、国家公務のハローワークの相談員、3度目の職場が地方公務員。

市の臨時職でも最高齢の私。市長や部長クラスも全員年下。

孫のような年齢の同僚と一緒の職場。

 

今までと変わるのは、期末手当(ボーナス)の支給と休暇の増加。

ただ 次年度の雇用が保証されるわけではありません。

フルタイムとパートの区分がある中、私は4勤3休を昨年から希望。

前期高齢者として、体力を考慮したから。「働き方改革」です。

 

新制度の特徴は、休暇の増加です。

年次有給休暇に加え、忌引きや人間ドック休暇、無給ながら介護休暇も。

子育て中の女性や正職を目指す人にとっては最高の条件でしょう。

 

収入面から考えると、「ワーキングプア」のレベル。

厚生年金や企業年金がなかったら、生活は厳しいでしょう。

しかし 「天職」ともいえる「職業相談」ができることが嬉しい。

 

     

 

最近「老人クラブ」「民生委員」「地域振興協議会」「営農組合」を訪問中。

市外・県外に住む子供や孫を故郷に帰したい人の情報収集のためです。

ただその情報が入る確率は非常に低いもの。「砂の中の金」を探すようなもの。

 

少ない情報から、面談し、就職決定に至った時の満足感は大きい。

親や求人充足の事業主も満足の「ウィン・ウィン」の成果。

求人に即応募でなく、職場見学のプロセスを踏み、ミスマッチを防ぎます。

 

40年近い民間の会社、10年の公務の経験が「実体験」として、求職者に伝えられます。

「リテール」「看護職」「事務職」「音楽・芸術」の世界については、娘の体験が参考に。

私の出向経験や失敗事例はリアリティをもって、話せます。

 

     

 

「認知予防」「リハビリ効果」「収入増」の目的のかみさんの叱咤激励が、働く意欲にも。

「もっと働いてくれる!」の言葉は「両刃の剣」です。

「よおし 頑張るぞ!」と「もう いいんじゃない。」を行ったり、来たり。

サラリーマンを50年も続けるとは、思いませんでした。

 

「閉眼供養」、月末の「開眼供養」など改葬セレモニーの実施。

菩提寺の「責任役員」も引き受けました。任期は4年。

来週の農業用水路の通水。田んぼの畔シートの埋設。いよいよ農業も開始時期。

 

家の前の畑にチューリップが、咲いています。

白い「西洋 すもも(プルーン)」、赤い「花もも」も満開。

チューリップの隣に、ヒマワリの種1000粒を撒きました。

 

公私ともに慌ただしい毎日。

一日は永く感じるのに、1年が経つのは速いと感じるのは、高齢者の所以でしょう。

 

画像   咲き始めたチューリップ  品種により開花時期が異なります。

                   手前赤いチューリップは珍しい品種。

     はなもも         濃い赤  母親の好きな花

     西洋すもも(プルーン)  白も結構目立ちます。 

                  同じ場所で、花ももと紅白の競演

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就活の極意「説明会参加」or「会社見学」

2019年11月23日 | ビジネス

先日 地元新見市の誘致企業の会社説明会が開催されました。

想定以上の多くの人が参加。

説明会開催日に合わせてスケジュール調整のUターンやIターン希望者も。

 

誘致企業の専務と打ち合わせて、「求人氷河期」を乗り越える策を検討。

会社の業務内容に加え、福利厚生の詳細、今後の応募方法や入社までのスケジュールも。

何よりも、会社幹部の「顔」「人柄」を見てもらうことも重要と考えました。

 

説明会の開催場所も「ハローワークの会議室」を選定。

市の誘致企業と言えども、市庁舎を使いませんでした。

求職者と雇用保険受給者の利便性を考えたからです。

 

説明会開催に、積極的に協力してもらった「ハローワーク」。

所長自ら、説明会の案内や掲示のポスターをパソコンで作成。

窓口では、この説明会の案内パンフを多くの求職者に配ってくれました。

 

市内の事業主でもindeedなどのweb活用で気軽に応募希望者を募る時代。

しかし 敢えて アナログで古典的な「顔の見える」手法を選択。

説明会冒頭に、産業部で誘致の旗振り役の幹部がご挨拶。

市の熱意と誘致企業の客観的アウトラインも伝えたかったからです。

 

