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「咽頭乳頭腫様変化」が消えた日

2020年06月27日 | 健康・体調

昨年6月、胃カメラで発見の喉の奥の「乳頭腫様変化」。

悪性ではないが、要精密検査の項目。耳鼻科再診後、経過観察に。

今年も胃カメラを飲めとの医師の指示でした。

 

週半ば、早朝我が家を出発、7時にドック受診の岡山済生会検診センター到着。

受付を済ませ、着替えて、順次検査行程に。そして、最後に胃カメラ受診。

 

今回で胃カメラ受診は7~8回目。

何回カメラを飲んでも慣れない「嘔吐感」。よだれ・涙が溢れます。

「患部の存在」を事前に伝えていたためか、検診時間の長さは異常?

決して、前夜の食事時間が遅かったわけでもないのに、若干残っていた食べ物。

洗浄しながらのチェックのため、余計に時間がかかったらしい。

 

終了後、胃カメラ担当の女医さんの言葉。

「乳頭腫様変化が見当たりません。前回の検査で見誤ったかも?」のご託宣。

「痰か何かの付着が腫様変化に見えたのでしょう。」

ホッとして、急に疲れが出てきました。

 

この1年、喉の奥に違和感があるたびに、「ひょっとしたら・・」と心配した日々。

小心者の私は、心の奥底に漂っていた不安を常に感じていました。

「良性」の言葉を信じながら、「万が一悪性でも、まだ死ねない」と。

 

軽度の高血圧と高コレステロールの診断のもと、かかりつけの医師に月一度の受診。

「タバコ」の影響からか、聴診器に「多少雑音があるよ。動脈硬化の可能性も・・」。

脂肪肝、肝嚢胞、腎石灰化など満身創痍。いずれも軽度。

 

しかし 今回の人間ドックで感じた今までと大きく異なる点も。

それは、すべての検査終了後、にわかに全身を襲う「倦怠感」「関節の痛み」。

帰途の運転を心配するほどの脱力感でした。

安定剤を飲まない胃カメラ受診と長めの検査のせいか、初めて感じる体力降下。

受診後数日経ち、通常の感覚に戻ったものの、高齢化を実感しました。

 

ドックでは、CTや超音波、すべての内臓の腫瘍マーカー検査も。

安心料 5万円弱。この出費は痛いものの、仕方ありません。

後は検診結果を待つだけです。

 

     

 

健康維持の努力もなし。好きなものを腹一杯食べる食生活。

そしてドックを受診し、一喜一憂する自己矛盾。

 

昨晩 携帯に見知らぬ番号が。

昨日訪問した民生委員のお孫さんの就職相談でした。

「ハンデを抱える?」孫の相談に乗って欲しいとの依頼。

まだまだ人の役に立つためにも、健康でいなければと思いなおした夜でした。

 

      

 

今朝 畑の見回りでコスモスの開花を発見。

ヒマワリとコスモスを植えている畑で数本のコスモスがもう咲き始めています。

ヒマワリより早く、秋のコスモスが咲くなんて! まだ6月なのに。

異常気象の前触れ、それとも私へのエール? 自然とは不思議です。

 

画像  かかりつけのクリニック   産科と内科に昔の学生オケの仲間が医師として勤務

    トマト           育ってきた畑のトマト、早速鳥に狙われています

    コスモス          隣に植えたヒマワリより早く咲き始めたコスモス

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プチ・サプライズ 「かみさんのネット購入品」

2020年06月20日 | 娘達・家族

帰宅してびっくりした、少し大きめの宅配の中身。

バッテリータイプの除草のための噴霧器。

かみさんのネット注文品でした。

 

我が家は、食品以外の買い物の大半がネット注文。

すべてかみさんの手によるもの。

私はいまだに注文の仕方がよくわからない前期高齢者。

 

花作り以外に、農業にはあまり関心のないかみさん。

米作りなどの作業は私の役割と思っているらしい。(笑)

農作業の中で唯一「やり甲斐?」を感じているらしいのが除草剤の散布。

 

手押し式の噴霧器が壊れ、バッテリータイプで背負う方式の噴霧器に。

10リットルの容量が入るため、薬剤込みだと結構重いのだが・・。

喜々として除草剤を撒くかみさん。薬剤が無くなるとホームセンターに走り、再開を。

私が考え付くのは、エンジン式の噴霧器。まさかバッテリー式を買うとは・・。

 

休日には、家の周りや庭・畑の周囲・荒れ地まで、長いときは半日も続けるかみさん。

私が草刈りをしようとすると、「あそこは除草剤を撒いたから刈らなくていいよ。」と。

「草刈りが私の仕事で、体のリハビリにもなるから」というと、なぜか残念そう。

 

