元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「今年も健在です!」雨傘による「生存」メッセージ

2012年05月28日 | ふるさとの母親
毎年この時期に、畑に咲く「傘の花」。
トマトの水よけに差し掛ける傘は、母親からのメッセージ。
「90歳の私が、まだ元気でトマトを作ってます。」と。

病院や温泉の協力を得て、頂いた忘れ物の傘。
この傘を使って、雨に弱いトマトの苗木を育てるアイデアは、母親ながら秀逸。
今回は弟が帰省時に作ってくれました。
今年は例年より傘が多い=トマトの本数が多い

この傘を見て、母親の生存を確認をしている人も近隣に多いそうです。
県道縁の畑(昔は水田)での農作業は人目を惹くのです。

雨よけの効果は、疑問ながら、傘をさし続ける「大正女」の母親です。

     
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「一日で屋根の瓦が・・・」 新築物語⑫

2012年05月23日 | 住まい、場所
たった一日で瓦が葺かれました。

朝 新築現場を確認したときには、瓦の「姿」もなかったのに。
夕方には、屋根全体に瓦が。
このスピードには、驚かされました。

昔は瓦職人が数日かけて、葺いていた記憶が。
最近まで、アルミのハシゴ状の運搬器具で、ワイヤーで揚げていたのに。
このやり方では、一度に揚げられる量は少なく、時間がかかっていたようです。

今回は、大型クレーンで一挙に揚げたようです。
屋根の上では10人近くの職人達が数にものを言わせ、完成させたと母親の言。
昨日は暑かったせいか、ジュースやコーラの空き缶20本以上が残されていました。

全体予算がタイトな中、一時は「和瓦を葺くこと」を諦めていました。
ローコストの洋瓦か鋼板しか、予算内に収まらなかったのです。
材料には、もともとこだわらなかった私です。

ただ建物全体では「和」の要素が多く、建設会社はデザインのバランスに苦慮したらしい。
「瓦屋と交渉し、和瓦を予算内に収めたから」と設計士から連絡があり、ありがたく受諾。
瓦には、生産地や土や焼きかたにより、多くの種類があるとか。
素人の私には、瓦のランクや効能がよくわかりません。

瓦を揚げた後、建物をそのまましばらくおいて、重力による沈みが安定するまで待つそうです。
そのあと、内装・外装の調整すると精度が出るらしい。 

ほとんど毎日、小さな決断が必要な新築の進捗状況。
施主支給としたキッチン・バス・洗面の仕様も大至急詰める必要があります。
前職の会社がこれらの商品も作っており、懇意な流通が親切に面倒を見てくれます。

定年退職してもう数年も経つのに、便宜を図ってくれる昔の得意先に感謝です。



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「餅まき」 新築物語 ⑪

2012年05月15日 | 住まい、場所
週末 「棟」が上がりました。
前日から大型クレーンで大量の木材を、現場周辺に搬入。
朝から多くの大工さんが、次々柱を立てます。

プレカットされた材木は、手直しがないため「棟上げ」の速いこと。
そのスピードに驚きます。
夕方 余裕を持って屋根の下地ができ上がるほど。

     

そして夕刻 神事。
友人から寄贈された大きな鯛を供え、玉串を奉げます。
かみさんや長女・弟・妹・親戚・設計士さんも。
神職さんの一言「この神事は忙しいのです。後に餅まきを待つ人がいるから。」

叔母とかみさんで「ついた」餅。それ以外に近隣の学校にお願いした餅。計3斗。
東西南北と中央に投げる大きな鏡餅の中には500円硬貨を。
加えてパン、菓子など子供向けのものも準備。好評でした。

     

神事の前から、ギャラリーが集まり始めます。
昔と異なり屋根の上からでなく、足場の上から餅投げ。
歓声と共に拾っていただきました。

関係者全員に集まってもらい、感謝の言葉と完成までの安全をお願いしました。
私の家族の紹介と大工さんたちの自己紹介も。
気持ばかりの祝儀と祝い膳を渡し、上棟式 終了。
昔は現場で飲み食いしたそうですが、今は省略。飲酒運転防止のためにも。

