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「面会」

2020年07月26日 | ふるさとの母親

現在施設に入所中の母親は97歳。

この母親と面会するには、事前予約が必要です。

面会時間は、およそ15分。

 

岡山県北の我が町の南に接する町で、数日前コロナ発生。

遠い地のことと思っていたことが、「ついに我が町にも」という実感。

一番怖いのは、母親との面会が出来なくなることです。

 

        

 

3月から5月まで、面会が出来なくなり、心配した時期も。

この間、施設にお願いをし、ガラス越しに会わせてもらいました。

大きめの活字ポイントで手紙を書き、ガラスの向こうの母親に見せることも。

又 A4サイズに拡大した写真も。自宅に咲く花や景色を撮ったものです。

 

この時感じたのは、母親の関心事は何か?見たい景色はどこか?

97歳で入所中でも、認知ではなく、地元の新聞を読む母親。

ただ物忘れが増え、固有名詞がすぐ出てこない状況に。

 

3月までは、ほとんど毎日、帰途中の施設に見舞いを続けていました。

昔から花が好きで、多くの花を育てていた母親。

そのために、母親の個室には花瓶をずらりと並べ、季節の花を。

好きな花は、ユリ・カサブランカ。きついくらいの匂いです。

 

脳内出血で半身にマヒが残り、要介護5になったのが数年前。

一時は話すこともできなかったが、リハビリで会話可能に。

嚥下力低下で「胃瘻」手術、ただ味を忘れないように少量は口から。

そのためか、栄養バランスは、結構良さそう。

 

      

 

独身時代、旧国鉄の電話交換手として勤務。

無料パスで好きな「着物」の生地を求めて全国を旅したとか。

全国の駅長の好意で駅舎に泊まりながらの旅。

高齢になっても、転勤族の私の自宅を必ず訪ねてきた母親。

飛行機も苦でなく、ローマ字のサインを覚え、ハワイにも。

 

面会がある日は、楽しみしていて、より元気に。

面会がない日は、会話がないためか、喋りがぎこちないと介護の人の談。

認知でなく、名前をよく覚えているためか、見舞客も多い母親。

 

        

 

母親の父(祖父)99歳、母(祖母)は94歳まで存命でした。

この長生きの家系に生まれた母親、長命のDNAを持っているかも。

子供の私が望むのは、いつまでも生きていて欲しいもの。

交通事故で58歳で亡くなった父親の分まで・・。

 

画像   畑のチューリップ   咲き始めた自宅の下の畑のチューリップ

                  密集しすぎて開花率は低い

     母親の個室の花    少し前の花瓶の花

                  しばらく部屋に入っていません

     母親入所の施設    資本金10億弱、経営のしっかりしている施設

                  女性の荘長や介護の人たちの心遣いがすごい

     松ぼっくり      知人のお母さんからいただいた労作

                  松ぼっくりに着物などの生地でデコレート

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「別世界」

2020年07月23日 | 健康・体調

昨日 午前と午後で大きく異なる「世界」を体感。

 

午前中は紹介状を持参し、不安な気持ちで岡山済生会病院の受付に。

人間ドックの報告書に、「経過観察のため」と、紹介状も同封されていたため。

 

指定された窓口には、ウィークデイにもかかわらず、紹介状を持った人々がずらり。

多くは私のような高齢者。しかし若く病気と縁のなさそうな人も相当数。

診察前に採血のフロアーに案内され、その人数に唖然。

10人ほどの看護師がずらり、ひっきりなしに採血希望者が。

 

         

 

予約時間の1時間も前だったが、診察室に案内され診療開始。

驚いたのは、最初に医師から名刺を渡されたこと。

「誰に診てもらったかが、分かるようにするためです。」と。

その医師の肩書が、なんと名誉院長。

 

言い渡された診察結果は、「なんの問題もありません。」

前回受けたドックの報告書に、「白血球過多」と異常値があったための受診。

今回のドックの再検査と診察結果に、「ほっ」と一安心。健康体に感謝です。

 

     

 

待ち合わせていたかみさんとランチに。

「異常なし」の診察結果もあり、ハイな気持ちで岡山市南部のレストランに。

初めて訪問の店。にぎやかな通りに面していながら、古い造りの店です。

 

昔 系列店にはよく通ったため、想像していた通りの雰囲気。

この店は、焼き立てパンが食べ放題で有名な「サンマルク」の大元店。

最初に出てきたパンが、なんと顔の描かれたクリームパン。数量は限定らしい。

「幸せのパン」と命名され、好きな表情を選べる仕組み。面白い企画です。

 

ランチメニューから、私はステーキ、かみさんはグラタン。

久しぶりの「焼き立てパン」に惹かれてきた私たち、およそ10種を堪能。

小さな「バケット」と「クロワッサン」が気に入りました。会計締めて4000円。

 

     

 

もう少し県南のお菓子のアウトレット「ドンレミー」に立ち寄り、デザートをゲット。

分かりにくい場所ながら、ここはいつもお客がひっきりなし。

50円のプリン、フルーツロールの切れ端ワンパック200円代。

 