  

 

説明会では、参加者から様々な質問が。

求人票記載内容の条件変更も即断即決。経営幹部 自ら出席・説明のお陰。

説明会終了直後に、応募確定者が数名。ほかにも多くの人が応募希望の様子です。

 

昨年 この会社の本社工場のある新潟の燕市を訪問。

雪の多い2月。大雪による物流停滞を実感しました。

経営幹部の募集人材のスキルの意向を直接聞いてから1年半。

 

1000社の法人・個人企業を訪問し、求人でなく、求職者情報を収集。

息子・娘や孫のUターン者を企業経営者や社員の身内や近隣に探す作業。

「わらの中に針を探す」ような地道な活動でしたが、その成果が実った実感。

 

     

 

就職活動に「成功」をもたらすステップは・・。

・職務経歴書を書くことによる「自分の棚卸」をすること(実績・自己PRに重点を)

・働きたい業種・業界・会社を検討、調査すること(希望の根拠や事前の準備が重要)

・説明会参加や見学をすること(会社に見学のアポを取り、同行します)

・納得の上応募すること(履歴書の写真の撮り方で印象が変わります)

 

求職者と上記のステップを検討し、採用の吉報をともに喜ぶのが私の仕事です。

この仕事は私の「天職」。

かみさんの「もっと働け!」の「愛のムチ?」がバックアップしてくれます。

 

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新潟から「地震と雪が少ない」わが町へ

2019年09月29日 | ビジネス

私の住む新見市に新潟から企業が来てくれます。

なぜ岡山県北の新見に?

「地震が少なく、雪も少ないから」だそうです。

もちろん手厚い助成措置にも魅力が。

 

昨年冬、新幹線で往復15時間かけて、新潟県燕市を訪問。

誘致の企業の本社訪問です。

企業の経営陣との面談と工場見学が目的。

 

例年の倍の雪が、市内のあちこちに積み上げられた景色。

日常生活の大変さを実感した新潟訪問。

そして、新工場の要員確保の人数や採用方針を確認。

 

地震が多発し、大雪で物流が滞るエリアの経営の大変さをヒアリング。

でもこの会社が創業100年で、黒字経営を続けていることに驚きも。

金属製品製造ながら、ラインの女性が30%を占めることにも感心しました。

いわゆる「プレス女子」「溶接女子」が多数。先進的です。

 

製造業は、地震などでストップすることのないラインが利益を産みます。

又 雪などで納期が遅れないようにすることも顧客の信頼確保の要素。

関東で圧倒的なシェアを取り、西日本で確固たる地位を築きたいとの決意。

 

遠い岡山に進出してくれる企業のため、地元で要員を確保しなくてはなりません。

求職者情報を求めて、多くの人に会い、IJUターンの人を探します。

残念ながら、情報の多い人たちでも「地元には、仕事がないから」との口癖。

小さいころから、この言葉を聞かされて育った若者は市外に出ていきます。

 

市内には企業の誘致に懐疑的な人も、居ないわけではありません。

「競合が増える」「引き抜きが始まる」「賃金が上がる」などなど。

確かにその側面がないとは言えません。

 

しかし 今は、市内と域外との「生存競争」の真っただ中。

求人氷河期を乗り切るためには、労働条件の向上は必須です。

週休2日を実施している事業所の比率が、県内ワーストの市内。

 

「給料はそこそこだけど、休みは多いよ!」とSNSで発信してくれる若者たちを増やしたい。

経営者が人を雇う時代から、従業員が人集めをする時代。

「採用する」目線でなく、求職者に「選ばれる」時代感覚が必要です。

 

新見を選んでくれた企業の存在が、活性化の起点になることを期待しています。

 

ラグビーW杯の日本の戦いに「にわか」ファンの私も釘付け。

高揚感が続く、気持ちの良い朝です。

 

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「もっと 働いてください!」

2019年09月01日 | ビジネス

 「もっと 働け」とは、かみさんの私へのことば。

収入増の意味に加え、「家でゴロゴロしないで」、「認知予防のためにも」が理由?。

もうすぐ71歳になる人間への「温かい(?)励まし(?)」。

 