         

 

以前も驚いたのが、家庭用ポプコーン製造機がテーブルに置かれていた時。

職場のレクレーション用に購入したのかと思っていたら、意外な答え。

「ポプコーンが食べたくなったから買った。」と自家用に購入。

 

映画館やランドなどにある本格的な製造機。少し小型だが。

お陰で孫に送ったり、職場で配ったり。みんなが喜ぶポップコーン。

県南の業務用専門店まで材料を仕入れに遠出。キャラメル味が一番人気です。

 

リビングには私とかみさん用のパソコンが二台。

暇さえあるとパソコンに向かって、購入品を探しています。

ネット購買にはかみさんなりのルールが・・。「最低価格&送料無料」。

 

自分の肌に合うという化粧品・毛染め、電気製品、家具、パソコン関連商品。

唯一の食品は、宮崎の餃子、少し高いが美味しい福岡の出汁。

大物は、冷蔵庫・エアコン・ソファ。すべてネット購入です。

冷蔵庫は下取りもしてもらう条件。エアコンは工事店に取り付け依頼してから。

 

衣料品は、店で素材や手触り・サイズを確認してからネット注文。

家電など説明してくれた店の人に少し申し訳ないと思うのは、「昔人間」の私です。

ネットで買わないのは、食器類。デザインと大きさ・重さを確かめたいから?

 

     

 

「安物買いの銭失い」の失敗もないわけではありません。

それにもめげず、せっせとネット購入に励むのは、ストレス発散かも?

 

驚くべきは購入金額をあまり覚えてないこと。

低価格追及・発注までが「命」、買った後はきれいさっぱり・・。

何とも「羨ましい性格」と感嘆!(笑)

 

     

 

都市部で育ったかみさん。

店の少ない田舎での買い方かもしれません。

お陰でほとんど毎日出入りする宅配業者3社のメンバーも顔見知りに。

再配達や夜遅くの配達にも便宜を図ってくれます。

 

ネット注文が多くとも、「思いつき買い物」によく出かける我々夫婦。

今はコロナで控えているけれど、山陰や広島、県南へはほとんど毎週。

常食のホテルブレッド、美味しい寿司を楽しみの外出です。

 

預金のない「キリギリス」生活。寓話に教訓を得ない「その日暮らし」です。

 

画像   噴霧器   除草剤10リットルが入るが、背負うと私でも重い

           かみさんが、こんな重いもので除草をする気になったと不思議です

     ポップコーン製造機

           見ていて楽しいポップコーン作り

           子供や女性に大人気です

     南天の花  白いつぼみの中に黄色い花が

           我が家には珍しい白い南天の木があります

     五月    石段横にある遅咲きの赤い五月

           父親が亡くなった時、母の父親(私の母方の祖父)が植えてくれた花

           1週間泊まって、母親を慰めてくれたらしい

 

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「待望vsトラウマ」の雨

2020年06月13日 | 農業

昨日に続き今日も朝から雨。

雨の休日でも、家でじっとしているわけではない米つくり。

それは、田んぼの水量調節。いわゆる水管理。

 

米は水稲と言われるように、水との関係が最重要。

水がないと干ばつで凶作。水がありながら、気温が低い年は冷夏で不作。

雨が多すぎると、田んぼの水がオーバーフロー。水口の開け閉めで適量を確保。

今の時期、せっかく撒いた肥料と除草剤が流れ出し、効果と投資が無駄になります。

 

我が集落では、一昨年の大洪水で取水口が破壊され、米作りを断念した家が数軒。

我が家はもう一本の水路を使っているため、難を逃れました。

未だに壊れた水路の復旧が遅れ、二年続けて米が作れない人の悔しさは如何ばかりか?

米が作れない田んぼでも、草刈は頻繁にしなければ、翌年に支障が。

 

     

 

2年連続で起きた水害、倉敷・真備の洪水と被害の大きさは記憶に刻まれています。

家を失い未だにアパート暮らしの知人家族、真備に嫁いだ娘を亡くした親も我が町に。

水量確保と調節機能のダムが、我が町には三つも。

各ダムの放流開始時刻が重なると下流は一気に増水。ダム同士の連携が必要です。

 

とは言いながら、自然災害が比較的少ない岡山県北。

「地震や降雪量が少ない」と新潟県や大阪から新工場建設を我が町に進める誘致企業。

地元の良さが再認識され、地元就職の高校生の数が今春は増加しました。

 

     

 

コロナ禍で外食が減り、米の消費が増えた東京の娘たちへの、米の宅配は大幅増加。

田舎の良さも見直され、UターンやIターン者も増えるかもしれないとひそかな期待も。

一極集中解消のきっかけになるかもわからない今回のコロナ。

テレワークに最適なweb環境が整う我が町。十数年前に各戸に光ケーブルが設置済です。

 

