元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「田植え」

2010年05月30日 | 農業
田植えが終わりました。
農業においては、春 最大のイベント。

田植え日和。
晴天なのに温度が上がりません。汗をかかず作業ができます。
と言っても田植えも専門家任せ。せいぜい苗を運ぶくらい。
田植え機で植えられないコーナーに苗を手植えする作業が少し。
弟・妹・かみさん 顔は揃えたもののみんな手持無沙汰。

このところ低温が続く岡山県北。異常気象です。
湿度も低く、とても6月近くとは思えない気候。
でも暑くならないと米はできません。

今日から数日間は、水管理に気を遣います。
満水の田んぼが必要な期間。
土の表面が水面上に出ると、雑草が生えるとのこと。
せっかくの肥料や除草剤も逃がさないようにしなくては。

今回 稲の品種を「きぬむすめ」に変えました。
今年から 岡山県の奨励米にもなったそうです。
晩稲で丈も短く倒れにくい品種。
その上「美味しさ」では「こしひかり」に次ぐとか。

     

今日 偶然 この品種の情報をいただいた議員さんが立ち寄ってくれました。
稲作から農業一般まで、体験と知識の豊富な人です。
真剣に地域のことを考える議員。奥さんが私の幼なじみ。

田植えが終わり、植えたばかりの田んぼを見ながらお茶の時間。
気持ちのいい風が通り抜け、「農業2年生」を満喫です。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「コーヒー vs 紅茶」

2010年05月27日 | 日常
最近の早朝の日課。

必要に迫られているのが、田の水の見回り。
連なった三枚の田に、均等に水を張るのが結構難しいのです。
別々の取水路から落とす方法と、次々に水田経由で張る方法。

雨や太陽の照り具合などの状況によって、量の変化を予測しなくてはなりません。
そして取水量を調節し出勤します。夕方帰宅するまで水任せ。
多すぎてあふれたり、少なすぎて乾き気味になったり、経験不足を感じます。

最近「一発」と呼ばれる肥料をまいたばかり。「一度で二度効く」高価な肥料です。
溶けだした肥料をあふれる水で逃がすのはもったいないため、水管理は必須。
次の日曜日に田植えを予定、その前のシロかき準備に欠かせない水管理。

     

もう一つの日課が、母親に紅茶の準備。砂糖たっぷりのミルクティー。
私の好きなコーヒーでなく、お茶系統の紅茶を好みます。
葉っぱからでなく、ティーバッグなので簡単ですが。

職場には毎日、ポットでコーヒーを持参。香りと味の良さから豆から挽いて。
仲間もコーヒー党とお茶党(紅茶など)が半々。好みが分かれます。
娘たちは、全員紅茶派。かみさんの影響でしょう。
娘たちがコーヒーを飲むときは、ミルクたっぷりのラテやウィンナ。

私は断然コーヒー党。薄めで何杯も。
パンのときは紅茶も好きです。このときはうんと濃いめが好み。

何気ない早朝のルーティンワーク。
でもなぜか大切な「儀式」の感じが。
自分では、「密度の濃い日」を送っている気もします。

画像  昨年の田植え前のシロ掻き
     愛用の真空マグカップ(三女のプレゼント)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「職場配達弁当」

2010年05月24日 | 食べ物、飲み物
勤務先の昼食は、ほとんど弁当。
女性がまとめて注文し、昼前に配達。価格は500円。
職場の大半の人がこの弁当を。

日替わりメニューで、飽きさせないようにとの配慮。
障害者のグループが作っています。配達も彼らが。
肉と魚が交互に。

最近鶏肉が増えてきました。コストダウンのためでしょう。
から揚げは好きですが、「得体の知れない」調理方法やソースの時は敬遠。
ヘルシーなのでしょうが、あまり好きではありません。

この弁当屋さん以外に、民間からも1社。
こちらは、焼き肉・とんかつ・から揚げ・しょうが焼・焼きサバなど定番メニュー。
定食が嫌いなメニューの時はこちらを。380円から600円まで。
ただ 米が少しまずいのです。

住宅街にある職場のため、近隣に食べ物屋がありません。
唯一の店が「さぬきうどん屋」。味は濃いめでそこそこ。
おかず一皿と素うどん+ライスで600円。たまにいきます

     

前職の東京勤務時代、昼食1000円が当たり前だった西新宿。
今思えばずいぶん贅沢をしていたものです。
ビル街には移動販売の弁当屋さんも。でも買ったことがなかったのです。