民間の会社から、ハローワーク、そして地方行政の臨時職員としての勤務。

もう50年近く働いてきた勘定です。

まさかこの年まで、サラリーマンを続けようとは思ってもなかった私。

 

おかげで民間企業と国家公務員、地方公務員の比較も。

利益確保と永続性追求の民間。

リーダーシップをとるため、機能別に細分化された国の出先機関。

地域密着で「総合サービス業」として住民への貢献が目的の地方公務員。

 

     

 

 市役所就職後、知り合った同年齢の元銀行の役員との会話。

「この歳になると、働きたいからと言っても、仕事は少ないもの。」

「誰かが『働きませんか?』と言ってくれて初めて仕事にありつける歳だね。」

 

でもいつ辞めるか、その決断が難しいと感じます。

「後進に道を譲ったら」「老害だね」の外野の声も聞こえます。

夕方になると疲れを感じても、朝起きると元気な私。

熟睡しているわけでなく、眠りも浅いはずなのに不思議。

 

若いころ、営業の仕事がいやで、転職を考える毎日。

西洋的に言うと「仕事とは罰」、だから日曜の安息日が。

でも今は、「仕事とはご褒美」、働く最後のチャンス。

考えは、大きく変わるものと、自分でも「苦笑」。

 

現在 就職相談が仕事です。

他人の人生に大きく関わる仕事は、大切であり、嬉しい仕事。

時には、アパートやマンション探しも手伝います。

その人に必要なことは全面的にバックアップ。

 

個人の携帯の番号をオープンにし、24時間ショートメールを受ける日々。

休日も関係なく、やり取り。お盆には、わが家に相談に来た人も。

遠隔地や在職中の人には、時間の制約があるのです。

「役所仕事」にならないように自戒の毎日。

 

一番うれしいのは、移住や就職の報告。

握手して、「おめでとう」と言える仕事。私には「天職」です。

 

画像  ダムの多い新見市の公募による「ダムカレー」  ご飯を堰堤に見立てて

    新見市 町並み 

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今日から「15日連続」休み

2019年05月16日 | ビジネス

今日から、月末まで仕事はお休み。

「馘」になったわけではありません。

市役所に勤務する「臨時職員」は、I年間に1度15日休まなければならないルール。

 

この間は無給。日給制のため、休むと収入はありません。

健康保険は打ち切り、国民健康保険に切り替えで「自腹」です。

70歳を過ぎているため、すでに厚生年金の天引きもなし。

 

「臨時職員」は、1年契約のため次年度の雇用が約束されてない「身分」。

高齢者の私にとって、長い連続休は、「骨休み」としてはありがたい制度。

しかし 若い人には、この制度は厳しいかも。でもそれが「臨時職員」。

 

仕事柄、休みと言えども、「在宅勤務」の様相。

なぜなら、Uターン・Iターン希望者からの相談連絡があるから。

 

休日でないと、故郷に帰ってこれない人。

在職中で、通常の勤務時間には連絡が取れない人。

市役所の勤務時間に加え、休日や平日の夜も相談員は忙しいのです。

 

携帯電話の番号をオープンにし、ショートメールのやり取り。

履歴書や職務経歴書の添付ファイルを確認し、書き方指導や添削業務。

パソコンの苦手な人とは、faxのやり取り。

 

応募希望の会社の下見や、見学同行。面接の立ち合い。

移住のためのアパートや戸建ての情報収集や下見は、まるで「不動産屋」。

休日や定時時間外の活動が必要な相談業務は、「自営」のコンサルタント並み。

 

     

 

でも就職のお世話は「天職」と考えています。

ハローワーク、市役所の相談員と定年後を忙しくできるのは、「ありがたい話」。

頭の老化防止と体力維持に、最適な相談員の仕事です。

 

厚生年金や、わずかながら企業年金もあるため、なんとか生活できる経済状況。

「相談員」は、きざな表現をすれば「地元貢献」、もっと言うならば「大義」がある仕事です。

 

画像   勤務先の新見市役所  

     松竹映画「八つ墓村」のロケの「広兼邸」  隣町です

 

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