午前の重苦しい雰囲気の病院。

午後のシャレたレストランとお菓子のアウトレット。

「天」と「地」ほど異なる時間を体感。

「健康のありがたさ」を痛感した一日でした。

 

画像   幸せのクリームパン   子供が喜びそうな「顔」を描いたパン

     紹介状         ドック報告書に同封、不安を感じる紹介状

     レストラン外観     騒がしい通りに面しながら、郊外をイメージさせます

     お菓子のアウトレット  女性や子供が多い店、「太る予感」

 

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黄色は「ビタミン」

2020年07月17日 | 農業

今年 二か所に植えたおよそ2000本のヒマワリ。

たくさんの花が咲き始めました。

 

県道脇の休耕田に1000本、家のそばの畑に1000本。

県道側の花は、通行中のドライバーやウォーキングするひとの鑑賞用。

畑の花は、切り花用に。

 

10年近く前から、育ててきたヒマワリを、今年 新品種の種に変更。

今までの花は、背丈が高く、花の大きなヒマワリだったが、後処理が大変。

竹のように固い花の残骸に悩まされていました。

 

今年から、背丈が低く、花が小ぶりで花粉の少ない種類に変え、本数も3倍増に。

失敗したのは、畑のヒマワリ。密集しすぎて、成長が遅いのです。

 

ヒマワリを植え始めた理由は、

夫婦二人の野菜の消費量はわずかなもの、それなら花を作り楽しもうと決心。

お陰で多くの人から、「花が綺麗!」と声をかけてもらえます。

 

何より、施設入所中の母親への見舞いの花には最適です。

花が大好きな母親、元気な時はたくさんの花を育てていました。

その母親は、黄色いヒマワリを見て、とても喜びます。

「元気だったころ」を思い出すのかも。

 

花いっぱいの「ヒマワリ畑」の写真をA4サイズに伸ばし、見せると

「家に帰りたい」と懐かしがります。

 

「黄色い花」は、人を元気にする力があるような気が。

鮮やかな黄色は、落ち込んだ気持ちを明るくする作用があるのでは?

薄暗くなった夕方でも、目立つのが黄色いヒマワリ。

 

田舎に育ちながら、いまだに花の種類や植物の名前を知らない私。

ただ 花を観て「綺麗だ!」と思う気持ちは、強いものがあります。

 

ヒマワリの横に、毎年自然に生えるコスモス。

今年は、ヒマワリより早く咲きだした数本のコスモス。

自然界に異変があるのではと少し「不安感」も。

 

咲きだしたヒマワリの写真をLINEで東京の娘たちに配信。

このヒマワリを見たいと、盆に帰省する娘たちと孫。

それまでに、何とかコロナが治まって欲しいものです。

 

     

 

画像  県道横のヒマワリの花  通行中の人たちが楽しんでくれます

                まだ2~3分咲き

    芙蓉          庭に咲きだしました

 

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「権力志向」と「反権力」

2020年07月11日 | 映画/テレビ

最近欠かさず録画して見るドラマ二つ。

アメリカの「ハウス・オブ・カード」と中国の「長安 24時」。

大統領を目指し、なりふり構わない手段をとる民主党の議員を描くドラマ。

片や 権力に屈せず、唐の長安を守る元軍人を描く中国の時代劇。

 

偶然見始め、その面白さにはまってしまいました。

共通するのは、分析能力と行動力。

リアリティは少ないものの、自分にないものを持つ主人公たちから、目が離せません。

 

「ハウス・オブ・カード」のタイトルが暗示する内容は、二つの意味が。

「カード」で組み立てた家のもろさと、切り札を意味する「カード」。

主人公夫婦は、政治に集中するため子供を持たないことを決めた夫婦。

苦労を共にしたスタッフを、あっさり切り捨てる非情さを持つ夫婦。夫婦というより「同志?」

人に裏切られても、瞬時に対応策をとり、反撃に転じる「パニック耐性」には驚きます。

 

中国ドラマの主人公は、西暦700年代の、唐の都・長安の町を愛する元軍人。

信義を重んじ、情に厚いという「絵に描いた」ようなヒーロー。しかも「腕力」まで。

その裏に、過去のデータを蓄積した友人の存在と街の隅々まで知っている「現場気質」。

高額の製作費用を費やしただけあって、昔の街並みの再現と群衆シーンは圧巻。

当時の政府組織と縄張り・派閥は命を懸けての「闘い」だったらしい。

 

     

 

コロナと自然災害に見舞われた世界で、必要なのは指導者の「決断力」と「行動力」。

ドラマの主人公たちの持つ想像力と選択肢の数。そして明確な方向性と部下への指示。

優れたドラマを支えるのは、シナリオ。形容詞や修飾語を省き、シンプルに伝える能力。

上司に現場の状況を報告し、自分なりに意見を上奏するのは、私たちの役割かも。

 

昔 勉強した「実践心理学」の中の、「ノミ」のエピソードを思い出します。

四角い透明なガラスケースに入れられた「ノミ」は、飛ぶ毎に「ガラスの天井」に衝突。

抜群の跳躍力を持ちながら、いつの間にか飛ぶのをやめた「ノミ」の話。

自分の能力の限界を作るのは自分であるという「寓話」です。

 

ここ3年、UターンやIターン情報を求めて、市内を廻っています。

法人事業者500社、個人事業主550社は2年間で訪問済。

最近は、民生委員130人。老人クラブ会長90人。振興会長70人。

地区のことに精通した人々。情報収集の可能性は低いものの、価値はあります。

 

組織を通じての通達を促すアドバイスもあるものの、それは効率優先主義。

「FACE to FACE」が人を「動かす」と確信しています。

私の年齢を知り「まだ働いているの?」「大変だね!」(と哀れみも)

「働けるだけ働いた方がいいね!」とエールも。

 

体力降下と記憶力減退はあるものの、相談と運転を続ける高齢者の私です。

 

画像    長安24時

      ハウス オブ カード

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「職場弁当」事情

2020年07月04日 | 食べ物、飲み物

パソコンの前で昼の弁当を食べることに慣れてきました。

事務机は、仕事をする上で「神聖な場?」と長年思ってきた私。

まして、「キーボードの横で食事をするなんて、もってのほか!」と。

 

しかし現在の職場には、ロッカーはあるものの、控え室・休憩室は無し。

昼休憩、来客時以外は灯を落とし、薄暗い中での食事です。

暗い中で食べることには、多少抵抗感が。経費節減は理解できるものの・・。

食材の色や形を確かめることが、 「美味しく」食べる大きな要素と確信している私。

 

2年前まで、食堂が有り、安価でメニューも豊富でした。

しかし 利用人数は、採算ラインを割っていた為?か運営業者が辞退。

今は、職員は自前の弁当か、市販の弁当でしのぎます。

 

定期的に弁当を配達する主な業者は4社。価格は500円が相場。

寿司屋、障がい者施設のワークセンター、ほか弁、焼きそば・うどんの店。

イレギュラーで、コロナ禍の店支援の「エール飯」も数社。

肉屋のローストビーフ丼850円。揚げ物専門店450円。

 

     

 

人間ドックの問診票に必ずあるのが「市販の弁当を、どのくらいの頻度で?」

この質問には、コンビニ弁当などには添加物や濃い味付けなど否定的意味合いが。

しかし 職場に届く弁当は、注文を取って作るため、その心配はありません。

 

ただ 毎日一定数の注文でなく、大きく変動するのは、発注側の「その日の気分?」

昼間 仕事で不在の人数や他店のメニューとの比較によって、各店への注文数は変わります。

私の主な注文の弁当は、寿司屋の作る弁当。

必ず魚が一品。時には「さしみ」が付いていることに驚きも。

店が職場近くで、新鮮なうちに食べられるからでしょう。

 

この寿司屋が、昨年末「ヒラメ」を無料で捌いてくれた人。

友人からもらった大きな高級魚「ヒラメ」の調理にお手上げの時の救世主。

この寿司屋の娘さん曰く「父は採算を考えてません、時には赤字です。」

 

ただ この寿司屋の日替わり弁当は、蓋を開けないとわからない、「博打的」要素。

好きなおかずだとラッキー。そうでない場合も・・。

他店の弁当は、事前にメニュー配布で安心感。食べたいものを選ぶシステムです。

 

転勤族だったころ、弁当を食べた経験はほとんどなし。

近隣の店で、定食や麺類、カレーや時には安いステーキも。

最後の勤務地、西新宿では1000円が相場の定食屋。それも並んで順番待ち。

500円の弁当が当然の昨今。あの頃の金銭感覚が異常だったのかもしれません。

 

     

 

職場で弁当を食べるのも。多分あとわずか。

何時まで、「宮仕え」ができるかわかりません。

体力的意味合いと、「相談員」として高齢の私の雇用が許されるのか不明だからです。

 

東京に住む娘たちの、調理能力は?

調理に関心のあった娘、無関心だった娘。同じように育ててもその差はあるもの。

結婚して、亭主を繋ぎ止める手段の一つが調理能力?

 

又 子育ての中で、その重要性がクローズアップされる「食育」。

調理は、「段取りが全て」らしい。調理の出来る子は、頭脳明晰な子が多いとも・・。

かみさんの、「残り物」を使ってのスピーディな調理と味付けの域は、「プロ?」

その「秘伝」を娘たちが受け継いで欲しいもの。もちろん私の「男の自立」も。

 

     

 

画像   配達された弁当   数社の弁当がカウンターに置かれます

                幕の内・丼ぶりもの など

     新宿 弁当売り   新宿勤務時代のオフィス街に並ぶ弁当売りのワゴン

                人気店(車)には行列、時間が過ぎると値引き販売に

                売れ残りには値引きの上にバナナのおまけも

     子供たち      孫たちと友達

     フルーツタルト   かみさんが職場の誕生会に作ったもの

                ケーキは見た目が大切

 

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