今では500円の弁当も高く感じる田舎暮らし。
人間の感覚なんて変わるものだと、自分でも不思議な金銭感覚。

画像  弁当販売(西新宿の移動販売の弁当屋さん、ひいきの弁当屋さんに並ぶお客さん)
     マグロ定食(代々木側の小料理屋のマグロ定食、美味しかったけど1000円)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ガソリン価格」

2010年05月22日 | お金、投資
岡山の県南と県北の価格差を感じるもの。
目立つのはガソリン価格。

新見から、高梁・総社、岡山市内へとだんだん安くなります。
新見144円。岡山135円。その差9円。年間では、かなりの差に。
輸送コストと販売量から来るものでしょうが。

岡山県は全国平均の価格。
沖縄は120円を切るとか。なぜか和歌山も安いらしい。

走っている車にも特徴が。

新見市内は圧倒的に軽自動車。
それも「田舎のベンツ」の軽トラ。紅葉マーク付き。
農作業用と言われながら、農家以外も大半が所有。

バスの運航回数も路線の大半が日に数本。
通勤・買い物には必需品。

自動車販売会社の看板も軽自動車メーカーがずらり。
3万5000人の町にしては、販売店が多い気が。
過疎のこの地で、よく経営できるものだと感心します。

農業を名乗る「田舎暮らし」は、軽トラ所有がシンボル。
持ってない私は、まだまだ「半人前」です。

画像  岡山市内のセルフのガソリンスタンド(倉庫風の中に給油機がずらり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「職務経歴書」

2010年05月19日 | ビジネス


今から職探しをする人にとって、大きな「武器」があります。

それは「職務経歴書」。履歴書のことではありません。
仕事で培ってきた経験、今後の可能性を書き、採用者にアピールするものです。
「私を採用しないと、御社にとって損失ですよ!」と。

もちろん 一番目の武器は「若さ」。経験や資格に勝ります。成長の「可能性」が大きいから。
若い人が「経歴書」を書くと、これは「鬼に金棒」。

面接は、自分の良さを知ってもらえる最大のチャンス。
「この人に会ってみたい」「面接しよう」と採用者に思わせるのが「職務経歴書」。
学校名や、どの会社で何を担当していたなど羅列情報ではインパクトは小さいもの。
「生きている」自分をビビッドに表現できれば最高です。

職務経歴書を作るためには手順が。
①どんな会社で ②仕事や業務の内容は
③その仕事で身につけたこと ④やりがいや喜び ⑤免許・資格・自己啓発

以上をまとめますが、注意点が3つ。
①読む人の立場で ②面接を意識し ③企業が求めるものは何かを考える

求職者のタイプによって、書き方も変えます。
①一つの会社に勤務、初めて転職する人
②アルバイトやパートの経験が多い人
③派遣社員等による期間雇用が多い人
④前の会社を退職後しばらく無職だった人

     

就職のため、短時間で自分を知ってもらうために必要な職務経歴書。
書類選考を勝ち抜き、面接を実現するために、ぜひとも活用したいツール。
A4一枚にまとめ、準備しておきたいもの。
基本パターンを作り、応募企業によってアレンジするのです。

手書きでもよし、ワープロでも可。でも必ず名前は自署で。人間を感じさせなくてはなりません。

下の画像  私が通う新緑の通勤路(緑に輝くこの景色が大好き、気持ちの良い車通勤)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大手まんぢゅう」の工場

2010年05月17日 | 食べ物、飲み物
今朝 気になっていた工場を訪問。
岡山の銘菓「大手まんぢゅう」の工場内のお店に。
母親へのお土産です。

岡山の代表的銘菓「きび団子」ほど有名ではありません。
しかしこの饅頭を手土産にする岡山県人は多いのです。
「まんじゅう」でなく「まんぢゅう」と表現する老舗。

岡山の家からほど近い「雄町」にある工場。
山陽本線の開かずの踏切の横。
工場内にある販売所ですが、「わけあり」の安売りではありません。
出来立てを求めるお客様のための製造直販でしょう。

朝10時の訪問ですが、もう数台の車が。
帰り際にも続々とお客様。

日数をかけ成熟させた甘酒と小麦粉の発酵の生地で餡を薄く包んだ饅頭。
170年以上歴史があり、お茶会には欠かせないものだそうです。
今日は奮発して、濡れ納豆の甘小豆「つぶぞろい」も購入。

