小学館発行のシニア向け雑誌「サライ」の最新号は「小京都を廻る」です。
この中に松江が特集されています。お茶とお菓子のおいしいところです。
松江・出雲・米子は、昔 新入社員時代、初めて担当したエリアです。
その松江から40分ほど離れた島根半島の日本海側に、野波という小さな漁港があります。
ここに販売店があり、月に1~2回営業で訪問していました。
そして独身の私は、食事をごちそうになり、泊めてもらっていました。家族同様の温かいもてなしでした。経営者は女社長さんで、社会人1年生の私に仕事の厳しさや経営のことを教えていただいたのです。
おつきあいは30年を超えました。いつも長い手紙のやり取りでした。
しかし 3年前にがんで亡くなったのです。
連絡を受け病院に見舞いに行きました。
帰り際、それまで横になっていたその人が、起き上がりベッドに腰をかけ、「よく来てくれたね、ありがとう」しっかりした口調でお別れを言ってくれました。
「また来ますから」と気楽に別れましたが、そのあと1週間で亡くなったのです。まさかと思いました。本人はたぶん最後だと覚悟し、気力をふりしぼって起き上ったのでしょう。凛とした姿です。その想いに気がつかなかった自分を後悔しました。
私の娘の成長を自分の孫のことのように喜んでくれていました。
初盆に、4人の娘と墓参りに行きました。当時の従業員さんが、集まってくれて同窓会の雰囲気です。
松江の記事や写真を見るたびに野波の「お母さん」を思い出します。 合掌
画像は 駅は世界さんより 松江駅、宍道湖
http://blog.goo.ne.jp/naka_premium
この中に松江が特集されています。お茶とお菓子のおいしいところです。
松江・出雲・米子は、昔 新入社員時代、初めて担当したエリアです。
その松江から40分ほど離れた島根半島の日本海側に、野波という小さな漁港があります。
ここに販売店があり、月に1~2回営業で訪問していました。
そして独身の私は、食事をごちそうになり、泊めてもらっていました。家族同様の温かいもてなしでした。経営者は女社長さんで、社会人1年生の私に仕事の厳しさや経営のことを教えていただいたのです。
おつきあいは30年を超えました。いつも長い手紙のやり取りでした。
しかし 3年前にがんで亡くなったのです。
連絡を受け病院に見舞いに行きました。
帰り際、それまで横になっていたその人が、起き上がりベッドに腰をかけ、「よく来てくれたね、ありがとう」しっかりした口調でお別れを言ってくれました。
「また来ますから」と気楽に別れましたが、そのあと1週間で亡くなったのです。まさかと思いました。本人はたぶん最後だと覚悟し、気力をふりしぼって起き上ったのでしょう。凛とした姿です。その想いに気がつかなかった自分を後悔しました。
私の娘の成長を自分の孫のことのように喜んでくれていました。
初盆に、4人の娘と墓参りに行きました。当時の従業員さんが、集まってくれて同窓会の雰囲気です。
松江の記事や写真を見るたびに野波の「お母さん」を思い出します。 合掌
画像は 駅は世界さんより 松江駅、宍道湖
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