いただいたお祝いのお酒やビールを大工さんや参列者、近隣に配りました。


     

夜、帰省してくれた長女と相手の彼と打ち合わせをイタリアン「カヴァティーナ」で。
7月に東京で結婚式です。
地元の「哲多ワイン」が心地よく酔わせてくれました。

画像   棟上げ クレーンで材木を吊り、棟を組み上げます
      出来あがった家のスケルトン
      上棟式の祭壇と投げる餅のお清め(夫婦の手形も)
      撒いた餅を拾っていただいた人たちの一部

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「棟上げ」準備  新築物語⑩

2012年05月09日 | 住まい、場所
基礎工事もでき上がり、いよいよ棟上げ。
吉日を選んで柱を組み上げます。それが11日(金)。

昨日 現場を見に行ったら基礎部分の周囲に高い足場が。
昔と大きく変わっている現場の進め方。
木材はプレカットで、現場での刻みはありません。
棟上げも、柱をクレーンで吊って組むため、スムースらしい。
先日解体した旧い家にあった大きな柱や桁は、昔は人力で上げたことに驚き。

上棟式も昔のイメージと異なります。
餅を撒き、コンパネを敷いての酒盛はありません。
飲酒運転を警戒し、酒は御法度だそうです。

都市部や新見市でもほとんど餅など撒かないらしい。
我が家は三斗の餅を準備。親戚と業者 二か所に餅つきを依頼をしています。
新築の少ない今日、餅を拾うチャンスを子供たちが待っているとか。

宴会は開きませんが、奮発して祝い膳を準備し、大工さんや近隣には振舞うつもり。
一体何人前準備すればいいのか、単価をどのくらいにするか迷います。
もう既にお祝いの酒が届き初めています。料理も40人前以上要るのかも。

建設会社の大工さんたちへの祝儀の金額にも悩みます。
個人の大工さんでなく、会社組織のため、棟梁は居ず、設計・監督が棟梁役。

親戚・知人にどこまで告知するかもにも悩みました。
宴会をするわけでなく、祝い膳を持ち帰ってもらうだけの棟上げ。
限られた人にのみ連絡しました。

子供代表で長女が帰省してくれることに。
四人娘の代表です。一人でも東京から帰ってくれてほっと一安心。



画像  基礎工事後棟上げ準備の足場
     正月餅  棟上げ用は今から
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「基礎工事」新築物語⑨

2012年05月01日 | 住まい、場所
基礎工事が終了。
思った以上に頑丈な造り。
まるで数階建てのビルの基礎工事のようです。
生コン投入中は、とても木造の平屋の基礎とは思えませんでした。
クレーンに吊られた大きな「バケツ」が空中移動。見応え充分です。

「瑕疵担保保険」に加入するには、丈夫な基礎工事が必要とか。
配筋もこんな鉄筋を使うのかと驚く太さ。
基礎工事が終わり、部屋の間取りがおぼろげながらわかってきました。
でも悲しいかな出来上がりのイメージは、素人の私にはまだわかりません。

     

昨日テレビの「ドリームハウス」に登場したのは72歳のシニア。
子供たちの近くに住むため、中部から関東に移住し、新築した夫婦の話です。
ローコストというタイトルに惹かれ最後まで見ました。

最初のコンセプト「木漏れ日を感じさせるダイニング」のコピーにわくわくしました。
しかし建築の工程が進むにつれ、興味が失せてきました。
そのダイニングを作るために犠牲にした寝室などの広さ。素材の質感の問題。

ローコストを追及するためポリカーボネイトの多用は理解できました。
しかし外観は倉庫のよう。おまけに明かりがそのまま周囲に漏れる状況。
お店ならともかく、個人の住宅としては私の感性の許容範囲を超えています。
主人公の娘夫婦が建築家のため、親が説得されたのかも知れません。

家を作る工法と素材は、無限。予算と感性により、どうでもなると実感。
今月中旬いよいよ「棟上げ」のセレモニー。
神事と並び「餅投げ」は今回のハイライト。多くの子供などギャラリーが多いことを期待。
コメント (2)
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