ちょっと小粋な買い物。気分はリッチです。

     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「五感の低下」

2010年05月14日 | 日常
再就職して、ほぼ1年経過。

仕事内容も性に合い、いい仲間に恵まれた定年退職後のセカンド勤務。
職場では多くの相談者にアドバイスし、事業主に紹介の毎日。
「就職できました」との報告が一番うれしい瞬間。

しかし 最近 夕方帰途に着くと、どっと疲れを感じます。
どこが痛いわけでもなく、特定の病気でもなさそうですが。
高血圧や高コレステロールなどの生活習慣病は別にして。

夕方 無性に甘いものが食べたいのです。とくにあんこたっぷりのお菓子が。
夜も遅くまで起きていることができず、早寝早起きの典型。
朝は出勤までの時間つぶしに困るほど早起き。

老いを感じるのは五感の衰え。

目がすぐ疲れ、活字がかすみます。読書やパソコン操作も一因か?
今まで近視も遠視にも縁がなく、メガネをかけたこともなかったのですが。

高音域が聴き取りにくくなり、ついついテレビでもボリュームアップを。
オーディオアンプの高音のトーンコントロールを強調することもしばしば。
「高音域が云々」言っていたオーディオ好きの私には信じられない状況です。

     

朝 ワイシャツの袖のボタンを留めにくくなったことも。
糊の効きすぎでなく、実際は指先の感覚の衰えが原因?

一番 衝撃的なことは、記憶が飛ぶこと。
全く覚えていない行動や発言に気付いたこと。
家族に言われて、「そんなこと言った?」「そんなことしたっけ!」
たった数分前に使った携帯電話や車のキーの置き場所を忘れることは、日常茶飯事に。

ここ1年の生活の充実度と関係なく、体の機能の低下は想像以上。
これが「老い」の一歩。
実情を受け止め、「老害」を認識する必要があるかもしれません。(苦笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「奨学金」

2010年05月12日 | 娘達・家族
かみさんからメール。
「三か月分の給料明細を送ってください」

四女の奨学金の手続きに必要とのこと。
高校3年になったばかりの娘のために、はや大学入学後の学資の準備?
娘の通う岡山の高校は、早々と奨学金の予約を募っているようです。
中途就職者した保護者には源泉徴収票の提出でなく、月の平均収入を捕捉したいらしい。

東京の大学、それも特殊分野を目指す四女。
4年間で授業料・入学金など、およそ1000万。
アパート代・生活費などもろもろ1000万。計2000万。
考えただけでぞっとします。

定年退職後の年金生活者にとっては、死活問題です。
奨学金がないと、とても賄えそうもない金額。
上の3人の娘たちも一様に奨学金のお世話に。全員東京の学校でした。
サラリーマンの収入では、支えきれませんでしたから。

それでも、子供の夢を叶えてやりたい私とかみさん。
ほとんど毎日、画塾に嬉々として通う四女を見ていて思います。
子供の夢は、親の夢? 甘い親かも知れませんが。

あと数年、頑張る必要がありそうです。

画像  東京の夜景(汐留の47階のレストランから)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「幸せの白」(フジの花) 

2010年05月09日 | 好きなこと、もの
待ちに待った庭のフジの花の満開です。

GWに間に合いました。例年より10日以上遅れていましたが。
これほど花の開花を待った花は初めて。それほど魅力的なのです。

我が家特有の「白い花」をつけます。他所ではあまりない貴重な白。
そのせいか香りが強烈。遠くからでも気が付きます。
甘い香りでなく、多少刺激的な感じ。
初めての人は「香を焚いているの?」と聞くほどです。

家に上がる石段の頭上に覆いかぶさって咲きます。
今年は剪定をしたため、「つる」全体はコンパクトに。

     

なぜこの花がこうも私を惹きつけるか?