        

 

職場でも外出時でもマスクが手放せないコロナ対策。

暑くて息苦しいマスクは、高齢者の私には、耐えられそうにありません。

毎日励む 企業や民生委員、振興会、老人クラブなどの外回りもだんだん苦痛に。

 

雨の中、濡れながら田んぼの受水口の調節することは、農業の作業工程の一つ。

コロナにおびえる生活より、よほど人間らしいと自己満足しています。

 

画像  河本ダム     家から2㎞ほどの距離あるダム、春は桜見物も

               横にトンネルが完成、今はあまり見ることもありません

    水田       我が家の田んぼ、25アールの趣味レベルの規模

               家の下にあるため、毎日・朝晩 水の状態が確認できます

    額アジサイ    庭に大きく成長  地味なアジサイ

    球根       200本植えたチューリップ、球根が倍増

               ネットに入れ乾燥、秋に植えます。

 

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男の子供、女の子供(偏見と独断)

2020年06月06日 | 娘達・家族

田植えも終わり、農作業もひと段落。

田植え機の植えられないコーナーや苗の欠落部分も補植終了。

足腰が2~3日は痛むものの、米つくりのスタートに満足感一杯。

 

田植えに妹が県南から手伝いに来てくれました。

力仕事は無理にしても、苗箱の水洗いなどをかみさんと共同作業を。

97歳の母親の見舞いにもこまめに帰省。優しい声掛けで気遣います。

母親を想う気持ちは、私や弟に比べ数倍も強いと感じる妹。

 

     

 

最近Uターン情報収集のため、民生委員や老人クラブの会長訪問の日々。

市内の民生委員が130人、老人クラブ会長が90名。

担当エリア内の家庭事情に詳しく、子供や孫をUターンさせたい人も知っているはず。

就職相談員の存在や、就職奨励金20万円の支給を告知します。

「藁のなかの針」を探すような地道な訪問活動。ただ同世代の人たちとの会話は楽しい。

 

先日訪問した集落の老人クラブの会長二人の対照的な家庭環境に遭遇。

一人は男の子供二人を持つ老人。息子が県外で勤務、「もう帰らない」と寂しそう。

もう一人は女の子3人の父親、家の前のブドウ畑で娘たちと作業中。

「嫁に行ったが、よく手伝いに帰ってくれるので、嬉しい」と幸せそう。

 

娘が婿や子供を連れてUターンするケースや、離婚後子供連れのふるさと帰還も。

地元出身の息子が親の介護で実家に帰りながら、都市部に嫁や子供を残す「二極世帯」も。

「ステレオタイプ」な見方かもわからないが、傾向はあるような気が。

 

男の子に家の後継を望みながら、「いい学校」に進学させ、「いい会社」に就職を望む親。

こどもの頃から「地元には就職先がない」と「洗脳」し続ける親。

有能な子供が、都市部で起業・成功したり、会社役員に就任したり、医者や弁護士で開業も。

「自慢の息子」は、故郷には帰れないのです。

高齢で引退後に「錦を飾る」ことはあるかもしれないが。

 

     

 

我が家は、娘四人姉妹。全員東京で進学・就職。結婚組が二人。

転勤族だったため、私の故郷での生活経験なし。地元は「娘たちの故郷」ではないのです。

娘の帰省はない代わりに、かみさんの「ライブ目的の上京」のほうが圧倒的に多い我が家。

私の亡き後のかみさんの老後は、娘たちが支えるでしょう。(苦笑)

 

女性が強くなったのではなく、家族を考える男性が増え、優しくなったのかも。

親の「エゴ」で、子供たちを拘束する時代ではなくなったのでしょう。

昔と異なり、病院・老健・特養・デーサービス・訪問介護は充実?

子供たちとの同居生活を望むのか? 子供の幸せが親の幸せと考え別々に生活するのか?

 

     

 

就職相談と訪問活動で見えるのは、地元の人たちの希望と不安。

初めて会う人でも、心情を吐露してくれる人。私にできることは些細な事。

しかし 行政は大局的・長期的に考える必要がありそうです。

コロナ対策と同時並行的に進めなければならない喫緊の課題です。

 

画像    東京の孫たち    家の近くのクリニックでふるさと出産です

                昔の学生オケの仲間のオーボエ吹きが産科医

      田植え       近隣のプロの作業 田植え機120万円

      電車の車窓     岡山県を南北に走る伯備線 地元新見市の動脈

      郵便局       我が町の郵便局  5分ほどの距離

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