ブドウ状に咲くことで近くで見ても、遠くから かたまりとして見ても「絵」になります。
もうひとつの理由は春の真っただ中に咲くため、新緑との対比が素晴らしいのでは。
加えて 青い空に映える白だからでしょう。
洗剤のコマーシャルではありませんが・・・(笑)

人間が活動的になり、心も開放される季節に咲くことも理由かも。
四人の娘たちが進学や就職し、その元気な便りが聞けるのもこのころだからでしょう。
長女と四女がこの花の咲くころに産まれました。
その喜びを無意識に思いだしているのかもしれません。



今日 長女の誕生日に送ったお祝いメールに、返信がありました。
「ありがとう。さらに大人になりました。」
二十代後半の誕生日ともなると、言葉も「ひねって」あります。

花に癒される田舎暮らし。
明るい太陽の下で、今日も農作業のまねごと。腰が少し痛みますが。
心地よい風を受け、フジの花を見ています。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「お大師っさん」 GW③

2010年05月05日 | ふるさと
GW時期と秋 集落では、お遍路の接待があります。

四国の八十八か所めぐりと同じように、岡山県北でもお遍路が。
地域の札所を回る人たちを、集落が接待します。
このもてなしを「お大師っさん」と呼び、準備します。

接待場所は、昔から観音様(堂)。
集落を見下ろす 小高い場所。階段を数十段上ります。
集落内にコミュニティ(ハウス)ができて以来使われなくなった建物。

この接待役は女性に限るそうです。
接待のシンボルとして、かっぽう着を身につけて。
今回 かみさんが初参加。

普段 岡山在住のため、近隣の人たちの顔もよくわかっていません。
もちろん 接待の作法も。
秋の当番役のため、覚えておかなければならないことがたくさんあるそうです。
こんな行事に参加することで、近隣の人たちとの交流が始まるのでしょう。

接待役が女性に限るとの習わしには、疑問があります。
男性でもいいのではと思うのは私だけでしょうか?

          

その間、私は草刈り。もちろん草刈り機で。約3時間。
急に暑くなり、気温がどんどん上昇。
慣れない作業と、草いきれでめまいがしそうです。汗がしたたります。
でも 休憩中に飲む冷たい牛乳で生き返るのです。

回りの山が新緑に包まれて、点々と山に咲くフジ。
毎日 刻々と色が変化します。こんな風景を見ることが田舎のだいご味です。

画像  中央下の観音堂(バックの山の新緑への変化が楽しい)
     草刈り機と刈った荒地(もとは畑、余裕ができれば何か植えるかも)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「娘のトランペット協奏曲は」 GW②

2010年05月04日 | 音楽
三女の「岡山県新人演奏会」が終わりました。

久しぶりに聴いた娘のトランペット。
演奏終了後、娘が開口一番「気持ち良く吹けず、落ち込んだ!」
不満足な出来だったようです。

音楽はアマチュアの私。出来不出来がよくわかりません。
作曲者も演奏曲も初めて聴く曲のため、何にもコメントできない父親です。
多少音楽のわかる四女は、三女の不満が理解できた様子ですが。

娘の説明を聞きます。

「こんなにデッドな演奏会場は初めて」どうも残響が少なかったようです。
そして 伴奏者との息も合わなかった様子。
この曲を数回こなした東京の演奏会は、気心の知れた伴奏者。

岡山では、初めての顔合わせの伴奏者で、音合わせは一回のみ。
地元では優秀な若手のピアノ弾きらしい(従兄 評)のですが。
加えて、時間の制約から、曲の一部カットもしたようです。

最初のカデンツァまでかなり間がある曲。
その間、体を揺らしていた娘。私には余裕に見えましたが・・・。
ゴルフでいうワッグルが長すぎたのかも知れません。

演奏者としてはまだ初心者の娘。
どんな会場や伴奏でもソツなくこなすレベルではありません。
不完全燃焼のまま、終わったようです。
「いつもだったら途中で何とか『のる』のだけど・・・」

     

その日のうちに「のぞみ」で東京に帰る娘を岡山駅まで送りました。
駅の近くのホテルのラウンジで、おいしそうにケーキを食べて、
「終わったことはくよくよしても仕方ない」と最後は居直っていました。
翌日は、横浜の「港祭り」での演奏があるとか。

チケットをお願いし、来場いただいた皆さんに感謝。
もっといい演奏ができるように精進を約束した娘です。

演奏は苦しい時もあるようですが、トランペットを吹くことをやめるとは言いません。
何より、親の私たちにも夢や感動を与えてくれる娘の存在は、大きな誇りです。

画像  ホテルグランヴィアのケーキ(皿やティーカップの美しさが素晴らしい。ノリタケらしい。)
     東京青山のドーナツ(娘のお土産、色がきれいです。私は食べていませんが。)


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする